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ディーテ城砦攻略戦 援護

最終更新: 2009年03月29日 (日) 14時50分22秒 ;

  • ■■=PCの名前
  • ○○=使用したアイテム
  • 通常は消費しないアイテムでも消費してしまうことがあります
    (編集者は栄光の手+1を消費しました)


選択した行動:救護


奸智に長ける上、およそ人から外れた力と魔力を持つ相手に苦戦は必須。前線から次々と運ばれてくる戦士たちがそれを物語る。
癒しの魔法ならば大概の傷を治せるが、深刻な傷になる程魔力の消費が多く、またそれ程の使い手も全体を見れば少ない。
魔法に頼らぬ手当ても行われているが、そちらは物資の補給が鍵となる。
「もっときつく縛れ! それじゃ止血にならねぇ!」
「患者来ました! 肩の傷が深く、意識がありません!」
敵の姿は無くとも、ここもまた戦場。救護を担当する者たちが口早に指示を出し合う中に、負傷した者たちの呻き声が混じる。
「■■、何ぼさっとしている! こいつを奥の天幕に!」
怒鳴り声と共に、■■に怪我人を渡される。
「すまない、油断してこの様だ」
苦しげな声と肩にかかる重みが、怪我の具合を物語る。
空いた空間に慎重に怪我人を下ろすと、■■はただちに治療を開始した。

「大丈夫ですか、怪我の具合を見せて下さい」
救護活動にあたる、■■をはじめとする冒険者たち。魔法が使えるものは回復魔法を使って傷を癒し、または持ち寄った○○を使って救護を続ける。
「これくらいなら、大丈夫です」
「すまんな‥‥いつも感謝してるよ。何しろ敵さんは手強い相手でな」
剣だけで戦い続けることは出来ない。■■のような、救護活動に従事する者たちがいなくては、この厳しい戦いを乗り切ることは出来ないだろう。
戦いで負傷した冒険者たちは、こうした仲間たちの手厚い看護に感謝するのだった。

次々と怪我人が運ばれてきて、救護所は常にざわめいている。その中には怪我人の呻きや、彼らを激励する声なども含まれていて、一瞬たりとも静まることはない。
そのはずだが、■■の耳に届く音が不意に遠のいた。
「大丈夫ですか?」
はっとしてみると、たった今額に包帯を巻き終えた相手がこちらを見上げている。もしかすると、疲れのあまりに眠りに引き込まれかけたのか。
「お互いに、倒れないようにしましょう」
手当ての礼と共にそういった相手に頷いて、■■は気合を入れ直した。

戦いは激しさを増している。モレクの突進を止めることが出来なかった分、被害は格段に増大した。
現地のものによるリカバーでも間に合わない者は、現世界の教会や寺に搬送しなければならない。救護班は後方にあってそうした搬送作業にも追われることになる。体勢を立て直すのに彼らは全力を尽くした。
運び込まれてくる負傷者は日を追うごとに増してくる気配である。魔法が使える者は回復魔法を使い、そうでない者は負傷者に応急手当を施し、ポーションを手渡した。
「大丈夫ですか」
仲間を気遣う■■たちだが、味方も疲労の色は隠せない様子である。彼らは仲間を激励する。
「後ろは任せて下さい。皆さんが全力で戦えるよう支えますから」
「頼んだぜ、よし、悪魔どもをぶった切ってくるか!」
意気揚々と立ち上がった仲間の無事を祈って、救護班の■■は味方を見送るのだった。

「はい、おしまい、と」

怪我人で溢れる救護所は、今日も大忙しだ。
■■も治療の手伝いに加わって、怪我を負ったり、体調不良を訴える仲間を次々と、だが丁寧に手当てしていく。

「うん、大丈夫。後はこれを使って」

○○を渡しながらそう言った■■に、ありがとう、と向けられる感謝の言葉。気にするな、と首を振る。
出来る者が、出来ることを。ただそれだけ。
次の人、と呼んだ声にはけれど、照れ臭さもほんの少し混じっていた。

