中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

百一回目の奇跡

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shion-atori

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セラに敗北を刻む。
たった八文字で言えてしまうその結果を、
どれだけの人間が挑み、砕けたのだろうか。
だが、その挑み続けたことが、
最後に俺の背中を押し切ってくれた。

譲からは未来を読んでくることへの備えを、
金執事からは間合いと予測による慌てない戦い方を、
蜂磨からは戦闘しないという選択肢を織り込んだ動きを、
そしてトモエからは相打つための緋狩の剣を、
俺はそれらの中から戦う術を積み重ねた。

セラに持久戦をするための準備をし、
相打ち狙いから紙一重の勝利を拾う作戦を取っている、
ように錯覚させることができたため、
有利な間合いと戦術で細かな傷を与えることに成功した。
それを突破口にセラの焦りを引き出し、
刹那のカウンターを決めることに成功した。

もう一回やれと言われてもできないだろう。
負けたセラのほうがきょとんとしていたくらいだからな。

ライラックはトモエに勝利した。
あちらもいい勝負だったらしい。

明後日はライラックと久々に本気でぶつかる。
恐ろしいが、楽しみだ。


カテゴリ: [闘技] - &trackback() - 2013年08月27日 00:50:56

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