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先が不安になる始まりだった。バスが途中で遅れたせいで、乗るつもりだった快速を逃した。次の快速は1時間後。各駅だと空港まで行かない。不便だ。
マックでヒマツブシ。荷物を母さんと一緒に置き去りにして、開店前のヨドバシに並ぶ。LAN線を忘れた。というかみあたらなかった。ついでにフラッシュメモリを購入。二つで3300ちょい。少しお得。

今度は電車に遅れなかった。40分強の道のり。電車は遅刻せずに来た。しかし、飛行機が遅刻していた。

ヾ(・ε・。)ォィォィ

ゆっくり日本食を食べて、母さんとわかれて出国。ヒトリダヨ。

フレーヾ(゜▽゜ゞ)( シ゜▽゜)尸_フレー

飛行機は英国航空。寝ている人が多くて、窓はほとんど閉まっている。まわりが気にするので電気もつけられない。必然的に寝るしかない。睡眠が睡眠を呼ぶ。
何度か飛行機は揺れている。超揺れたあとでシートベルト着用ランプがつくが、つく前のほうが揺れているのはこれいかに。

時々窓を開ける。やっぱ外は気になる。
あけた瞬間は光で真っ白だ。そのうちそこから雲の波打つ陰が見えてくる。時々は地上も。
一面の雲海でほとんどフラットな世界であったり、雲間からシベリアの川が見えたり、人界の畑の区画が見えたり(これがくっきりと)、車の渋滞が見えたり。
でも、一番綺麗なのは、雲の上にいてくもが綺麗に層をつくっているのがみえたときだ。雲が同じ高さで浮いているのを実感できるのはやはり空に居るときだけだとおもった。
雲ってきれいだ・・・

ヒースロー。
乗り換えのために着陸。着陸のときの飛行機は、あんまり好きになれそうもない。離陸のときは、新幹線の発車より絶対まし。イア、飛行機君の一生懸命さが伝わってくるランディング音でイインダケドサァ。
しかしさー、出発と到着は遅れるし、乗り換え時間は遅れてなくても1時間しかなくてたりないっぽいし、局員に聞こうにも英語しか通じないし、乗り換え超あせったし!
乗換えがパンフには75分とかいてあったのに、チケット手配のとき着ー発差90分。んと、発の20分前にはゲート閉じるのよね・・

(@・ω・@)ん?


ポカッ! (._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄) ォィォィ


まぁ、何とか間に合ったけどね。走ったら。


乗り継ぎの便の中で。
あちゃー・・・。
えーと、英語が聞き取れない。CAの人が飲み物を配ってるわけよ。客の注文聞きながらね。でも、そのひとの英語が分からなくて、
「何の種類ありますか?」
って英語で聞いたの。声が小さかったのかなぁ・・隣のお兄さんは聞き取れたみたいなの。でもCAに伝わらない。
お兄さんがCAに言葉を渡してくれて、んで返ってくるんだが・・ワカンナイ。
そこであてくしがとった決断は・・・・・


「tea please」


(/∇≦\)アチャ-!

ごめん、CAの人!ごめんとなりのお兄さん!!
明らかにCAの人の言葉にはティーなんて言葉はなかった。んでもこの東洋人はteaと・・・まぁ、クレタケドサ。


そして、祝ウィーン!(* ̄∇ ̄)/゜・:*【祝】*:・゜\( ̄∇ ̄*)

おめでとう自分、ありがとう飛行機。
夜のウィーンへは、ヒースローから2時間。でも時差が戻るので3時間。
ここまでで・・・飛行時間合計14時間強。
最後のランディングは・・・うとうとしてたらとまってたのは内緒。


BAの飯がまずいという噂について!

