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|BGCOLOR(AEEB9C):357 名前:ツン外伝~死闘編~[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:33:30 ID:qHIgWoJy| ある日の出来事… ~ゲームセンターバーボンハウスにて~ ξ゚⊿゚)ξ「さて!今日は休日だし、気兼ねなく楽しめるわ」 (´・ω・`)「やぁ、ツン君」 ξ゚⊿゚)ξ「こんにちは、マスター。混んでる?」 (´・ω・`)「そこそこかな?一人二人待ちがでてる程度だよ」 ξ゚⊿゚)ξ「ふ~ん…。じゃあ、空くまで他の人のプレイでも見ておこうかしら」 (´・ω・`)「他人のプレイを見ているだけでも得るものが多いからね」 ツンはプレイ中の人の邪魔にならないよう、遠くからサテを窺う。 各プレイヤーは真剣な眼差しでカードを忙しく動かしている。 そんな中、ツンは奥のサテで大騒ぎしながらプレイしている人達がいるのを見つけた。 A「ちょwwwww相手雑魚すぎwwww」 B「こんな時に兵法かよwwww馬鹿じゃねwwww」 C「弱えぇぇぇぇwwww」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):359 名前:ツン外伝~死闘編~2[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:34:53 ID:qHIgWoJy| ツンは彼らのサテを覗いてみる。 君主名:雑魚狩りww 州:三州 どうやら彼らは袁軍で戦っているようである。 相手は初心者らしく、魏スターターに適当なUC、Cを付け足したデッキ。 初心者君主の各武将は一生懸命動いているが、デッキパワーは何より、 相手との圧倒的な技術の差が見て取れ、あれよあれよという間に落城してしまう。 A「ふぅww初心者狩りを狩ると気分がいいぜwwww」 ξ゚⊿゚)ξ(な、なに言ってんのよ。相手は本物の初心者だったじゃないの!!) B「そうだなww雑魚は雑魚らしく300円連コしとけっつ~のwww」 ツンは気分が悪くなったので、そのサテから離れることにした。 ξ゚⊿゚)ξ(時々あ~ゆ~のがいるけど、あんなことして何が楽しいのかしら…) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):360 名前:ツン外伝~死闘編~3[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:36:41 ID:qHIgWoJy| ~10分経過~ (´・ω・`)「ツン君、席が空いたよ」 ξ゚⊿゚)ξ「マスター、ありがと」 ツンは席に着き、準備を始める。 ξ゚⊿゚)ξ(今日は試したいデッキがあるのよね) ツンは以前ブーンとトレードしたSR関羽を中心としたデッキで 戦えないものかと思い、試行錯誤を繰り返していたのだ。 ξ゚⊿゚)ξ(べ、別に、初めてブーンとトレードしたカードで、凄い思い入れがあるからとか そんなのじゃないんだからね!!) ~奥のサテ~ A「今日も楽しかったなwww」 B「おうw流石覇王だよ、Awwお前つえぇw」 C「おい、見てみろよ。女の子が三国志やってるぜw」 ABCはツンのサテに近付いた。 A「君、三国志やってるの?」 ξ゚⊿゚)ξ(見りゃ分かるでしょうが!!) ξ゚⊿゚)ξ「ええ」 B「へぇ~。今何州?」 ξ゚⊿゚)ξ「…」 C「俺達覇王なんだけど、教えてあげようか?」 ξ゚⊿゚)ξ(うるせ~な…) A「ねぇ」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):361 名前:ツン外伝~死闘編~4[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:38:28 ID:qHIgWoJy| ツンはマスターに追い払ってもらおうと辺りを見回したが、マスターの姿が見えない。 ξ゚⊿゚)ξ(さっきまでいたのに…) B「ほらほら。デッキ見せてみて」 ξ゚⊿゚)ξ「…ほっといてくれませんか。