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|BGCOLOR(AEEB9C): 751 名前:クーの群雄外伝 投稿日:2006/08/16(水) 00:39:53 2m7iBu27 |
川 ゚ -゚)「ツン、ちょっといいか?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの、お姉ちゃん?」
川 ゚ -゚)「まずはこいつを見てくれ、これをどう思う。」
お姉ちゃんが私に見せたのは、R諸葛亮だった。
また勝手に部屋に、と言おうと思ったけど、言っても無駄よね、きっと。
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、このカードはちょっと使いにくいと思うわ。
武力も低いし、何より計略が使いにくくて、効果時間も短いもの。」
川 ゚ -゚)「そうか。じゃぁ、次にこいつを見てくれ、こいつはどうだ?」
次にお姉ちゃんが見せたのは、『旧』R諸葛亮だった。
あ、そっか。お姉ちゃんには、まだ説明してなかったわね。
ξ゚⊿゚)ξ「あ、これは昔のカードなの。今でも使えるけど、
能力その他は全部、こっちの新しいのと同じになってるわ。」
川 。_。)「そうか…」
お姉ちゃんは少し残念そうな顔をして、俯いた。
三国志が大好きなお姉ちゃんのことだから、理由はお察しだけど…
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの、お姉ちゃん?なんだか残念そうだけど。」
川 ゚ -゚)「なに、大したことではない。ただ、実はこんなデッキを考えていてな。」
そういってお姉ちゃんが差し出したのは、
『R周瑜 R諸葛亮 SRホウ統 R魯粛 UC黄蓋』
というデッキだった。
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|BGCOLOR(AEEB9C): 753 名前:クーの群雄外伝 投稿日:2006/08/16(水) 00:41:23 2m7iBu27 |
川 。_。)「出来るだけ史実通りに、かつちゃんと戦えるデッキだと思ったのだが…
そうか、今ではこの『東南の風』は、使えないのか…少し、残念だ。」
ξ゚⊿゚)ξ「(このデッキ自体も、お世辞にも強いとは言えないんだけどね…)」
川 ゚ -゚)「わかった、邪魔したな、ツン。」
ξ゚⊿゚)ξ「べ、別にいいわよ、これくらいならいつでも…」
言いかけて、ふと思うことがあった。
こんな些細なことで残念がるほど、お姉ちゃんは三国志が好きなんだから…
ξ゚⊿゚)ξ「そうだ、お姉ちゃん。今からバーボンハウスに行かない?」
川 ゚ -゚)「む?そうだな、別に構わんが、急にどうした?」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっとお姉ちゃんに、やってもらいたいものがあるの。」
(´・ω・`)「やぁ、まずこの古酒(クースー)はサービスだから落ち着いて欲しい。」
川 ゚ -゚)「ほぅ、これは…うん、素晴らしい味だな。ツンもどうだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、私は未成年だからダメよ。」
言えない。実はただ単に、極端にお酒に弱いだけだなんて。
姉妹なのにこうも違うなんて、ちょっと不公平な気もするけど。
川 ゚ -゚)「だろうな、ツンは酒に弱いからな。」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょ、お姉ちゃん知ってたの!?」
川 ゚ -゚)「当たり前だ、私はお前の姉なんだぞ?」
…前言撤回。かなり不公平だと思う。
(´・ω・`)「(そうか、ツンちゃんはお酒に弱いのか…)」
バッ●-●ヽ(´・ω・`)「(これは貴重な情報だな!)」
ススッミ(´・ω・`)「(おっと、ここでサングラスをつける意味は、別にないかな)」
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|BGCOLOR(AEEB9C): 754 名前:クーの群雄外伝 投稿日:2006/08/16(水) 00:42:19 2m7iBu27 |
川 ゚ -゚)「で、私は何をすればいいのだ?」
