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注:本編53話の続きです。 458 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:14:43 ID:aFAoFsQ3 では投下致しますです。 前回よりかなり間隔が空いての投下と相成りましたが、 どうか皆様、劉備のような寛容な心でお許し下さい。 しかも展開とかが色んな方面からありえない!ですが、 それもなんとか、こう、創作って事でお許しを…   では、決死の覚悟で臨みますぞ!     太陽が照りつけ、焼いたばかりのトーストのようになっている路面。 熱気は天空の雲を追い払い、歪んだ陽炎を作る程だ。   ξ;-・-)ξ「暑いわねぇ…」   そんな状況の中、手で顔を扇ぎながら歩いているツンの姿があった。 私服のスカートは可能な限り丈を短くして、 少しでも、たまに吹く風を服の内部に取り入れようとしている。   ξ゚⊿゚)ξ「えーっと……ヤバいわ。暑さで道ド忘れしそう…」 彼女が今向かっている場所は、言わずとしれた『バーボンハウス』。 そろそろブーン達がいる頃だな、と言う時間を見計らって出て来たはいいが、 冷房の利く屋内からは想像出来なかった暑さに、今は打ちのめされている所だ。   ξ゚⊿゚)ξ「ああー、やっと着いたわ…」   何度か道を忘れそうになったが、なんとか目的の場所に辿り着いた。 自動ドアを潜り、冷房の冷気を堪能してからツンは周囲を軽く見回す。 人影は疎らだ。しかし、いつもなら直ぐに現れるはずの店長が出て来ない。   しかし頭の良いツンは、店長が出て来ないと言う状況で全てを察し、 さっさと三国志大戦のサテへと向かって行った。 459 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:15:57 ID:aFAoFsQ3 (#^ω^)「今度の相手はワラワラかお!ワラワラ超ウゼーお!しかも開幕乙っぽいお!」 (#'A`)「………」 (´・ω・`)「………」   するとそこには、画面に向かって怒っているブーンと、 怒りの形相でブーンを睨んでいるドクオと、冷静に見守る店長がいた。   ξ゚⊿゚)ξ「やってるわね。」   連中に近付きながら話し掛けるツン。 ブーン、ドクオ、店長はその声に反応して振り向いた。   (´・ω・`)「や(ry」 ( ^ω^)「おっおっ。ツンだお。補習終わったのかお?」 ξ#゚⊿゚)ξ「私は補習無しなのよ!あんた達と一緒にしないで!」 (;^ω^)「怒りのポイントが掴めねぇお。」 ( 'A`)「お前も大戦やりに来たのか?」 ξ゚⊿゚)ξ「まあ、そんな所かしらね。」 ( ^ω^)「なら運が良かったお。見ての通りガラガラだお。」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、私はあんたのプレイを見てからにするわ。」 ( ^ω^)「そうかお。それじゃああの世の語り草にブーンの武者ぶりをよく見ておくお!」 ξ;゚⊿゚)ξ「………」 (;'A`)「………」   (´・ω・`)「………………………………………ナカナイモン………」 460 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:17:57 ID:aFAoFsQ3 ξ゚⊿゚)ξ「で、相手は何よ?」   サテの画面を、ブーンとドクオの後ろから覗き込むツン。 そこには既に画面が移って、茶色の平坦な荒れ地を現している配置画面があった。 そして画面の上部に、沢山の敵軍武将カードのイラストが並んでいる。 それによると、相手の陣容は…   Cトウ頓 C張任 C董荼那 C審配 UC於夫羅 C周倉 C張梁   であった。袁軍と他軍を組み合わせた開幕乙のように見える。   ξ;゚⊿゚)ξ「(………これは…何?)」   しかしツンは、このデッキに疑問を禁じえなかった。 一応、援護の弓兵、それを守る槍兵、攻城用のゴリラ一匹が揃ったデッキだ。   ツンが疑問を感じたのは、於夫羅と審配の二体であった。   ξ゚⊿゚)ξ「(開幕乙にするんなら、攻城力の低い騎兵は入れないはず…         騎馬マウントを取るにしても開幕乙じゃ動かしづらいし、         この場合、於夫羅を入れるなら麹義を入れて槍を二つにした方が…         そしてなんで審配なの?確かに柵持ちだけど、開幕乙には相応しく無い…         伏兵も無いし、武力も低いし、計略も開幕乙向きじゃない。         相手はなんのつもりでこれを組んだの?         まるで、最初の開幕を失敗するためのデッキに…)」 ξ;゚⊿゚)ξ「(………え?開幕を失敗するための……デッキ………?)」   463 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:19:59 ID:aFAoFsQ3 (´・ω・`)「……気付いたようだね。流石だよ、ツン君。」 ξ;゚⊿゚)ξ「マスター、このデッキひょっとして…」 (´・ω・`)「うん、多分そのまさかだと思うよ。       相手はネタデッキとして組んだんだろうけど、       初心者のブーン君には効くかもしれない。」 ξ;゚⊿゚)ξ「ブーンに教えないと…!」 (´・ω・`)「それはダメだ。」 ξ;゚⊿゚)ξ「何故ですか!このままだとブーンが…」 (´・ω・`)「実際に痛い目を見た方が遥かに良いと思うからだよ。       相手のデッキをしっかりと観察する力も身に付けた方がいいからね。」 ξ;゚⊿゚)ξ「でも…」 (´・ω・`)「…(果報者だなぁ、ブーン君は)君がブーン君を助けたい気持ちは分かるけど、       これもブーン君…いや、初心者には必要な事なんだ。       大丈夫、ブーン君はさっき弓呂布を捌いてたんだよ。       この奇策デッキも捌いてみせるさ。」 ξ;゚⊿゚)ξ「……………」 ξ;-・-)ξ「分かりました…しょうがないわね…」 (´・ω・`)「さあ、勝負が始まるよ。見届けてやろうじゃないか。」 ξ゚⊿゚)ξ「はい。」       ( ^ω^)「でも開幕乙の対策はしっかりとしてあるお!       要は槍かゴリラをさっさと潰せばいいんだお!」   ブーンは城門前に騎兵3体を横に並べ、 許チョを自陣の中央に、張春華は右側城壁前に配置した。 地形は障害物の無い平らな荒野で、城門前に二つの櫓が隣接している。 相手からしてみれば、左右どちらから攻めても良い地形だ。 だから伏兵の初期位置は、完全にカンに頼る事になる。ブーンは右を選んだ。 467 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:22:21 ID:aFAoFsQ3 >>462 >>464 俺の機種Macだからなぁ…ちょっと色々試してみる。   >ガコッ! ゴォォォオオオオ… >ジャーン!   『  開  戦  !  』   扉が開いてマップが現れ、いよいよ勝負が始まった。 敵は弓2体を前に出し、その直ぐ後ろに於夫羅、周倉、張梁が構えている。 審配は城門前で柵を置いて佇んでいた。   そして審配以外の全部隊は、ブーンから見て右側に密集していた。 ブーンのカンは的中。張春華を開幕で運用出来る。   ( ^ω^)「まずは伏兵を踏ませるお!」   ブーンは許チョの照準を周倉に合わせてから、 騎兵三体を右側へと移動させ、騎馬オーラを纏う。 張春華は大雑把にただ前方へと向かわせ始めた。   対する敵は、許チョに向けて射撃を始めた弓兵2体を追い越す形で、 於夫羅、周倉、張梁を前方に押し出して審配を自城に入れる。 その内於夫羅は許チョに向かい、周倉は張梁を守るように重なりながら進んで来る。 ブーンは騎兵三体を操って、周倉の槍オーラに押されているフリをしながら…   >ジャーン!ジャーン! 『オロカモノメガ』 >『オボエテヤガレェ…!』   伏兵を周倉に踏ませて、一気に撤退まで持ち込んだ。 469 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 直ってるかな?分からないや] 投稿日:2006/09/01(金) 23:24:04 ID:aFAoFsQ3 ( ^ω^)「かかったお!槍さえいなくなればもう楽勝だお!」 (´・ω・`)「許チョで於夫羅を釣って、周倉を誘い込んで伏兵を踏ませる…       だいぶ上手くなったね、ブーン君。」 ξ゚⊿゚)ξ「敵は周倉を失う訳にはいかないから、於夫羅を向けるのは当然の反応だわ。        でもそれが、結果的に周倉を撤退させる原因になったのね。」 ( 'A`)「………あー…要するに、於夫羅が伏兵踏んでたらヤバかったって事?」 ξ゚⊿゚)ξ「そうね。実質的に伏兵がムダになる所だったわ。」 (´・ω・`)「でも相手にはまだ張任がいる。それに……おっと。」 ξ;゚⊿゚)ξ「……………(敵の手に掛かったら承知しないわよ、ブーン…!)」   伏兵状態が解除された張春華は後方に下がり、代わりに騎兵三体が前に出る。 その直後に、ブーンの許チョが撤退してしまった。 武力6&3の射撃と、武力3の連突では流石に持ち堪えられなかったようだ。 しかし許チョの働きによって、於夫羅の残り兵力は四割程になっている。   >ズガガガッ!!   曹操、夏侯淵、曹仁の突撃が張梁に入り、張春華も同じ標的に射撃を開始。 流石の張梁もこれには適わず、士気もまだギリギリ溜まっていなかったので直ぐに撤退。 しかしその間に於夫羅が曹仁に突撃。トウ頓と董荼那の射撃も戦線に向けられた。   >ジャーン!ジャーン! >『ヒッカカッタナ!コノコワッパメェ!』 >『ナンダコイツハ!』   しかもここで張任が伏兵によって曹仁を撤退させる。 