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|BGCOLOR(AEEB9C):930 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:01:40 ID:oNzoevtg0| ヽ(`Д´)ノ「……元譲、話がある」 孟徳が後僅かで出番が来る元譲に声を掛ける。元譲はいつもと違う真剣な顔と声を聞き、何があるのかと身構えていた。 (´・ω●)「どうしたの、孟徳?」 ヽ(`Д´)ノ「うむ……次に当たる奴はグラサンだろう?」 元譲はそう聞くと、グラサンを掛けていて顔に傷が付いている男に視線を向けた。 (´・ω●)「うん、そうだけど……あのグラサンさんがどうしたの?」 ヽ(`Д´)ノ「お前は知らないだろうが、あいつは『ネタの猛虎』と呼ばれている実力者だ」 ヽ(`Д´)ノ「あの天頂だけではなく、他のランカー達を泣かせてきた。腕は天頂と同等、いや、それ以上だろう」 早口で話す孟徳。傍から見ている人には何を言っているのかが分からなかったが、長い付き合いの元譲はすぐ分かった。 (´・ω●)「んん? つまり、孟徳は僕の事を心配しているのかな?」 少しからかってみよう、と思って言ってみたが返ってきた声は相変わらず真剣だった。 ヽ(`Д´)ノ「そんなものではない。だが、負ける事があれば……許さんぞ」 (´・ω●)「うん、分かっているよ。絶対勝ってくるよ!」 そう言うと、準々決勝の舞台へ向かって歩き出した。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):933 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:05:53 ID:oNzoevtg0| 大規模な大会。これには、必ず"大金星"というものがある。ただの州が、覇王や征覇王を倒す事だ。 その大金星をやってのけた両者が、今準々決勝の舞台で対決する事になる。 店員「――それでは、両者どうぞ」 店員の声と共に、台の前に立ったのは―― (メ▼▼)「…………」 ――英雄、グラサン。天頂には無敗を誇り、その腕はまさしくトップクラスだろう。 (´・ω●)「孟徳ー頑張るよ――!」 ――そして、名将の元譲。見かけによらず冷静に、かつ的確な判断をする。 店員「それでは、両者何か一言はありますか?」 (´・ω●)「優勝を目指して頑張りたいです」 (メ▼▼)「俺も出来るだけ頑張ろうと思っている。宜しく頼む」 両者共答えると、店員から「それでは、両者準備をして下さい」と言われたので 席に座り、カードを筐体の上にグラサンは六枚、元譲は五枚と置いた。 ――対戦相手が見つかりました―― 店員「それでは――二回戦Cブロック第二試合、開始!」 店員の声を待たずに拍手が湧き上がる―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):935 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:08:00 ID:oNzoevtg0| ――筈だった。 しかし、観客達からには拍手が聞こえない。皆の視線が画面から、ゆっくりとグラサンに向かった。 (メ▼▼)軍 英雄 勝率86.2% 『UC徐盛 R王異 UC孫権 UC張鉱 UC李儒 UC董白』 (´・ω●)軍 名将 勝率63.7% 『R曹操 R夏候惇 R張コウ UC程昱 R楽進』 (;^ω^)「何だお、あのデッキ……」 / ,' 3「全武将が防柵……ではないし、Rが一枚だけ入っているからノンレアでもないがこれは厄介だな」 ざわめくブーン達。しかし、孟徳だけは冷や汗をかいていた。 元譲の配置は、最前線に曹操と楽進、そして程昱と夏候惇。 張コウは弓を受けないようにやや後ろに配置されていている。 (´・ω●)(そうだね……兵法はこれでいいか) 配置を終えると突如画面が暗くなり重く、堅い扉が姿を現す。 そして、少しずつ開いていってその隙間から光が漏れてくる。 扉が開ききった先には、緑色が目立つ平原だった。櫓などの障害物はまったく無い地形だった。 グラサンの配置は中央に李儒、左側に徐盛が城門に向かって斜めに柵が配置されている。 孫権は右側で徐盛と同じく城門に向かって斜めに配置されていて、城門に向かうと徐々に狭くなる仕組みになっている。 さらに、王異は城に向いて孫権と李儒の柵の真ん中に柵を配置。張鉱も徐盛と李儒の柵の真ん中に柵を配置している。 ――開戦―― 開戦の音が鳴り響く。