戦場に怪我人は付きもの。
怪我どころか、死とも背中合わせの中で、皆、それぞれの役目を必死にこなしている。
「はーい、負傷者通りまーす!」
「負傷者通りまーす」
板きれに車輪をつけただけの簡易な台車に血塗れの怪我人を乗せて、■■は声を張り上げた。揺れる台車は傷に響くだろうに、怪我人は小さく呻くだけで泣き言を漏らさない。
痛い、と泣き喚くのは自尊心が許さないのだろうか。
仲間を残して戦線を離脱してしまった不甲斐なさで自分を責め、弱音を吐けないと思っているのかもしれない。
怪我人の青ざめた顔に視線を遣り、唇を噛む。
今、自分に出来るのは、一刻もはやく癒し手の元に運ぶことだ。滴った血が板に染みを作る様に眉を寄せて、■■は足を速めた。
「負傷者1名、お願いします!」

選択した行動:炊き出し・物資確保


後方に確保された拠点にて、■■は炊き出しを行なった。
さすがに酒場や食堂で出るような食事には及ばないけれど、持ってきた○○を使い、保存食を美味しく食べられるように工夫をしたり、暖をとれるように温かい汁物を作ったりと、できる限りの工夫をしたつもりだ。
「■■さん、ありがとう!」
木製の椀を受け取った冒険者の真っ直ぐな礼の言葉がこそばゆい。少し頬が熱くなっているのは鍋が立てる湯気のせいだと誤魔化したくなるけれど。
「美味しい!」
「生き返る心地がするね」
そんな声を聞けば、また炊き出しの手伝いをしよう、そう思えるのだった。

「腹が減っては戦は出来ぬと昔から言いますからね」
「さあみんな並んで並んで! あったかいスープが出来上がってるよ!」
炊き出しチームによって設けられた仮設のテントの前には、長い行列が出来ていた。前線で戦っている者たちはみんな腹ペコだ。
食事時の一時の休息。■■の前にやってきた冒険者たちの顔に、束の間の笑顔が浮かぶ。
そんな笑顔が■■たちにとっては何よりの喜び。
「お代わりは自由だよ! みんなあったまって行ってね!」
炊き出しチームはそうして、続々とやってくる仲間達にスープを振る舞った。

腹が減っては戦も出来ぬ。
地獄に来てから様々な世界の様々な国の冒険者が集まっている。自然、食のバリエーションも多種多様。
「おにぎりいかが? かっぱ巻きもあるよ」
「食欲無くても何か食え。じっくり煮込んだスープはどうだ」
「はい、ハンバーガー! サラダとシェイクもいかがですか?」
しかし、戦う者はゆっくり出来ない。手軽に詰め込むと、早々戦場へ戻る。残念だが仕方無い。
「あの、■■さん。ちょっとお願いが‥‥」
脇腹を突付かれた■■が見ると、料理人が立っている。
着いて行くとそこには異臭を放つ鍋が。
「ちょっと味付けに失敗しまして。でも物資は貴重だから捨てられませんし、何とか食べられるようにしたいんです」
味を調えようとして、さらに失敗。もう自分の手には負えないと■■を招いたらしい。
すみません、と頭を下げる料理人。
強烈な臭いの鍋から一掬い。味を直すにはまず覚悟の味見が必要だった。

戦うために必要なのは何も武器ばかりではない。地獄の悪魔たちは休む間もなく襲い掛かってくるが、戦い続けるためには魔法や回復アイテムが必須である。また人間は不眠で戦い続けることも出来ないのだ。
物資確保に回った冒険者たちはポーションの類からMP回復アイテム、食糧の確保に奔走する。冒険者陣営の後方にそれらを補給していく。
「ふう‥‥何とかこれだけ集まってきたか。まだ悪魔と戦うためには足りないが」
持ってきた○○を物資の山に加えて呟く■■。周りを見渡せば同じように物資を運びやってくる仲間達の姿が見える。
物資は幾らあっても足りないくらいだ。■■たちは手分けして物資をかき集めるのだった。

