中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

軽い身体

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shion-atori

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朝起きると女になっていた。久々に博士にしてやられたようだ。
油断してるとすぐこれだ。
だが、異常なくらい身体が軽かった。笑った李刻を圧倒的な速さで捻じ伏せ
性懲りも無く襲撃してきた金侍にも圧勝した。
それを見ていたらしいトモエが連れて来た黒機と地下の特訓施設で戦闘。
制限時間ギリギリで一度倒されたがそこそこ善戦できていたと思う。

トモエは「今の姿で一生生きるならその戦い方で精進しなさい、しかし
元の姿で生きるというなら今日の勝利は全て忘れなさい」と言われた。
どうやら今日の戦い方は俺が学び、身体が覚えた緋狩本来の動きらしい。
トモエが伝え、師匠が教えた女性による斬魔剣術の本質があれだということだった。
トモエは正確に身についている事実に驚きを隠せないようだった。

まあしかし、俺がその力を振るうことはもうないだろうがな。
俺は、いつもの俺が俺だ。


カテゴリ: [事件] - &trackback() - 2010年09月19日 02:00:11

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