それは、敗者を呼びかけているのかようだった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):937 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:14:01 ID:oNzoevtg0| ヽ(`Д´;)ノ(まずいな……毒が中心、と見えても実は"あれ"が中心であり、防柵多めなので守りだけではなく攻めも出来る) ヽ(`Д´;)ノ(さらに、全武将が防柵の拘りを捨てて"あれ"との相性がかなり良い董白が入っている。元譲がネタと侮らなければ良いのだが――) 元譲の部隊が全軍進軍する。グラサンは、張鉱を柵の内側に戻らせて騎兵隊の突撃オーラを出させる。 騎兵隊で弓を集めつつ、張コウで柵を壊そうとするが、グラサンの弓サーチによって張コウに弓が集中する。 ミ,,゚Д゚彡「上手いな……相当の上級者だ。しかし、何故七州なのだろうか」 それを見た元譲は仕方なく騎兵隊で柵を壊そうとするが、グラサンの騎兵隊が乱戦してきて中々壊せずにいる。 『撤退』「楽進」 >この程度で いつの間にか弓が楽進に集中しており、そのせいで楽進が撤退する。 さらに、他の部隊の兵力が減り始めてきた時に、グラサンの張鉱が柵の内側から出てきて―― ジャーンジャーンジャーン 『伏兵』「程昱」 >十面埋伏の計じゃて 元譲の程昱を踏む。その後すぐ張鉱は柵の内側に戻っていった。 柵に触れる事は余り出来なかったが、兵力が減ってきたので城に戻ろうとした矢先に画面が暗くなり緑と赤色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったと思うと、突如金色の龍が舞う。 兵法マスタァァァァー! プラス外伝! 連環の法MASTER 再建 速軍 連環の法によって、元譲の部隊の移動速度が下がり弓の的となった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):940 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:18:42 ID:oNzoevtg0| / ,' 3「ほう……このデッキ相手だと、増援か大攻勢、または神速を選ぶ事が多いからそれを読んだか」 (;´・ω●)(くっ……仕方ない、まだ早いけど使うか) 元譲が青いボタンを押す。その時、画面が暗くなり緑と赤色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったと思うと、突如金色の龍が舞う。 ※この場面は、作者に優しい再生紙を使用しております 兵法マスタァァァァー! プラス外伝! 神速の大攻勢MASTER 増援 車輪 (`・ω・´)「使わされた、な」 (´・ω・`)「うん。お互いに兵法無しだと、純粋なスキル勝負になるね」 神速の大攻勢で騎兵隊を通常速度に戻らせるが、槍部隊はまだ遅いままだ。 『撤退』「張コウ」 >戦場で死ねるか 『撤退』「程昱」 >堕ちてゆく 『撃破』「董白」 >おじいさまー 当然逃げ遅れた槍部隊は撤退する。しかし、董白も撃破したので遮断をされる心配は無くなった。 そのまま騎兵隊を城に戻らせて、回復を図る。その間にグラサンはラインを上げて孫権と李儒を城に張り付かせて他の部隊でマウントを取る体制を取っていた。 ヽ(`Д´;)ノ(まずいな……このままでは落城も有り得る) それを見た元譲は孫権に夏候惇を、李儒に曹操を出撃させて攻城を阻止しようとした刹那―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):945 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:27:43 ID:oNzoevtg0| 『痺矢』―PARALYSIS ARROW― 「麻痺矢戦法」 (;´・ω●)「あ、忘れていた……」 グラサンの徐盛が麻痺矢戦法を発動し、麻痺矢マウントを取った。その時、突如画面が明るくなる。 ― 一騎討ち発生 ― >この熱さ、たまらねぇ >この熱さ、たまらねぇ 夏候惇 対 孫権 ヽ(`Д´)ノ(それにしてもこいつら、ノリノリである) (´・ω●)ノシΩ「ラッキーだね」 ― 無双 激 無双 無双 無双 ― (メ▼▼)ノシΩ「チッ……」 ― 無双 激 無双 無双 激 ―    △  △  △  △  ○ ---- |BGCOLOR(AEEB9C):947 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:33:09 ID:oNzoevtg0| 『勝利』「夏候惇」 ―― この程度じゃ左目の疼きが治まらねぇ! ―― 『撃破』「孫権」 >こりゃやべぇ 一騎討ちによって、孫権を撃破する。そのまま李儒に突撃しようとするが―― 『撤退』「曹操」 >この俺を倒すとはな 王異の突撃と弓マウントで曹操が撤退する。そして、徐盛の弓が夏候惇に撃ち始めて移動速度が大幅に下がる。 (;´・ω●)「げ、麻痺矢ってこんなに遅くなるものなの……?」 