中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

バカ×バカ=平和?

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shion-atori

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行方不明だったらしい、ネコ神が帰ってきた、ラシアの中に。
朝からラシアがネコみたいに鳴いているのでおかしくなったかと心配していると
血相変えたカシギさんがやってきた。
このままでは世界が変容してしまう、と焦っていたが、ラシアを見ると不思議そうに
安定しているな、と言い始めた。
どうやら、ネコ神のバカは存在するだけで世界を不安定にするらしい。
ところが、ラシアの中に入ったことでその存在が別世界のものとして安定し、
この世界への干渉を抑える効果が出ているようだ、との話だ。
カシギさんが共存を認めてほしいと言ってきた。
当人同士の話なのでラシアの意志を尊重する、という話に落ち着いた。
ラシアも共存に対してまあ合体みたいなものだから問題ない、と言っていたが、
一つ問題が残っているような気がしてならない。

ラシアが朝に言っていた台詞が恐ろしくてたまらないのだ。

「この全能感、これが神にゃ、そうにゃ、私が神にゃ、みんなときめいて死ぬといいにゃ」

果てしなく嫌な予感がする。俺達は世界の危機を救うために地上最悪の生物を生み出して
しまったのかもしれない。


カテゴリ: [普通] - &trackback() - 2010年01月20日 19:36:12

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