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金執事に黄紗蘭の代わりを務めてもらおうとは思わない。
生贄としての役目は終わっている上、
もう一人の魔神候補としての性質は備わっていないと思われる。
備わっていたとしてもそんなことは二度を許すわけにはいかない。
だが、金執事の存在は紅蓮華を翻弄するのに十分なものだ。
逆に叢雲とアカネ、特にアカネの存在は気づかれるわけにはいかない。
今の紅蓮華が気づけば絶対に生かしてはおかないはずだ。
しばらくは様子を見ながら迎撃に専念しよう。
決戦は週末に決めた。金執事と青梨亜にも了承を得た。
紅蓮華をまた傷つけることになるのは苦しいが
これ以上、全員で苦しむのはやめにしたい。
思えば前の時間での第一世界における暴走は
無意識にこの事件を思い出したのかもしれないと思った。
俺はもう、次の黄紗蘭は出したくはないのだ。
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カテゴリ: [[[事件>業務日誌/カテゴリ/事件]]] - &trackback() - 2013年04月23日 00:06:56
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