幸い夏候惇は城内突撃の体制で突撃しようとしたので、すぐ城に戻れた。 『攻城』「李儒」 >粉砕せよ しかし、李儒の攻城が入り城ケージが削れてしまう。元譲は麻痺矢を警戒しているのか、出撃はさせない。 >出るぞ! 李儒の二発目の攻城が入り、再び城ケージが削れた時に楽進が復活する。 その楽進を李儒に出撃させようとするが、グラサンは退かずにマウントの体制を取り続けていた。 楽進が李儒と乱戦したと思ったら、李儒が楽進との乱戦を抜けようとして左側に移動する。 『撃破』「李儒」 >くっ、予測していたのに いつの間にか夏候惇も出撃していて、李儒を撃破する。しかし―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):950 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:38:45 ID:oNzoevtg0| 『撤退』「楽進」 >この程度で 麻痺矢効果により、城に逃げられなかった楽進が撤退する。 それを見届けたグラサンは、すぐ城に戻らせて回復を図った。 >次なる作戦を >まだ終わらん >俺を呼んだか 次々と復活していく元譲の部隊。まだが楽進が復活していないが、相手がラインを上げてきたので仕方なく程昱以外を出撃させる。 その時、元譲は李儒がやや前に出ていた事を見つけて騎兵隊で突撃させる。 >出r『撃破』「李儒」 >くっ、予測していたのに そのまま李儒を撃破する。張コウの槍で相手の騎兵隊を威嚇しつつ、徐盛に突撃した刹那 ― 一騎討ち発生 ― 夏候惇 対 徐盛 >この熱さ、たまらねぇ >力の差を思い知るがいい (´・ω●)ノシΩ「ウホッ」 ― 無双 無双 無双 無双 無双 ― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):953 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:43:04 ID:oNzoevtg0| (メ▼▼)ノシΩ「フン……」 ― 無双 激 無双 激 激 ―    △  ○  △  ○  ○ 『勝利』「夏候惇」 ―― この程度じゃ左目の疼きが治まらねぇ! ―― 『撃破』「徐盛」 >なんて強さだ 一騎討ちが起こり、当然ながら勇猛持ちの夏候惇が勝利した。 これを好機と見た元譲は、そのままラインを上げる。グラサンは全部隊を柵の内側に戻らせて弓サーチをする。 現在の士気は9。特攻号令が出来る状況である。 (´・ω●)ノシΩ「毒も麻痺矢もいなくなった事だし……特攻するよー!」 『特攻号令』―KAMIKAZE― ― 力を見せよ ― 「特攻の大号令」 柵の前で特攻の大号令を発動する。これで落城すると思っていた観客達だったが―― (メ▼▼)ノシΩ(徐盛が撤退したのは予想外だったが……まだこれがある) 『防衛』―PROTECTION― (´・ω●)( ^ω^)('A`)( ´∀`)川゚-゚)( ^Д^)「?」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):960 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 19:54:17 ID:oNzoevtg0| 「防柵強化」『すべての自軍の防柵の強度を上げる』 グラサンの柵全てに盾のようなものが現れる。王異の乱戦もあって、壊れる気配が無い。 『撃破』「王異」 >あぁ~ん 乱戦していた王異を撃破する。董白が端攻城に向かってきたので、程昱を董白に向けて出撃させる。 一方、敵陣では特攻してから4c程経っているものの、王異に続いて孫権が乱戦しているので柵が中々壊れない。 『撃破』「孫権」 >こりゃやべぇ しかし、武力差がある為1~2c程ですぐ撃破する。 程昱が董白を迎撃するのかと思いきや、急に董白が自城に向かっていった。 そして、特攻の大号令がかかっている舞台に連続突撃をし始めた。 / ,' 3「ふうむ、最初からこうすれば良かったのではないかね? どうやら使い慣れていないみたいだが」 (;´・ω・`)「……多分、これを使ったのは初めてだと思います。少なくとも、僕はこれをグラサン君が使っていた所を見た事がありません」 天頂の近くの観客達から驚きの声が上がる。それもそうだ、全国大会への出場権をこの予選で勝ち取るのだ。 通常ならば、使い慣れたデッキなどを使うはずなのだが、グラサンはその反対をやっているのだ。 『撤退』「張コウ」 >戦場で死ねるか 無念の声が鳴り響く。そう、元譲の張コウが撤退したのだ。 (;゚∀゚)「なんつー突撃精度だよ……シャキンさんと良い勝負じゃねぇか。後強化された柵かてえな」 ( ━〇∀〇)「是非グラサンさんに全突を使ってもらいたいものですね。