中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

酒宴の価値

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shion-atori

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左京に誘われて大学の仲間と酒を飲んだ。
バーよりもパブに近い居酒屋で飲んだのだが
食事、酒共に正直あまり美味くはなかった。

ギネス、アイリッシュ、ソーダ・ブランディと
馴染みの味を選んだのだがどれも本来の味とは程遠く
それっぽさを強調されたアルコール水という感じだった。
特にブランディはナポレオンをソーダで割ってなお不味いって
どんな品を使っているんだか逆に興味が湧くくらいだった。

食事のほうも酒に負けないよう考えているのか
味や油っぽさを殊更に強調したものばかりだった。
味を引き立たせあう、というよりより多く食わせるための
味付けという感じで少々胸焼けがした。

左京が言うには酒や料理を楽しむのが目的ではなく
会話や雰囲気を楽しみそこに酒や料理がついてくるという
感覚が正しい飲み会の楽しみ方だそうだ。

明日が必ず来ると思わなければこういう食事はできないように思う。
おそらくこれが、俺達の護るべきものなのだろうな。


カテゴリ: [普通] - &trackback() - 2011年11月08日 00:11:09

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