ブーンは直ぐさま夏侯淵と曹操で於夫羅に連突して撤退させるが、 残り兵力は共に4割程。柵か櫓は壊しておきたいブーンにとっては、思わしく無い事だ。 474 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 多分直ってねぇだろうな…] 投稿日:2006/09/01(金) 23:27:45 ID:aFAoFsQ3 ( ^ω^)「しょうがないお…ここは無理矢理にでも障害物は破壊するお!」   ブーンは夏侯淵と曹操の他に、張春華まで前線に駆り出した。 即ち張春華を董荼那と乱戦させ、曹操でトウ頓を、夏侯淵で張任を連突するのだ。   >シャリン! 『ワシモココマデカ…』 >シャリン! 『ツ、ツヨイ…!』   その甲斐あってか、敵のトウ頓と張任は兵力が空になる。 しかし夏侯淵も曹操も残り兵力は2割以下だ。   (;^ω^)「だめだお…時間が掛かりすぎたお。多分、もう周倉が復活してるお。」 ( 'A`)「張任を曹仁が踏んだのが痛かったな。」   ブーンは夏侯淵と曹操で董荼那に突撃して撤退させると、 夏侯淵、曹操、張春華の三軍を自城に入れた。 攻めの糸口を作る事は出来なかったが、開幕をノーダメージで凌げたのだ。 普通の開幕乙ならば、後は指揮と雲散霧消を使って攻めに攻め寄せれば勝てるだろう、   ξ;゚⊿゚)ξ「(でも、本当の勝負はここからなのよブーン…)」   ツンの額に一筋の汗が流れる。 ブーンは、取り敢えずは開幕を凌ぎ切って大きく息をついているが、 ツンは逆に大きく息を呑み込んだ。   彼女は何を心配しているのだろうか。 開幕乙は、開幕さえ凌げば結構簡単に勝てる。 そしてブーンは、それの最も望ましい形であるノーダメージと言う状況だ。 後はラインを上げながらの攻防で押し勝てば良い。 そこはブーンも承知しているのか、今回の兵法は増援である。 476 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage えーい、もうこのまま行く!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:29:31 ID:aFAoFsQ3 ξ;゚⊿゚)ξ「(やっぱり…私と店長の予想は当たっていたようね。          相手が開幕でやけにあっさりと退却した…          増援の法も使わなかったし…いや、そもそも増援の法じゃないのかも。)」 (´・ω・`)「(さあ、ブーン君。僕の予想が正しいのなら相手の兵法は恐らく連環だ。        相手の数の多さに惑わされずに、上手く攻められるかな?)」   残りカウントが70カウント程に、 ブーンの武将達は全員が回復し、いつでも出撃可能な状態になった。 それは無論相手側の方にも言える事だが、まず動いたのはブーンの方だった。   (*^ω^)「開幕はもう凌いでるから楽勝だお!       士気も10ちょっとあるから攻め落とすのは簡単だお!」 ブーンは全軍を中央から出陣させ、真ん中のラインに弓兵二人。 騎兵三人はそのまま直進させる形でカードを出した。 もちろん、それを迎え撃つように敵の城からは既に砂煙が上がっていた。   >カカカンッ!   騎兵三体が柵にぶつかり、柵の色が一気に黄色になる。 その直後に、敵の軍が一斉に城内から姿を現した。 少し兵力が回復し切っていない張任とトウ頓が両脇から現れ、櫓を盾にするような形で布陣。 中央からは周倉と於夫羅と董荼那が繰り出て、 董荼那が柵を盾にして射撃開始。周倉と於夫羅が直接応戦する。 そして両端からは、端攻城のためか審配と張梁が出て来た。   >ピシュン! 『  強  化  』『多勢の攻め』   だが、その瞬間に於夫羅が計略を発動させると、 張梁も審配も自城の中に戻って行ってしまった。 477 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 全国3万人のツンファンの皆様] 投稿日:2006/09/01(金) 23:30:26 ID:aFAoFsQ3 ( ^ω^)「? どう言う事だお?」 (´・ω・`)「於夫羅の計略は多勢の攻めって言ってね。       戦場にいる味方部隊数+2の数字を武力に上乗せするんだ。       だからさっき、戦うつもりの無い武将が出て来たんだよ。」 ( ^ω^)「ああ、それならよくドクオがきれいなオッサンでやってるお。」 (#'A`)「紀・霊・だ!」 (;^ω^)「なに怒ってんだお…」 (´・ω・`)「この場合は+9で、武力が12になるね…       やっぱり単体だと大した事ないけど、他の武将と上手く連携されると辛いよ。」 ( ^ω^)「そーゆー時はこの計略を使うお!」ポチッ   >ピシュン! 『  妨  害  』『雲散霧消の計』 >『オイタガスギタヨウダネ…』   ブーンが放った雲散霧消は、見事に於夫羅、周倉、董荼那を捉えていた。 三体は一気に武力が下がり、於夫羅などは武力12があっという間に0になってしまう。   ( ^ω^)「そして弓兵にはこれだお!」   >ピシュン! 『  神  速  』『神速戦法』   そしてそこに夏侯淵の神速戦法を加え、 曹操、曹仁を柵に突っ込ませて、夏侯淵をトウ頓に突っ込ませる。   >シャリン! 『オボエテヤガレェ…!』 >シャリン! 『シャギッペベロロロォ…』   曹操と曹仁の乱戦。許チョと張春華の射撃であっという間に周倉と董荼那を撃破。 於夫羅だけは自慢の移動力で帰城されてしまう。 夏侯淵の方は、櫓に阻まれていたがあっという間に櫓は破壊され、 夏侯淵はトウ頓に連突を開始。許チョと張春華は張任を狙う。 479 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 本当にごめんなさい] 投稿日:2006/09/01(金) 23:31:44 ID:aFAoFsQ3 >バコォォオン!   耐え切れずにトウ頓と張任が城に引っ込んだ直後に、曹操と曹仁が柵を破壊した。   (*^ω^)「楽勝だお!後は兵法を使えば完璧だお!」 ( 'A`)「なんだ、案外簡単に終わるもんだな。」 ξ;゚⊿゚)ξ「(だ、だめよ!そこで兵法を使っちゃ…!)」 (´・ω・`)「(……やっぱり、一回は引っ掛かっちゃうのか。)」   ブーンは曹操を城門に張り付かせ、夏侯淵、張春華を城壁で攻城させる。 曹仁と許チョはそれぞれの兵種に合ったマウントを取った。 柵を壊した瞬間に、敵城から砂煙が上がったからである。   だが、ブーンは見落としていた。 砂煙は城門からだけではなく、左端と右端の城壁からも上がっていた事に。 そして左端から出て来る武将はあの審配である事に。   ( ^ω^)「それじゃあ、兵法増援で完璧な勝利を掴むとするお。」 そうとも知らずに、兵法ボタンへ手を伸ばすブーン。 今増援を使えば、攻城部隊の兵力は残り7割程になる。 だが、もしそうなっても外堀決壊の威力では撤退してしまうだろう。 そうなれば…確実に兵法のムダ打ちだ。以降ブーンに反撃の目は無くなる。   ξ;゚⊿゚)ξ「(そ…それを押してしまったら…押してしまったら…)」   そして、ツンはその事をよく知っていた。 もう部隊を退かせても、間に合わないだろう。 曹操も夏侯淵も張春華も撃破される。攻城もかなり喰らうだろう。 だが、兵法さえあれば取り返す事は出来る。 今や最後の望みは兵法のみ、その事実にブーンが気付かない。 しかしツンが教えれば気付くのだ。そして逆転するかもしれないのだ。 480 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 本当にスンマセンでしたァーーーーーッ!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:33:29 ID:aFAoFsQ3   ξ;゚⊿゚)ξ「ダッ…ダメよッ!!」   そして、ツンは思わず叫んでしまった。 ブーンが驚いたように声を上げ、兵法ボタンを押そうとする右手が一瞬だけ躊躇う。 その直後に、敵城左端から審配とついでに張任が姿を現した。   >ピシュン! 『  外  堀  決  壊  』   (;^ω^)「!!」   >『オシナガサレルガイイワー!』 バシャァァァアアアアア!! >バシャーン! 『ナンダト…!』 >バシャーン! 『コノオレガ!』 >バシャーン!   曹操が押し流され、夏侯淵が押し流され、張春華が瀕死の重傷を負った。   >ボギリッ! 『マタ、イツカ…』   しかしその張春華も、城門から出撃して来た張梁に触れた瞬間撤退。 続けて敵城の右端から於夫羅と兵力が2割程のトウ頓が出て来る。 このまま真直ぐ攻城に向かうつもりだ。   (;^ω^)「ど、どう言う事だお!なんでいきなり城壁の前を水が流れるんだお!」 ξ#゚⊿゚)ξ「外堀決壊は自分の城の直ぐ前に水を流す水計なのよ!        なのに3体も攻城に向かわせるなんてバカじゃないの!?」 (;'A`)「そ、そうだったのか…」 ξ#゚⊿゚)ξ「敵は最初からこれが目的だったのよ!        わざと於夫羅を対処させて、安心し切った所で流す!        審配を開戦直後に城に入れたり、開幕であっさり退いた所で気付きなさいよ!」 (;^ω^)「う…うう…でも、相手は兵力が少ないから許チョと曹仁で妨害を…」 481 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 次からはキッチリとやりますんで、御勘弁を!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:34:47 ID:aFAoFsQ3   >『ヘイホウレベル5!』パシィィイイーーーーーン! >『グォォオオーーーーン!』   『   連   環   の   法   L   v   5   !   