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外伝流石兄弟No005」(2006/08/18 (金) 01:00:27) の最新版変更点

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|BGCOLOR(AEEB9C): 666 名前:ゲームセンター名無し(1/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 16:54:27 qGRG5wcI | 前回『蔡文姫』の【飛天の舞い】を使用した兄者だったが カードの動かし方に技巧が無く、落城負けをくらってしまう これはイカンとして、今日もバーボンハウスに練習をしにいくのだった…    ~ゲームセンター・バーボンハウス~ (´・ω・`)「やあ、(ry 」 ( ´_ゝ`)「OK、店長者、気持ちはハートにビンビンくるからそれでいいじゃないか」 (´<_` )「鬼だな兄者」 (´・ω・`)「・・・気持ちなんて言ってくれるのは君達だけだよ・・・」 ( ´_ゝ`)「なら1プレイただにしてくれ p(´^ω^`)9「ぶちころすぞ」 (;´_ゝ`)「OK、あいすまぬ、許してくれ」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 667 名前:ゲームセンター名無し(2/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 16:55:10 qGRG5wcI | (´<_` )「で・・・だ、兄者、今日はなんのために、ここに来たかわかってるのか?」 ( ´_ゝ`)「オパンチュを見るために!」 (´<_`#)「違う!今日は馬の操作練習だ!」 (´<_` )「いいか、兄者・・・今日はデッキを変えて、まず馬二枚ぐらいから練習しよう」 ( ´_ゝ`)「あいわかった!今日は馬単ワラワラ八枚を操作して、六枚ぐらいは軽く操作できるようになろう!ってことだな」 次の瞬間、勢いよく弟者の右ストレートが兄者の左頬をめり込ませていた (´<_`#)「いい加減にしろ、この糞ガキ」 ┏──────────────────────┓ ┃外伝・流石兄弟三国志大戦録   或る夏の暑い日②│ └──━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 668 名前:ゲームセンター名無し(3/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 16:55:48 qGRG5wcI | ( ;_ゝ(;;)「だって馬8枚に慣れれば6枚なんて楽勝だろ!?俺はそういう風に練習したほうがいいt・・・!」 (´<_` )「兄者、この前馬単6枚使ってコテンコテンだったろ、兄者の言ってることも間違ってはいない、        八枚使えれば六枚も使える、だけどそうじゃなくて少ない枚数から練習するべきなんだよ」 ( ´_ゝ`)「・・・まぁなぁ、馬八枚使えるまでに勝率が10%を切る可能性もあるしな」 (´<_` )「そうだ、前回馬六枚での慌てぶりよう(wiki参照)を考えれば、少ない枚数からが正しい       ということでほれ、今日は飛天を使わずやるぞ」 (#´_ゝ`)「えぇーーーー!!!パンツ見れないじゃぁなーーーい!」 (´<_`#)「パンツ見るのと、腕を上げるのとどっちが大事なんだ!」 ( ´_ゝ`)「どう見てもパンツ一択です、本当にありがとうございました。」       「メキィ」という音と共に、今度は右頬がめり込んでいた ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 671 名前:ゲームセンー名無し(4/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:07:29 qGRG5wcI | ( ;_ゝ(;;)「酷い・・・お兄さんに手をあげるなんて・・・酷い・・・」 (´<_` )「兄者、話しが進まん、今日は俺と【店内大戦】をしよう」 ( ´_ゝ`)「おお、弟者とか!!」 (´<_` )「店長、できれば兄者に【騎馬】のアドバイスをしてやってくれないか?」 p(´^ω^`)9「いいよ、どうせ性欲をもてあましてるしね」 ( ´_ゝ`)「ちょwwwww時間だろwwwwwおまけにその顔早く元に戻せwwwwwwwwwwwwww」   ―――こうして、兄弟バトルが幕を開いた。   