中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

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shion-atori

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 ルセリアと聖嵐姫が中洲に運び込まれた。
連れてきたのはライラック。彼自身も傷だらけだった。
 どうやら、無策で紫音のところにいこうとしていたところを
実力で制止したらしい。
その後、紫音とも交戦し、ここに逃げ帰ったという。
相変わらず強引だ。

 ライラックは偽りの月についてある程度のことを調べていた。
この地球にいては理解できないものばかりで、あの世界渡航が
なければとても信じられるものではなかったが、それは真実かも
しれないと感じた。
 九世界創生の前に作られた世界のプロトタイプ、名前のない
第0世界と、その管理者になった、現神と呼ばれる神
しかし、完全なる世界を創生するため、無限にプラーナを吸収、
貯蓄しようとする現神を二大神はしだいに恐れ始め、彼女を
世界ごと封印することを決定した。
 世界一つを封じるために二大神は超至高神の力を借り、物理
法則の異なる異界より奇跡の欠片を召喚し、その奇跡を使って
世界とともにアルシャードと呼ばれる宝玉に封じた。
 しかし、その宝玉から漏れ出る力は世界をずらし、しばしば
世界に混乱をもたらしたという。
 その名前は長き時の中で忘れられ、その形状と月匣に近しい
現象を起こすそれを、人はいつしか偽りの月と呼ぶようになった。
その力は、事象を変革させるというただ一点だという。
そこに特化されているため、解放すればこの世界のものでは
とめることはできない、とライラックは締めくくった。

ライラックは自分で解放できる聖剣の4つの封印を解くだけでは
紫音を滅ぼせないことがわかったので、なんとか二大神に
コンタクトして残り4つの封印を解く、と言い、また旅立った。
ライラックは紫音を殺すつもりだ。
紫音が何を変革させようとしているのかはよく見えない。
でも、殺してしまうのは違う。
そんなことは誰も望んでいないハズなのに。

今日、世界結界が大きく揺らいだ。
プラーナが大量にどこかに流れたようだ。


カテゴリ: [追記] - &trackback() - 2007年03月25日 22:53:12

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