そうだった、今日ここに来たのは、お姉ちゃんにアレをやってもらうためなんだっけ。
ξ゚⊿゚)ξ「あ、とりあえずいつも通りにして。でも、全国大戦は選ばないでね?」
川 ゚ -゚)「カードを入れてお金を入れ…ここまでか、次は?」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、ちょっと待っててね(ゴソゴソ)」
私はトラックボールで群雄伝を選択して、ケースから数枚のカードを取り出す。
ξ゚⊿゚)ξ「まずはこのデッキで、その蜀伝っていうのをやってみて?」
『ST劉備 UC関羽 UC張飛 C簡雍 C寥化』
川 ゚ -゚)「ふむ…これだな?蜀伝第一章、桃園の誓い…か。」
~以降しばらくの間、クーは顔文字のみでお楽しみ下さい~
川 ゚ -゚)
Σ川 ゚ -゚)
川;゚ -゚)
川;゚Д゚)
Σξ゚⊿゚)ξ「お姉ちゃんが表情を崩してる…!」
(???)「ホントだお、珍しいお!」
ξ;゚⊿゚)ξ「全くだわ…って、アレ?」
私は今、誰と会話してるんだろ?聞き覚えのある…
…どころじゃない、こんな変わったしゃべり方をする奴、あいつしかいないじゃない!
Σξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、アンタいつの間に来たのよ!!」
( ^ω^)「たった今だお。」
まったく、来るなら来るって言いなさいよね!
言ってくれれば、その、もうちょっといい服、着てきたんだから…
(;^ω^)「…あ、カード忘れたお。ちょっと取りに行ってくるお。」
う~ん、戻ってくるなら、呼び止める必要も無いかぁ…
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|BGCOLOR(AEEB9C): 756 名前:クーの群雄外伝 投稿日:2006/08/16(水) 00:43:56 2m7iBu27 |
>この勝利、我が民に捧ぐ!
ξ゚⊿゚)ξ「あ、とりあえず終わったみたいね。どうだった、お姉ちゃ…」
川 ;-;)
ξ;゚⊿゚)ξ「お姉ちゃん!?」
な、なんで泣いてるのよ!?
川 ;Δ;)「す、素晴らしい…素晴らしすぎる…私の手で、歴史の足跡を辿って…」
…あ、感動で泣いているのね、ビックリしたぁ。
ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そう。喜んでくれたみたいで、嬉しいわ。」
というか、また表情が崩れてる…これじゃぁクールなイメージが…
でも、これってつまり、それだけ三国志が好きなのよね、お姉ちゃんは。
ξ゚⊿゚)ξ「あ、これはコンティニューで次の物語が出来るから…」
川 ゚ -゚)「それは本当か!?ならば…いや、今日はよしておこう。」
…あら、意外。絶対やると思ったんだけど…
ξ゚⊿゚)ξ「どうして?やればいいじゃない?」
川 ゚ -゚)「…いや、今日は覚悟が全く出来ていなかったからな。
このままだと、我を忘れて続けてしまいそうだ。」
さすがお姉ちゃん。自己分析も完璧だわ。
川 ゚ -゚)「だから、今日はこれでおしまいだ。
そして、明日からまた、一回ずつ進めていくことにするよ。」
川 ゚ -゚)「さて、じゃぁ今日は帰るか…ん、ツン、どうした?」
ξ゚⊿゚)ξ「私はもうちょっとここにいるわ。その…」
バーン!という威勢のいい音と共に、1人の人が店に入ってくる。
出入り口付近にいた私たちには目も触れず、三国志大戦の状況を確認している。
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|BGCOLOR(AEEB9C): 758 名前:クーの群雄外伝(ラスト) 投稿日:2006/08/16(水) 00:45:08 2m7iBu27 |
(;^ω^)「も、戻ってきたお!席は…今日は空いてるお!連コし放題だお!フヒヒ!」
川 ゚ -゚)「…ふ、そういうことか。わかった、気をつけて帰るのだぞ。」
ξ////)ξ「…うん、ありがと、お姉ちゃん。」
言い訳なんてしないわ。お姉ちゃんに何言ったって、どうせお見通しなんだものね。
(´・ω・`)「む、いいねぇ、どんどんやってくれたまえ…空いてる間はね。」
( ^ω^)「認識。あ、ツン!アドバイスとか頼むおー!」
ブーンはようやく私に気付いて、声をかけてくる。
…もう、そんな大声出さなくても、ちゃんと聞こえるわよ!
