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業務日誌/2013年04月30日/紅蓮に燃ゆる悪の華

    
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紅蓮華は深宮を去った。ロンギヌスの監視の下、家で軟禁状態になるようだ。
彼女は完全に人に戻ることはもうできない。
だが、完全な魔王へと為ることは留まってくれた。
こんな俺の話を聞いてくれた彼女に感謝したい。

記憶を失ったこと、
それまでに彼女らに抱いていた想いも失ったこと、
失ってなおのうのうと生きていたこと、
それらすべてを紅蓮華も、青梨亜も許してくれた。

紅蓮華は、それでもこの想いは本物だと泣いた。
どうしようもなく焦がれているのだと泣いた。
俺はそれに対して今は誰かを想う余裕がないと答えた。

私は滅ぶべきねと紅蓮華は言った
俺はそんなことは許さないと答えた
紅蓮華が人である限り、俺は紅蓮華を見捨てない

これで全部終わったねと青梨亜は言った
ここからまた始まるのではないのかと俺は応えた
青梨亜は明日からも大学に通う。店にくればいつでも会えるのだ

忘れてごめんなと俺は言った
二人のことをありがとうと、そんな都合のいい声が聞こえた気がした
振り返れば、金執事が俺達を迎えにきていた。

悪の華は燃え尽きないのかもしれない。
それでも俺はまだ信じていたいのだ。
人を、心を、その想いを。

誰にも、大事なものがあるはずなのだ。


カテゴリ: [事件] - &trackback- 2013年04月30日 00:23:44

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