小田原機器
本店:神奈川県小田原市中町一丁目11番3号

【商号履歴】
株式会社小田原機器(1979年10月15日~)

【株式上場履歴】
<大証JASDAQ>2010年4月1日~
<ジャスダック>2009年3月16日~2010年4月1日(取引所閉鎖)

【沿革】
当社の前身は、現代表取締役社長の実父である津川正夫が、昭和25年10月15日に神奈川県小田原市に富士写真フイルム株式会社の下請け事業として、補修用機械部品製作や生産設備のメンテナンスを行う目的で設立した、有限会社小田原鉄工所であります。その後東京方面からの受注を求めて、昭和26年に東京都品川区へ東京工場を開設したことで大手精密機械メーカーや油圧機械メーカーと関わり業容も拡大、昭和27年に株式会社小田原鉄工所へ改組いたしました。昭和32年ごろから試作品設備や製造装置の製作を依頼される中で、設備製造の技術、油圧空圧制御設計のノウハウを取得し、自社で機械装置の設計開発ができるまでになりました。当社の主力であるワンマンバス機器の開発製造に関する事業は昭和40年代初頭より開始いたしました。当時の路線バスのワンマン化への移行をとらえ、神奈川県平塚市の神奈川中央交通株式会社の子会社で、ワンマンバス製品販売会社である湘南興業株式会社より委託を受け、紙に印刷する方式の「軟券式整理券発行機」を開発し生産したのが始まりであります。その後、昭和44年2月に湘南興業株式会社から営業権を買取り、設計、製造、販売の一貫体制が整いました。昭和44年6月には機械設備、生産装置を担当する電装事業部と、ワンマンバス機器を担当する機器事業部の2部門に分かれ、2部門間で競争しつつ業績を進展させておりました。このような中で、昭和46年には運賃として投入した硬貨を両替用種銭として再利用する、当時の類似する他社製品にはない構造を持った「硬貨循環式運賃箱」を発売するなど、当社発展の基礎が築かれていきました。また、紙幣両替機も独自に開発し、この紙幣判別技術を運賃箱に応用した業界初の「紙幣自動両替機付き運賃箱」を昭和52年に発売いたしました。そのほかにも、自動券売機や銀行ATM用コインユニットを手がけ、紙幣、硬貨、カード関連の処理に特化した技術を蓄積していきました。昭和54年10月、組織を効率的に運営することを目的に、株式会社小田原鉄工所は資本金20,000千円で株式会社小田原機器、資本金10,000千円で株式会社小田原エンジニアリングを設立し、機器事業部、電装事業部の営業権をそれぞれの会社に譲渡することにより、分社化いたしました。当社は株式会社小田原鉄工所から機器事業部の営業権を譲受け、従業員120名でワンマンバス機器関連の事業を引継ぎました。
昭和54年10月 資本金20,000千円で株式会社小田原機器を神奈川県小田原市に設立、株式会社小田原鉄工所から機器事業部の営業権譲渡を受ける
昭和56年6月 東京営業所を東京都港区に開設
昭和56年9月 仙台営業所を宮城県仙台市太白区に移転
昭和59年4月 大阪営業所を大阪府大阪市住之江区に移転、九州営業所を福岡県春日市に移転
昭和60年9月 寿工場を神奈川県小田原市寿町に新設
平成2年7月 本社工場を増改築
平成7年5月 寿工場を本社工場に統合
平成10年1月 九州営業所を福岡県福岡市博多区に移転し、西日本営業所に名称変更、
平成10年1月 大阪営業所を関西営業所に名称変更
平成10年12月 広島営業所を閉鎖し、西日本営業所に統合
平成11年10月 内製化強化のため、神奈川県小田原市に100%子会社である株式会社オーバルテック(現連結子会社)を設立
平成13年7月 ISO14001認証取得
平成14年11月 ISO9001認証取得
平成15年3月 株式会社オーバルテック本社工場を神奈川県小田原市扇町に新設
平成16年6月 本社工場を改築
平成17年12月 株式会社小田原鉄工所より本社土地建物等を取得
最終更新:2010年04月03日 04:02