中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

困った協力者達

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shion-atori

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生馬が泣くまでたったの二時間だった。
涙が枯れるまでそれから三時間かかった。
今日の七時間で彼は何かをつかんだようだ。
最後はそこそこ堂々とした振る舞いとなっていた。
ただし、俺への態度には恐怖が見えるようになっていた。
やりすぎたかもしれない。

今日も昨日と同じ構成で特訓。
俺は生馬を中州に連れて行き暇だという人々を呼び出して
協力してもらった。

協力者は鈴、金執事、アカネ、琴、絆、
譲、悟、衝子、弾輝、ファーガ、キリヒメ、流馬、座間。

我ながら酷い面子を集めたものだとも思うが
特に酷かったのはキリヒメと座間だ。
よくもあそこまで色々と手を変え品を変え変則状況を作れるものだ。
理不尽クレーマー流馬が本当に扱いやすい人物に見えたくらいだ。
彼女達は正直オープンした店には近付いてほしくないな、後が怖い。

そして俺や金執事をはじめとする理詰め罵倒の嵐を経て
生馬の想定の枠は次々と破壊されていった。
どうにか一を聞いて三くらいは知れるようになったようだ。

とりあえず最低限使えるようにはなったと思われるので
あとは錬度を上げてもらうだけだ。

生馬には悪いがまだまだ泣いてもらうことになるだろうな。
彼には昨日も言ったのだが本当に辞めるなら今のうちだと思っている。
きっと戦士になってしまったらもう抜けられないだろうからな。


カテゴリ: [普通] - &trackback() - 2013年03月29日 00:34:46

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