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ターマイトだったか、あれのどこがサムライだ。
黒く侵食された甲虫の肌、赤い複眼と縦に割れた口顎。
鉤爪と一体化した日本刀だけがサムライらしさを残していた。
俺と流馬の攻撃はまったく通じないという常識外れの存在だった。
昴は彼をクレイジークラインと呼び、帝都と呼ばれる場所で
辻斬りを繰り返していた狂蟲という二つ名の大量殺人鬼だと説明した。
ディーンは彼の目的が人の騒がない静かな世界を作ることだと知り、
人の最大の力である数を抑制するために彼を味方につけたのだという。
残った人々は、絶望だけの存在する世界で息を潜めて生きていく。
閉ざされた静かな終末は、彼らにとっての理想郷だったそうだ。
リグの水晶は持ち帰った。
水晶を破って攻撃を加えてきた彼はディーンの一撃の前に斃れた。
誰よりも静寂を求めていた倉石九雷は今、音のない宇宙で眠っている。
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カテゴリ: [[[事件>業務日誌/カテゴリ/事件]]] - &trackback() - 2012年09月13日 00:34:37
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