中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

真夏の友達

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匿名ユーザー

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真夏が遊びに来た。
高校でできたらしい友達を連れてきた。
表情を面に表さない子だなあ、と思っていたら
2階から降りてきた李刻を見てクスリと笑った。
瞬間、李刻は「く、くんなあああ」と叫びながら逃げていった。
「あれ?今の李くん?」と真夏が聞いてくるので何故知っているのかと
聞いてみると、どうやら高校で一悶着あったらしい。

それがどうして、今みたいな李刻の態度を生み出すんだろう。
そうしていると、彼女が声をかけてきた。
どうやら、紫の羽が降る夜に、俺は死ぬらしい。
真夏はびびっていたが、ま、人間死ぬときは死ぬからな。
忠告に一応の礼を言い、その理由を尋ねてみる。
どうやら彼女は時々未来のビジョンが見える人らしい。
強欲なやつらが知ったらほっとかない才能だな。
あんまり話さないように、あと困ったらいつでも訪ねたらいいと言っておいた。

名前は聞かなかった。
名は縁と言うからな、聞くのは彼女が困った時でいい。
そうじゃなきゃ、俺との縁なんてマイナスにしかならんからな。


カテゴリ: [来訪] - &trackback() - 2005年09月26日 01:56:20

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