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第一世界、フレイス地方。
かつて陽光と灼熱の砂漠であったはずの大地は、闇と極寒に封じられた
死の世界となっている。
こちらに着いたのは朝方。
ここに降りたのは刹那さん、琴ちゃん、亜鳥家の3人のメイド、そして私。
他のメンバーもこの世界のどこかに降りただろうけど、連絡はまだ取れていない。
世界の%”#の協力なしに、簡単に世界を渡ることはできない。
いくつかの世界を迂回して、何人もの協力を得てようやくたどり着くことが出来た。
連絡をくれているライラックと合流しようとここまで来たのは良かったが
今回の災厄がここまで国土を酷く侵しているとは思わなかった。
地形が歪曲している。現に、砂漠の真中のはずの場所に、対岸が見渡せないほどの
大河が横たわっていた。
刹那さんが「ステュクス」と地図に書き加えていた。
渡河手段を考えていると沖の方から、小舟が一艘流れてきた。
その上で、紫音を追っているはずのライラックが、双剣使いの傭兵と激しく斬りあっていた。
なんでも、避難民の渡河を手伝っている最中に、誤って司令官を乗せずに岸を離れてしまい、
直後暴れだしたこの傭兵と、5日間も舟の上で戦っているらしい。
よくわからないが、この傭兵には通常の魔法・物理攻撃の類は一切効かないと司令官が話し
ていたようで、その言葉通り、私たちの支援攻撃はことごとく効かなかった。
ライラックは傭兵との決着は自分で着けると言い、ここから上流へ向かえば河の渡しがあり、
その先で紫音に遭遇したという。
必ず紫音とも決着をつけると言い残し、ライラックは下流へ流れていった。
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カテゴリ: [[[遭遇>業務日誌/カテゴリ/遭遇]]] - &trackback() - 2007年07月15日 22:26:29
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