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特記事項なし。金侍再び早贄にされる。
紙と糸の修行は続けることにした。
トモエはともかく師匠は俺が技を系統立って
習得できないことを理解している。
つまり、紙の修行によってトモエが俺に会得させたい技の
本質的な部分を際立たせるための手段として
師匠は糸の修行を考えてくれた可能性が高い。
そういえば俺が弟子入りしたばかりの頃は
呼吸や居住まいなど、体を律する動きを修行の
中心にしていたのに、ある時を境に動きの基礎は
そのままに、勇者としての恵まれたプラーナを
活用した力の伝達法に修行方針がシフトしていった。
あの頃にはもう、俺が夜叉の剣気とかいうものを
使えないことを師匠は理解していたのかもしれない。
きっと俺はこの修行の意味をもっともっと考えるべきなのだ。
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カテゴリ: [[[普通>業務日誌/カテゴリ/普通]]] - &trackback() - 2011年12月23日 00:10:57
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