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「業務日誌/2010年09月24日/謀ったのだとしたら性質が悪い」(2010/09/24 (金) 22:53:46) の最新版変更点
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今日は、大学の後期授業登録日だった。
そんな日にメイドを連れて歩かなければならないとは、どんな拷問だ。
たしかに今朝叢雲さんに言われるまで忘れていた俺が悪い。
前期は箱の事件が忙しくて無難な授業を選択して叢雲さんに提出してもらったが
そうか、受ける授業が違っていたのも変更が受理されなかったのも、
今日俺がこんな目にあっているのも、全部叢雲さんの仕業だったということか。
問い詰めようとしたら問い詰める前に肯定された。主人の問いには偽りなく答えるのが
メイドの責務だそうだ。主人をハメるのはメイドの責務に反しないとでも言うのだろうか。
叢雲さんは自分の我侭に俺を巻き込んだことを素直に詫びてきた。
ようするに、自分達が俺のメイドであることを多くの人に意識してもらいたかったのだという。
それなのに、肝心の主人が何でも自分でやろうとする人物なのでその機会に恵まれなかった、
それが原因でこのようなアクションを起こしたというのだ。
前期の授業登録にしても叢雲さんに相談すれば希望通りの授業を受けられたのに
俺が仕方ないと理不尽を飲み込んで、しかも前向きに乗り越えてしまうので
申し訳ない気持ちと腹立たしい気持ちが入り混じりかなり際どい精神状態だったらしい。
もうこの身を捧げるしかないと思った、というのはさすがに冗談だと思うが。
だが叢雲さん、前期の授業あまりにも戦時下での対策に力入れ過ぎではなかったか。
まあ事情が事情なので何も言わず一日叢雲さんのやりたいようにやらせておいた。
恥ずかしいという感情を除けば充実した一日だったように思う。
一方ルセリアはルセリアでメイド付き登校をかなり茶化されたらしい。
それを撤回させるためポン刀メイドの面目躍如だったとかどうとかでかなりの騒動になったと
李刻が教えてくれた。ルセリアは黙して語らない。
追伸:これからも同じような思いをさせることになるだろうし、
別れるのは寂しいがこの辺りが潮時なのかもしれないと夜二人に契約解除の話をしたが、
物凄い剣幕で怒られた。どうやら俺以外に仕える気はないらしい。
俺は祖父に言われた「何でも一人でできると強がれるようになってやっと半人前」
という言葉が頭にあるので、できるだけ自分で何とかしていきたいのだが、困ったものだ。
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