バーボンハウス・二州 ( ´_ゝ`)           (´<_` ) バーボンハウス・二州   流石兄弟軍 兄者                             流石兄弟軍 弟者 ┏━━━━━━━━━━━┓         ┏━━━━━━━━━━━━┓ ┃UC夏侯淵 :2           ┃8/4 馬      ┃R 周瑜 :2  魅伏         ┃6/9 弓 ┃R 張コウ  :2         ┃7/5 槍      ┃R太史慈:2  勇           ┃8/4 弓 ┃UC李通   :1  勇 連    ┃3/3 馬      ┃UC程普 :1.5 柵           ┃5/5 弓 ┃UC程昱   :1  伏       ┃1/7 槍      ┃R 魯粛 :1.5 柵           ┃4/8 槍 ┃UC許チョ   :2   募       ┃8/2 弓      ┃R呉国太:1  柵 魅        ┃1/5 槍       ┃(数字はコスト)         ┃         ┃(数字はコスト)           ┃          ┗━━━━━━━━━━━┛         ┗━━━━━━━━━━━━┛ (´<_` )「(なんか・・・デジャブがあるんだが・・・気のせいかな)」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 673 名前:ゲームセンー名無し(5/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:16:20 qGRG5wcI |  ――― 部隊を配置してください 兄者の台の左横にいる店長が、弟者のデッキを見て口を開いた。 (´・ω・`)「ふむ、適度なデッキだね、兄者君、どうすればいいと思う?」 ( ´_ゝ`)「へ?どうすればいいと思うって・・・」 ( ´・ω・)「ほら、思い出すんだよ、【どこに】【どのように】【誰を】【どうやって】配置するかだよ」 (;´_ゝ`)「あ、ああ、なるほど」 (´・ω・`)「まずは、そのために相手がどうしてくるか読むことが大事だ       敵は【防柵】が多い、きっと後ろに引いて弓を集めてくるだろうそれに対して兄者君はどうする?       士気がたまってから【柵】を壊すかい?それとも開幕攻勢で【柵】を壊すかい?」 (*´_ゝ`)「お、おう!じゃあ開幕攻勢で一気だ!!!」 ( ´・ω・)「・・・まぁ、やってみるといい」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 674 名前:ゲームセンー名無し(6/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:17:23 qGRG5wcI | 弟者は画面を見ている、カードはまだ盤面に散らばった状態だ、時間が刻々と過ぎる中 弟者は思考を蜘蛛の糸のように、一本一本の思考の糸、それら全てに全神経を通わせていく。 (´<_` )「店長はきっと・・・兄者にアドバイス程度で、最後の選択は兄者にさせる可能性が高い・・・         そして、きっと兄者は開幕から【防柵】を壊しに来るだろう・・・」 (´<_` )「・・・」 (´<_` )「・・・・・・」 (´<_` )「・・・まぁ、これでいいかな」 (*´_ゝ`)「さぁ~て、弟者!お前をやっつけちゃうぞ!!!!」 (´<_` )「全ては、我が掌の上で踊るが如く」 ( ´_ゝ`)「ん、なんか言ったか?」 (´<_` )「いや、なにも、おまじないようなもんだ」 ゆっくりと戦いの扉が開き始めた。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 676 名前:ゲームセンー名無し(7/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:19:49 qGRG5wcI |  戦いの舞台は平地、城門前に【防柵】を三枚、弟者はいわゆる「待ち」の戦法 引き換え、兄者は最前線に置く攻撃的な戦法だった。          弟者 ――――――|----|―――――――         櫓  櫓      程  太  呉    魯   柵――柵柵――柵柵――柵          夏 張          李 許         櫓  櫓 ――――――|----|―――――――          兄者 (´・ω・`)「いいかぃ?まずは『夏侯淵』を前線に出して、弓を集めるんだ、騎馬オーラが出ていれば       弓ダメージは軽減される、その間に他のキャラで柵を壊すんだ」 ( ´_ゝ`)「OK、店長者、そのくらいおちゃのこさいさいだ。」   ―――進軍を開始する兄者、それに引き換え弟者は動きを一向に見せない (´<_` )「(・・・まぁこれは練習だし、弓の狙いを変えるのはよしておくか・・・)」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 677 名前:ゲームセンー名無し(8/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:20:58 qGRG5wcI | まずは兄者の狙い通り、弓は『夏侯淵』に集まる、しかし、騎馬オーラが出ているために対したダメージは受けないまま 他の三人が柵に向かっていく。 それを止めるべく、弟者の『呉国太』・『魯粛』が柵の前に出てくる。 【迎撃!】 (;´・ω・)「兄者君、『李通』はオーラを消してから柵に向かわせないと」 ( ´_ゝ`)「悪い店長、次から気をつける」 そうかぁ…両手を意識しないと…『夏侯淵』だけを意識してるんじゃ駄目か… と、兄者がしみじみ考えていると、横から店長の悲鳴が聞こえた。 (´・ω・`)「ちょwwwwwww『夏侯淵』止まってるwwwwwwwww」 (;´_ゝ`)「あ、ああ!!」 (´・ω・`)「ちょwwwwwww『夏侯淵』左にいきすぎwwwwwそれじゃ射程外の『太史慈』が他の奴等にwwwwww」 (;´_ゝ`)「あ、あああああ!!」 (´・ω・`)「ちょwwwwwww『許チョ』動かしすぎwwwww弓を撃たせればいいんだよwwwwww」 (; ゚_ゝ゚)「あ、あああああ!!」  < どわっしゃーー!   『李通』撤退  < 戦場で死ねるか・・・  『張コウ』撤退 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 681 名前:ゲームセンー名無し(9/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:23:35 qGRG5wcI | 柵を一度か二度は叩いたのだろうか? 焦った兄者は、『許チョ』を下げずに前に出してしまう (; ゚_ゝ゚)「『許チョ』!柵を壊しに行け!!」 (´<_,` )「兄者…単純すぎるぞ」 画面全体の動きが一度止まった、鈍い音共に、『周瑜』のカットインが出てきた。  < よく来たな ( ;゚_ゝ゚)「あ、ああああああああああああああああ!!!」  < 態勢を立て直すぞ! 『許チョ』撤退 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 684 名前:ゲームセンー名無し(10/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:31:24 qGRG5wcI | (´<_` )「兄者・・・始めに言ったろう?【どこに】【どのように】【どうやって】配置するか        それは自分だけじゃない、相手もどうしているかを即座に読み取らないと・・・        真ん中に『周瑜』がいたことはわかるはずだ、『許チョ』で踏むのは最悪だな」 (;´_ゝ`)「う、うるさい!俺もここまでは展開通りだ!」 (´・ω・`)「アリエナスwwwwwwwwwwwwwwwww」 (;´_ゝ`)「こうなれば、『夏侯淵』だけでも【攻城】させてやる!」 (´・ω・`)「ちょwwwもう駄目だ下げろwww」 兄者は残り20%ほどしか体力のない『夏侯淵』を、なんとか自城に戻した。 しかし、城に帰したと同時に店長のほうを振り返る。 その原因は、弟者の呉軍が全軍前進を始め、【攻城】しようとしていたからだ。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 685 名前:ゲームセンー名無し(11/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:32:52 qGRG5wcI | (;´_ゝ`)「て、店長どうすれば!!」 (´・ω・`)「落ち着くんだ、何をするにしても冷静さは大事だよ、相手の動きをよく見るんだ。       何も考えずに真っ直ぐあがってきている、全員で攻城するつもりじゃないかな?       (弟者君…攻城サポートをしないということは、手加減しているな…)」 (;´_ゝ`)「落ち着けと言って落ち着けるようなら・・・と、とにかく・・・」 弟者は全軍前進の構えを崩していない、兄者は何かに気づいたらしく、カードを横にずらした。 (´<_` )「(…さぁ兄者、気づいていれば攻城はされずに済むかもしれないぞ?)」 そう考えた次の瞬間だった、先ほどと同じ鈍い音と共に『程昱』の皺顔が表れる  < 十面埋伏の計じゃ  < 相手が悪かったか! という声と共に『太史慈』が撤退した。 ( ´,_ゝ`)「見たか弟者!これでまだまだ勝負になるぞ!」 (´<_` )「(・・・やるじゃないか兄者、だけど俺はまだまだこんなもんじゃないぞ?)」 すかさず『程昱』を『呉国太』に当てる兄者、次の瞬間自城から復活した『李通』が『魯粛』に、『夏侯淵』が『周瑜』に挑みかかっていた。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 686 名前:ゲームセンー名無し(12/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:36:49 qGRG5wcI | いわゆる【序盤戦】のカウントが過ぎ去った頃に、お互いの結果は出ていた。 前半の乱戦が功を奏したのか、呉軍が兄者の城に張り付いた時には既に体力が減っていた。 そのせいもあって、攻城をさせまいとする兄者の乱戦は呉軍を全滅させる働きを見せるも、 『周瑜』の城壁攻城二回と、『李通』や『程昱』『夏侯淵』の大ダメージという、兄者の序盤不利という形勢で終わった。 