炊き出しの場は、常にもう一つの戦場だ。前線とは違い、戦う相手は時間と場所と道具と物資の不足。足りないものばかりだが、そこは常日頃培った技量で補ってみせようという者ばかりが集っている。
だがしかし、たまには間違いも起きる。
「誰だ、これをよそった奴!」
呆れた声に■■が振り返ると、そこには手作りケーキの載った皿にぼろぼろの○○がでんと据えられていた。
(「見なかったことに‥‥」)
そうしようと、■■は心に決めた。

戦いは激しさを増している。モレクの突進を止めることが出来なかった分、被害は格段に増大した。
後方支援に当たる炊き出し班も忙しくなっていた。調理場は戦場のような忙しさである。一時の休息を求めて、戦場で戦っていた冒険者たちは続々と炊き出しに列を作っていた。
「はいどうぞ、あったまっていってね! お代わりはあるからね!」
スープや味噌汁を振る舞う■■たち炊き出しチーム。疲れた様子は見せずに笑顔で冒険者たちの労を労う。戦士たちは「ありがとさん」と言ってあったかいスープに舌鼓を打っている。
■■たちにとっては仲間たちの顔に笑顔が浮かぶのが何よりの喜びである。
「さあどうぞ! あったかいスープに味噌汁が出来上がってるよー!」
忙しくなってきたが、炊き出しチームの士気は衰えることは無い。

それはきっと、皆が集中して働いていたから起きた失敗に違いない。
だが、しかし。
「なんで、こうなる前に気付かなかったのかなぁ」
誰かがぼやくのに、■■も思わず同意の返事をした。せずにはいられなかった。
なにしろ、彼らの前には保存食と木材と聖なる守りとポーションの壷と毛布と盾と、その他諸々で作られた小山が存在していたのである。
どこかで指示を出し間違えたのか、皆で変な幻でも見たのか、寄せられた物資を分けておくはずが混ざり合っていた。
「落ちたーっ!」
悲鳴に咄嗟に両手を差し出した■■の手に、ポーションの入った壷がうまい具合に納まって、皆が安堵の吐息を吐いている。

選択した行動:武具の手入れ


地獄では武器の交換もままならない。少々壊れた程度で捨てていてはすぐに丸裸だ。
自分の武器は自分で手入れ。それは当たり前だが、打ち捨てられた武器やら矢だのも補修して使わねばならない。
敵が退いた戦場。負傷者を運び出す救護班に混じり、■■は使えそうな武具を回収していく。
「――くっ!」
刀を拾うとした矢先、その刀が跳ね上がった。
ただの刀ではない。悪魔の一種・デビルソードだ。
『死にな!』
デビルソードが切りかかってくる。■■はとっさに弾いたが、それでバランスが崩れた。
次の一手は避けられそうに無い!
――ガキィッ!!
組み合ったのは、横手から飛び出てきた別の冒険者だった。
「大丈夫!? ■■」
気遣う声に頷くや戦闘体勢を整え、援護に入る。デビルを滅するまで時間はかからなかった。
消滅を確認後、もう一度礼を述べると急いで陣営に戻る。
全く地獄は油断ならない。武器は少しでも多く必要だと改めて痛感した。

戦いの合間を縫って、冒険者は愛剣の手入れに余念がない。
どんな時でもこの剣一つで身を守り、敵を打ち砕いてきたのだ。
その思いとともに、冒険者は丁寧に刃こぼれした刀身を研いでいく。地味なようだがどんな魔法の武器も切れ味を失えばただのなまくらだ。
地獄の風が冷たい。冒険者は■■のことも気にせず、黙々と剣を手入れする。
「よし‥‥」
冒険者は磨き上げた刀身を持ち上げる。蘇えった刀身はぴかぴかに光っており、鋭さを取り戻した。
「待っていろ悪魔、剣の露にしてやるぞ」
冒険者は愛剣をしまい込むと、■■とともに、戦場の彼方に目を向けるのだった。