ξ゚⊿゚)ξ「こ、今回だけなんだからね!」
( ^ω^)「とか言いつつ、毎回いいアドバイスしてくれるお。ツンはいいやつだお!」
ξ////)ξ「もう、茶化さないでよね!!」
まったく、人の気も知らないで!そんなセリフ、よく平気で言えるわね…
お姉ちゃんといいブーンといい…私もホント、それくらい素直になれたらなぁ。
川 ゚ -゚)「フフ、頑張れよ、ツン…さて、ところで排出カードは…」
ペリッ
川 ゚ -゚)「(ここから10レス後)か、なかなか格好いいじゃないか、気に入ったぞ。」
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|BGCOLOR(AEEB9C): 761 名前:クーの群雄外伝(ちなみに) 投稿日:2006/08/16(水) 00:48:17 2m7iBu27 |
( ^ω^)「おお???おおおおお?????」
ξ゚⊿゚)ξ「そこで特攻号令なんてしたら、迎撃されるに決まってるじゃない!!」
(;^ω^)「ついだお!わざとだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「どっちなのよ!あ、逆サイドから攻城来て…って、全部隊特攻中じゃない!」
(;^ω^)「攻城合戦なら特攻の敵じゃないお!」
ξ゚⊿゚)ξ「確かに、城ゲージだけ見れば先に落城できるかもしれないけど…」
>はい!そこまで!
( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ『ですよねー』
そんなこんなで、今日も今日とて、バーボンハウスは、平和なのでした。
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|BGCOLOR(A0C0F0): 768 名前:ゲームセンター名無し 投稿日:2006/08/16(水) 00:56:44 b139G0fo |
R鄧艾&鍾会・・・じゃなくて
R姜維
|BGCOLOR(AEEB9C):14 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 13:43:31 ID:q9vkR86F |
暑い暑い昼下がり。大学生は長い夏休みの真っ最中です。
とあるマンションの一室ではカードの束を眺めているクー姉さんがいました。
この前の一件から三国志大戦にすっかりはまってしまったようです。
あたりは本棚がずらりと並びぎっしりと几帳面に詰まった本…
主には歴史書、歴史小説に歴史漫画が並べられています。
彼女の隣には「蒼天○路」がドサッと積み上げられていました。
ドタドタ…バタン!
ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっとおねーちゃん!私のカード勝手に持って行かないでよ!」
ツンが少し怒りながらクー姉さんの部屋に入ってきました。
大好きなおねーちゃんにも好きなのにツンツンしちゃうのですね。
川゚-゚)「ツン、ノックもせずに人の部屋に入るのは感心しないな」
とても冷静にツッコミを入れるクー姉さん。こんなときもクール。
妹のいない間にカードを持って行ったのはささいな事だと言わんばかりです。
川゚ー゚)「いや、しかしちょうどいいとこにきた」
彼女の手にはデッキが握られていました。中身は
SR呂布(他) R張遼 UC陳宮 SR呂姫
と意外にキラキラしたデッキ。
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|BGCOLOR(AEEB9C):15 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 13:44:58 ID:q9vkR86F |
スターターを買ったとはいえカードは充分妹のカードはあります。
妹へ譲ったとはいえ彼女の負けず嫌いもまだまだ健在です。
勝つならばとクー姉さんは合理的な考えの持ち主なのでした。
川゚ー゚)「つまり下ヒに呂布が立て篭もった場面だな」
ξ゚⊿゚)ξ「またおねーちゃんは歴史オタクなんだから…」
しかし台詞からわかるようにクー姉さんが作ったのはテーマデッキです。
ある種ネタデッキなのですがそれでも充分戦えるデッキは作れます。
重度の歴史マニアなクー姉さんは戦場を再現するデッキを好むというわけです。
川゚-゚)「ではツン、さぁ行こうか」
ξ゚⊿゚)ξ「へ?ちょっとまだ私帰ったばかりで…」
そんなこと考慮して遠慮するクー姉さんではありません。
自分の思った事は素直に実行していくおねーちゃんなのです。
川゚-゚)「ほら、これからバーボンだぞ。あそこのカクテルは良いのが揃ってる」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょ!ちょっとおねーちゃーん!」
抵抗空しくズルズルと引きずられて行ったのでした。
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|BGCOLOR(AEEB9C):17 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 13:47:00 ID:q9vkR86F |
ところ変わってここはバーボンハウス。
初心者から百戦練磨のプレイヤーまで揃う三国志大戦のメッカ(お酒も飲める喫茶店付き)です。
(´・ω・`)「やぁ(ry
川゚ー゚)「やぁ、店長。今日は妹と三国志をやりに来たんだ
だから今日はパスだ、日本酒なんてのもアリだから次は楽しみにしてる」
(´・ω・`)「そうかい、残念だが今日はゲームを楽しんでくれると嬉しい」
ξ#゚⊿゚)ξ「……」
道すがら引きずられて来たのかすでにボロボロなツン。
少し非難がましい目付きでクー姉さんを見ていましたが、諦めたのか口を開きました。
ξ゚⊿゚)ξ「もう…教えて欲しいんでしょ?」
川゚ー゚)「ん?当たり前じゃないか。だから心から信頼している妹を連れて来た」
こともなげにこんな恥ずかしい事を言うのがクー姉さんのいいところです。
ξ*//⊿//)ξ「バ、バ…本当におねーちゃんったら恥ずかしいんだから…」
川゚-゚)「それに今日はこの前の紳士的なやつもいないことだし」
ボソリと呟くクー姉さん。僅かに残念そうですが特に気にはならないようです。
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|BGCOLOR(AEEB9C):18 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 13:49:10 ID:q9vkR86F |
川゚ー゚)「ま、ヤツがいてもなにがあるわけでもないんだが。
それではさぁ、ツン、これから勝つためにじっくり教えてくれ」
ξ゚⊿゚)ξ「…はいはい、わかりました。おねーちゃんには勝てないわ」
コインを入れていくクー姉さんをどこか優しい表情で見つめるツンなのでした。クー姉さんは全国大戦を選びカードを配置。
川゚ー゚)「この前は負けたからな、今日こそは勝たねばならん」
~対戦相手が見つかりました~
クー軍 一州
SR呂布(他) R張遼 UC陳宮 SR呂姫(総武力26)
ツァオツァオ軍 三州
R曹操 R夏侯惇 C藏覇 C魏続 C侯成 R荀イク(総武力25)
川*゚ー゚)「おお!これぞまさに!」
クー姉さんは因縁の対決の再現ができると喜んでいます。
ξ゚⊿゚)ξ「相手はそれなりにやってるみたいだから…
このままだとおねーちゃんには少し荷が勝ち過ぎてるかなぁ…」
川゚-゚)「む?」
不思議な顔でツンを見るクー姉さん。
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|BGCOLOR(AEEB9C):21 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage あら顔おかしい? 2006/08/12(土) 13:54:33 ID:q9vkR86F |
川゚-゚)「なぜ相手がわかるのだ?私のこのデッキと大戦するのに
このように再現をしながら対決してくるとは相当な三国志通だろう」
クー姉さんは対戦する相手が偶然決まるとは考えてはいないようです。
ξ゚⊿゚)ξ「慣れてくると対戦相手の戦績や勝率、デッキを見れば
熟練してるかそうでないかくらいはだいたいわかるようになるのよ」
川゚ー゚)「よくはわからんがしかし、ここで曹操に負けるわけにはいかん!」
あまり話を聞かなかったけど、意気込んでいるクー姉さん。
開幕の配置についてもツンに相談です。
川゚-゚)「では、始めはどのように場所を置けばいいんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「相手はほぼ馬デッキね、手数に勝るけど一人一人の武力が高くない
伏兵も計略のバランス的にダメ計も相手にはいないから
開幕は呂布を死なせない程度にガンガン攻めたらいいんじゃないかしら」
ツンのアドバイス。攻めを重視した言い方なのはやはり性格でしょうか。
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|BGCOLOR(AEEB9C):23 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 13:59:06 ID:q9vkR86F |
川゚-゚)「わかった、陳宮」
もうクー姉さんは呂布になりきって受け答えをしていました。
ξ#゚⊿゚)ξ(私が陳宮ってどういう事よ…せめて呂姫の方でしょ…!)
