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業務日誌/2013年02月13日/料理は哲学、製菓は科学

    
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アースガルドでヴァルキリーにチョコレート成形の講義。
趣味や個人的な業務ではなくレヒトさん、小野瀬とともに
契約として請け負った仕事のため特別な金銭授受が発生する。
といっても俺だけはまだアースガルドの社員なので手当も出なかったのだが。

やることは去年俺が失敗した材料からの調理ではなく、
綺麗に溶かして形を整え固めるだけの作業を教えるだけのものだった。

手強かった。
ヴァルキリーは正確さに関して文句のつけようがないものがあるので
二度も練習すればほぼ全員ができるようになった。
塩加減や火加減などで感性が求められる料理と違い、分量や温度を
的確になぞれば一定以上の出来のものが必ずできる菓子作りは
彼女らにとっては得意分野ということなのだろう。

例外は謎のアレンジを加えるサリューン、
おかしな粉を振りかけているラスティ、
面倒になって途中で放棄したリン、
そして食材を加工前に食い尽くしたミカくらいだ。
後ろ二人はおそらくやればできるのだろうがやらないので同じことだ。

恐るべきは人間組、この講義を受けるだけあって
今まで挑戦すらしたことがないか、成功したことがない猛者ばかりだった。
誰もかもが焦がし、分離させ、反省はしない。
自己流ばかりで助言を受け付けてくれない。
中でもノルンは飛びぬけていた。
まさか食物になるまで九時間を必要とするなど想像もしていなかった、
ことはなかったが実際目の当たりにすると圧巻ですらあった。
神はこうして世界を作った、と形容してもおかしくないようなものだった。
人の可能性とは偉大なものだ。
しかもこちらの言うことに良く耳を傾け、しっかりとメモを取りながら
それでも想像の斜め上の行動を起こし奇跡を起こそうとするのだ。

流馬は毎年あれを食っていたのかと思うと感動すら覚えた。
ノルンには明後日は必ず出勤するよう念を押されたので
おそらく手伝わされるのだろうが、今年の流馬は食えるものが与えられそうだ。

俺の犠牲と引き換えに。


カテゴリ: [普通] - &trackback- 2013年02月13日 01:15:37

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