■■の口から漏れたのは、感嘆と呆れの半ばの呟きだった。
武器の手入れをしてあげると声を掛けたら、続々と集まる集まる‥‥目の前には軽く二十を越える剣や槍、たまに違う武器が混じっているかもしれない。剣だって大小あるし、槍の持ち主の一人はジャイアントだろう。針のようなものはシフールの武器か。
「さて‥‥見ていても終わらない、と」
「そうそう。皆で分担しようぜ」
「しましょー、しましょー」
「道具の予備ありまーす」
とんと肩を叩かれて■■が振り返ると、鍛冶師達も集っていた。
これなら、作業ははかどるだろう。

激戦の渦中にあって、武器の損耗は著しいものとなっていた。損傷が激しい愛用の武器を手に、■■は陣の一角に腰を下ろして、手入れを行っている。
「さて‥‥一体どれだけ敵さんを叩き切ればいいのかねえ‥‥さしもの魔剣もくたびれた様子だし」
そんなつぶやきも周りからは聞こえてくる。
とは言え、前線で戦う戦士たちに休息は無い。武具を手入れして、次なる戦いに備えなくてはならない。
「さあて、どうかな‥‥」
その冒険者は愛刀を持ち上げた。剣は輝き、再び切れ味を取り戻した。
「まあこんなところか」
ひゅんひゅんと剣を振って具合を確かめる冒険者。愛剣を鞘に収める様子を見ると、■■は続けて戦場の彼方に目を向けるのだった。

選択した行動:陣地作成


カン! カン! カン! カン! カン!
槌で叩く音が辺りに響き渡る。
地獄では陣地構築のための土木作業が進んでいた。土を盛り、壕を掘り、柵を立て、■■ほか冒険者たちは支柱を打ち込んでいく。
「おい! そっち持ってくれ!」
「よし来た! ‥‥一、二の三だぞ!」
「おう! 一、二の三! それ!」
男衆は荒ぶる声を上げながら木材を運び出す。
土を掘るものたちは陽気に歌いながら作業している。地獄での作業にも悲壮感はないようだ。
工事は着々と進み、次々と陣地が完成していく。

「せーのッ!」
「よっ、と!」

荒野ばかりが広がる地獄。その場所にあって、仲間達の拠り所となす陣地を作るため、■■ら名乗りを上げた者たちは、額に汗して頑張っていた。
力を合わせて邪魔な大岩を転がす者達の向こうで、ゴツゴツした大地を少しでも平らにしようと地ならしをする者が居る。簡易な足場を組む者が居て、集めてきたり持ち寄ったりした材料を抱えて動き回る者が居る。
■■は、ぐるりと辺りの様子を見回した。さて、何を手伝おう?

「お、手が空いてる? じゃあ悪いけどこっち手伝ってくれるかな」

通りがかった仲間がそんな様子に気付き、こっちこっち、と手招きする。
頷いて■■もまた、陣地作成に汗を流すのだった。

無鉄砲に突っ込んで行くだけでは休まる場所が無い。
拠点となる場所は必要だった。
移動していく戦場に合わせ、拠点もまた動く。深部に行くほど退路確保の陣地を増やすのも重要になる。
デビルたちの目を逃れ、安全そうな場所を探し、必要なら天幕を張る。
「はい、■■。こっち、お願いね」
■■に渡されたのは竹箒。
怪我人の為になるべく周囲を掃き清め、物資の保管場所に衛生面で気遣うのもまた必要という訳か。
「それが終わったら物資運びを手伝って。仕分けまだなの? じゃ、それも手伝ってね。空からの目が気になるわね。何か偽装を考えた方がいいかしら」
次から次に仕事が出てくる。
安全を求めるにはまず休んでいてはいけない。