初心者狩りして喜んでる人に 教えてもらいたくありませんから」 ツンとしては、なるべくオブラートに包んで言い放ったのだが それが彼らにはカチンときたようだ。 A「はぁ?」 B「生意気だな」 C「弱いくせに調子乗ってるんじゃね~よ」 男三人凄まれてしまい、流石のツンもビビッてしまう。 しかし持ち前の気の強さでツンは言い返した。 ξ゚⊿゚)ξ「別に教えて貰いたくないって言ってるんです。…向こういけよ」 (最後はボソッと) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):363 名前:ツン外伝~死闘編~5[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:42:45 ID:3+SFNlBA| 何だか険悪な雰囲気になりかけてきたところに救いの神が。 川 ゚ -゚)「ツン」 ξ゚⊿゚)ξ「あ!お姉ちゃん」 川 ゚ -゚)「どうしたんだ?そこにいるのは友達か?」 ξ゚⊿゚)ξ「全然」 川 ゚ -゚)「おい。私の可愛い妹に何イチャモンつけてんだコラ?」 A(こ、こえぇぇぇぇぇ!!) B(あ、姐さんか?) C(絶対この人○○○だよ…) A「い、いえ。ここここここのお嬢様があまりに可愛いので、 何か力になれればと思い、声をかけた次第でありましてまして」 川 ゚ -゚)「ほぅ」 B「ほ、ほら。このAってのが覇王なんですよ。だ、だから色々教えてあげられるんじゃないかと」 川 ゚ -゚)「ほほぅ」 C「て、店内対戦でもやりませんか?覇王と戦えば、何か得られるモノもあると思いますよ」 川 ゚ -゚)「なるほど」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):364 名前:ツン外伝~死闘編~6[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:45:00 ID:3+SFNlBA| ξ゚⊿゚)ξ(お姉ちゃんが来てくれて助かった…って、べ、別に感謝はしてないからね!!) 川 ゚ -゚)「ツン」 ξ゚⊿゚)ξ「え?」 川 ゚ -゚)「彼らが店内対戦したいと言ってるがどうする?」 ツンは改めてその三人を見る。 ξ゚⊿゚)ξ(確かに初心者狩りしていたけど、覇王ってことは腕はあるってことよね…。 例のデッキを試してみるにはうってつけかも) ξ゚⊿゚)ξ「いいわ。やりましょう、店内対戦」 A「えへへ…」 B「ぷっwどれぐらい手を抜いたらいいだろうな?」 C「ニヤニヤ」 ξ゚⊿゚)ξ(絶対負けるわけがないって顔をしてるわね。確かにそちらの方が強いかもしれないけど、 負けないわよ) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):365 名前:ツン外伝~死闘編~7[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:46:47 ID:3+SFNlBA| ( ^ω^)「あ!クーさんにツンだお!」 ( 'A`)「こんにちは」 川 ゚ -゚)「ブーンにドクオか。しばらくだな」 ( ^ω^)「どうしたんだお?」 川 ゚ -゚)「これからツンが覇王と店内対戦するんだ」 ( 'A`)「は、覇王!!?」 ( ^ω^)「何だか面白そうだお。観戦するお」 お互いサテライトに座り、改めて準備を始める。 真剣な顔つきでカードを並べていくクーとは対照的に、 相手三人はニヤけた顔でカードを並べている。 ξ゚⊿゚)ξ(落ち着いて冷静に。相手は覇王。でも恐れずに自分の力を出すの) ツンは深呼吸をしてボタンを押す。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):367 名前:ツン外伝~死闘編~8[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:48:35 ID:3+SFNlBA| ξ゚⊿゚)ξ軍 覇者 SR関羽 R司馬イ C曹彰 UC程昱 R楽進 TOT団w軍 覇王 R袁紹 R顔良 UC張? R田豊 UC劉備 地形は何にも無い平地 ξ゚⊿゚)ξ(典型的な名門デッキね…。