しかし、残り体力15%ほどの大ダメージを帯びている、兄者の『夏侯淵』が城から飛び出していく (*´_ゝ`)「ふふふ、柵を壊して【攻城】だぜ!」 ( ´・ω・)「・・・」 (*´_ゝ`)「くくく・・・見てろ弟者、俺が柵をぶっ壊して攻城すれば、弟者の軍は・・・」 ( ´_ゝ`)「(・・・)」 そうだ、すでに『夏侯淵』は柵を壊し始めている、柵を叩くごとに『夏侯淵』は少々の後退を見せているが何のことはない そこさえ穴が開けば、次は城門だ、そう、城門だ・・・城門・・・を、攻城・・・して・・・ 兄者は、『夏侯淵』の進行方向を突然変えて、横にあった残りの柵と櫓を破壊しはじめる。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 688 名前:ゲームセンー名無し(13/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:37:51 qGRG5wcI | ( ´・ω・)「よくわかっているじゃないか、兄者君」 ( ´_ゝ`)「ああ、いつまでも店長に頼りっきりじゃなくて、少しは考えないとな」 兄者は店長の方を振り返らず、画面を見ながらつぶやき始める。 ( ´_ゝ`)「ここで城門を攻城したとしても、『太史慈』が出てくる可能性もあるし、こちらの与える攻城ダメージが       現在の戦況を覆すわけじゃない、だったら、次の戦闘へのぶつかりあった時に、       すぐに攻城できるようにしておくよ」 ( ´・ω・)「そうだ、例え今結果は出なくても、次につなげることが大事だ」 (´<_` )「(そうだ兄者・・・わかってるじゃないか)」 戦いは、55c前後の中盤戦へ移ろうとしていた。 その頃にはお互いの士気もMAXまで溜まり、兵力も申し分ない状態だ。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 689 名前:ゲームセンー名無し(14/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:39:09 qGRG5wcI | 白煙が立ち昇る 勝利を掴むためには、兄者は攻城するしかない それが分かっているからこそ、兄者の軍が先に出城を始めたのだ。 ( ´_ゝ`)「さて、いかせてもらうぞ」 ( ´・ω・)「兄者君、横一列で進軍するのかい?」 ( ´_ゝ`)「ん?何かまずいかな?」 ( ´・ω・)「いや・・・(まぁ黙っておくか、言ったところで対策を講じられるレベルではまだないだろうしね)」 兄者が店長の顔を見ながら「ほえ?」という顔を見せた時、兄者軍は真ん中まで来ていただろうか 突然それは起きた。  < ・・・焼き払え! 横一列に並んでいた兄者軍の中心にいた『夏侯淵』と『許チョ』が即死していた。 『周瑜』の【赤壁の大火】である。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 692 名前:ゲームセンー名無し(15/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:48:04 qGRG5wcI | 突然の戦線離脱に兄者は面食らっている。 (;´_ゝ`)「こ、これだから呉使いは!!!」 (´<_,` )「はいはーい、それいいがかりだから、兄者が複数人を火計の範囲にいれたのが悪い」 (´・ω・`)「そうだよ、兄者君、どんなカードでも回避する術はあるんだから」 残り40カウントを切り始めた、生き返るのを待っていたら、攻城する時間が無くなってしまうかもしれない 即座に兄者は、盤面横の青いボタンを叩いた。 兵法 再起 LV2 龍の叫びと共に復活カウントが減った。 (;´_ゝ`)「くっそぉ・・・主力二人が・・・これは、弟者が攻城に来たとき持ちこたえられるか・・・」 その直後だった、弟者の軍は城に引いていく ( ´_ゝ`)「・・・どういうつもりだ?」 (´<_,` )「兄者、俺はもう城を守ればいいだけなんだよ、無理に攻城しにいってカウンターを食らったらまずいからな」 (;´_ゝ`)「こ、これだから呉使いは!!」 (´<_` )「はいはーい兄者、それはいいがかりだから」 (´・ω・`)「兄者君、まずは撤退した二人を復活させるんだ、いいね?」 ( ´_ゝ`)「お、おう」 こうして、ただ焦るだけの時間はむなしく過ぎていった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 693 名前:ゲームセンー名無し(16/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:49:07 qGRG5wcI | 残り30c。 もう行くしかない。 だけどどうやって。 出て行って前に進めば、また火だ。 『程昱』の反計じゃ、射程外から打たれる。 どうすればいい、どうすればいいんだ。 先ほどから、思考のループが続いている、手詰まっているかもしれない。 それでも、兄者は全軍を出撃させるべく城からは事実上、最後の出撃がなされようとしている。 