柵硬いですね……使ってみようかな」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):964 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage あ、いましたね(´・ω・`)] 投稿日:2007/06/09(土) 20:20:14 ID:oNzoevtg0| 既に復活していた楽進を思い出したのか、出撃させて董白の連続突撃を阻止しようとする。 『撤退』「曹操」 >この俺を倒すとはな しかし、曹操も連続突撃によって撤退してしまう。城門前で一番前にあった柵は壊れた。 が、後ろの二枚の柵はミニマップでは黄色になっており、残っている。 さらに、他の柵にはまだ盾が付いたままだ。 その時に特攻の大号令の効果が切れたので、楽進で相手を威嚇しつつ夏候惇を城に戻らせて回復を図る。 (;´・ω●)(まずいね……両側の柵のせいで、横弓してくる弓に突撃が出来ない。とはいえ、特攻で押し込むのは難しいだろうし、粘りで押すにも毒が……) 迂闊に手が出せないで、士気が溜まっていく。 >まだ終わらん >俺を呼んだか 次々と復活していく部隊。しかし、元譲には攻め手が無いのでどう攻めようかと必死に考えていた。 (;^ω^)「まったく動かないお……もう残り20cぐらいになっちゃったお」 観客達からため息が漏れた瞬間、元譲が全部隊を出撃させる。 一瞬の出来事だけで、観客達を引き締めた。この戦いの結末を求めて観客達は目の前にある画面に視線を集中している。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):966 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 20:25:49 ID:oNzoevtg0| 元譲の城から部隊が出てくる。それに対応するのかように、土煙が上がっていたグラサンの城からも部隊が出てくる。 元譲の部隊は、中央に楽進と夏候惇が重なって出撃しており、左側には張コウ。 右側には曹操と程昱、という具合に出撃させた。一方、グラサンは中央に徐盛、右側には孫権と董白。 左側には李儒と張鉱、そして王異が出撃している。 (´・ω●)「…………」 (メ▼▼)「…………」 (;^ω^)「何を考えているのかが分からないお……」 両者の表情がまったく無い。しかし、頭の中では様々な思考が張り巡らされているだろう。 『痺矢』 「麻痺矢戦法」 楽進と重なっているのに、徐盛の麻痺矢によってほとんど止まってしまう夏候惇。 (´<_` )「特攻は柵がまだあるから論外、粘りもほとんど同じ範囲の毒があるから使えない――となると、気をつけるべき計略は隻眼の睨みしかない」 ( ´_ゝ`)「さらに、睨みは効果が強力な代わりに時間が短いと聞く。麻痺矢で早めに使わせる事が出来れば睨みの効果が薄くなる……という訳か」 意外な発言に驚く弟者。しかし、すぐお互いに親指を立ててぶつけるとこう言った。 ( ´_ゝ`)bd(´<_` )「「流石だよな、俺ら」」 『妨害』―INTERRUPT― ― 今だ ― 「隻眼の睨み」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):968 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 20:32:56 ID:oNzoevtg0| 隻眼の睨みを使用し、グラサンの部隊の武力を下げる。 そのまま城門前の柵を壊そうとすると、グラサンの徐盛が左側に移動して元譲の張コウに弓サーチをして移動速度を下げる。 (,,゚Д゚)「なるほど、リードしているとはいえ弓の城壁二発だけ。特攻がかかった槍に攻城されると逆転される可能性がある」 ( ゚∀゚)「で、武力が低く倒しやすい程昱ではなく武力が高くて倒しにくい張コウに弓サーチをした、って訳か」 画面を見ながら喋るギコとジョルジュ。最後にギコが「初心者狩りにしては、良く考えているじゃないか」と呟くと、また黙ってしまう。 その呟きが聞こえたのか、ジョルジュは舌打ちをするとギコと同様に黙って画面に集中した。 城門前にある柵を全て壊し終えると、隻眼によって減っていた徐盛と孫権の武力が元に戻る。 この時点で残り10c。特攻の力があれば、逆転も不可能ではないだろう。 (´・ω●)(よし、後は特攻するだけ……!) 『特攻号令』―KAMIKAZE― ―力を見せよ― 「特攻の大号令」 後ろにいる楽進と右側にいる程昱以外の部隊に特攻の大号令を使用する。 ※ここからグラサン視点 俺も甘くなったものだな……だが、これで終わりだ。程昱が柵に弾かれた時に"これ"を使えば―― カン、の音を立てて程昱が柵とぶつかる。それを見逃さなかったグラサンは赤いボタンの上に乗せた右手に力を込める。 