中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

エインフェリエルと猫

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shion-atori

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鳴海が思いつきで言った言葉が事態を大きく動かしやがった。

「俺らもしかして前にもこいつらみたいなのと戦ってないか?」
どうやら以前ここでオーディンやフレイヤらと戦った時に出てきた
エインフェリエルとかいう集団の中にここの人造人間に似た雰囲気のヤツがいたらしい。
「ほらいがみ合いながらのくせに連携とれてた白いの2匹と青いのがいただろ?」
という言葉でしばらく考えたら思い出した。確かにそんなのいやがった。
最後は変な猫か人狼かみたいなのが出てきて自滅していったけど、
なるほど言われてみりゃあ白いのの片方はなんとなくここの主と似てる気がするな。

俺と昴で確認にいったら本当にここのヤツラと関係ある人造人間だったらしい。
昴はひどいとか言っていたが殺らなきゃ殺られる戦場だったのにひどいはねえだろ。

そういやこいつら、戦闘中に変な悪態ついてやがったな。
「あの力がありゃあ、こんなヤツラにてこずることもねえのに、あのバカ猫が、
調子に乗って、バカやりやがって、バカ猫がっ、クソゥ」だったっけか。
細部は間違ってるかもしれねえが、舐めてくれてりゃ楽できるなと思ったもんだ。

それを大破した3体を運んでいる時に思い出したんであの力について昴に聞いてみたら
「もしかしたら時間逆行は止まるかもしれない、彼女を探さないと」と言い出した。

今人造人間が9体総出で猫を探している。金色のアホは木に逆さに吊られてた。
猫、生きてりゃいいけど。なんせこの世界、一回燃やしちまったからなあ。


カテゴリ: [報告] - &trackback() - 2009年12月20日 00:18:19

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