【沿革】
当社は大正14年9月に、江戸後期(天保年間)以降京都伏見の地で酒造業を営む四方合名会社を発展的に改組して設立されたものであります。その後同業他社を吸収合併し、あるいは工場の買収を行いつつ事業規模を拡大してまいりました。平成14年4月には宝酒造株式会社、
タカラバイオ株式会社を分割し、当社は持株会社に移行いたしました。以下の年譜は平成14年3月以前は旧寳酒造株式会社及びその企業集団の沿革であり、平成14年4月以後は宝ホールディングス株式会社及びその企業集団の沿革であります。
大正14年9月 現京都市伏見区竹中町609番地に、酒類、酒精、清涼飲料水、医薬用品、調味料等の製造及び販売を主たる目的として、寳酒造株式会社を設立。四方合名会社を吸収合併し、伏見、木崎(昭和13年3月東亜酒精興業株式会社へ譲渡)の二工場とする。
昭和4年6月 大正製酒株式会社を吸収合併、王子工場(昭和39年5月松戸工場に統合)とする。
昭和22年6月 大黒葡萄酒株式会社より白河工場(平成15年3月廃止)を買収。
昭和22年9月 日本酒精株式会社を吸収合併、木崎、楠、防府(平成7年3月廃止)の三工場とする。
昭和24年5月 東京、大阪、名古屋(平成15年3月上場廃止)各証券取引所開設に伴い株式上場。
昭和24年7月 京都証券取引所(平成13年3月大証に吸収合併)に株式上場(その後札幌(平成15年3月上場廃止)、新潟(平成12年3月東証に吸収合併)、広島(平成12年3月東証に吸収合併)、福岡(平成15年3月上場廃止)の各証券取引所にも順次上場)。
昭和27年10月 政府より専売アルコール工場の払下げを受け、高鍋(現 黒壁蔵)、島原の二工場とする。
昭和27年11月 中央酒類株式会社を吸収合併、市川(昭和39年5月松戸工場に統合)、灘第一(平成7年11月廃止)、鹿児島(昭和40年6月廃止)の三工場とする。
昭和29年12月 摂津酒造株式会社より灘第二工場(現 白壁蔵)を買収。
昭和32年4月 木崎麦酒工場建設(昭和43年4月
サッポロビール株式会社に譲渡)。
昭和34年10月 札幌工場(平成15年3月廃止)建設。
昭和37年3月 京都麦酒工場建設(昭和42年7月
麒麟麦酒株式会社に譲渡)。
昭和39年5月 市川・王子の両工場を統合し、松戸工場建設。
昭和39年10月
摂津酒造株式会社、本辰酒造株式会社を吸収合併、大阪(昭和48年3月廃止)、長野(平成5年9月長野蔵置場に)の二工場とする。
昭和45年9月 滋賀県大津市に中央研究所設置。
昭和57年7月 米国カリフォルニア州所在のNUMANO SAKE CO.(昭和58年4月TAKARA SAKE USA INC.と改称)の株式取得、米国本土での清酒製造を開始。
昭和61年2月 英国スコットランドにTHE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD.を設立、ウイスキーメーカーTOMATIN DISTILLERS PLC.の資産を買収し、スコッチウイスキーの製造開始。
昭和61年2月 「TaKaRa バービカン」発売、食品分野へ本格参入。
平成3年4月 米国バーボンウイスキーメーカーAGE INTERNATIONAL,INC.の100%持株会社であるAADC HOLDING COMPANY,INC.の株式の一部取得(その後残株式を取得、子会社に)。
平成5年8月 中国大連市にバイオ製品の製造を目的とする宝生物工程(大連)有限公司を設立。
平成7年8月 中国北京市に酒類等の製造及び販売を目的とする北京寛宝食品有限公司(平成17年11月宝酒造食品有限公司と改称)を合弁により設立(その後出資持分を追加取得し子会社に)。
平成14年4月 物的分割の方法により酒類・食品・酒精事業及びバイオ事業を分割、それぞれ新設の宝酒造株式会社及び
タカラバイオ株式会社が承継。自らは持株会社に移行して、商号を寳酒造株式会社から宝ホールディングス株式会社に変更。
平成16年12月
タカラバイオ株式会社が東京証券取引所マザーズに株式上場。
平成17年9月 米国カリフォルニア州所在の研究用試薬等の製造・販売を行うClontech Laboratories, Inc. の全株式を取得。
平成18年8月 長崎県長崎市所在の物流事業を行う長崎運送株式会社の全株式をタカラ物流システム株式会社を通じて取得。