苦しい戦いになりそう) A「おいおいwネタデッキかよw関羽なんてカスカード使ってるしw」 B「俺、曹彰なんて初めて見たぜwww」 C「あんまり苛めてやるなよw相手は低徳覇者じゃんww」 ( ^ω^)「なんかあいつ等ムカつくお」 ( 'A`)「見下してる感があるからな」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):369 名前:ツン外伝~死闘編~9[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:51:49 ID:3+SFNlBA| ~開戦~ TOT団wは真ん中に全軍をまとめて配置している。 劉備、張コウを前衛に後ろには馬兵二人が並んでいた。 ξ゚⊿゚)ξ(基本に忠実だわ) 一方ツン側は少し下がり目の位置に曹彰を置き、 さらにその後ろに関羽&楽進が控えている形だ。 A「ジワジワと苦しませてやるか」 TOT団w側は劉備、張コウを盾にグングンラインを上げていく。 その後ろには絶えず顔良&袁紹がオーラを纏い、万全の態勢だ。 (´・ω・`)「相手の技術は相当なものだね」 (;^ω^)「うお!マスターだお。突然現れて驚かさないで欲しいお」 (´・ω・`)「すまない。少し用事で席を外してたもんで」 ( 'A`)「マスター、相手の技術が高いって?」 (´・ω・`)「よく見て御覧。相手は槍兵を上手く動かしながらも 馬兵のポジションを崩さずに進攻している。基本的な技術だけれども ああも容易くやれるのは相当の熟練者ってことだよ」 川 ゚ -゚)「なるほど。強い者ほど基本技術が高いのは当然だな」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):371 名前:ツン外伝~死闘編~10[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:56:17 ID:3+SFNlBA| 対するツンも負けじと曹彰で牽制しつつ関羽&楽進の突撃を当てようとしている。 ξ゚⊿゚)ξ(問題は田豊の伏兵よ。先にこちらの司馬イの伏兵を当ててから その司馬イで田豊を踏むのがベストだけど…無理な話ね) A「ぬっ!」 『十面埋伏の計じゃ』 Aは劉備で程昱を踏んでしまう。すかさずツンは関羽&楽進の突撃を当てにいく。 A「させるかよ」 Aは顔良と袁紹を援護に向かわせながらも、張コウの槍でツンの突撃を牽制しようとするが ツンはその槍を掻い潜り劉備に掠らせる様な突撃を当てる。 『次は負けんぞ』 A「フンッ!許容範囲だぜ」 Aは慌てず、そのままの勢いで程昱を倒す。 ξ゚⊿゚)ξ「槍が一枚減ったわ!あとは張コウを…!」 『かかったな、殲滅せよ』 『油断大敵じゃな』 ( 'A`)「伏兵の踏み合いだ!」 (´・ω・`)「お互い決定的なミスは犯してないね」 (;^ω^)「流石ツンだお。覇王と互角に渡り合ってるお」 (´・ω・`)(いや…名門デッキの真価は序盤では発揮されないんだよ、ブーン君 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):373 名前:ツン外伝~死闘編~11[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18:59:48 ID:3+SFNlBA| ~激しい序盤戦がなお続く…~ A「オラオラ!ビビッてんじゃね~よ!…ってげげ!」 Aは調子に乗って顔良の突撃を司馬イに当てようとしたところを 曹彰に迎撃をとられてしまう。 A「ち」 Aは慌てて顔良を城に戻させる。戦場には兵力がほとんどない張コウと 兵力が半分ほどの田豊。そして帰城しようとしている瀕死の顔良のみ。 ξ゚⊿゚)ξ「ここで田豊を倒せれば大きいけど…」 ツンは冷静に今の自軍の戦力を把握する。 ξ゚⊿゚)ξ(今残っているのは関羽、曹彰、司馬イ。どれも兵力は心許ないわ。 そろそろ劉備も復活するだろうし…今は勝負所じゃない。ここは引くべきよ!) A(ここで田豊は落とせねぇ…。事によっては張コウを捨てないとな。ん? 相手は帰っていきやがるな。こちらの劉備を警戒してか) 川 ゚ -゚)「序盤は差がつかなかったな」 (´・ω・`)「次の激突がお互い重要な場面になりそうだね」 (;^ω^)「ツンなら大丈夫だお。