』   (  ω ) ^ ^「な、なんだってーーーーー!!」 (;'A`)「こりゃヤバいな…」 ξ;゚⊿゚)ξ「うう…」 (´・ω・`)「さて、かなりの窮地だよ。」   一気に速度が下がる曹仁と許チョ。 それに引き換え、右端から上って来る於夫羅とトウ頓。 左端から昇り上がって来る審配と張任。許チョに乱戦を仕掛けた張梁は通常通りの速度。 しかも戦闘を行っているのは張梁のみで、後は端から攻城に上っている。   ---敵のデッキは開幕乙デッキではない。『中盤乙デッキ』だったのだ。   (;^ω^)「動け!動けよぉ!」 (;'A`)「落ち着けブーン!何故今アムロなんだ!」 ξ;゚⊿゚)ξ「こうなったら士気が4溜まった瞬間に神速戦法を使うのよ!」 (´・ω・`)「幸い、相手は曹仁を撃ち殺す事は考えてないみたいだからね。」 (;^ω^)「わ、分かったお…」   ブーンは許チョを敵城門に向かわせ、逆に曹仁を自分の城門方面へ走らせる。 張梁はもちろん許チョの方を追って、曹仁との乱戦を解いた。 だが、曹仁の兵力は後3割。知力4の神速戦法で乗り切れるかどうかは微妙な所だろう。   まずは於夫羅が城門に張り付いた。 続いて張任、トウ頓、審配がそれぞれ城壁に張り付く。 しかしまだ連環の法は解除されない。 士気も後少しと言う所でまだ溜まり切っていない。 482 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage と、言った直後にまたミスったッ!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:35:46 ID:aFAoFsQ3 (;^ω^)「(は…はやく…早くするおぉぉ~~~~~!)」   既に城門前に置いてある曹仁のカード、士気ゲージ、城ゲージを睨みながら叫ぶブーン。 しかし叫びは心の中のみでとどまり、彼は必要以上に長く時間を感じた。   >『ヨワイナ…』 パリーン!   その間に於夫羅の攻城が決まった。   >バガガガガガッ!!   続いてトウ頓、張任、審配の攻城がほぼ同時に決まり、 ブーンの城ゲージは半分程まで一気に削られてしまう。   ( ^ω^)「! 士気が溜まったお!」ポチッ   >ピシュン! 『  神  速  』   それとほぼ同時に士気が4になり、ブーンは神速戦法を使用。 連環効果は打ち消され、曹仁が通常通りの速度を取り戻す。   >ドガッ! シャリン! 『ク、クツジョク…!』   於夫羅が曹仁の突撃を喰らって撤退。 その直ぐ後に、連環効果がやっとこさ切れた。   ( ^ω^)「行くお曹仁!敵を殲滅するお!」 486 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage ううう…] 投稿日:2006/09/01(金) 23:43:09 ID:aFAoFsQ3 その後の曹仁の働きは凄まじかった。 およそ2カウントの間にトウ頓、張任を撃破し、 審配を突撃からの乱戦で苦もなく撃破した。 だがその間に張任の一撃が入っており、ブーンの城ゲージは残り3割だ。   残りカウントは50程。まだまだ逆転可能な時間だ。 相手はワラワラだが、上手く立ち回れば逆転攻略も出来る可能性はある。   (;^ω^)「(うう…キツいお…さっきの呂布なんかよりもキツい状況だお…        ワラワラ相手に7割以上も削るなんて…無謀もいいとこだお…)」   しかし問題はブーンの精神面であった。 彼は日頃のドクオとの戦いでワラワラの恐ろしさを知っている。 攻めても攻めても攻め切れず、倒しても倒しても周倉が蘇り、 こちらが攻めているはずなのに、相手の端攻城で逆にこっちが消耗している… どんなに頑張っても、せいぜい騎馬で壁を数発殴るのがやっとだ。 開幕が終了してからならばそれでも良かったが、今は敵城を7割以上削らねばならない。 向こうも多少の城ダメージ覚悟で守るだろうから、 もしそうなれば隙を突く事もかなり難しい。   ワラワラに対する恐怖と、こちらの城ダメージから来る緊張が、 ブーンの精神を容赦なく苛み、蝕む。まさしく負けムードの典型だ。 敵を恐れ、すくんだ時に完全に勝敗は決する。   488 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:44:55 ID:aFAoFsQ3 ξ#゚⊿゚)ξ「(ああ、もう…このままじゃ完全に負けるってのに…)」   そしてツンは、そんなブーンの心情を敏感に感じ取っていた。 彼女は基本的に何かに挫けると言う事を知らない。 常に奮起して来た彼女にとって、それは無縁のものなのだ。 だから、ブーンのこういう気性に反発しつつも惹かれている。   ξ#゚⊿゚)ξ「ブーン!確かに相手はワラワラだけど、柵はもう壊してあるじゃない!         倒す順番さえ間違えなければ勝てるのよ!」 (;^ω^)「うおっ!? え、でも相手にはあの水計があるお…       周倉とか於夫羅を倒してもあいつがいるんじゃ…」 ξ#゚⊿゚)ξ「周瑜相手に縦に並ばなければいいのと同じじゃないの!!         私が教えてあげてるのに、あんな武将に負けたら承知しないんだからッ!」 ( ^ω^)「周瑜相手に縦に………アッー!! その手があったお!」 (;'A`)「(そこで「アッー!!」は違うと思うが…)」   戦略の何かを掴み、画面に向き直るブーン。 その瞳に負け犬の怯えるような、慌てるような色はない。 むしろ、やっとこの戦いを楽しみ始めたふうにさえ見える。 残りのカウントは30程。あと少しで士気は満タンになる。 490 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:49:21 ID:aFAoFsQ3 ξ゚⊿゚)ξ「………ふぅ…」 (´・ω・`)「ご苦労様。」 ξ;゚⊿゚)ξ「あっ…すいません。つい助言を…」 (´・ω・`)「いや、いいんだよ。あれはあれで良い。       ツン君の言葉はちゃんとブーン君の糧になるよ。」 ξ゚⊿゚)ξ「……そうでしょうか…」 (´・ω・`)「大丈夫、良い助言だったよ。君が言わなければ僕が言うつもりだった言葉だ。」 ξ゚⊿゚)ξ「…勝てるでしょうか…ブーンは。」 (´・ω・`)「さっきも言ったでしょ、ブーン君は勝つはずさ。       前回も勝って、今回も勝って、次回も勝つかもしれない。       同時に出て来る3枚のカードを持って震えているブーン君が10分後には居るはずさ。」 ξ゚⊿゚)ξ「そうですね…」 (´・ω・`)「………(いいなぁ、ブーン君)」   ( ^ω^)「よっしゃー!気合いを見せるお!」 残りのカウントが28の時にブーンは全軍を繰り出した。 士気は11、5。部隊は全て回復している。 陣形は中央から曹操、曹仁、夏侯淵、許チョを出し、 右端から張春華を単騎で上らせる形だ。どこをどう見ても雲散霧消狙いである。   もちろん、ブーンの出撃と同時に敵軍も出撃している。 右端から董荼那を出して張春華に備えさせ、中央からは周倉と於夫羅。 左に残った櫓に隠れるようにして、張任とトウ頓を布陣。 後は、一気に雲散を喰らわぬよう城の中に引っ込んでいるようだ。   >ピシュン! 『  強  化  』『多勢の攻め』   しかし中央ライン周辺に周倉と於夫羅が辿り着いた瞬間、 敵城の左端から残った全軍が一瞬だけ出撃。 多勢の攻めを使用してから、直ぐに引っ込んだ。 そのまま周倉を前面に押し出しつつ、於夫羅がその後方で走り回る。 495 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:01:38 ID:w+PP0asE ( ^ω^)「喰らうお!」ポチッ   >ピシュン! 『  妨  害  』『雲散霧消の計』   ブーンは騎馬3体を槍に刺さるか刺さらないかの所で走らせながら、 張春華を少しだけ下げて計略を発動。於夫羅と周倉に掛ける。 相手はたかが2体にこれをするとは思ってなかったようで、急いで於夫羅と周倉を戻しにかかるが…   >ガッ! >ドガッ!   騎馬オーラに紛れていた許チョが周倉&於夫羅と乱戦。 続いて曹仁が周倉に突撃するが、周倉の兵力は5割ぐらいしか減らない。   >ドガガッ!   その後に曹操と夏侯淵が迂回をして於夫羅に突撃。 そのまま周倉に触れぬようにして、乱戦でまず於夫羅を撃破。夏侯淵は直ぐに城門に向かう。 間に曹操と曹仁を左に走らせて張任とトウ頓を狙う。   >カカンッ   だが櫓に阻まれ、二体の突撃オーラは消滅。 再接触で櫓を壊して二体が乱戦状態に入ると、左端から砂煙が上がった。   ξ゚⊿゚)ξ「審配が来るわよ!」 ( ^ω^)「分かってるお!」   ブーンはそれを見るや否や素早くカードを手前に戻し、 曹仁と曹操と夏侯淵を外堀決壊の範囲から逃れさせる。 すると左端からの砂煙は止み、代わりに城門から上がり始める。恐らく張梁だ。 曹仁と夏侯淵は取り敢えず敵城前を走り回ってトウ頓と張任の弓を集め、曹操は董荼那を撃破しに右へ向かった。 497 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:05:09 ID:w+PP0asE 右にいた董荼那は張春華と乱戦を始めたところで、 接触直後に曹操が突撃したものだから、断然不利に立たされる。 相手は城門にあった砂煙を素早く右に動かして、代わりに董荼那を退かせようとした。   >シャリン! 『シャギッペベロロロォ…』   だが曹操の連突がギリギリ間に合い、張春華の乱戦もあって董荼那撤退。   >シャリン! 『オボエテヤガレェ…!』   直後に許チョと乱戦していた周倉が撤退した。 フリーになった許チョは直ちに弓の狙いをトウ頓に変えて射撃を開始。 同時に曹仁と夏侯淵もトウ頓に突撃して、一瞬で撤退させた。   >ボギリッ! 『ナンダコイツハ!』   