しかし、柵の配置が悪かったのか当たりどころが悪かったのかテイイクが何回も柵とぶつかり、孫権まで一気に移動してきた。 グラサンは急いで手から力を抜こうとしたが、もう既に遅し。そのままボタンを押してしまった ---- |BGCOLOR(AEEB9C):971 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 20:39:56 ID:oNzoevtg0| (;メ▼▼)「しまっ『妨害』 『反計』 ― わしには通じんよ ― 「反計」 ( ━〇∀〇)「ありゃありゃ、勿体無いですねぇ。突然の出来事だったので仕方ないですが」 やはり反計されたか。これでお互いに士気が無くて相手は動かない――いや、動けないと言うのが正しいな。 どうやら、こればかりは幸福の女神が微笑んだ方が勝つようだ 『撃破』「テイイク」 >墜ちてゆく 当然ながら反計されるが、グラサンは冷静に乱戦していたテイイクに董白で突撃して撃破する。 そして、徐盛以外の弓部隊を細かく動かせて夏候惇以外に弓を撃たせる。元譲も楽進で弓を止めようとするが、王異と董白が攻城に向けたので仕方なく攻城阻止に向かっていった。 『攻城』「曹操」 >弱いな 曹操の城壁攻城が入ってしまう。この時残り6cで、時間切れになるのも時間の問題だろう。 (;^ω^)「ハラハラするお」 この苦しい空気に耐え切れないのか、ブーンが一言を発言した。しかし、空気はまだ張り詰めたままだ。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):973 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 20:48:36 ID:oNzoevtg0| 残り4c 『攻城』「夏候惇」 >突き進め 夏候惇の攻城が入り、リードを縮められる。しかし、その頃には王異と楽進が突撃し合っている時に董白が城壁に張り付いて攻城準備を開始しているところだった。 麻痺矢の効果で移動速度が下がっていた張コウもグラサンの城門に張り付いてきたが、弓に撃たれている為に攻城ケージの溜まりが遅い。 残り1c 『撤退』「王異」 >あぁ~ん 『攻城』「董白」 >ははは、弱いね 王異が撤退するが、董白の城壁攻城が入る。徐盛が張コウと夏候惇と乱戦して いるが、曹操とは乱戦せずに弓を撃ち続けている。 パリン、と音を立ててグラサンの城ケージが削れる。 一同「「「「アッー!」」」」 ― 時間切れ ― ※ここから再び元譲視点 よし、これで逆転できたかな―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):975 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 20:52:10 ID:oNzoevtg0| ― 敗北 ― あ~あ……足りなかったかぁ。 店員「この勝負は――グラサン君主の勝利です。グラサン君主、おめでとう御座います!」 それにしても、グラサンさんはかなり強かったなぁ。またやりたいよ 「良い勝負だったぜー! 真島を使いこなすとは凄いなぁ!」 「よし、真島曹操を使ってくる」 「俺も俺も」 ! これで真島布教が出来る! でも、その前に…… (´・ω●)「みんな、有り難う! さあ、みんなも真島を使ってみy「ええい、待て待てぇ!」 あいたた、そんなに腕を引っ張らないで! 手が取れちゃう! ヽ(`Д´)ノ「いいから、真島を布教して皆を不幸にさせるな! さあ、行くぞ!」 ああ、待ってよ……仕方ない、大声で言うしかないか ヽ(`Д´))))っ(´・ω●))))「グラサンさん、楽しかったですよ! またやりましょうぅぉぉぉぉぉぉ……」 (メ▼▼)「……いつでも受けてたとう」 グラサンさんが笑ったように見えた。かなり優しかった微笑だったみたいだけど、どうなんだろう――                  ―続― ---- |BGCOLOR(FFFFC0):979 名前:二回戦Cブロック第二試合[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 21:02:04 ID:oNzoevtg0| 978 ……そうでしたっけ(´д`;)投下した後に元譲が覇者だという事を気付いて後悔していたんですが。 これで二回戦Cブロック、第二試合の(メ▼▼)vs(´・ω●)の投下を終了致します。 途中でスレを立てたりと色々あって2時間ほどかかってしまい、申し訳がありませんでした。 長い間付き合って下さって支援をしてくれた皆様、そして有り難い乙を下さって本当に有り難う御座います。 では、Dブロック第二回戦でまた会いましょう…… ----

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