敵軍殲滅だお」 ( 'A`)「でも相手は覇王だからなぁ…」 (´・ω・`)(確かに覇王らしい技術の高さは見えたけど、あまりデッキ慣れしてないように見えるな) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):376 名前:ツン外伝~死闘編~12[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:01:44 ID:3+SFNlBA| A(袁紹が帰ってきて、ある程度兵力が回復したら出陣するか…) ξ゚⊿゚)ξ(全員揃えばすぐ出陣よ!兵力の回復を待っていたら相手が有利になるわ!) そう時間が経たないうちにツンの城からモクモクと煙が上がり出す。 A「もう来るのかよ!気がみじけ~な!」 ξ゚⊿゚)ξ「…」 ツン側の武将達は兵力六~七割程度。進軍させるには無謀ともいえる兵力だ。 川 ゚ -゚)「ツン!慌てすぎだ!!」 (;^ω^)「ツン無茶苦茶だお。神風特攻だお」 (´・ω・`)(ツンちゃんの選択は間違ってはいない。名門デッキにラインを上げられて隙無き攻勢を 使われると相手のペースになる。先手必勝策はそう愚策でもないけど…) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):378 名前:ツン外伝~死闘編~13[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:03:52 ID:3+SFNlBA| ξ゚⊿゚)ξ「今よ!」 『最後の決着をつけるとするか』 真ん中辺りまで進軍したツンは攻守自在を放つ。 前衛の曹彰、程昱がハイスピードで城門を目指し その後ろを関羽、楽進、司馬イが一丸となって疾走する。 A「やべーな…」 Aは口ではそう言いながらも冷静に武将を城から出し始める。 ξ゚⊿゚)ξ(程昱は右目に置こう。…ってことは左から田豊を出してくるでしょ。 計略範囲の大きさから考えて…) ツンは相手がどういう布陣で城から出てくるかを計算する。 A「馬のマウントはうぜ~から、槍で牽制しないと」 『攻撃あるのみじゃ』 Aは城から固めて武将を出し計略を発動させた。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):379 名前:ツン外伝~死闘編~14[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:05:32 ID:3+SFNlBA| ξ゚⊿゚)ξ「槍兵は…」 ツンは、先にある程度予想を立てていた槍兵の位置が間違っていないかを確認する。 ξ゚⊿゚)ξ(予想通りね) そしてその速度UPの計略を生かし、相手の槍兵達に曹彰と程昱をぶつけ一気に乱戦にした。 A「うっぜ」 Aは顔良、袁紹でその乱戦部隊に連突をかけようとするが、間に合わない。 ξ゚⊿゚)ξ「くらいなさい!」 関羽、楽進、司馬イの弾丸突撃が張コウに激突。 『くそぉ』 (;^ω^)「ちょwwwwwww」 B「なんだよあれwwwwwバイクでも乗ってんのかよwww」 C「減りすぎwwww」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):381 名前:ツン外伝~死闘編~15[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:10:57 ID:3+SFNlBA| A「一撃かよ…でも相手の兵力は半分ぐらいだから、顔良達で守れるはず…」 兵法マスタァァぷぅらすぅ外伝!(増援:正兵+士気) A「ぐぅ!」 ξ゚⊿゚)ξ(相手の兵法も恐らく増援…。大攻勢も考えたけど、 サブICで名門デッキを練習していたことを加味するとそれはありえない!!) ツンは、次に劉備へ狙いを定め、同じように弾丸突撃を当て撤退させた。 そうこうしているうちに張り付いていた曹彰と程昱の攻城が決まる。 『叩き潰せ』 『老いぼれ相手に情けないのぅ』 ベリベリベリリリリリノリリリリリリリィィィィ!! 景気の良い音が鳴り響く。 A(こ、こいつ…!