世界

 時は西暦4038年。高度に進歩した科学は魔法に追い着き『魔法科学』という名で世界に普及した。
 エネルギー問題や環境問題は全て魔法科学が解決し、人類は恒久的な繁栄が続くと誰もが思っている。

文化

 殆どの物が機械と空間エーテル(空間に存在するエネルギー)により構成されているが、見た目は現代にあるものと殆ど変わらず、オカルト的な物がメジャーになっており良い印象を持つ人が一般的。
 但し、各国家に『魔法科学』に関する施設を最低でも1つ設ける事が世界条約として定められており、多くは『魔法科学国際学園』という教育施設がある。
 エネルギーに関しては、空間エーテルと原子力の2つで占められており、火力・地熱・風力・水力等の発電施設は遥か過去の物として認識されている。

空間エーテル

 2731年、エネルギー科学者のウェルドリヒ=カークストンが基本理論を完成させ、その40年後にケニッヒス=マクスウェルが安定運用を実証。その後2801年から世界に普及していき今に至る。
 空間にある特殊なエネルギーを取り込みエネルギーへと変換する技術で、昔から魔術師や魔法使い達の間で言われていた『マナ』に当たる。
 現代でいうと、電気に該当するエネルギーであり、特殊空間でなければ半永久的にエネルギーを作り出す事が出来る。
 しかし、大量に作るという意味では原子力には遠く及ばない。

原子力

 この世界の原子力1基は今の原子力3基分の電力を作ることが出来、管理も今より遥かに安全で確実な物になっている。

チップ

 見た目は500円玉程のチップ。中身は複雑な電子回路があり、そこに空間エーテルを流すことで電子回路に組み込まれている機能を発揮する。
 殆どの国では中等部でチップの作成を教えられるので、誰でも簡単にオリジナルのチップを作ることが出来る。
 チップの組み合わせ次第で様々な機能を発揮する。
最終更新:2012年04月22日 21:22