その数十秒の間、兄者は諦めずに必死に考えていた、ただ、勝利のために。 兄者も、この時点でプレイヤーとして一つ上の段階に進んでいたのかもしれない。 ( ´_ゝ`)「(・・・落ち着くんだ、弟者の【赤壁の大火】は士気を7使う、それさえ使わせれば残りの奴等は計略を使えないし        使ったとしても、そんなに怖くないものばかりだ。)」 ( ´_ゝ`)「(だから、弟者はここ一番でしか火は使えないはずだ、つまり誘い出すのか・・・?)」 ( ´_ゝ`)「(問題はどうやって誘い出すか、だ、使われればこちらの主力が大変なことになるし・・・)」 ( ´_ゝ`)「(まてよ・・・?)」 ( ´,_ゝ`)「・・・なるほど、おい、弟者」 (´<_` )「なんだ、ニヤニヤして、兄者」 ( ´_ゝ`)「最後の勝負だ」 兄者が城から出撃しようと白煙を撒き散らしている頃、すでに弟者は城から全軍出撃していた。 弟者は盤面中央まで横一列に進軍してストップしている。 どうやら、弓を加えつつ【赤壁の大火】で止めを刺しにきているようだ。 そして兄者の城から・・・は、一部隊しかでてこなかった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 694 名前:ゲームセンー名無し(17/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:52:04 qGRG5wcI | ( ´_ゝ`)「『夏侯淵』!君に決めた!!!」 (´・ω・`)「ちょwww兄者wwwゲームが違うwww」 『夏侯淵』が一人で前線に突撃してくる、その後ろから追ってくるものはいない、一人の前進である。 (´<_` )「兄者・・・血迷ったか?そいつ一人でうちの全軍を倒せるわけないじゃないか」 弟者は『呉国太』を前に出す、【迎撃】しようとしているのだ。 ( ´_ゝ`)「甘い!一人だけなら俺だって【ビタ止まり】できる!! そう言って『呉国太』の手前でビタ止まりした兄者、だが一斉に弓矢が『夏侯淵』を捕らえ始める。 ( ´,_ゝ`)「くくく・・・弟者、人は自分が勝てると思い込んだ次の瞬間        すでに負けているのだよ」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 699 名前:ゲームセンー名無し(18/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:55:10 qGRG5wcI | 【神速戦法】発動!!!!! (´<_`;)「なに!?【神速戦法】!?それは突撃をするためのもので・・・」 ( ´_ゝ`)「違うな、弟者、俺にはこれでいい」 『呉国太』を一瞬でたいらげる『夏侯淵』、次に『周瑜』向かって猛然と突進していく。 今度は弟者がうろたえる番だった。 (´<_`;)「(ち!早く決断しないと・・・かといって、一人に炎を浴びせても・・・)」 次の瞬間、再び『夏侯淵』が【神速戦法】を繰り出す、それを見て弟者も計略を打ち出した  < おぉぉぉぉぉ!!!!!!!!りゃぁああああ!!!!!!!!!!!!! 『太史慈』の【超絶強化】【天衣無縫】であった。 その叫びは、最後の勝利を掴むのは自分等だと吼える雄たけびのようにも聞こえた。 【神速戦法】発動!!! (´<_`;)「な・・・!いつのまに出撃を!?」 ( ´,_ゝ`)「おいおい弟者・・・お目目がお留守じゃないか?」 いつのまにか、『李通』・・・いや、兄者軍全員が出撃していた。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 700 名前:ゲームセンー名無し(19/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 17:55:59 qGRG5wcI | 『周瑜』が討死、『魯粛』は乱戦状態になってしまう槍が出ない。 いくら武力18の『太史慈』だろうと、兵種は弓だ、【神速戦法】での連続突撃は辛いはずだ。 弟者の軍は士気を6も残し、みるみるうちに撤退していってる。 残りは9c・・・!まだ攻城を入れる時間はある! < 無念・・・! 弟者軍最後の武将『程普』も撤退した、これで前に進んで攻城するだけだ・・・! 残りは7c・・・!勝った・・・!実力で弟者に勝ったぞ・・・! 兄者は、思わず弟者に向かって叫んだ・・・! ( ´_ゝ`)「弟者!この勝負!もらったぁぁぁあああ!!!」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 704 名前:ゲームセンー名無し(20/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:05:00 qGRG5wcI | 残り7cか。 確かに、移動時間を3cとして、残り4cで攻城もできなくはないだろうな。 そうそう、そう言えば、皆はこういう話を知っているだろうか。 例えば、だ。 羽生善治という将棋会の有名な棋士がいる。 