一人づつ確実に落としていって兵法を使わせないつもりか!) だがAはここから凄まじい粘り強さを見せる。顔良と袁紹の城突を丁寧に当てていき、 田豊の潜り乱戦でツンの攻城を凌ぐ。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):383 名前:ツン外伝~死闘編~16[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:15:33 ID:3+SFNlBA| ξ゚⊿゚)ξ「流石覇王…!守備が上手いわ…!!」 A「ここを凌げば俺の勝ちだぜ!………キタ!」 Aはバンッ!と力強く計略ボタンを叩いた。 『先陣の誉れ』 ξ゚⊿゚)ξ「駄目…!」 ツン側の部隊は未だ誰も落ちていなかったが、計略効果が消えており兵力も残りわずか。 計略により強化された顔良は、そんな疲弊したツン軍の部隊を次々落としていく。 ツンは関羽の突撃を当てて顔良を落とそうとするが上手くいかない。 曹彰の防護戦法で応戦しようとするも、それでも顔良を止められない。 『この程度で』 『や、やるな』 『堕ちてゆく…』 ξ゚⊿゚)ξ「そろそろ顔良の計略が切れるから…」 しかし 『先陣の誉れ』 ξ゚⊿゚)ξ「また…!」 『ここは退けぃ』 (;^ω^)「なんでアイツは計略連打できるんだお?」 ( 'A`)「顔良の計略はキャッシュバック計略なんだよ。田豊と同じさ」 (´・ω・`)「ツン君は引かざるを得ないね」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):385 名前:ツン外伝~死闘編~17[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:19:51 ID:3+SFNlBA| ξ゚⊿゚)ξ「関羽だけは逃がさないと…」 ツンは司馬イが落ちたのを見て、慌てて関羽を帰城させようとする。 A(ここは我慢…。こちらの足並みが揃うまでは無理する必要はない…) Aも顔良達を城に戻す。 城ゲージを見てみると、TOT団w側は馬の端攻城でも落城しそうなぐらいしか残っていない。 逆にツン側はノーダメだ。 (;^ω^)「もうツンの勝ちだお」 ( 'A`)「相手は城ゲージがほとんど残ってないからね」 川 ゚ -゚)「あとは守るだけだな」 (´・ω・`)(守るといっても、ツンちゃんには守る術が残っていない…。相手は兵法も残している。 どう凌ぐつもりなんだ…。このままではツン君が負ける…) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):387 名前:ツン外伝~死闘編~18[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:20:57 ID:3+SFNlBA| ξ゚⊿゚)ξ(どうしよう…。今ので勝負を決めるつもりだったのに) ゲームは終盤を迎えようとしている。恐らく次が最後の攻防になるだろう。 ξ゚⊿゚)ξ(その時には向こうの士気は12溜まっているはず。こちらは兵法も残っていない…。 士気も6~8程度しか使えないわ。攻守の妨害をかける…?) その時、ツンは閃いた。 ξ゚⊿゚)ξ(そうだわ!!) A(さて。ここからが正念場だな) Aは一息吐く。城に置いていた武将達は次々に復活の声をあげ、最後の時を待っている。 A(士気は溜まった。各部隊の兵力も万全。兵法増援も残っている。時間的には厳しいが、 充分落城てきるはず。恐らく奴は攻守妨害をかけてくるだろうが、それでも押し込める!) Aはニヤリと笑い、最後の戦場へと武将達を誘っていった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):389 名前:ツン外伝~死闘編~19[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:23:18 ID:3+SFNlBA| ~終盤戦~ (;^ω^)「敵軍が攻めてきたお」 川 ゚ -゚)「ツンは全く動かないな」 ( 'A`)「相手はあれだけ固まってるんだから、攻守相手掛けをするかと思ったのに」 (´・ω・`)「やはり…」 ξ゚⊿゚)ξ(相手は私の考えを読めてない!