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EZ Drummer」(2013/02/21 (木) 21:33:28) の最新版変更点

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*EZ Drummer #ref(ez_interface.jpg)&br() ---- ・[[メディアファージ>http://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=28300]] (日本輸入元) ・[[TOONTRACK>http://http://www.toontrack.com/products.asp?item=7]] (開発元) ---- **イントロダクション 『EZ Drummer』は、豊富なドラムパターンが内蔵しており、8000以上の素晴しいドラムフレーズ(多数のフィルを含み、ユーザーカスタマイズも可能)と、ヒューマナイズ機能のジョイントにより、リアルで素晴しいドラム演奏を簡単に実現します。更に、サウンドのコントロールも楽々です。 ---- **収録ドラムキット キックドラム 18”×22” GMSバスドラム(フェルトとプラスチック・ビーター) 14”×22” GMSバスドラム ダブルヘッド 14”×22” GMSバスドラム(フェルトとプラスチック・ビーター) スネアドラム Rogers Wood 4.5”×14” Slingerland 70's 6.5”×14” GMS Picollo 13” タム1 12” GMS、14” GMS タム2 14” GMS、16” GMS タム3 16” GMS、18” GMS ハイハット 14” Zildjian HHXマンハッタン 16” Zildjian Crash Hat シンバル 第1ポジション 19” Sabian AA Medium Thin 16” Sabian HHX Evolution 18” Sabian Jack DeJohnette Encore 13” Sabian Jack DeJonhette Encore シンバル 第2ポジション 18” Sabian HHX Evolution 16” Sabian HHX Evolution Ozone 18” Sabian Jack DeJonette Encore 17” Sabian HHX Evolution ライドシンバル 21” Sabian Handhammered Vintage 22” Sabian Handhammered Raw Dry ---- &link(SUPERIOR DRUMMER 2.0){http://www4.atwiki.jp/vstplugins/pages/184.html}(通称S2.0)の簡易版という位置付けの超お手軽ドラム音源。 お手軽音源といえば、他にはFxpansionのBFD ECOやXLN AudioのAddictive Drumsなんかが有名だけど、 このEZDrummerはそれらのお手軽音源よりも更に二周りくらいお手軽な作りになっている。 まずEZDrummerにはコンプレッサーやイコライザー等といったエフェクト類は一切搭載されておらず、 単体ではほとんど音作り的な作業をすることはできない。 EZDrummer内で行える作業といえば、 キットピースを選んでミキサーのボリュームとPANをちょっと操作する程度のものなので、 EZDrummerの音を使って本格的にドラムの音作りをしたい場合は、DAWソフトに出力して別途エフェクトをかける必要がある。 なので、特に上位版であるS2.0と比べると音源内で行える音作りの幅というものが物凄く狭くなってしまうんだけど、 実は、使い慣れたVSTエフェクトをたくさん持っている人からしてみれば、 ドラム音源付属の下手なエフェクトを使って音作りをするよりも、 いつも使っているお気に入りのVSTエフェクトで音作りをしたほうがやりやすいし思い通りの結果を得やすいと思うので、 DTMでのドラムの打ち込みに使う場合には、エフェクトが搭載されていないという点は案外問題にならない事のほうが多いように思える。 俺もS2.0で本格的に音作りをする際にもS2.0の内臓エフェクトは全く使わず、 各トラックの音をDAWに出力してから使い慣れたVSTエフェクトをかけていることが多いので、 EZDrummerにエフェクトが付いていなかったからといって特に困った事は無かった。 俺がEZDrummerを使う上で一番不便に思ったのが、キーマッピング機能が付いていないという点で、 BFD ECOやAddictive Drumsには電子ドラムでの使用を想定したと思われるキーマッピング機能が付いているんだけど、 このEZDrummerにはそれが付いていなかったので、電子ドラムでEZDrummerを鳴らす際にはちょっと面倒だった。 でもまあ電子ドラムを使わない場合には普通は困らないと思う。 