ああいう人は、別に100手200手先を読んで将棋を指しているわけじゃない・・・。 というより、どんなに強い棋士でも、8~10手しか先は読めない。 しかし、羽生善治という人は勝利を繰り返す。 何故だ。 これは単純でいて、難しい質問である。 誰もが棋士だ、誰もが優秀だ、しかし羽生善治という人は必ず勝つ、勝ちつづける。 結論から言えば、先ほど言った8~10手を読み違えることが無いのだ。 蜘蛛のような思考能力で、全ての8~10手の先を「完璧に」読みきるのだ。 誤算の無い勝利、100%の勝利。 俺が目指すものは、それだ。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 705 名前:ゲームセンー名無し(21/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:07:43 qGRG5wcI | 話しを三国志大戦に戻そう。 『太史慈』の【超絶強化】は移動力もあがる、兄者程度のスキルなら【神速戦法】に張り付いていってもよかった。 『周瑜』の計略を打つ前にも、後にも『呉国太』で【防柵小再建】する事もできた。 そもそも、俺は最初に「守りきればいい」と言った、だが、俺は最後には盤面中央に部隊を配置した。 俺には様々な選択肢があった・・・が、あえてそれを行わなかった。 それは何故だと思う? (´<_` )「それはなぁ!」 (´<_` )「兄者!」 (´<_` )「お前を!孫悟空のように!この俺の、掌の上で!」 (゚<_゚  )「躍らせるためなんだよぉぉおおおおおお!!!!」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 706 名前:ゲームセンー名無し(22/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:08:51 qGRG5wcI |                再建の法!lv4 目の前に再び柵が立ちはだかる、残りは05カウント。 兄者は、目を剥いて画面を見ている。 (  _ゝ ) スポォーン   ´ ` (#´_ゝ`)「なんだtooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ( #゚_ゝ゚)「この、俺がぁ嗚呼ああああああああ!!!!!!!!」 最後まで手を読みきった、弟者の完全勝利だった・・・ ---- |BGCOLOR(AEEB9C): 708 名前:ゲームセンー名無し(23/23) 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:11:21 qGRG5wcI | (#´_ゝ`)「きたねぇ!汚いです!もう一回勝負しろ弟者!」 (´<_,` )「えーっ、どーしよっかなぁ~、弟者、ジュースほしぃなぁ~ファンタオレンジ」 (#´_ゝ`)「くっそぉおおおお!!!」 そう言って、兄者はジュースを買いに行った。 店長が側に来る。 (´・ω・`)「うーん、完全に展開を読まれていたね、弟者君は、余裕だったかな?」 (´<_` )「じょーだん、【再建の法】っていう奥の手を使わせるほどに成長しましたよ」 (´・ω・`)「そうか・・・楽しみだね」 ジュースを二つ持った兄者が戻ってくる (#´_ゝ`)「これやるから、もう一回勝負しろ!!」 (´<_,` )「いいとも兄者、次はアイスだぞ?」 こうして、二人は再び台に座った。 兄者はアイスをおごった。 カードアンカー 兄者>>715>>720 弟者>>717>>721 ---- |BGCOLOR(A0C0F0): 715 名前:ゲームセンター名無し 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:17:55 +crId9If |  >>708超絶乙彼 面白かったゾイ |BGCOLOR(A0C0F0): 717 名前:ゲームセンター名無し 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:19:32 CrbFFlnb | 安価ならUC袁術 |BGCOLOR(A0C0F0): 720 名前:ゲームセンター名無し 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:21:24 IhxdrFYt | アンカならまた甘皇后 |BGCOLOR(A0C0F0): 721 名前:ゲームセンター名無し 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:21:36 gSF3VMlG | 安価ならボク皇后 |BGCOLOR(A0C0F0): 722 名前:ゲームセンター名無し 本日のレス 投稿日:2006/08/15(火) 18:27:40 FkLqGZH4 |  >>715は文ペイということでいいよな。

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