日本便はまずいという仮説でFA。

日本→英国はとかくまずかった。そして、水を配る回数が少ない。飯も12じかんで最初と最後の2回だけだしな。せめてもうちょっと時間のあくのを考慮してくれたら。。。

でも、英国→墺太利はそんなんでもなかった。やっぱりサンドイッチが自国民にまずいという印象を与えると営業にひびくのではないかと。
日本便は日本人の好みの形式で英国風にするからいけないんだという意見をつけておく。



ウィーンの空港にて。
実はあてくし、ウィーンでの入国手順をシラナカッタ・・

ヾ(;´▽`A``

とりあえず、移動用のバスに全員乗るので乗る。そして、降りて建物に入ると、なんか成田の出国カウンターそっくりなのがそこにあった。
入国だ!そこでわしはどこにならぶべきかと視線をきょろきょろ。
そうだ、つたない知識によれば、確かEU市民かそうじゃないかで入国手順が違うはずだ。そこを確認せねば・・・・

「EU-STADTBUERGER(EU市民)」用ゲートしかあいてない。

(@・ω・@)ん?

わ、わしは!?
なんで?もう10時だから?

すごく不安ながら、手続きができるのはそこだけ。しかも次の便の人が後ろから来ている。
すごく不安ながら、不ぞろいな列へとあてくしもならぶ。まわりは、こういうと語弊があるが、白人しかいない。まぁその辺の国っぽいひとしかいない。アジア系はみえない。もう日本人は居ないっぽいぞ。
無表情の局員のところへ、私の番が来る。私のパスポートをみせると、一瞬面倒そうな顔をしたようなきがした。きのせいかもしれない。んでも、スタンプががしょんと押されて。返される。やった!


そのまま進むと、ベルトコンベアー。なるほど、ここで荷物がくるわけだな。想像していた受け取りカウンターの30倍くらいの広さがある。回転寿司みたいだ。荷物が動いているあたりはひとだかりで、小さな体で荷物を既に一杯もっているあてくしにはかきわけるなんて㍉。
しかし、ここで受け取るんだろうが、勝手に寿司みたいにとっていいの?あれ・・・?

現実はひどい。人だかりの端、コンベアーのそばを目指そうとパソコン入りカートを引きずるあてくし。すると、コンベアーの上をどんぶらこどんぶらこと流れてくる物体。

(@・ω・@)ん?

それはあてくしのぉぉぉぉぉぉぉ(゜Д゜)

迷っている暇はない。重いそいつをベルコンからざこっとおろして、おちつく。ヨカッタ。
んでも、状況はヨクナカッタ。
『これでいいのか?』
『手続きはもうないのか?』
『あれ、英語の授業でやったなんかのカードを書く練習は?』
『この受け取りシールどこに出すのよ?』
頭の中を3000匹くらいの迷子が走り回る。5分くらいあっちへうろうろこっちへうろうろ。そのうちに、誰もきにしないでさこっと別のゲートへいくのでついていってみる。表示のドイツ語が読めない。

そのうちに、カルフールのスーパーの入り口で見かけたような一方通行のバーに出会う。なんか、その外には誰かを待っているような身軽な人が一杯居る。ここは出口か?
なんかあれば誰か呼び止めるべ・・と思いつつ、そのゲートを通る。うん、なにもない。

でも、3000匹の迷子は落ち着かない。どうしていいかさっぱりだ。とりあえず、もうわしは自由の身なのか?
どこかの会社のインフォメーションデスクのひとに、英語で日本語のできるスタッフこのへんにいるか?と聞いてみる。まぁ、案の定、「わかんない。今は(夜遅いし)いないとおもう」と返事。そこでようやく、「わし、えらいところに来たな・・」と思った。

すみっこで地球の歩き方を広げる。空港は怖い場所だという刷り込みにより、ひとりで持ち歩くには限界を極めた量の荷物を端によせて、警戒態勢。
どうやら、ウィーンでわしがしなければならなかった手続きは、入国審査だけだったようだ。そういえば、チケットといっしょになんかカードあったな。それは乗り換えのとき回収されたような・・・