しかし射撃ダメージが結構積もっていて、曹仁も撤退してしまう。   >ガッ!   夏侯淵が張任に接触。曹操が張梁に連突をしているので、 夏侯淵で張任に突撃をする暇は無かったようだ。 その直後に、再び敵城左端から砂煙が上がる。   (´・ω・`)「激戦だね…」 (;^ω^)「も、ものすげえ大変だお!」 曹操が張梁にまた突撃をしようとするが、 張梁が自城に入り始めたのを見て後ろに退かせる。 それとほぼ同時に張任が撃破出来たので、夏侯淵も後ろに退かせた。 するとまたもや左端からの砂煙が消える。 500 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:08:01 ID:w+PP0asE ( ^ω^)「さて…それじゃあ、いよいよ行くお!」 ブーンは姿勢を正して、画面を前のめりに見つめはじめる。 ここからが本番だ。ここから数カウントどう動くかで勝負が決まる。   ( ^ω^)「頼むお!許チョ!」 ブーンは許チョを城門にブチ込み、騎兵2体と弓兵一体でマウントを取った。 むろん、許チョ以外は外堀決壊の範囲に入らないように。   ( ^ω^)「こうすれば流されても流されなくてもいけるお!       防護戦法と兵法を使えば、残り時間をこいつの城門叩きで覆す事も出来るお!」 ( 'A`)「成る程な…流されれば他の全員で攻城する訳か。」 (´・ω・`)「(でも、流された後張梁がバナナを食べて粘ったらどうなるかな…)」 ξ゚⊿゚)ξ「(問題は周倉と董荼那がいつ復活するかね。         復活までに張梁、審配を撃破出来ればこちらの勝ち…         張梁にバナナを食べられたらこっちが僅差で負けるでしょうね。)」   >『ジョウモンヲコジアケロォ!』 ガシャァン!   許チョがまず一発城門を叩く。その瞬間に城門から砂煙が上がった。 出て来るのはもちろん審配と張梁だろう。 2体の騎兵は直ぐさま城壁より少しばかり距離を置く。 そして、審配と張梁が重なるようにして城門から出て来た!   >ピシュン! 『  外  堀  決  壊  』 >『オシナガサレルガイイワー!』 バシャァァァアアアアア!! >バシャーン! 『タイセイヲタテナオスゾ!』   審配の計略が発動し、堰を切られた鉄砲水が城壁前を流れる。  その勢いは容赦なく城門の許チョをなぎ倒し、 そのまま許チョを彼方へと流し去って、審配自身も直ぐに城に引っ込もうとする。   ( ^ω^)「そうはさせないお!」ポチッ 501 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:10:43 ID:w+PP0asE >ピシュン!   しかし--   >『  妨  害  』   その瞬間こそ--   >『  雲  散  霧  消  の  計  』   ブーンの待ち望んだ『機』であった。   >『オイタガスギタヨウダネ』   'A`)゚⊿゚)ξ´・ω・`)「!!」   クールだが気迫のある恐妻の言葉が静かに響き渡り、 張梁と審配はそれに縮こまるようにして一気に弱くなった。 かの天才策略家、司馬懿仲達が世界で最も恐れた女性の計略は、 アホな黄巾党の将軍や、惨めな敗残の軍師なぞは恐るるに足らずといわんばかりである。   >ドガガッ!   そしてそれに続くは夏侯淵、曹操の騎馬二軍。 武力1の張梁はそれに武力2の弓がプラスされた猛威に適うはずもなく、 士気もまだ足りていなかったのであっと言う間に撤退。 敵軍に残るは雑魚の審配。張春華と曹操と夏侯淵は直ぐさま敵の城に張り付いた。 無論、乱戦妨害に出て来た審配は張春華と夏侯淵の位置を取り替えるだけで瞬殺。 503 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:12:17 ID:w+PP0asE ( ^ω^)「ここでやっとダメ押しだお!」ポチッ!   >『ヘイホウレベル2!』パシィィイイーーーーーン! >『グォォオオーーーーン!』   『   増   援   の   法   L   v   2   !   』   この時に満を辞してブーンの兵法が発動! 曹操の兵力が7割に、夏侯淵の兵力が9割に、張春華の兵力は満タンとなった!   >パリン!パリン!パリーン!   曹操と夏侯淵と張春華がぐんぐんと城ゲージを削ってゆく。 敵城が五割程になった所で董荼那と周倉が妨害に来たが、夏侯淵がマウントで2体とも瞬殺。 周倉などはギリギリ曹操との乱戦が解けるか解けないかの瀬戸際で、 ギリギリ突撃を喰らって撤退してしまっていた。   (#^ω^)「行くおー!逆転するおー!」   >パリン! パリーン!   ジワジワと削れてゆく敵城。 そのゲージの減りはやがてブーンの城ゲージを追い越し、 黄色のゾーンも追い越して…   >ドガシャーーーーン!!! >『今こそ飛躍の時!我が志は千里にあり!!』   復活した於夫羅が夏侯淵に倒された直後に、カラとなった。 506 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:15:42 ID:w+PP0asE (;^ω^)「うおおおおおおおお………危なかったおー…」 (;'A`)「……っふぅぅぅ~~…もうちょっと見てて安心するプレイをしろよ…」 ξ;゚⊿゚)ξ「終盤辺りはどの局面でもギリギリの戦いだったわね。        時間も兵力もせめぎ合いもギリギリのところだったわ…」 (´・ω・`)「でも、なんにしろ勝ちは勝ちだよ。おめでとう、ブーン君。」 ( ^ω^)「ありがとうだお。」 ( 'A`)「それにしても厄介な相手だったな。あんなダメ計初めて見たぞ。」 ξ゚⊿゚)ξ「防御専門タイプのダメ計で現存するのは外堀決壊だけだからね。」 (;^ω^)「外堀決壊はキツかったお。でもそれ以上に相手の手数の多さが…       やっぱワラワラデッキ相手は苦手だお…攻め押すのが難しいお。」 (´・ω・`)「ワラワラは攻めにも守りにも凄まじい強さを発揮するからね。       得に守りなんかは、周倉、金環三結、阿会喃の3人がかなり鉄壁だよ。       幸い、今回は相手の復活持ちが周倉と董荼那だけだったから勝てたけど、       ブーン君はイケイケドンドンで攻める以外にも、技術を磨く必要があるね。」 ( ^ω^)「そんな事言ったって、どうすればいいんだお。」 (´・ω・`)「要は復活持ちを先に殺さないようにするのさ。       ブーン君も最後の辺りでやってたじゃないか。」 ( ^ω^)「? 許チョを周倉と乱戦させた時の事かお?」 (´・ω・`)「そうだよ。復活持ちを後で倒す事で、       よりフリーな状況で攻城が出来るようになるんだ。       ある程度兵力を減らさせたら、足止め軍だけを残して他を進ませるようにすると良い。」 ( ^ω^)「うーん…次ワラワラ当たった時はそれを意識してみるお。」 (;'A`)「うーん…どんどんブーンが強くなって行ってる気がするな。」 ξ゚⊿゚)ξ「(早く上まで昇って来なさいよ…ブーン。)」 (´・ω・`)「ところで、次の試合はしないのかい?」 (;^ω^)「あ、忘れてたお!」   急いでサテに一枚の100円玉を入れるブーン。 カウントがギリギリ0になったところで、進軍の申し入れは受諾された。 次の対戦相手捜索画面へと切り替わる。 507 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:18:14 ID:w+PP0asE ( ^ω^)「…そう言えば、ツン。」 ξ゚⊿゚)ξ「ん?なに?」 ( ^ω^)「ブーンが兵法無駄打ちしそうになった時、止めてくれたお?」 ξ*゚⊿゚)ξ「ッ!……」 ( ^ω^)「あそこで増援無駄打ちしてたら負けてたお。ありがとうだお。」 ξ*゚⊿゚)ξ「べッ…別にあんたに負けて欲しくなかったとか…そんなんじゃないからねッ!       ただ、目の前でボンクラしてたから…じっとしてられなかっただけなんだから!」 ( ^ω^)「でも………」 ξ*゚⊿゚)ξ「…?」   (;^ω^)「教えるんなら、外堀決壊の存在を教えて欲しかったお…」 ξ;゚⊿゚)ξ「……………」   遂にブーンは3戦目へと突入した! このまま3連勝してしまうのか!?はたまたまだ見ぬデッキにコテンパンにされるのか! 三戦目の『大激戦』をお楽しみに! 508 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:21:23 ID:w+PP0asE 2戦目はこれで終わりでございます。 うん、やっぱアレですね。一戦目に比べると微妙。 ワラワラは描写が凄く難しいなぁ…自分向きじゃあなさそうだ。   今回も色々迷惑掛けて申し訳ありませんでした。 ツンの顔とか、ツンの顔とか、ツンの顔とか、ありえない!展開とか。(ツンの顔修正しました) でもなんとか許して下さいお願いします。あッぶたないで石を投げないで。   では最後に… この中盤乙デッキで勝てるものはあるか! この中盤乙デッキで勝てるものはあるか! この中盤乙デッキで勝てるものはあるか!   3戦目をお楽しみに。
