中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

大破壊

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shion-atori

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流馬は最初からわかっていたがセラも大概アホだ。
個人戦闘の試合、それも決勝戦で艦砲射撃の撃ち合いをする愚行を犯すとは。

試合は終始超短期決着を狙う流馬とそれをさせまいと反撃するセラという形となった。
セラが時逆というほぼ無限の持久力を持っているためこの方法が最も勝てる可能性が高いと
ディーンは言っていたし、流馬もそうしたのだろう。

で、結局火力が足りず、アグニーまで持ち出してセラに対抗手段としてダイダロスを使う、
つまりセラが自分のフィールドで戦う口実を与えてしまい、ジリ貧になって負けた。
見た目は派手で最後の交差も見栄えは良かったが正直な話かなりお粗末な戦いだったと言える。

俺の意見はディーンや流馬とは違う。
俺がセラと戦うなら、強さを重ねながら相手を追い詰める。
時が本当に戻るのならば彼女は戦闘中に強さを高めることはできないだろう。
もしも高めてきたとしても時逆を使った時点でそれが無になる。
そうなれば戦闘力に差ができるので自力で押し勝つことが可能だ。
逆に時逆を使ってこないのならば彼女の戦術は大きく制限されるためやはり優位に戦えるだろう。

長い期間小さなエネルギーで強さを維持する、高め続けるという戦闘を
誰もあまりやりたがらない。まあ俺も好んでやりたいとは思わないが。
あの地下生活がなければ実感もできないような面倒な戦術だ。
だが、勝てるなら行う。負けるよりはずっといいからな。

追伸:流馬も同じ戦術は理解していたらしい。
面倒で辛気臭くて地味だからやらなかっただけだ、と。
映像としては地味なのはよろしくないので俺が決勝に残らなくて良かったと思おう。
あと悔しいのでまた大会を開くと言っていた。
悔しいのは同感だが戦闘中毒者はこれだから困る。
次は辞退すると言ったら強制参加に決まっているだろうと言われた。
今回の件でバカ猫が満足してくれて、飽きてくれればいいんだが。


カテゴリ: [闘技] - &trackback() - 2011年08月14日 00:05:12

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