…たった今姉妹に確執が生まれたように見えましたが、きっと気のせいです。
アドバイスの結果クー姉さんは陳宮を城門前へ置き、柵を城門を守るように設置します。
さらに呂姫と張遼を先頭に呂布を後ろから突撃できるようにセッティング。
川゚-゚)「これでいいのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「いいはずだわ、配置はこれで問題ないと思う」
太鼓判を押すツン。満足そうに頷くクー姉さん。
川゚-゚)「曹操には負けられんな、史実を私がひっくり返してやる」
気合いは充分。それではついに開始です。
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|BGCOLOR(AEEB9C):25 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA 2006/08/12(土) 14:02:37 ID:q9vkR86F |
バターン!ちゃ~ちゃ~ら~ら~♪
開幕から相手は弓二体を後ろに控え前で4体がオーラを出して待ち構えています。
川#゚_゚)「曹操め、我が軍に怖じけづいたか?」
もうクー姉さんはノリノリで呂布を始めとした騎馬三体をググッと前に出しました。
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、おねーちゃんそれじゃ…!」
固まり突撃して行った張遼は夏侯惇と相殺しあい、乱戦へ持ち込みあいます。
さらに呂姫は曹操と互いに突撃を相殺しあいましたがしかし
突撃!突撃!
隣から侯成と藏覇がそのまま突撃をかまして呂姫は撤退させられてしまいます。
Σ川゚-゚)「我が姫が。やはり袁術殿の所へ嫁に送り援軍を乞えば…」
ξ゚⊿゚)ξ「へこんでないで!しかし私は無理矢理嫁になんて行かないわよ!」
何となく二人はズレた会話をしているように見えますが、意思の疎通はできている模様。
なんとか後続の呂布と張遼でそのまま乱戦へ持ち込みます。
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|BGCOLOR(AEEB9C):26 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 14:05:00 ID:q9vkR86F |
川゚-゚)「お?士気が貯まった…陳宮の計略を使ってみるか」
陳宮を選んで計略ボタンを押してみます。
つΩポチッ
「破滅的な献策」
Σ川゚ー゚)「なんだこれは!まさに呂布様の武は天下無双にございますだ!」
跳ね上がる呂布の武力に驚くクー姉さん。がもりもり削れていく城ゲージ。
次々と巻き込んで藏覇と侯成を撤退させます。
慌てて曹操と夏侯惇は帰っていきました。
川゚ー゚)「見ろ!人間がゴミのようだ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょwwwバルスwww」
クー姉さんは外見に似合わず意外にファンキーな性格なんですね。
川゚-゚)「おおっ!いつの間にか城が削れていく…ラピュタの終末か…」
ξ゚⊿゚)ξ「違うわよ!陳宮の計略の効果なの!」
しかし敵をボコボコと潰して行く呂布はまさに武の化身。
そのまま敵を押し込んだまま呂布が壁を一撃。張遼は魏続を撤退させます。
しかし献策分の城ダメは大きく相手にリードを取られています。
川*゚-゚)「陳宮の計略は楽しいな」
上がった武力に心酔している様子のクー姉さん。
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|BGCOLOR(AEEB9C):27 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 14:06:44 ID:q9vkR86F |
ここで相手が城に下げていた曹操と夏侯惇を呂布と張遼にぶつけて来ました。
<イマダッ!