注:本編53話の続きです。 |BGCOLOR(E8FFE8):458 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:14:43 ID:aFAoFsQ3| |BGCOLOR(FFFFC0):では投下致しますです。| |BGCOLOR(FFFFC0):前回よりかなり間隔が空いての投下と相成りましたが、| |BGCOLOR(FFFFC0):どうか皆様、劉備のような寛容な心でお許し下さい。| |BGCOLOR(FFFFC0):しかも展開とかが色んな方面からありえない!ですが、| |BGCOLOR(FFFFC0):それもなんとか、こう、創作って事でお許しを…|   |BGCOLOR(FFFFC0):では、決死の覚悟で臨みますぞ!|     太陽が照りつけ、焼いたばかりのトーストのようになっている路面。 熱気は天空の雲を追い払い、歪んだ陽炎を作る程だ。   ξ;-・-)ξ「暑いわねぇ…」   そんな状況の中、手で顔を扇ぎながら歩いているツンの姿があった。 私服のスカートは可能な限り丈を短くして、 少しでも、たまに吹く風を服の内部に取り入れようとしている。   ξ゚⊿゚)ξ「えーっと……ヤバいわ。暑さで道ド忘れしそう…」 彼女が今向かっている場所は、言わずとしれた『バーボンハウス』。 そろそろブーン達がいる頃だな、と言う時間を見計らって出て来たはいいが、 冷房の利く屋内からは想像出来なかった暑さに、今は打ちのめされている所だ。   ξ゚⊿゚)ξ「ああー、やっと着いたわ…」   何度か道を忘れそうになったが、なんとか目的の場所に辿り着いた。 自動ドアを潜り、冷房の冷気を堪能してからツンは周囲を軽く見回す。 人影は疎らだ。しかし、いつもなら直ぐに現れるはずの店長が出て来ない。   しかし頭の良いツンは、店長が出て来ないと言う状況で全てを察し、 さっさと三国志大戦のサテへと向かって行った。 |BGCOLOR(E8FFE8):459 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:15:57 ID:aFAoFsQ3| (#^ω^)「今度の相手はワラワラかお!ワラワラ超ウゼーお!しかも開幕乙っぽいお!」 (#'A`)「………」 (´・ω・`)「………」   するとそこには、画面に向かって怒っているブーンと、 怒りの形相でブーンを睨んでいるドクオと、冷静に見守る店長がいた。   ξ゚⊿゚)ξ「やってるわね。」   連中に近付きながら話し掛けるツン。 ブーン、ドクオ、店長はその声に反応して振り向いた。   (´・ω・`)「や(ry」 ( ^ω^)「おっおっ。ツンだお。補習終わったのかお?」 ξ#゚⊿゚)ξ「私は補習無しなのよ!あんた達と一緒にしないで!」 (;^ω^)「怒りのポイントが掴めねぇお。」 ( 'A`)「お前も大戦やりに来たのか?」 ξ゚⊿゚)ξ「まあ、そんな所かしらね。」 ( ^ω^)「なら運が良かったお。見ての通りガラガラだお。」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、私はあんたのプレイを見てからにするわ。」 ( ^ω^)「そうかお。それじゃああの世の語り草にブーンの武者ぶりをよく見ておくお!」 ξ;゚⊿゚)ξ「………」 (;'A`)「………」   (´・ω・`)「………………………………………ナカナイモン………」 |BGCOLOR(E8FFE8):460 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:17:57 ID:aFAoFsQ3| ξ゚⊿゚)ξ「で、相手は何よ?」   サテの画面を、ブーンとドクオの後ろから覗き込むツン。 そこには既に画面が移って、茶色の平坦な荒れ地を現している配置画面があった。 そして画面の上部に、沢山の敵軍武将カードのイラストが並んでいる。 それによると、相手の陣容は…   Cトウ頓 C張任 C董荼那 C審配 UC於夫羅 C周倉 C張梁   であった。袁軍と他軍を組み合わせた開幕乙のように見える。   ξ;゚⊿゚)ξ「(………これは…何?)」   しかしツンは、このデッキに疑問を禁じえなかった。 一応、援護の弓兵、それを守る槍兵、攻城用のゴリラ一匹が揃ったデッキだ。   ツンが疑問を感じたのは、於夫羅と審配の二体であった。   ξ゚⊿゚)ξ「(開幕乙にするんなら、攻城力の低い騎兵は入れないはず…         騎馬マウントを取るにしても開幕乙じゃ動かしづらいし、         この場合、於夫羅を入れるなら麹義を入れて槍を二つにした方が…         そしてなんで審配なの?確かに柵持ちだけど、開幕乙には相応しく無い…         伏兵も無いし、武力も低いし、計略も開幕乙向きじゃない。         相手はなんのつもりでこれを組んだの?         まるで、最初の開幕を失敗するためのデッキに…)」 ξ;゚⊿゚)ξ「(………え?開幕を失敗するための……デッキ………?)」   |BGCOLOR(E8FFE8):463 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:19:59 ID:aFAoFsQ3| (´・ω・`)「……気付いたようだね。流石だよ、ツン君。」 ξ;゚⊿゚)ξ「マスター、このデッキひょっとして…」 (´・ω・`)「うん、多分そのまさかだと思うよ。       相手はネタデッキとして組んだんだろうけど、       初心者のブーン君には効くかもしれない。」 ξ;゚⊿゚)ξ「ブーンに教えないと…!」 (´・ω・`)「それはダメだ。」 ξ;゚⊿゚)ξ「何故ですか!このままだとブーンが…」 (´・ω・`)「実際に痛い目を見た方が遥かに良いと思うからだよ。       相手のデッキをしっかりと観察する力も身に付けた方がいいからね。」 ξ;゚⊿゚)ξ「でも…」 (´・ω・`)「…(果報者だなぁ、ブーン君は)君がブーン君を助けたい気持ちは分かるけど、       これもブーン君…いや、初心者には必要な事なんだ。       大丈夫、ブーン君はさっき弓呂布を捌いてたんだよ。       この奇策デッキも捌いてみせるさ。」 ξ;゚⊿゚)ξ「……………」 ξ;-・-)ξ「分かりました…しょうがないわね…」 (´・ω・`)「さあ、勝負が始まるよ。見届けてやろうじゃないか。」 ξ゚⊿゚)ξ「はい。」       ( ^ω^)「でも開幕乙の対策はしっかりとしてあるお!       要は槍かゴリラをさっさと潰せばいいんだお!」   ブーンは城門前に騎兵3体を横に並べ、 許チョを自陣の中央に、張春華は右側城壁前に配置した。 地形は障害物の無い平らな荒野で、城門前に二つの櫓が隣接している。 相手からしてみれば、左右どちらから攻めても良い地形だ。 だから伏兵の初期位置は、完全にカンに頼る事になる。ブーンは右を選んだ。 |BGCOLOR(E8FFE8):467 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:22:21 ID:aFAoFsQ3| |BGCOLOR(FFFFC0):>>462| |BGCOLOR(FFFFC0):>>464| |BGCOLOR(FFFFC0):俺の機種Macだからなぁ…ちょっと色々試してみる。|    >ガコッ! ゴォォォオオオオ…  >ジャーン!   『  開  戦  !  』   扉が開いてマップが現れ、いよいよ勝負が始まった。 敵は弓2体を前に出し、その直ぐ後ろに於夫羅、周倉、張梁が構えている。 審配は城門前で柵を置いて佇んでいた。   そして審配以外の全部隊は、ブーンから見て右側に密集していた。 ブーンのカンは的中。張春華を開幕で運用出来る。   ( ^ω^)「まずは伏兵を踏ませるお!」   ブーンは許チョの照準を周倉に合わせてから、 騎兵三体を右側へと移動させ、騎馬オーラを纏う。 張春華は大雑把にただ前方へと向かわせ始めた。   対する敵は、許チョに向けて射撃を始めた弓兵2体を追い越す形で、 於夫羅、周倉、張梁を前方に押し出して審配を自城に入れる。 その内於夫羅は許チョに向かい、周倉は張梁を守るように重なりながら進んで来る。 ブーンは騎兵三体を操って、周倉の槍オーラに押されているフリをしながら…    >ジャーン!ジャーン! 『オロカモノメガ』  >『オボエテヤガレェ…!』   伏兵を周倉に踏ませて、一気に撤退まで持ち込んだ。 |BGCOLOR(E8FFE8):469 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 直ってるかな?分からないや] 投稿日:2006/09/01(金) 23:24:04 ID:aFAoFsQ3| ( ^ω^)「かかったお!槍さえいなくなればもう楽勝だお!」 (´・ω・`)「許チョで於夫羅を釣って、周倉を誘い込んで伏兵を踏ませる…       だいぶ上手くなったね、ブーン君。」 ξ゚⊿゚)ξ「敵は周倉を失う訳にはいかないから、於夫羅を向けるのは当然の反応だわ。        でもそれが、結果的に周倉を撤退させる原因になったのね。」 ( 'A`)「………あー…要するに、於夫羅が伏兵踏んでたらヤバかったって事?」 ξ゚⊿゚)ξ「そうね。実質的に伏兵がムダになる所だったわ。」 (´・ω・`)「でも相手にはまだ張任がいる。それに……おっと。」 ξ;゚⊿゚)ξ「……………(敵の手に掛かったら承知しないわよ、ブーン…!)」   伏兵状態が解除された張春華は後方に下がり、代わりに騎兵三体が前に出る。 その直後に、ブーンの許チョが撤退してしまった。 武力6&3の射撃と、武力3の連突では流石に持ち堪えられなかったようだ。 しかし許チョの働きによって、於夫羅の残り兵力は四割程になっている。    >ズガガガッ!!   曹操、夏侯淵、曹仁の突撃が張梁に入り、張春華も同じ標的に射撃を開始。 流石の張梁もこれには適わず、士気もまだギリギリ溜まっていなかったので直ぐに撤退。 しかしその間に於夫羅が曹仁に突撃。トウ頓と董荼那の射撃も戦線に向けられた。    >ジャーン!ジャーン!  >『ヒッカカッタナ!コノコワッパメェ!』  >『ナンダコイツハ!』   しかもここで張任が伏兵によって曹仁を撤退させる。 ブーンは直ぐさま夏侯淵と曹操で於夫羅に連突して撤退させるが、 残り兵力は共に4割程。柵か櫓は壊しておきたいブーンにとっては、思わしく無い事だ。 |BGCOLOR(E8FFE8):474 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 多分直ってねぇだろうな…] 投稿日:2006/09/01(金) 23:27:45 ID:aFAoFsQ3| ( ^ω^)「しょうがないお…ここは無理矢理にでも障害物は破壊するお!」   ブーンは夏侯淵と曹操の他に、張春華まで前線に駆り出した。 即ち張春華を董荼那と乱戦させ、曹操でトウ頓を、夏侯淵で張任を連突するのだ。    >シャリン! 『ワシモココマデカ…』  >シャリン! 『ツ、ツヨイ…!』   その甲斐あってか、敵のトウ頓と張任は兵力が空になる。 しかし夏侯淵も曹操も残り兵力は2割以下だ。   (;^ω^)「だめだお…時間が掛かりすぎたお。多分、もう周倉が復活してるお。」 ( 'A`)「張任を曹仁が踏んだのが痛かったな。」   ブーンは夏侯淵と曹操で董荼那に突撃して撤退させると、 夏侯淵、曹操、張春華の三軍を自城に入れた。 攻めの糸口を作る事は出来なかったが、開幕をノーダメージで凌げたのだ。 普通の開幕乙ならば、後は指揮と雲散霧消を使って攻めに攻め寄せれば勝てるだろう、   ξ;゚⊿゚)ξ「(でも、本当の勝負はここからなのよブーン…)」   ツンの額に一筋の汗が流れる。 ブーンは、取り敢えずは開幕を凌ぎ切って大きく息をついているが、 ツンは逆に大きく息を呑み込んだ。   彼女は何を心配しているのだろうか。 開幕乙は、開幕さえ凌げば結構簡単に勝てる。 そしてブーンは、それの最も望ましい形であるノーダメージと言う状況だ。 後はラインを上げながらの攻防で押し勝てば良い。 そこはブーンも承知しているのか、今回の兵法は増援である。 |BGCOLOR(E8FFE8):476 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage えーい、もうこのまま行く!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:29:31 ID:aFAoFsQ3| ξ;゚⊿゚)ξ「(やっぱり…私と店長の予想は当たっていたようね。          相手が開幕でやけにあっさりと退却した…          増援の法も使わなかったし…いや、そもそも増援の法じゃないのかも。)」 (´・ω・`)「(さあ、ブーン君。僕の予想が正しいのなら相手の兵法は恐らく連環だ。        相手の数の多さに惑わされずに、上手く攻められるかな?)」   残りカウントが70カウント程に、 ブーンの武将達は全員が回復し、いつでも出撃可能な状態になった。 それは無論相手側の方にも言える事だが、まず動いたのはブーンの方だった。   (*^ω^)「開幕はもう凌いでるから楽勝だお!       士気も10ちょっとあるから攻め落とすのは簡単だお!」 ブーンは全軍を中央から出陣させ、真ん中のラインに弓兵二人。 騎兵三人はそのまま直進させる形でカードを出した。 もちろん、それを迎え撃つように敵の城からは既に砂煙が上がっていた。    >カカカンッ!   騎兵三体が柵にぶつかり、柵の色が一気に黄色になる。 その直後に、敵の軍が一斉に城内から姿を現した。 少し兵力が回復し切っていない張任とトウ頓が両脇から現れ、櫓を盾にするような形で布陣。 中央からは周倉と於夫羅と董荼那が繰り出て、 董荼那が柵を盾にして射撃開始。周倉と於夫羅が直接応戦する。 そして両端からは、端攻城のためか審配と張梁が出て来た。    >ピシュン! 『  強  化  』『多勢の攻め』   だが、その瞬間に於夫羅が計略を発動させると、 張梁も審配も自城の中に戻って行ってしまった。 |BGCOLOR(E8FFE8):477 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 全国3万人のツンファンの皆様] 投稿日:2006/09/01(金) 23:30:26 ID:aFAoFsQ3| ( ^ω^)「? どう言う事だお?」 (´・ω・`)「於夫羅の計略は多勢の攻めって言ってね。       戦場にいる味方部隊数+2の数字を武力に上乗せするんだ。       だからさっき、戦うつもりの無い武将が出て来たんだよ。」 ( ^ω^)「ああ、それならよくドクオがきれいなオッサンでやってるお。」 (#'A`)「紀・霊・だ!」 (;^ω^)「なに怒ってんだお…」 (´・ω・`)「この場合は+9で、武力が12になるね…       やっぱり単体だと大した事ないけど、他の武将と上手く連携されると辛いよ。」 ( ^ω^)「そーゆー時はこの計略を使うお!」ポチッ    >ピシュン! 『  妨  害  』『雲散霧消の計』  >『オイタガスギタヨウダネ…』   ブーンが放った雲散霧消は、見事に於夫羅、周倉、董荼那を捉えていた。 三体は一気に武力が下がり、於夫羅などは武力12があっという間に0になってしまう。   ( ^ω^)「そして弓兵にはこれだお!」    >ピシュン! 『  神  速  』『神速戦法』   そしてそこに夏侯淵の神速戦法を加え、 曹操、曹仁を柵に突っ込ませて、夏侯淵をトウ頓に突っ込ませる。    >シャリン! 『オボエテヤガレェ…!』  >シャリン! 『シャギッペベロロロォ…』   曹操と曹仁の乱戦。許チョと張春華の射撃であっという間に周倉と董荼那を撃破。 於夫羅だけは自慢の移動力で帰城されてしまう。 夏侯淵の方は、櫓に阻まれていたがあっという間に櫓は破壊され、 夏侯淵はトウ頓に連突を開始。許チョと張春華は張任を狙う。 |BGCOLOR(E8FFE8):479 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 本当にごめんなさい] 投稿日:2006/09/01(金) 23:31:44 ID:aFAoFsQ3|  >バコォォオン!   耐え切れずにトウ頓と張任が城に引っ込んだ直後に、曹操と曹仁が柵を破壊した。   (*^ω^)「楽勝だお!後は兵法を使えば完璧だお!」 ( 'A`)「なんだ、案外簡単に終わるもんだな。」 ξ;゚⊿゚)ξ「(だ、だめよ!そこで兵法を使っちゃ…!)」 (´・ω・`)「(……やっぱり、一回は引っ掛かっちゃうのか。)」   ブーンは曹操を城門に張り付かせ、夏侯淵、張春華を城壁で攻城させる。 曹仁と許チョはそれぞれの兵種に合ったマウントを取った。 柵を壊した瞬間に、敵城から砂煙が上がったからである。   だが、ブーンは見落としていた。 砂煙は城門からだけではなく、左端と右端の城壁からも上がっていた事に。 そして左端から出て来る武将はあの審配である事に。   ( ^ω^)「それじゃあ、兵法増援で完璧な勝利を掴むとするお。」 そうとも知らずに、兵法ボタンへ手を伸ばすブーン。 今増援を使えば、攻城部隊の兵力は残り7割程になる。 だが、もしそうなっても外堀決壊の威力では撤退してしまうだろう。 そうなれば…確実に兵法のムダ打ちだ。以降ブーンに反撃の目は無くなる。   ξ;゚⊿゚)ξ「(そ…それを押してしまったら…押してしまったら…)」   そして、ツンはその事をよく知っていた。 もう部隊を退かせても、間に合わないだろう。 曹操も夏侯淵も張春華も撃破される。攻城もかなり喰らうだろう。 だが、兵法さえあれば取り返す事は出来る。 今や最後の望みは兵法のみ、その事実にブーンが気付かない。 しかしツンが教えれば気付くのだ。そして逆転するかもしれないのだ。 |BGCOLOR(E8FFE8):480 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 本当にスンマセンでしたァーーーーーッ!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:33:29 ID:aFAoFsQ3|   ξ;゚⊿゚)ξ「ダッ…ダメよッ!!」   そして、ツンは思わず叫んでしまった。 ブーンが驚いたように声を上げ、兵法ボタンを押そうとする右手が一瞬だけ躊躇う。 その直後に、敵城左端から審配とついでに張任が姿を現した。    >ピシュン! 『  外  堀  決  壊  』   (;^ω^)「!!」    >『オシナガサレルガイイワー!』 バシャァァァアアアアア!!  >バシャーン! 『ナンダト…!』  >バシャーン! 『コノオレガ!』  >バシャーン!   曹操が押し流され、夏侯淵が押し流され、張春華が瀕死の重傷を負った。    >ボギリッ! 『マタ、イツカ…』   しかしその張春華も、城門から出撃して来た張梁に触れた瞬間撤退。 続けて敵城の右端から於夫羅と兵力が2割程のトウ頓が出て来る。 このまま真直ぐ攻城に向かうつもりだ。   (;^ω^)「ど、どう言う事だお!なんでいきなり城壁の前を水が流れるんだお!」 ξ#゚⊿゚)ξ「外堀決壊は自分の城の直ぐ前に水を流す水計なのよ!        なのに3体も攻城に向かわせるなんてバカじゃないの!?」 (;'A`)「そ、そうだったのか…」 ξ#゚⊿゚)ξ「敵は最初からこれが目的だったのよ!        わざと於夫羅を対処させて、安心し切った所で流す!        審配を開戦直後に城に入れたり、開幕であっさり退いた所で気付きなさいよ!」 (;^ω^)「う…うう…でも、相手は兵力が少ないから許チョと曹仁で妨害を…」 |BGCOLOR(E8FFE8):481 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage 次からはキッチリとやりますんで、御勘弁を!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:34:47 ID:aFAoFsQ3|    >『ヘイホウレベル5!』パシィィイイーーーーーン!  >『グォォオオーーーーン!』   