なので、EZDrummerの基本的な機能というのは、 『決められたMIDIノートを受信すると、それに応じたドラムの音が鳴る』だけの簡易的なもので、それ以外の機能は付いていない。 しかしそれができれば普通に打ち込みで曲を作る場合には特に不自由しないとも思うので、ドラムの音源自体に複雑な機能を求めない人にはお勧めできる。 また、このEZDrummerにはEZXと呼ばれる拡張音源が存在し、 それらを買い足していくことにより、様々なドラムセットのバリエーションを得ることができる。 メタル用、ジャズ用、ヒップホップ用、ブルース用等、各ジャンルに特化した物がたくさん販売されているので、 EZDrummerに初めから収録されている音色だけでは満足できない場合には、必要に応じて自分好みの拡張音源を買い足して使うこともできる。 代理店によるEZXの紹介ページ http://www.crypton.co.jp/ezx ほとんどの拡張音源は、EZDrummer付属の音源よりも個性が強くてかっこいい音がするものが多いし、 中には音色のバリエーションが豊富だったり、ミキサー画面で結構細かい調整が行えるようになっている物もある。 ただし注意しておきたい点が、EZDrummerでは、他の多くの音源と違って、 違った種類のEZXのキットピースをひとつのドラムセット内に混ぜて使用することはできないということだ。 (上位版のS2.0を使用すれば、違うEZXのキットピースを混ぜてドラムセットを構築することも一応可能となっている。) あと、全くの余談なんだけど、このEZXは海外のDL販売サイトで頻繁にセールが行われる製品でもあるので、 海外ショップを利用するToonTrackユーザーの多くは、セールの度についついEZXを買い足してしまう傾向があるんじゃないかと思う。 EZXの買い過ぎにより資金が底を突く『EZX破産』には注意しようね! #image(popr2.jpg) 下のほうにあるHUMANIZEというボタンをオンオフすることで、 再生するドラムの音のサンプルにランダムでバリエーションを持たせるかどうかを選べる。 オフにすると各サンプルのランダム要素が無くなるので、 同じベロシティで連打した時なんかには全く同じサンプルが連続して再生されることになってしまい、ちょっと機械っぽくなる。 …けど、あえてそういう機械的な音を狙いたい場合はオフにしても良い。 通常はオンになっている。 あと、その右のほうにVELOCITYっていうツマミがあるけど、 これは選択したグルーブMIDIをEZDrummer内で再生する際のベロシティを調整するだけのツマミなので、 普段打ち込みでやるように、DAWソフトからのMIDI信号をEZDrummerが受信して音を鳴らす場合には全く関係無いので無視して大丈夫。 #image(popr1.jpg) ミキサー画面はこのようになっており、ボリュームとPANをいじれる。 Trk1と書いてある部分をクリックすると、各マイクの音をDAWソフトのどのチャンネルに出力するかを選択できる。 通常は全てのマイクの音がDAWソフト内の同じチャンネルに出力されるように設定されているけど、 ここをいじれば、マイク毎に別々のチャンネルに出力することができる。 『Multichannel』をクリックすると、自動でお勧めの分け方に割り振ってくれるので便利。 マルチチャンネル出力のVSTの扱い方は各DAWソフトによって違うので、 もしEZDrummerをマルチチャンネル出力に設定したらバスドラムの音しか鳴らなくなっちゃったというような場合には、 おそらくDAWソフトのチャンネル設定に問題がある場合が殆どだと思うので、そんな時にはEZDrummerを責めないで、一度DAWソフトの設定を見直すと良い。 上のほうにあるON/OFFというスイッチは、キットピースとマイクとの距離を表しているわけではなく、 そのマイクの音に、狙ったキットピース以外の音(他のキットピースからの音の被り)を含ませるかどうかの選択欄となっている。 具体的には、Snare Bを『ON』の状態にしておくと、 SnareBマイクは、スネアの音だけでなくバスドラとタムの音も拾うけど、『OFF』にしておくことでスネアの音しか拾わなくなる。 Overheadを『ON』の状態にしておくと、 Overheadマイクは全てのキットピースの音を拾うけど、『OFF』にしておくことでシンバル類の音しか拾わなくなる。 普通はマイクの音には、狙ったキットピースの音だけでなく、 若干他のキットピースの音も混じったほうが厚みがあってかっこいい音になるので、普段は『ON』にしとけば良いんだけど、 作りたい音によっては、音の分離を良くするという意味で『OFF』にしておいたほうが良い結果を得られる場合もある。 ここで注意したいのが、どのマイクにどのキットピースの音がかぶるかや、 また、ON/OFF切り替え時に音の被りの有無がどう変化するかの設定は、読み込んだ拡張音源毎に微妙に違ってくるという点だ。 そのへんの詳しい仕様については、拡張音源のPDFファイルに記載してあったりもする(なかったりもする)ので、確認してみると良い。 #image(popr3.jpg) この『?』マークをクリックして各拡張音源のDescriptionをクリックすればPDFファイルが開ける。 #image(popr2.jpg) EZDrummerには、デフォルトではPOP/ROCKという、いかにもデフォルトっぽい名前の音源が収録されている。 音の傾向としては、独特の空気感というか部屋鳴り感というか残響感というか、そういうちょっとしたアンビエンス系の癖があり、クリアーな音とは言い難い。 擬音で表すと、バシバシ、ドスドス、バシャバシャした音が得意で、スッカーン、トントン、チキチキ系の音は得意ではない。 倍音成分が多いのか残響が派手なのか、どのキットピース音も結構派手に聴こえるので、 どちらかといえば、おとなしめの曲よりも、激しめのハードロックなんかのほうが向いている気がする。 あと、他の拡張音源と比べると若干音の味付けが濃いような気がするので、 この元から味付けの方向性と、自分の求める音の方向性が違った場合に、エフェクトをかけて音を加工するのがちょっと大変かもしれない。 俺はこの音源の音にいろいろエフェクトをかけて、すっきりめのメタルっぽい音に加工しようとしたけど、 なかなかいい感じの音にまとまらなかった記憶がある。 派手なアンビエンス感が気に入るか否かで好き嫌いが分かれる音源だと思うので、(俺はあまりこの音は好きじゃなかった。) 気に入らなければ他の拡張音源に手を出してみよう。 #image(EZKeys.jpg) POP/ROCKのキーボードレイアウトはこのようになっており、 スネアの叩き方のバリエーションなんかは、他のお手軽音源達と比べても若干少なめだ。 何故かドラム画面には表示されていないが、カウベルの音も収録されている。 また、EZDrummerにはオマケ音源として、Coocktail EZXという拡張音源が付いている。 #image(coocktail1.jpg) この音源は、バンドサウンド用ではなく、主にアコースティックサウンド用として使われるドラムセットっぽい。 正直俺はこういうドラムセットを使うようなジャンルの曲はあまり聴いたことが無いので良し悪しは判断できないんだけど、 ブラシで叩いたスネア(?)の音とハイハットの音は良い感じだった。 S2.0のX-drums機能を使って既存のドラムセットにプラスして使ってみるのも面白いかも。 #image(coocktail2.jpg) ミキサーはこんな感じで、EZXの中で最もシンプル。 #image(coocktail3.jpg) キットピースが少ないだけあってキーボードレイアウトもシンプル。 #comment(size=90,vsize=10)
*EZ Drummer #ref(ez_interface.jpg)&br() ---- ・[[メディアファージ>http://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=28300]] (日本輸入元) ・[[TOONTRACK>http://http://www.toontrack.com/products.asp?item=7]] (開発元) ---- **イントロダクション 『EZ Drummer』は、豊富なドラムパターンが内蔵しており、8000以上の素晴しいドラムフレーズ(多数のフィルを含み、ユーザーカスタマイズも可能)と、ヒューマナイズ機能のジョイントにより、リアルで素晴しいドラム演奏を簡単に実現します。更に、サウンドのコントロールも楽々です。 ---- **収録ドラムキット キックドラム 18”×22” GMSバスドラム(フェルトとプラスチック・ビーター) 14”×22” GMSバスドラム ダブルヘッド 14”×22” GMSバスドラム(フェルトとプラスチック・ビーター) スネアドラム Rogers Wood 4.5”×14” Slingerland 70's 6.5”×14” GMS Picollo 13” タム1 12” GMS、14” GMS タム2 14” GMS、16” GMS タム3 16” GMS、18” GMS ハイハット 14” Zildjian HHXマンハッタン 16” Zildjian Crash Hat シンバル 第1ポジション 19” Sabian AA Medium Thin 16” Sabian HHX Evolution 18” Sabian Jack DeJohnette Encore 13” Sabian Jack DeJonhette Encore シンバル 第2ポジション 18” Sabian HHX Evolution 16” Sabian HHX Evolution Ozone 18” Sabian Jack DeJonette Encore 17” Sabian HHX Evolution ライドシンバル 21” Sabian Handhammered Vintage 22” Sabian Handhammered Raw Dry ---- &link(SUPERIOR DRUMMER 2.0){http://www4.atwiki.jp/vstplugins/pages/184.html}(通称S2.0)の簡易版という位置付けの超お手軽ドラム音源。 