隻眼の睨みによって武力を減らされてしまう二人。
川゚-゚)「なんだこの(自主規制)は」
ξ゚⊿゚)ξ「夏侯惇よ!さらにあれの計略よ!あれは武力を下げる効果があるの!」
川#゚ー゚)「ふん、にらまれたところで我が呂布があんな夏侯惇ごときに怯えるわけが無い」
ξ;゚⊿゚)ξ「ゲーム上はそうは行かないのよ」
川゚-゚)「む…そうなのか」
クー姉さんは不満げです。効果時間の切れた呂布は武力も元に戻り…
そのうちに二体は武力差を付けられてしまったために撤退してしまいました。
川゚-゚)「しかし計略をきちんと覚えていなかった私が至らなかったな」
つΩポチッ
がおー!兵法レベル2!「再起の法」
相手が攻めにくる前にとクー姉さんは先手をとって復活させることにしました。
お互い開幕の攻防は終わり、これから試合は中盤へと移って行きます。
----
|BGCOLOR(AEEB9C):28 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 14:10:18 ID:q9vkR86F |
残りは約50カウント。全体の兵力が回復したタイミングで戦場に舞台を移します。
次は相手が攻める番とばかりに全軍で突撃をしてきました。
川゚-゚)「全軍で応戦せねばならんな」
先の妨害で学習したのか全員を固めてはいけないと両端にそれぞれ呂布と呂姫、
敵が迫る中心から陳宮と張遼を場に出していきます。
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、そのまま出しちゃうと…」
突撃!突撃!突撃!
<退くしかあるまい…
藏覇と侯成とに突撃を受けそのまま陳宮が撤退。
Σ川゚ー゚)「ちんきゅーーーー!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「弓兵を馬の前に出したらあたりまえでしょ!
少し離れたところから横弓を打つのがセオリーなの!」
川゚ー゚)「もはや許してはおけんな…」
つΩ「天下無双」
川゚ー゚)「…!さすが呂布だな、ここまで武力が上がるとは…!」
そのまま藏覇と侯成に突撃すると二人ともあっという間に蒸発。
川゚ー゚)「ふっ。裏切りものどもめ。これならいける!」
そう思った矢先に天下無双の効力は切れてしまいます。
----
|BGCOLOR(AEEB9C):31 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 14:13:07 ID:q9vkR86F |
川゚ー゚)「…なんだこれは。士気を6も使うのにこんなに短いのでは意味がないではないか」
ξ゚⊿゚)ξ「知力1なんだから仕方ないでしょ!」
しかし素の武力と他の2枚を使ってで何とかほかの部隊を追い返そうとしましたが、
<力を見せよ!
相手が特攻の大号令を発動。
さらに
<兵法レベル7!「速軍の法」
残りの4体が武力とスピードをあげながら城門へ特攻してきます。
川゚ー゚)「なんだこれは…?くそ、武力がある上にだんごになってるから…連続突撃とやらでここは…」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ!おねーちゃん!乱戦を続けて!離れちゃだめ!」
わずかにツンの言葉は遅く…突撃体制に入ろうと離れた瞬間。
<やっちまえ!
<こじあけよ!
<攻め落とせ!
<突き進め!
代わる代わる入る城門攻城カットイン。
何もできないまま城が削られついに…
パリィーン!