戦いが激しさを増し、モレクの突進を許したことで、冒険者サイドも陣地の強化を急いでいる。
幾重にも壕が張り巡らされ、何重もの壁が本陣を取り囲み、物見櫓が立てられた。飛べるものは空からの警戒にも当たっており、万が一のデビルの強襲に備えている。
壁にはエチゴヤで強化された強弩が備え付けられ、デビルへの牽制に投石器も設置された。○○も用意され、堅牢な陣地は短期間のうちにさながら要塞へと姿を変えていく。
「ここまで突破されるとは思いたくないが‥‥前線の状況は予断を許さない状況だ。万が一モレクに突破されたら‥‥」
「考えたくはないが、そのためにも、ここの守りを固めないとな」
そうして、■■たちは黙々と作業を進めるのだった。

敵陣とその姿以外にほとんど遮るものがない荒涼とした大地と赤い空の下。
■■は、自陣の建築のために○○を運んでいた。隣には木材を担いだ青年がいて、歩きながらも周囲の者にあれこれと話しかけている。
「俺、これが落ち着いたら、村に戻って結婚するんだ。そのためにも、いい陣地を作らないと」
その宣言に祝いの言葉を■■は返して、青年と共に材料の保管場所に荷物を下ろしたのだった。

「重い‥‥」
円筒状の石に幾重にもロープを巻き付け、■■は渾身の力を込めて引き寄せる。
「コンダラァー!!」
小石を砕いた感触が伝わった。石が過ぎた後には、平らかな地面が現れる。そうして、■■は額に汗しながら、黙々と地面を均し続けた。
「‥‥‥‥‥‥■■は何をやっているんだ?」
「陣地を作っているらしいが」
■■が用意した物に目を遣り、仲間は首を捻る。麻袋に詰まっているのは、細かく砕かれ、粉状となった石灰だ。
ーー‥‥‥なんの陣地‥‥?
仲間達の不思議そうな視線に気付くことなく、■■はただひたすらに重たい石を引き摺り続けた。

選択した行動:調査


世界の各地で悪魔が現れている。それも、小悪魔のような小物ではなく、魔王と呼ばれる強大な、上級の悪魔たちだ。
また、地獄からの侵攻も続いている。現在の戦いも今は優勢な形で進んでいるものの、少しでも気を抜けばあっさりとひっくり返されてしまうだろう。
そのような中、■■は各地で見つかった悪魔に関する書物を調べようとしていた。
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。どんなことでもいいから調べておこう。

‥‥とはいうものの、膨大な資料にすべての手が回らない。
今日は収穫はなかったが、明日こそは必ず、何か見つかるだろう。

目の前には、たくさんの書物が置かれている。それは、世界各国で見つけられた、悪魔に関する研究の書だ。
その中の一つに、■■は目が止まった。
「*(悪魔情報参照)*」
このような敵がまだ、現れるのだろうか。■■はそう思いながらも今日の調査を終えることにした。

デビルの能力を調べるために、■■は地獄で戦った仲間達から話を聞き集めることにした。
その中で気になったのは、一人の戦士が口にした自信なさ気な一言だった。
「例の黒い靄とは関係なしに、地獄の奥では下級デビルの力が少し増していたと思う」
こうした証言は、実は他にも幾つも出てきていたのだ。

悪魔情報


「下級デビル:アガチオン
醜い小人のような姿をした、真昼にのみ現れる珍しい悪魔。人々に害のある悪戯を行うものの、悪魔にしては気が弱く、ケガをさせられるようなことがあればあっさりと降伏する。
降伏した相手の願いをかなえると言われるが、力が弱く、また願いを曲解するので役に立たないと伝えられる。」

「下級デビル:アクババ
羽を広げれば4m以上にもなる、巨大で獰猛な禿鷹の姿をした悪魔。
死骸を食い、1000年間生き続けた禿鷹が悪魔になったといわれており、大きな牛くらいであればその爪でつかんで飛び去ることができるという。」

「下級デビル:イペス
ガチョウの頭と足、ウサギの尾に獅子の体という奇妙な姿の悪魔。
白い羽の生えた天使のような姿で現れることもあり、力を望むものに悪魔となる方法を教え、悪の道に誘うという。」

