中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

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shion-atori

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ヴァルガーだ。
掘削の音が聞こえるようになった。
ほとんど進めないような状況だが、確実に距離は近づいている。

この世界に来てセラがよく笑うようになった。
また、ルーシィも少しづつ感情が戻りつつあるようだ。
とても喜ばしいことである。俺が足掻きもがき間違えしくじってそれでも求めたことが
この地で実現しようとしている。

俺達はこちらの世界の人間に感謝してもし切れない程の恩を受けた。
終わり、壊れた俺達の世界をこちらに召喚してくれたゲイザー。
対冥魔の兵器として使い潰される予定だった俺達を解放してくれた鳴海社長。
未だ解かれていなかったエンブラの呪縛を消し去ってくれた博士とライラック。
行き場のないアースガルドを受入れてくれた深宮の人々。
そして、悲しみの果て消えるしかなかった俺達の運命を曲げて続きをくれた紫音。

今日こそその恩の一部でも返そうと思う。
今夜、俺が先行するつもりだ。あの吸収力もヴァルキリーには効果が薄い。
紫音が地上に帰ることができるなら、悪くない賭けだ、俺がその機械を破壊しよう。


カテゴリ: [探索] - &trackback() - 2011年04月13日 00:09:33

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