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|BGCOLOR(AEEB9C):49 名前:天頂、語る[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 14:22:27 ID:g4MZPHYk0|
昼と違って、夜のバーボンハウスはバーのようなふいんき(何故かryを醸し出していた(かもしだしていた)
そのバーボンハウスの中で三国志大戦コーナーに多くの人がいた。
客A「おお、天頂さんがやるらしいな。まさか、店長さんが天頂さんだったとはねぇ」
客B「征魏覇王様のプレイはどんなものかを、今見れるんだよな……夢のようだ」
三国志大戦の筐体の後ろには、多くの客がいる。ざっと見て十人程はいるだろう。
そのギャラリーが見守っているのは、グラサンを掛けた男――天頂だ。
(´●ω●`;)「やれやれ、もう皆知っているのかい」
客C「そりゃ、あれだけ頂上対決で魅せてくれた天頂さんが、ここの店長さんなんて大ニュースだよ」
そうだ、そうだ、とギャラリー達が賛同する。それを聞いた天頂は、やれやれと言うのかように肩を竦めた(すくめた)
客D「そういえば……天頂さんは三国志大戦1の時には覇王だったんだよな。何故称号を英雄にしないんだい?」
客F「確かにそうだな。ほとんどのランカー達は特別称号にしてやっているというのに」
(´●ω●`)「もう隠しても意味が無いみたいだから、理由を話そう。何故英雄の称号でやらないのかを」
天頂が言った途端、騒いでいたギャラリー達が静かになる。
(´●ω●`)「そうだね……昔、三国志大戦が1だった時はかなり弱かったんだ」
(´●ω●`)「5品で、負けて勝って負けて負けて勝って……の繰り返しだった」
ギャラリー達がざわめく。それもそうだ、今はバーボンハウスが誇るランカーなのだから。
また、三国志大戦1の時にも覇王だったではないか。
そのギャラリー達を天頂が手で制し、静かにさせる。
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|BGCOLOR(AEEB9C):50 名前:天頂、語る[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 14:25:28 ID:g4MZPHYk0|
(´●ω●`)「でも、僕は楽しかった。この三国志大戦を本当に楽しんでいた」
(´●ω●`)「しかし、楽しくても負け続けていく日々。そして、あの時から僕は変わった(店長の外伝、十一話『天頂の追憶』参照)」
店長がため息を吐く。ギャラリー達もその気持ちが分かるのか、ただただ黙って話の続きを聞こうとした。
(´●ω●`)「流行デッキ――俗に言う強デッキを使い続け、確かに僕は覇王になれた」
(´●ω●`)「でも、そのせいで僕は大切なものを失っていた」
(´●ω●`)「それが三国志大戦2になっても僕はまだ気付かずに、心が空っぽになっていた」
天頂が一息をつく。同時にギャラリー達もため息を吐く。
(´●ω●`)「でも、ブーン君とドクオ君と出会って、その忘れていた事を思い出したんだ」
(´●ω●`)「それを何かは、分かるかな?」
突如ギャラリー達に質問――いや、問題を出した。
それを聞いたギャラリー達は、少しうろたえたようだが、皆揃ってこう言った。
ギャラリー「楽しむ心……ですか?」
天頂はふっと優しい微笑みを顔に表し、そうだ、と答えた。
(´●ω●`)「皆もこの心を忘れないで欲しい。昔の僕にならないように」
(´●ω●`)「自分を戒める為に、英雄を選ばずにプレイをしている……という訳さ」
客E「楽しむ心、か……俺も忘れていたな」
客G「これからは三国志大戦を存分に楽しむ事にするか」
自分にも覚えがあるのか、自分の考えをそれぞれ言うギャラリー達。
それを見守る天頂の目が潤んでいたのは、天頂しか知らない――
―完―
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|BGCOLOR(AEEB9C):51 名前:天頂、語る オマケ[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 14:28:18 ID:g4MZPHYk0|
|;∀;)「いい話だなぁ」
|;,,゚Д゚)「いい大人が……しかし、天頂さんにそんな過去があったとは知らなかったぞ」
怪しい二人組は店のドアから暗い街の中に消えていった。
|;∀;)「イイハナシダナー ミンナニモシラセナクチャ」
その後、ジエンの手によってブーン達に天頂の過去が知れ渡り、聞いた皆は泣いたそうな――
―漢―
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|BGCOLOR(FFFFC0):52 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 14:29:20 ID:g4MZPHYk0|
あ、あれ?
ジョルジュとジエンが同じ顔になっちゃったぞぉ?
誰もいない……逃げるなら今のうち
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