お手軽音源といえば、他にはFxpansionのBFD ECOやXLN AudioのAddictive Drumsなんかが有名だけど、 このEZDrummerはそれらのお手軽音源よりも更に二周りくらいお手軽な作りになっている。 まずEZDrummerにはコンプレッサーやイコライザー等といったエフェクト類は一切搭載されておらず、 単体ではほとんど音作り的な作業をすることはできない。 EZDrummer内で行える作業といえば、 キットピースを選んでミキサーのボリュームとPANをちょっと操作する程度のものなので、 EZDrummerの音を使って本格的にドラムの音作りをしたい場合は、DAWソフトに出力して別途エフェクトをかける必要がある。 なので、特に上位版であるS2.0と比べると音源内で行える音作りの幅というものが物凄く狭くなってしまうんだけど、 実は、使い慣れたVSTエフェクトをたくさん持っている人からしてみれば、 ドラム音源付属の下手なエフェクトを使って音作りをするよりも、 いつも使っているお気に入りのVSTエフェクトで音作りをしたほうがやりやすいし思い通りの結果を得やすいと思うので、 DTMでのドラムの打ち込みに使う場合には、エフェクトが搭載されていないという点は案外問題にならない事のほうが多いように思える。 俺もS2.0で本格的に音作りをする際にもS2.0の内臓エフェクトは全く使わず、 各トラックの音をDAWに出力してから使い慣れたVSTエフェクトをかけていることが多いので、 EZDrummerにエフェクトが付いていなかったからといって特に困った事は無かった。 俺がEZDrummerを使う上で一番不便に思ったのが、キーマッピング機能が付いていないという点で、 BFD ECOやAddictive Drumsには電子ドラムでの使用を想定したと思われるキーマッピング機能が付いているんだけど、 このEZDrummerにはそれが付いていなかったので、電子ドラムでEZDrummerを鳴らす際にはちょっと面倒だった。 でもまあ電子ドラムを使わない場合には普通は困らないと思う。 なので、EZDrummerの基本的な機能というのは、 『決められたMIDIノートを受信すると、それに応じたドラムの音が鳴る』だけの簡易的なもので、それ以外の機能は付いていない。 しかしそれができれば普通に打ち込みで曲を作る場合には特に不自由しないとも思うので、ドラムの音源自体に複雑な機能を求めない人にはお勧めできる。 また、このEZDrummerにはEZXと呼ばれる拡張音源が存在し、 それらを買い足していくことにより、様々なドラムセットのバリエーションを得ることができる。 メタル用、ジャズ用、ヒップホップ用、ブルース用等、各ジャンルに特化した物がたくさん販売されているので、 EZDrummerに初めから収録されている音色だけでは満足できない場合には、必要に応じて自分好みの拡張音源を買い足して使うこともできる。 代理店によるEZXの紹介ページ http://www.crypton.co.jp/ezx ほとんどの拡張音源は、EZDrummer付属の音源よりも個性が強くてかっこいい音がするものが多いし、 中には音色のバリエーションが豊富だったり、ミキサー画面で結構細かい調整が行えるようになっている物もある。 ただし注意しておきたい点が、EZDrummerでは、他の多くの音源と違って、 違った種類のEZXのキットピースをひとつのドラムセット内に混ぜて使用することはできないということだ。 (上位版のS2.0を使用すれば、違うEZXのキットピースを混ぜてドラムセットを構築することも一応可能となっている。) あと、全くの余談なんだけど、このEZXは海外のDL販売サイトで頻繁にセールが行われる製品でもあるので、 海外ショップを利用するToonTrackユーザーの多くは、セールの度についついEZXを買い足してしまう傾向があるんじゃないかと思う。 EZXの買い過ぎにより資金が底を突く『EZX破産』には注意しようね! #image(popr2.jpg) 下のほうにあるHUMANIZEというボタンをオンオフすることで、 再生するドラムの音のサンプルにランダムでバリエーションを持たせるかどうかを選べる。 オフにすると各サンプルのランダム要素が無くなるので、 同じベロシティで連打した時なんかには全く同じサンプルが連続して再生されることになってしまい、ちょっと機械っぽくなる。 …けど、あえてそういう機械的な音を狙いたい場合はオフにしても良い。 通常はオンになっている。 あと、その右のほうにVELOCITYっていうツマミがあるけど、 これは選択したグルーブMIDIをEZDrummer内で再生する際のベロシティを調整するだけのツマミなので、 普段打ち込みでやるように、DAWソフトからのMIDI信号をEZDrummerが受信して音を鳴らす場合には全く関係無いので無視して大丈夫。 #image(popr1.jpg) ミキサー画面はこのようになっており、ボリュームとPANをいじれる。 Trk1と書いてある部分をクリックすると、各マイクの音をDAWソフトのどのチャンネルに出力するかを選択できる。 通常は全てのマイクの音がDAWソフト内の同じチャンネルに出力されるように設定されているけど、 ここをいじれば、マイク毎に別々のチャンネルに出力することができる。 『Multichannel』をクリックすると、自動でお勧めの分け方に割り振ってくれるので便利。 マルチチャンネル出力のVSTの扱い方は各DAWソフトによって違うので、 もしEZDrummerをマルチチャンネル出力に設定したらバスドラムの音しか鳴らなくなっちゃったというような場合には、 おそらくDAWソフトのチャンネル設定に問題がある場合が殆どだと思うので、そんな時にはEZDrummerを責めないで、一度DAWソフトの設定を見直すと良い。 上のほうにあるON/OFFというスイッチは、キットピースとマイクとの距離を表しているわけではなく、 そのマイクの音に、狙ったキットピース以外の音(他のキットピースからの音の被り)を含ませるかどうかの選択欄となっている。 具体的には、Snare Bを『ON』の状態にしておくと、 SnareBマイクは、スネアの音だけでなくバスドラとタムの音も拾うけど、『OFF』にしておくことでスネアの音しか拾わなくなる。 Overheadを『ON』の状態にしておくと、 Overheadマイクは全てのキットピースの音を拾うけど、『OFF』にしておくことでシンバル類の音しか拾わなくなる。 普通はマイクの音には、狙ったキットピースの音だけでなく、 若干他のキットピースの音も混じったほうが厚みがあってかっこいい音になるので、普段は『ON』にしとけば良いんだけど、 作りたい音によっては、音の分離を良くするという意味で『OFF』にしておいたほうが良い結果を得られる場合もある。 ここで注意したいのが、どのマイクにどのキットピースの音がかぶるかや、 また、ON/OFF切り替え時に音の被りの有無がどう変化するかの設定は、読み込んだ拡張音源毎に微妙に違ってくるという点だ。 そのへんの詳しい仕様については、拡張音源のPDFファイルに記載してあったりもする(なかったりもする)ので、確認してみると良い。 #image(popr3.jpg) この『?』マークをクリックして各拡張音源のDescriptionをクリックすればPDFファイルが開ける。 #image(popr2.jpg) EZDrummerには、デフォルトではPOP/ROCKという、いかにもデフォルトっぽい名前の音源が収録されている。 音の傾向としては、独特の空気感というか部屋鳴り感というか残響感というか、そういうちょっとしたアンビエンス系の癖があり、クリアーな音とは言い難い。 擬音で表すと、バシバシ、ドスドス、バシャバシャした音が得意で、スッカーン、トントン、チキチキ系の音は得意ではない。 倍音成分が多いのか残響が派手なのか、どのキットピース音も結構派手に聴こえるので、 どちらかといえば、おとなしめの曲よりも、激しめのハードロックなんかのほうが向いている気がする。 あと、他の拡張音源と比べると若干音の味付けが濃いような気がするので、 この元から味付けの方向性と、自分の求める音の方向性が違った場合に、エフェクトをかけて音を加工するのがちょっと大変かもしれない。 俺はこの音源の音にいろいろエフェクトをかけて、すっきりめのメタルっぽい音に加工しようとしたけど、 なかなかいい感じの音にまとまらなかった記憶がある。 派手なアンビエンス感が気に入るか否かで好き嫌いが分かれる音源だと思うので、(俺はあまりこの音は好きじゃなかった。) 気に入らなければ他の拡張音源に手を出してみよう。 #image(EZKeys.jpg) POP/ROCKのキーボードレイアウトはこのようになっており、 スネアの叩き方のバリエーションなんかは、他のお手軽音源達と比べても若干少なめだ。 何故かドラム画面には表示されていないが、カウベルの音も収録されている。 また、EZDrummerにはオマケ音源として、Coocktail EZXという拡張音源が付いている。 #image(coocktail1.jpg) この音源は、バンドサウンド用ではなく、主にアコースティックサウンド用として使われるドラムセットっぽい。 正直俺はこういうドラムセットを使うようなジャンルの曲はあまり聴いたことが無いので良し悪しは判断できないんだけど、 ブラシで叩いたスネア(?)の音とハイハットの音は良い感じだった。 S2.0のX-drums機能を使って既存のドラムセットにプラスして使ってみるのも面白いかも。 #image(coocktail2.jpg) ミキサーはこんな感じで、EZXの中で最もシンプル。 #image(coocktail3.jpg) キットピースが少ないだけあってキーボードレイアウトもシンプル。 #comment(size=90,vsize=10)

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