「下級デビル:インキュバス/サキュバス
理想の異性の姿で現れ、犠牲者を誘惑し憑りつく悪魔。夢魔ともいう。
憑りつかれた犠牲者は眠り続け、最終的には衰弱死するという。
幻影や人の心を操る魔法も得意としており、誘惑するその手管や術には油断がならない。」

「下級デビル:インプ
背中にコウモリの羽を生やし、先端が矢尻のような形をした長い尻尾を持つ醜い小鬼。鉛色の膚をしており、耳まで口が裂け、鋭い牙が並んでいる。
非常に小柄で、悪戯好きで狡猾。比較的多人数で現れ、様々な悪さを働く他、上位の悪魔の使い魔をしていることもある。
簡単な悪魔の魔法も使えるので注意が必要。」

「下級デビル:ヴィヌ
黒い馬にまたがる獅子の頭を持つ悪魔の貴族。手には毒蛇を持ち、常に怒りを露にしている。
相手の過去をのぞき、隠された暗い過去を揺さぶる。また水を操ることができ、嵐や水害を引き起こすという。」

「下級デビル:エフィアルテス
鳥のような黒羽を持つ、醜い小鬼の姿をした夢魔の一種。
夜、寝所に忍び込み、悪夢を見させる。犠牲者は悪夢にうなされ続け、一週間もたたずに衰弱死するという。」

「下級デビル:グザファン
耳のとがった猿のような小鬼。
地獄のかまど番とされ、手にしたふいごで炎を操ることができる。
また常より地獄の業火にさらされているためか、炎は一切効かないので気をつけること。」

「下級デビル:グリマルキン
大きめの黒猫の姿を取る悪魔。野心を持つ人間になつくように付き従い、道を誤らせる。
その力を発揮すると、コウモリの翼を持つ黒豹の姿をとるという。」

「下級デビル:クルード
非常に細長い鞭のような尾と、耳まで裂けた大きな口を持つ、ねずみに似た醜い小悪魔。
寒い霧の夜に現れ、霧の息を吹きかけてくる。太陽の力を苦手としている。」

「下級デビル:グレムリン
爪が長く尾はない、毛むくじゃらの凶悪な姿の悪魔。
姿を消すことができ、忍び寄って武器や道具を奪ったり壊すなどの様々な悪戯をする。
ビールには目がなく、樽一杯に用意したビールでおびき出されることもある。」

「下級デビル:デビルアーマー
鎧の形をした悪魔。戦士に力を与えると誘惑し、その力に溺れたものを悲劇に追い込むという。
鎧として用いれば、金剛不破と名だたる鎧と同等の力を得られるためか、それを求めるものは後を絶たない。」

「下級デビル:デビルソード
剣の形をした悪魔。妖刀とも呼ばれる。
戦士に力を与えると誘惑し、その力に溺れたものを悲劇に追い込むという。
剣として用いれば、国に名だたる名刀と同等の力を得られるためか、それを求めるものは跡を絶たない。」

「下級デビル:デビルマスク
不気味な形相の顔を模した面の形をした悪魔。戦士に力を与えると誘惑し、その力に溺れたものを悲劇に追い込むという。
仮面としては非常に強固な能力を持っているためか、それを求めるものは後を絶たない。」

「下級デビル:ニバス
道化師のような衣装をまとった人型の悪魔。地獄の宮廷の道化の一人といわれる。
人に幻覚や夢を見せて眠らせ、精神の力を奪い仮死状態にすることができる。眠らされ他相手は、誰かに起こされるまでは自然に起きることはないという。」

「下級デビル:ネルガル
人よりも大きなインプといった姿をした、炎をまとって現れる黒い悪魔。
地獄の密偵といわれ、他の悪魔に様々な情報を流す。
姿を消すことができ、それによって情報を探ったり、火をつけて世を撹乱するという。」