いけるわ!あとはタイミングだけ!) A「さて」 TOT団wは進軍を続け、とうとうツン側の城攻ライン付近まで辿り着く。 A(ここらで名門ゴールデンコンボだな。それで勝ちだ。…それにしても) Aは首を傾げる。 A(奴は何故動かない?) 『我が軍の力に仰天せよ』 『攻撃あるのみじゃ』 その計略発動とともに、超絶強化された名門軍が誕生した。 (;^ω^)「うおおおおおお!!なんだお!!無茶苦茶強くなったお!!」 ( 'A`)「これが栄光の大号令から隙無き攻勢のコンボなのか!!」 川 ゚ -゚)「なんだそれは?」 (´・ω・`)「栄光の大号令は士気が溜まっていれば溜まっているほど威力が増すんだよ。 相手側は士気満タンだったからね」 川 ゚ -゚)「これは………どうやって返すのだ?」 (´・ω・`)「…」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):391 名前:ツン外伝~死闘編~20[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:26:04 ID:3+SFNlBA| A「さて張り付くか」 Aは部隊を次々張り付かせていく。 そのとき、端から関羽が出てくる。 A(おいおい。城突で守れる状態じゃね~だろ) 『もう誰も俺を止められん』 関羽の計略が発動すると同時に、関羽に雷が落ち武力29の鬼神が誕生する。 (;^ω^)「へ?」 ( 'A`)「うお!」 川 ゚ -゚)「な、なんだあれは?」 A「ちょwwwwなんで鬼神発動すんだよ!…まさか!」 (´・ω・`)(流石だ、ツン君。他の武将カードを外に出して置いてカウント1で止めていたんだね) ツンは手早い動きで他の武将カードを城内に戻し復活させる。 そして電光石火の如く楽進と司馬イを両端から出し、攻城に向かわせた。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):394 名前:ツン外伝~死闘編~21[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:31:08 ID:3+SFNlBA| A「ど、どうする!!」 Aが慌てふためいている間に、ツンは鬼神関羽の連突で張り付いていた張コウを落とす。 『くそぉ』 A「関羽を止めねーと…!」 Aは張り付かせていた劉備を戻し、槍で牽制を始める。 A(城攻に行った楽進と司馬イはどうする?馬で追いかけないと追い付けない…! しかし、ここで顔良と袁紹を守りに走らせるのは…!) ξ゚⊿゚)ξ「ああぁ!」 しかしここでツンの鬼神関羽が劉備に迎撃をとられ撤退する。 『まだ死ねぬ』 ベシッ!ベシッ! おかげでTOT団w側の攻城が何発か入るが…。 『我に撤退の二文字などない!』 ツンが攻城に向かわせていた楽進の攻城が入りTOT団wは落城する。 ξ゚⊿゚)ξ「やったわ!」 A「糞っ!!」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):396 名前:ツン外伝~死闘編~22[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:34:50 ID:3+SFNlBA| (;^ω^)「ツン凄いお!!覇王倒したお!」 ( 'A`)「すげ~…」 川 ゚ -゚)「流石だ。見所タップリだったぞ、ツン」 B「なんだよあれ!関羽壊れだし。卑怯すぎ」 C「つかラグゲー。こっちラグ持ちだから負けて当たり前だし。ウゼ~」 ξ゚⊿゚)ξ「…」 A「…なんだよ。言いたいことあるんだったら言えよ」 ξ゚⊿゚)ξ「良い勝負だったわ。対戦してくれてありがとう」 A「!」 ξ゚⊿゚)ξ「私がもっと強くなったら、貴方の本デッキと戦ってみたいわね。 その時はまた胸を貸してもらえる…?」 A「…好きにしろ。