ソレダ!(・。・)

ヨカッタ・・・自由の身だ。

鞄の数が多すぎて歩くのも一苦労。想定していたスーツケースの上に横にして子カートは、手首を傷めそうだったのですぐ却下。カートの上に手提げをおいて左手で引いて、右手はスーツケース1こを引くことにした。

バス乗り場はすぐにはわからなかった。なんか近距離におなじマークの違う方向を指す看板があって、見にくかった。なんとかバス乗り場へ出る入り口へと辿り着く。自動ドアの上に電光掲示板。バスの発車時間が書いてあった。

10時半。

今は10時26分。

(゜ー゜?)

ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノ

すぐそばにバスがあったけど人の列。わしは荷物一杯。乗せている間にでちゃったらどうしよう。とりあえず、列が切れた瞬間に、
「荷物が持ち上がらないの」
と英語で運転手に話しかける。(おいおい、ここはもうドイツ語圏だぜ・・)運転手は無表情ながら、「こっちへ来い」といって降りてくる。超ビクビクしながらついていくと、バスの腹にスーツケースを乗せてくれた。ここは無表情の国なのか?まぁ、わしはここ2年一応ドイツ人とのコミュニケーションがあったので、表情を出さないことが多いっぽいことは知っている。まぁ、怒ってなさそうではあった。時間だったけど。
運転手が席に戻るとわしから料金徴収。わしが最後の客のようで、わしが乗ると出発。(*´ο`*)=3 はふぅん

予報は雨と聞いていたのに、雨は降っていないウィーン。
街は、ダサいのと古臭いのはあるけど、日本ほどぼろい印象は受けない。年取ってるな、って感じ。真っ暗で詳しいことは分からないが、スプレーの落書きとかが頻繁に見えて、ここが楽園ではないことはわかった。明日ゆっくり見たいと思う。

バスの終点西駅でからホテルはすぐにわかった。ただ入り口がどこかわからなかったので、ちょっと一周しちゃったけどね。
問題はチェックイン。
「バウチャーの紙ください」
フロントはそういった。わしは、予約の紙を渡した。
すると、
「これじゃないわ。バウチャーよ」
という。ショック!
あわてて書類の封筒をひっくりかえす。帰りのフランクフルトのホテルのバウチャーはあったけど、ここのはないぞ。
「ごめんなさい、ないみたい」
泊まれないのか?まさか、、、
まつこと少し。
「わかりました。パスポートをおねがいします」
オフィスのおばさんは、こんな深夜に予約客は私しかいないらしく、挨拶をした直後に私の名前を読んでくれていた。パソコンにむかって手続きをして、すぐに部屋の鍵をくれた。509号室。やっとやすめそうだ。

しかし、わしを困らせる祟りはまだあった。今度はドアが開かない。深夜のホテルの部屋の前で一人鍵のカードを差し込む私。
カードを抜き差しして、あかないーーーーと悶絶している私のまえに、一組の老夫婦がやってきた。
「何か問題でもあったのか?」
英語だ。
「はい」
超情けないあてくしの声が続く。
「あけかたがわからなくて。。」
「OK、****(まかせれ的発言が続く)」
老人はまもなく私の部屋を空けてくれた。向きと接触が悪かったようだ。
お礼をいって、わしは部屋に入った。
やっと・・・今度こそ・・休める・・・

部屋は結構よかった。日本で言う高級ホテルというイメージとは遠いが、かなりいい。少なくとも、ビジネスじゃないホテルだ。でも、このダブルベットなに?
まぁいいか。おふろはちゃんとバスタブ付き。
寝るぞー

(ほんとはこのあと、シャンプーが全身兼用だということにショックをうけたり、シャワーの使い方に難儀したり、寝れなくて再び悶絶したりしたけど、もう長いので省略)


起床から就寝まで26時間・・・ナガイ一日デシタ


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最終更新:2006年08月07日 05:48