「下級デビル:ビレト
青白い馬に乗った、常に怒りの表情を浮かべている悪魔の騎士。
ホルンを抱えた3匹の黒猫の伴奏とともに現れ、悪意あるものに助言し、不当に男女の仲を取り持つという。
剣の名手で、様々な戦いの技を操る。」

「下級デビル:ベルゼビュートフライ
羽に髑髏の模様が浮かぶ、手のひらよりも大きい蝿。
魔王ベルゼビュートの使いとされ、地上を荒廃させるために飛び回っている。
口から強力な酸の霧を吐き、停まった場所に疫病をばら撒く災厄の使いである。」

「下級デビル:リリス
シフールによく似た外見の、先端が矢尻の様になっている尻尾が生えた悪魔。悪戯が過ぎて追放された天使とも言われる。
かわいらしい外見に似合わず、魅了の力と炎の魔法を使いこなし、日々悪意ある悪戯に励むという。」

「下級デビル:邪魅
毛むくじゃらの犬のような外見をしたデビル。東洋に主に現れ、これと思った人物に狙いを定めて、力を貸すことを約束しながら欲望を育て、堕落と悪の道へと誘う。
直接的な力はないものの、言葉巧みに人を欺く危険な存在。」

「下級デビル:縊鬼
首に縄をかけた、青白く不健康そうな人間の姿をした東洋の悪魔。
犠牲者に似た姿で現れ、生きていくことが無常であるととき、死んで魂を差し出せば幸せになれると囁きかける。
幻も使うことができ、相手を騙すことに長けている。」

「下級デビル:夜叉
見た目は普通の女性の姿をした悪魔。
女性の嫉妬心や復讐心の様な、暗い感情につけ込んで悪行を行わせるため、精神的に落胆している女性に憑依する。
なお、憑依されている女性を改心させ、追い出すこともできるという。」

「下級デビル:羅刹
筋骨たくましい男の姿をした東洋の悪魔。
姿を変えながら暴力と誘惑を使い分け、犠牲者を悪の道へと引き込む。
人の欲望をあらわにし、それに引きずり込むような策謀を好む。」

選択した行動:偵察


荒涼とした大地、赤い空、そして不気味なうめき声がどこからとも無く響いてくる。
偵察に向かった■■たちは、油断無く周囲を伺いながら進んでいた。
先回の戦いにおいて、敵の軍勢‥‥悪魔たちの動きに不自然な部分があったという。
それを調べるべく、いまだ戦火のたぎり覚めやらぬ戦場へ、偵察に向かったのだが‥‥。
「うじ虫どもを踏み潰せ! 皆殺しにしてゲヘナの丘で焼き尽くしてくれるわ! 奴らの心臓を引きずり出し、食らってやるぞ!」
これ以上は危険だ。そう、■■の心の奥にひやりとしたものが走る。
目の前には奇襲をかけるのか、それとも別の目的があるのか、悪魔の一団が行軍を続けていた。
できれば、その行き先を知りたかったが‥‥■■たちは用心しつつ、その場を静かに離れた‥‥。

荒涼とした大地、赤い空、そして不気味なうめき声がどこからとも無く響いてくる。
偵察に向かった■■たちは、油断無く周囲を伺いながら進んでいた。
そのまま、敵陣のある方向へと向かう。
■■の目に、悪魔の大軍が飛び込んでくる。恐ろしげな姿をした異形の魔物が立ち並び、小悪魔たちが空を飛び交っている。見つかれば、即座に殺されるだろう。
一体どれほどの大軍であろうか‥‥この先に待ち構えているであろう更なる悪魔の軍団が脳裏をかすめ、冒険者の背中に冷たいものが走る。と、ひときわ巨大な影が空間をよぎった。
「うじ虫どもを踏み潰せ! 皆殺しにしてゲヘナの丘で焼き尽くしてくれるわ! 奴らの心臓を引きずり出し、食らってやるぞ!」
恐ろしい声がびりびりと大気を震わせる。■■たちは用心しつつ、その場を離れた‥‥。