そん時にはもう、俺は征覇王になってるかもしれんがな」 (;^ω^)「ちょwwwwwwツンのキャラが違うwwwww」 ( 'A`)「てか、きめぇwwwwwwwww」 川 ゚ -゚)「青春だな…」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):398 名前:ツン外伝~死闘編~23[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:37:33 ID:3+SFNlBA| B「おい、A!今度は本デッキでやってやろうぜ!本デッキならこんな奴余裕だろ?」 C「そうだ!今のは練習!お前らに合わせてわざと負けてやったんだよ!」 ワーワー騒ぎ立てるB、Cを尻目にAは出口へ歩いて行く。 そして、扉の前で立ち止まりツンの方を振り返った。 A「もう初心者狩りはしね~よ。お前に勝つためにな」 そう言い残し、出て行った。 A(俺は何か大切なことを忘れていたのかもしれんな…) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):399 名前:ツン外伝~死闘編~24[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:39:24 ID:3+SFNlBA| ~その後のバーボンハウスにて~ (;^ω^)「面白かったお。ムカつく奴だったから負けてスカッとしたお」 ( 'A`)「相手は口だけだったな」 川 ゚ -゚)「うむ。よくやったぞ、ツン」 ξ゚⊿゚)ξ「相手が油断してただけよ。それに本デッキじゃなかったし。 普通にやってたら、こちらが負けてたわ」 (;^ω^)「そんなことないお。あんな雑魚、俺でも倒せるお」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン!!」 (;^ω^)「こ、怖い声出して…何怒ってるんだお?」 ξ゚⊿゚)ξ「対戦した相手を貶すなんて最低よ!!」 川 ゚ -゚)「ツン…」 ξ゚⊿゚)ξ「どんな相手であれ、対戦した相手を馬鹿にしたり貶すなんて…」 (;^ω^)「…悪かったお」 川 ゚ -゚)「そうだな。今のような好試合ができたのも、相手が強かったからこそ」 ξ゚⊿゚)ξ「そうよ。お互い真剣に勝負したから、皆楽しめたんだもの」 ( 'A`)「そうだったな…。相手がいるからこそ楽しめるんだもんな」 (;^ω^)「そうだったお。対戦した相手に敬意を払うのは当然だったお」 (´・ω・`)「うむ。対戦ゲームってのはそ~ゆ~もんさ。ツン君、大人になったね」 ξ゚⊿゚)ξ「あら。マスターいたの?」 (´・ω・`)「何か今日は皆つめたい…」 (完) ---- |BGCOLOR(FFFFC0):402 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19:45:29 ID:3+SFNlBA| 支援して下さった方々、誠にありがとうございました。 仕事の合間にコツコツ書いてたら、思いのほか長編に…。 ---- |BGCOLOR(A0C0F0):410 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 20:10:12 ID:iQzsf5Gi| 乙! 誰か弱カードや弱デッキ・ネタデッキを使用して 勝率極低の中級プレイヤーを書かないかなと妄想。 安価なら呂姫 ---- |BGCOLOR(FFFFC0):412 名前:ツン外伝~死闘編~排出カード[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 20:21:39 ID:3+SFNlBA| 皆様ありがとうございました。 では排出カード編を…。 (;^ω^)「ツン、何のカードが出たんだお?」 ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと待ってよ…今開けてみるから」 ペリッ ( 'A`)「お!」 川 ゚ -゚)「これはまた勇ましそうな女子だな」 (´・ω・`)「呂姫だね。おめでとう」 ξ゚⊿゚)ξ「う~ん…私には必要ないカードね。ブーンいる?」 (;^ω^)「ホントかお?欲しいお」 ξ゚⊿゚)ξ「なら、ハイ」 (;^ω^)「嬉しいお。ツン、ありがとうだお」 お・わ・り

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