<どうやら俺の勝ちみてえだな…
----
|BGCOLOR(AEEB9C):33 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 14:18:46 ID:q9vkR86F |
川#゚ー゚)「なんだこれは…一回で落城など聞いていないぞ」
ξ;゚⊿゚)ξ「あの号令は強制的に前進させることができるからみんなで城門を攻撃することができるのよ
さらに攻城力も増加するから、あれのときはひたすら守って行くのが正解なのよ」
しかしもう負けてしまったものは仕方ありません。
また負けてしまったクー姉さん。ご機嫌斜めです。
川#゚ー゚)「いや、しかし今回は呂布対曹操と縁起が悪かった。現実でも負けたんだ、ゲームで負けても仕方ない」
カードを片付けるクー姉さん。少しイライラ。
川゚ー゚)「しかし計略を覚えていないとまったく歯が立たないな…
あいつの言ったとおりまずはこのコピーでも眺めて覚えるとするか」
気を取り直したのか一通り回収してスタスタと去っていくクー姉さんでした。
外はもう日が落ちようとしています。夏の夕日が眩しい時間帯。
ツンの補習の後にきたのですから時間的にはそれなりに遅くなっているようです。
ξ;゚⊿゚)ξ「あ!おねーちゃん待って!カード忘れてる!カード!」
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|BGCOLOR(AEEB9C):36 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 14:29:12 ID:q9vkR86F |
おっとついつい排出カードを忘れてしまっていたようです。
それを慌てて持ってきたツン。クー姉さんが開けると中身はUC張飛。
川゚ー゚)「ふむ、今度は張飛か。おお!この前のスターターと合わせて三兄弟がそろったではないか」
しばし負けたことも忘れ喜んでいましたが、急にツンの方へ振り向き、
川゚ー゚)「今日は無理やり誘った上にふがいないゲームですまなかったな。
私もお前みたいに早く強くなりたいんだが…」
ξ゚⊿゚)ξ「な、なによ急に…」
ちょっと戸惑っているツン。
川゚ー゚)「いや、お前は強いんだなと思っただけだよ。
…これからも教えてくれるとうれしい」
ξ//⊿//)ξ「そ、そんなの当然じゃない!おねーちゃんには私がいるんだから!」
顔が赤くなっているのはどうやら西日のせいだけではないようです。
川゚ー゚)「そうか、ありがとう。それでこそ私の大好きな妹だな。感謝しているぞ」
ξ//⊿//)ξ「…」
さっきよりさらに顔を真っ赤にして何もいえないツン。急にクー姉さんの腕に抱きつきました。
----
|BGCOLOR(AEEB9C):37 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage New! 2006/08/12(土) 14:30:37 ID:q9vkR86F |
川゚ー゚)「おっ?なんだ急に、歩きづらいじゃないか…」
ξ//⊿//)ξ「…いいでしょ?たまには」
ツンは言葉には出しませんでしたが、その背中には
(私だって大好きなおねーちゃんなんだからね!)
と大きく書いているようでした。
川゚ー゚)「そうだな…あ、ツン。カカオ99%でも買って帰らないか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「え!?またあのマズいの食べさせられるの」
川゚-゚)「む?マズいとはなんだマズいとは、あのチョコ本来の味は最高じゃないか」
ξ゚⊿゚)ξ「だって苦いんだもん…」
ワイワイといい会いながらコンビニへ入って行く二人。
そのまま二人は仲良く家路についたのでした…
(´・ω・`)(あれ?忘れられてた?)
(;^ω^)(;'A`)(俺達なんて出番もない(お)(ぜ))
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|BGCOLOR(F0F0A0):38 ドクシィの人 ◆pxFPT8rBzA sage 2006/08/12(土) 14:37:47 ID:q9vkR86F |
とまぁ、今回はこれで終わり。
うん、携帯で書くのってかなり大変なんだな。
また少し趣向を変えた文章にしてみました。
クーの顔は…wikiに乗せるときにでも直して下さいw
駄文乱文失礼しましたってとこです。
では、名無しに戻りますよ~