情報。
敵の陣形、戦力。地形の有利不利。狙いは何で、どう攻めてくるか。
時には隠れ、時には駆け引きし。そして、デビルと交戦する最中でも情報収集は行われる。
物資は貴重。情報が奪われる事を懸念してもメモ書きは迂闊に出来ない。それで口伝えが重要な伝達手段になるのだが‥‥。
「±〇-! _#★♪!!」
地獄を進むにつれ、別国の冒険者たちと合流する事も増えたが、そこで生じる言葉の壁。思わず、■■の目が点になる。
話が通じる者を探し出し、伝達事項を聞き出すが。
「報告します! 鴉と猫が豆食ってグーだそうです」
伝言ゲームの果ての果て。もはやその言葉の原型はどこにあるのか。情報伝達は正確に。
「つまりその一帯にデビルが集まってきてるという事か。何か仕掛けてくるかもしれない。至急、体勢を整えるよう伝達を!」
もっとも、伝えられる方も慣れてきて、段々暗号解読能力が上がってきているようだ。

赤い空、禍々しい雲。
風は温く、胸が悪くなるような匂いを運んでくる。

‥‥なんて、感傷に浸って詩を口ずさんでいる場合ではない。
ここは戦場。
気を抜けば殺られる。
■■は、そっと周囲を見回した。右を向いても、左を向いてもデビル、デビル。デビルしかいない。
「えーと、あれは確か‥‥」
記憶とモンスター知識を総動員して、現物と情報とを照らし合わせていく。
さすがは地獄。見た事あるタイプから見た事ないタイプまで、まるでデビルの見本市だ。人の世界に戻れたなら、デビル図鑑を作って研究書なんか出すのもいいかもしんない。そうすれば、夢の印税生活だ。
「たまらん‥‥」
桃色未来絵図を妄想して、■■はうっとりと地獄の空を見上げた。

デビル側の陣地に侵入した■■たちは、悪魔たちの会話に耳を澄ませていた。
先の戦いでデビルが散り際に残した言葉‥‥「丘」と「儀式」が何を意味するのか、手がかりはないか探りを入れる。
「‥‥人間どもめ、無駄なあがきを‥‥自ら死地に飛び込んでくるとは‥‥」
「我らが王が復活した暁には、ことごとく地上の人間を追い散らし、我らの帝国と致しましょうぞ」
「‥‥神への反抗の時は近い‥‥冠が揃えば、我らが王は絶対無敵‥‥神を倒し、人間は我らが従僕に成り下がるのだ」
「者ども! 今こそ人間どもを踏み潰す時‥‥! かがり火を焚け! 地獄の業火を盛大に燃やすのだ! 時は来たれり! 奈落の恐怖と絶望で人間どもを踏み潰してくれるぞ!」
「おお! 火を焚け! 時は来た! 悲しみと絶望が奴らを多い尽くすだろう! 儀式の準備を!」
‥‥一体何が起きようとしているのか‥‥■■たちは背中に冷たいものを感じながら悪魔の陣地を離れた。

荒涼とした大地、赤い空、そして不気味なうめき声がどこからとも無く響いてくる。
偵察に向かった■■たちは、油断無く周囲を伺いながら進んでいた。
先回の戦いにおいて、敵の軍勢‥‥悪魔たちの動きに不自然な部分があったという。
それを調べるべく、いまだ戦火のたぎり覚めやらぬ戦場へ、偵察に向かったのだが‥‥。
「うじ虫どもを踏み潰せ! 皆殺しにしてゲヘナの丘で焼き尽くしてくれるわ! 奴らの心臓を引きずり出し、食らってやるぞ!」
これ以上は危険だ。そう、葉霧 幻蔵の心の奥にひやりとしたものが走る。
目の前には奇襲をかけるのか、それとも別の目的があるのか、悪魔の一団が行軍を続けていた。
できれば、その行き先を知りたかったが‥‥■■たちは用心しつつ、その場を静かに離れた‥‥。