『   連   環   の   法   L   v   5   !   』   (  ω ) ^ ^「な、なんだってーーーーー!!」 (;'A`)「こりゃヤバいな…」 ξ;゚⊿゚)ξ「うう…」 (´・ω・`)「さて、かなりの窮地だよ。」   一気に速度が下がる曹仁と許チョ。 それに引き換え、右端から上って来る於夫羅とトウ頓。 左端から昇り上がって来る審配と張任。許チョに乱戦を仕掛けた張梁は通常通りの速度。 しかも戦闘を行っているのは張梁のみで、後は端から攻城に上っている。   ---敵のデッキは開幕乙デッキではない。『中盤乙デッキ』だったのだ。   (;^ω^)「動け!動けよぉ!」 (;'A`)「落ち着けブーン!何故今アムロなんだ!」 ξ;゚⊿゚)ξ「こうなったら士気が4溜まった瞬間に神速戦法を使うのよ!」 (´・ω・`)「幸い、相手は曹仁を撃ち殺す事は考えてないみたいだからね。」 (;^ω^)「わ、分かったお…」   ブーンは許チョを敵城門に向かわせ、逆に曹仁を自分の城門方面へ走らせる。 張梁はもちろん許チョの方を追って、曹仁との乱戦を解いた。 だが、曹仁の兵力は後3割。知力4の神速戦法で乗り切れるかどうかは微妙な所だろう。   まずは於夫羅が城門に張り付いた。 続いて張任、トウ頓、審配がそれぞれ城壁に張り付く。 しかしまだ連環の法は解除されない。 士気も後少しと言う所でまだ溜まり切っていない。 |BGCOLOR(E8FFE8):482 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage と、言った直後にまたミスったッ!] 投稿日:2006/09/01(金) 23:35:46 ID:aFAoFsQ3| (;^ω^)「(は…はやく…早くするおぉぉ~~~~~!)」   既に城門前に置いてある曹仁のカード、士気ゲージ、城ゲージを睨みながら叫ぶブーン。 しかし叫びは心の中のみでとどまり、彼は必要以上に長く時間を感じた。    >『ヨワイナ…』 パリーン!   その間に於夫羅の攻城が決まった。    >バガガガガガッ!!   続いてトウ頓、張任、審配の攻城がほぼ同時に決まり、 ブーンの城ゲージは半分程まで一気に削られてしまう。   ( ^ω^)「! 士気が溜まったお!」ポチッ    >ピシュン! 『  神  速  』   それとほぼ同時に士気が4になり、ブーンは神速戦法を使用。 連環効果は打ち消され、曹仁が通常通りの速度を取り戻す。    >ドガッ! シャリン! 『ク、クツジョク…!』   於夫羅が曹仁の突撃を喰らって撤退。 その直ぐ後に、連環効果がやっとこさ切れた。   ( ^ω^)「行くお曹仁!敵を殲滅するお!」 |BGCOLOR(E8FFE8):486 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage ううう…] 投稿日:2006/09/01(金) 23:43:09 ID:aFAoFsQ3| その後の曹仁の働きは凄まじかった。 およそ2カウントの間にトウ頓、張任を撃破し、 審配を突撃からの乱戦で苦もなく撃破した。 だがその間に張任の一撃が入っており、ブーンの城ゲージは残り3割だ。   残りカウントは50程。まだまだ逆転可能な時間だ。 相手はワラワラだが、上手く立ち回れば逆転攻略も出来る可能性はある。   (;^ω^)「(うう…キツいお…さっきの呂布なんかよりもキツい状況だお…        ワラワラ相手に7割以上も削るなんて…無謀もいいとこだお…)」   しかし問題はブーンの精神面であった。 彼は日頃のドクオとの戦いでワラワラの恐ろしさを知っている。 攻めても攻めても攻め切れず、倒しても倒しても周倉が蘇り、 こちらが攻めているはずなのに、相手の端攻城で逆にこっちが消耗している… どんなに頑張っても、せいぜい騎馬で壁を数発殴るのがやっとだ。 開幕が終了してからならばそれでも良かったが、今は敵城を7割以上削らねばならない。 向こうも多少の城ダメージ覚悟で守るだろうから、 もしそうなれば隙を突く事もかなり難しい。   ワラワラに対する恐怖と、こちらの城ダメージから来る緊張が、 ブーンの精神を容赦なく苛み、蝕む。まさしく負けムードの典型だ。 敵を恐れ、すくんだ時に完全に勝敗は決する。   |BGCOLOR(E8FFE8):488 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:44:55 ID:aFAoFsQ3| ξ#゚⊿゚)ξ「(ああ、もう…このままじゃ完全に負けるってのに…)」   そしてツンは、そんなブーンの心情を敏感に感じ取っていた。 彼女は基本的に何かに挫けると言う事を知らない。 常に奮起して来た彼女にとって、それは無縁のものなのだ。 だから、ブーンのこういう気性に反発しつつも惹かれている。   ξ#゚⊿゚)ξ「ブーン!確かに相手はワラワラだけど、柵はもう壊してあるじゃない!         倒す順番さえ間違えなければ勝てるのよ!」 (;^ω^)「うおっ!? え、でも相手にはあの水計があるお…       周倉とか於夫羅を倒してもあいつがいるんじゃ…」 ξ#゚⊿゚)ξ「周瑜相手に縦に並ばなければいいのと同じじゃないの!!         私が教えてあげてるのに、あんな武将に負けたら承知しないんだからッ!」 ( ^ω^)「周瑜相手に縦に………アッー!! その手があったお!」 (;'A`)「(そこで「アッー!!」は違うと思うが…)」   戦略の何かを掴み、画面に向き直るブーン。 その瞳に負け犬の怯えるような、慌てるような色はない。 むしろ、やっとこの戦いを楽しみ始めたふうにさえ見える。 残りのカウントは30程。あと少しで士気は満タンになる。 |BGCOLOR(E8FFE8):490 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 23:49:21 ID:aFAoFsQ3| ξ゚⊿゚)ξ「………ふぅ…」 (´・ω・`)「ご苦労様。」 ξ;゚⊿゚)ξ「あっ…すいません。つい助言を…」 (´・ω・`)「いや、いいんだよ。あれはあれで良い。       ツン君の言葉はちゃんとブーン君の糧になるよ。」 ξ゚⊿゚)ξ「……そうでしょうか…」 (´・ω・`)「大丈夫、良い助言だったよ。君が言わなければ僕が言うつもりだった言葉だ。」 ξ゚⊿゚)ξ「…勝てるでしょうか…ブーンは。」 (´・ω・`)「さっきも言ったでしょ、ブーン君は勝つはずさ。       前回も勝って、今回も勝って、次回も勝つかもしれない。       同時に出て来る3枚のカードを持って震えているブーン君が10分後には居るはずさ。」 ξ゚⊿゚)ξ「そうですね…」 (´・ω・`)「………(いいなぁ、ブーン君)」   ( ^ω^)「よっしゃー!気合いを見せるお!」 残りのカウントが28の時にブーンは全軍を繰り出した。 士気は11、5。部隊は全て回復している。 陣形は中央から曹操、曹仁、夏侯淵、許チョを出し、 右端から張春華を単騎で上らせる形だ。どこをどう見ても雲散霧消狙いである。   もちろん、ブーンの出撃と同時に敵軍も出撃している。 右端から董荼那を出して張春華に備えさせ、中央からは周倉と於夫羅。 左に残った櫓に隠れるようにして、張任とトウ頓を布陣。 後は、一気に雲散を喰らわぬよう城の中に引っ込んでいるようだ。    >ピシュン! 『  強  化  』『多勢の攻め』   しかし中央ライン周辺に周倉と於夫羅が辿り着いた瞬間、 敵城の左端から残った全軍が一瞬だけ出撃。 多勢の攻めを使用してから、直ぐに引っ込んだ。 そのまま周倉を前面に押し出しつつ、於夫羅がその後方で走り回る。 |BGCOLOR(E8FFE8):495 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:01:38 ID:w+PP0asE| ( ^ω^)「喰らうお!」ポチッ    >ピシュン! 『  妨  害  』『雲散霧消の計』   ブーンは騎馬3体を槍に刺さるか刺さらないかの所で走らせながら、 張春華を少しだけ下げて計略を発動。於夫羅と周倉に掛ける。 相手はたかが2体にこれをするとは思ってなかったようで、急いで於夫羅と周倉を戻しにかかるが…    >ガッ!  >ドガッ!   騎馬オーラに紛れていた許チョが周倉&於夫羅と乱戦。 続いて曹仁が周倉に突撃するが、周倉の兵力は5割ぐらいしか減らない。    >ドガガッ!   その後に曹操と夏侯淵が迂回をして於夫羅に突撃。 そのまま周倉に触れぬようにして、乱戦でまず於夫羅を撃破。夏侯淵は直ぐに城門に向かう。 間に曹操と曹仁を左に走らせて張任とトウ頓を狙う。    >カカンッ   だが櫓に阻まれ、二体の突撃オーラは消滅。 再接触で櫓を壊して二体が乱戦状態に入ると、左端から砂煙が上がった。   ξ゚⊿゚)ξ「審配が来るわよ!」 ( ^ω^)「分かってるお!」   ブーンはそれを見るや否や素早くカードを手前に戻し、 曹仁と曹操と夏侯淵を外堀決壊の範囲から逃れさせる。 すると左端からの砂煙は止み、代わりに城門から上がり始める。恐らく張梁だ。 曹仁と夏侯淵は取り敢えず敵城前を走り回ってトウ頓と張任の弓を集め、曹操は董荼那を撃破しに右へ向かった。 |BGCOLOR(E8FFE8):497 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:05:09 ID:w+PP0asE| 右にいた董荼那は張春華と乱戦を始めたところで、 接触直後に曹操が突撃したものだから、断然不利に立たされる。 相手は城門にあった砂煙を素早く右に動かして、代わりに董荼那を退かせようとした。    >シャリン! 『シャギッペベロロロォ…』   だが曹操の連突がギリギリ間に合い、張春華の乱戦もあって董荼那撤退。    >シャリン! 『オボエテヤガレェ…!』   直後に許チョと乱戦していた周倉が撤退した。 フリーになった許チョは直ちに弓の狙いをトウ頓に変えて射撃を開始。 同時に曹仁と夏侯淵もトウ頓に突撃して、一瞬で撤退させた。    >ボギリッ! 『ナンダコイツハ!』   しかし射撃ダメージが結構積もっていて、曹仁も撤退してしまう。    >ガッ!   夏侯淵が張任に接触。曹操が張梁に連突をしているので、 夏侯淵で張任に突撃をする暇は無かったようだ。 その直後に、再び敵城左端から砂煙が上がる。   (´・ω・`)「激戦だね…」 (;^ω^)「も、ものすげえ大変だお!」 曹操が張梁にまた突撃をしようとするが、 張梁が自城に入り始めたのを見て後ろに退かせる。 それとほぼ同時に張任が撃破出来たので、夏侯淵も後ろに退かせた。 するとまたもや左端からの砂煙が消える。 |BGCOLOR(E8FFE8):500 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:08:01 ID:w+PP0asE| ( ^ω^)「さて…それじゃあ、いよいよ行くお!」 ブーンは姿勢を正して、画面を前のめりに見つめはじめる。 ここからが本番だ。ここから数カウントどう動くかで勝負が決まる。   ( ^ω^)「頼むお!許チョ!」 ブーンは許チョを城門にブチ込み、騎兵2体と弓兵一体でマウントを取った。 むろん、許チョ以外は外堀決壊の範囲に入らないように。   ( ^ω^)「こうすれば流されても流されなくてもいけるお!       防護戦法と兵法を使えば、残り時間をこいつの城門叩きで覆す事も出来るお!」 ( 'A`)「成る程な…流されれば他の全員で攻城する訳か。」 (´・ω・`)「(でも、流された後張梁がバナナを食べて粘ったらどうなるかな…)」 ξ゚⊿゚)ξ「(問題は周倉と董荼那がいつ復活するかね。         復活までに張梁、審配を撃破出来ればこちらの勝ち…         張梁にバナナを食べられたらこっちが僅差で負けるでしょうね。)」    >『ジョウモンヲコジアケロォ!』 ガシャァン!   許チョがまず一発城門を叩く。その瞬間に城門から砂煙が上がった。 出て来るのはもちろん審配と張梁だろう。 2体の騎兵は直ぐさま城壁より少しばかり距離を置く。 そして、審配と張梁が重なるようにして城門から出て来た!    >ピシュン! 『  外  堀  決  壊  』  >『オシナガサレルガイイワー!』 バシャァァァアアアアア!!  >バシャーン! 『タイセイヲタテナオスゾ!』   審配の計略が発動し、堰を切られた鉄砲水が城壁前を流れる。  その勢いは容赦なく城門の許チョをなぎ倒し、 そのまま許チョを彼方へと流し去って、審配自身も直ぐに城に引っ込もうとする。   ( ^ω^)「そうはさせないお!」ポチッ |BGCOLOR(E8FFE8):501 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:10:43 ID:w+PP0asE|  >ピシュン!   しかし--    >『  妨  害  』   その瞬間こそ--    >『  雲  散  霧  消  の  計  』   ブーンの待ち望んだ『機』であった。    >『オイタガスギタヨウダネ』   'A`)゚⊿゚)ξ´・ω・`)「!!」   クールだが気迫のある恐妻の言葉が静かに響き渡り、 張梁と審配はそれに縮こまるようにして一気に弱くなった。 かの天才策略家、司馬懿仲達が世界で最も恐れた女性の計略は、 アホな黄巾党の将軍や、惨めな敗残の軍師なぞは恐るるに足らずといわんばかりである。    >ドガガッ!   そしてそれに続くは夏侯淵、曹操の騎馬二軍。 武力1の張梁はそれに武力2の弓がプラスされた猛威に適うはずもなく、 士気もまだ足りていなかったのであっと言う間に撤退。 敵軍に残るは雑魚の審配。張春華と曹操と夏侯淵は直ぐさま敵の城に張り付いた。 無論、乱戦妨害に出て来た審配は張春華と夏侯淵の位置を取り替えるだけで瞬殺。 |BGCOLOR(E8FFE8):503 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:12:17 ID:w+PP0asE| ( ^ω^)「ここでやっとダメ押しだお!」ポチッ!    >『ヘイホウレベル2!』パシィィイイーーーーーン!  >『グォォオオーーーーン!』   『   増   援   の   法   L   v   2   !   』   この時に満を辞してブーンの兵法が発動! 曹操の兵力が7割に、夏侯淵の兵力が9割に、張春華の兵力は満タンとなった!    >パリン!パリン!パリーン!   曹操と夏侯淵と張春華がぐんぐんと城ゲージを削ってゆく。 敵城が五割程になった所で董荼那と周倉が妨害に来たが、夏侯淵がマウントで2体とも瞬殺。 周倉などはギリギリ曹操との乱戦が解けるか解けないかの瀬戸際で、 ギリギリ突撃を喰らって撤退してしまっていた。   (#^ω^)「行くおー!逆転するおー!」    >パリン! パリーン!   ジワジワと削れてゆく敵城。 そのゲージの減りはやがてブーンの城ゲージを追い越し、 黄色のゾーンも追い越して…    >ドガシャーーーーン!!!  >『今こそ飛躍の時!我が志は千里にあり!!』   復活した於夫羅が夏侯淵に倒された直後に、カラとなった。 |BGCOLOR(E8FFE8):506 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:15:42 ID:w+PP0asE| (;^ω^)「うおおおおおおおお………危なかったおー…」 (;'A`)「……っふぅぅぅ~~…もうちょっと見てて安心するプレイをしろよ…」 ξ;゚⊿゚)ξ「終盤辺りはどの局面でもギリギリの戦いだったわね。        時間も兵力もせめぎ合いもギリギリのところだったわ…」 (´・ω・`)「でも、なんにしろ勝ちは勝ちだよ。おめでとう、ブーン君。」 ( ^ω^)「ありがとうだお。」 ( 'A`)「それにしても厄介な相手だったな。あんなダメ計初めて見たぞ。」 ξ゚⊿゚)ξ「防御専門タイプのダメ計で現存するのは外堀決壊だけだからね。」 (;^ω^)「外堀決壊はキツかったお。でもそれ以上に相手の手数の多さが…       やっぱワラワラデッキ相手は苦手だお…攻め押すのが難しいお。」 (´・ω・`)「ワラワラは攻めにも守りにも凄まじい強さを発揮するからね。       得に守りなんかは、周倉、金環三結、阿会喃の3人がかなり鉄壁だよ。       幸い、今回は相手の復活持ちが周倉と董荼那だけだったから勝てたけど、       ブーン君はイケイケドンドンで攻める以外にも、技術を磨く必要があるね。」 ( ^ω^)「そんな事言ったって、どうすればいいんだお。」 (´・ω・`)「要は復活持ちを先に殺さないようにするのさ。       ブーン君も最後の辺りでやってたじゃないか。」 ( ^ω^)「? 許チョを周倉と乱戦させた時の事かお?」 (´・ω・`)「そうだよ。復活持ちを後で倒す事で、       よりフリーな状況で攻城が出来るようになるんだ。       ある程度兵力を減らさせたら、足止め軍だけを残して他を進ませるようにすると良い。」 ( ^ω^)「うーん…次ワラワラ当たった時はそれを意識してみるお。」 (;'A`)「うーん…どんどんブーンが強くなって行ってる気がするな。」 ξ゚⊿゚)ξ「(早く上まで昇って来なさいよ…ブーン。)」 (´・ω・`)「ところで、次の試合はしないのかい?」 (;^ω^)「あ、忘れてたお!」   急いでサテに一枚の100円玉を入れるブーン。 カウントがギリギリ0になったところで、進軍の申し入れは受諾された。 次の対戦相手捜索画面へと切り替わる。 |BGCOLOR(E8FFE8):507 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:18:14 ID:w+PP0asE| ( ^ω^)「…そう言えば、ツン。」 ξ゚⊿゚)ξ「ん?なに?」 ( ^ω^)「ブーンが兵法無駄打ちしそうになった時、止めてくれたお?」 ξ*゚⊿゚)ξ「ッ!……」 ( ^ω^)「あそこで増援無駄打ちしてたら負けてたお。ありがとうだお。」 ξ*゚⊿゚)ξ「べッ…別にあんたに負けて欲しくなかったとか…そんなんじゃないからねッ!       ただ、目の前でボンクラしてたから…じっとしてられなかっただけなんだから!」 ( ^ω^)「でも………」 ξ*゚⊿゚)ξ「…?」   (;^ω^)「教えるんなら、外堀決壊の存在を教えて欲しかったお…」 ξ;゚⊿゚)ξ「……………」   遂にブーンは3戦目へと突入した! このまま3連勝してしまうのか!?はたまたまだ見ぬデッキにコテンパンにされるのか! 三戦目の『大激戦』をお楽しみに! ---- |BGCOLOR(FFFFC0):508 名前:『今こそ飛躍の時。我が志は3連勝にあり!』[sage] 投稿日:2006/09/02(土) 00:21:23 ID:w+PP0asE| 2戦目はこれで終わりでございます。 うん、やっぱアレですね。一戦目に比べると微妙。 ワラワラは描写が凄く難しいなぁ…自分向きじゃあなさそうだ。   今回も色々迷惑掛けて申し訳ありませんでした。 ツンの顔とか、ツンの顔とか、ツンの顔とか、ありえない!展開とか。(ツンの顔修正しました) でもなんとか許して下さいお願いします。あッぶたないで石を投げないで。   では最後に… この中盤乙デッキで勝てるものはあるか! この中盤乙デッキで勝てるものはあるか! この中盤乙デッキで勝てるものはあるか!   3戦目をお楽しみに。

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