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外伝ドクオNo003」(2006/11/22 (水) 18:50:09) の最新版変更点

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Link:ドクオ外伝 第8話[[『一日だけの主人公』>http://www4.atwiki.jp/xxxxzzzz/pages/251.html]] |BGCOLOR(AEEB9C):905 名前: ゲームセンター名無し [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:31:27 ID:BIGlkWxt| 『母の支え』 ~~ドクオ宅~~ J(. 'ー`)しo0(もうすぐドクオの誕生日・・・) J(. 'ー`)しo0(けどあの子、何をあげれば喜ぶのかしら・・・) J(. 'ー`)しo0(昔はおもちゃで喜んでたのに、今じゃ何が好きなのか・・・) J(. 'ー`)しo0(ブーン君に聞いてみようかしら) ~~ブーン宅~~ ( ^ω^)「ドクオの好きなもの?」 J(. 'ー`)し「そうなの、もうすぐあの子誕生日だけど、何あげればいいかわからなくて・・・」 ( ^ω^)「ドクオの好きなもの・・・・・・」 ( ^ω^)「今ドクオは三国志大戦にハマってるお!」 J(. 'ー`)し「三国志?」 ( ^ω^)「そうだお、カードを動かして遊ぶゲームだお!」 J(; 'ー`)しo0(なんだかよくわからないわ・・・) J(. 'ー`)し「そのカードってどこかで買えるの?」 ( ^ω^)「プレイしたら出てくるお、普通には売ってないお」 J(. 'ー`)し「そう・・・ありがとうね、ブーン君」 J(; 'ー`)しo0(とりあえずパソコンで調べてみようかしら・・・) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):907 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:32:45 ID:BIGlkWxt| ドクオ母は自宅に戻り、パソコンの電源をつける。 『三国志大戦』と検索をかけ、さまざまなサイトを見て回る。 レート表を見た母は驚いた。 J(; 'ー`)しo0(このカードって高いわね・・・リサイクルショップに売ってないかしら?) 後日、母は近所のリサイクルショップを訪れた。 ショーケースの中には金銀に輝くカードが様々。前日、インターネットでみたカードだ。 J(; 'ー`)しo0(どのカードがいいのかしら・・・?) そんな母の目に入ったのは一枚の青いカード。 J(. 'ー`)しo0(これなんてどうかしら?) それは直感だった。 ガラス越しの一枚のカード。それはどこか自分に通じるものがあった。 J(. 'ー`)し「すみません、このカードが欲しいんですが・・・」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):917 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:34:51 ID:BIGlkWxt| ~~ドクオの誕生日~~ ('A`)「ただいま」 J(. 'ー`)し「おかえりなさい。ドクオ、あの・・・」 ('A`;)「ごめん、ちょい疲れてるから寝るわ」 J(; 'ー`)し「そ、そう・・・わかったわ、おやすみなさい」 J(. 'ー`)しo0(ドクオ・・・) 母の背に隠れた手には、小さな封筒が握られていた。 プレゼント用に飾られているそれに入っているのは、もちろん三国志のカード。 ドクオは自分の部屋に入ってしまった。 J(. 'ー`)しo0(明日にしようかしら・・・。でも、今日じゃないと・・・) 母はドクオの部屋の前まで来た。 ノックをし、ドア越しに話しかける。 J(. 'ー`)し「ドクオ、渡すものがあるから、部屋の前においておくわね」 ドクオの部屋から返事はなかった。 母は封筒を部屋の前におくと、リビングへと戻っていった。 J(. 'ー`)しo0(・・・おやすみなさい、誕生日おめでとう、ドクオ) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):919 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:35:21 ID:BIGlkWxt| ~~ドクオ自室~~ ('A`)o0(そういや、渡すものってなんだ?) ('A`)o0(誕生日プレゼントか・・・?くだらなそうだな) ('A`)o0(・・・・・・一応見ておくか) 部屋のドアを開けたドクオの目に入ったのは、小さな封筒だった。 ('A`)o0(・・・・・・手紙か?) ドクオは封筒を丁寧にあけた。そこに入っていたのは、小さな紙と一枚の梱包されたカードだった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):922 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:36:04 ID:BIGlkWxt| 『ドクオへ。 誕生日おめでとう。 手紙なんて水臭いけど、ドクオはいつも忙しそうなので、許してください。 少し前まではあんなに小さかったのに、 こんなに大きくなってくれて、母さんは嬉しいです。 いつしか、母さんの身長を超えていましたね。 いつしか、母さんと出かけることがなくなりましたね。 いつからか、母さんと話すことが少なくなりましたね。 けど、私はそれでかまいません。 ドクオが立派な大人になってくれれば、母さんは幸せです。 ドクオのお友達からお話を聞いて、一枚のカードをプレゼントします。 喜んでくれたら嬉しいです。 母さんもドクオが一人前になるまで、影から護り続けますよ。 母より。』 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):926 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:37:54 ID:BIGlkWxt| ('A`)o0(・・・・・・母さん) ('A`)o0(・・・・・・ありがとうな) ドクオは手紙の後ろにあったカードを取り出した。 プレゼント用の包装をはがすと、そこには金色に輝く、一枚のカードが入っていた。 ―――呉夫人 若い孫策、孫権の二人の息子が一人前になるまで、影から護り続けた、孫呉の母である。 ('A`)o0(・・・・・・息子達を陰から守り続けた・・・) ('A`)o0(・・・・・・ありがとう、母さん。ありがとう) ドクオは呉夫人をケースに丁寧にしまった後、眠りについた。 こんな穏やかな眠りを、ドクオは久方ぶりに感じた。
Link:ドクオ外伝 第8話[[『一日だけの主人公』>http://www4.atwiki.jp/xxxxzzzz/pages/251.html]] |BGCOLOR(AEEB9C):905 名前: ゲームセンター名無し [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:31:27 ID:BIGlkWxt| 『母の支え』 ドクオの誕生日の一週間前のこと ~~ドクオ宅~~ J(. 'ー`)しo0(もうすぐドクオの誕生日・・・) J(. 'ー`)しo0(けどあの子、何をあげれば喜ぶのかしら・・・) J(. 'ー`)しo0(昔はおもちゃで喜んでたのに、今じゃ何が好きなのか・・・) J(. 'ー`)しo0(ブーン君に聞いてみようかしら) ~~ブーン宅~~ ( ^ω^)「ドクオの好きなもの?」 J(. 'ー`)し「そうなの、もうすぐあの子誕生日だけど、何あげればいいかわからなくて・・・」 ( ^ω^)「ドクオの好きなもの・・・・・・」 ( ^ω^)「今ドクオは三国志大戦にハマってるお!」 J(. 'ー`)し「三国志?」 ( ^ω^)「そうだお、カードを動かして遊ぶゲームだお!」 J(; 'ー`)しo0(なんだかよくわからないわ・・・) J(. 'ー`)し「そのカードってどこかで買えるの?」 ( ^ω^)「プレイしたら出てくるお、普通には売ってないお」 J(. 'ー`)し「そう・・・ありがとうね、ブーン君」 J(; 'ー`)しo0(とりあえずパソコンで調べてみようかしら・・・) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):907 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:32:45 ID:BIGlkWxt| ドクオ母は自宅に戻り、パソコンの電源をつける。 『三国志大戦』と検索をかけ、さまざまなサイトを見て回る。 レート表を見た母は驚いた。 J(; 'ー`)しo0(このカードって高いわね・・・リサイクルショップに売ってないかしら?) 後日、母は近所のリサイクルショップを訪れた。 ショーケースの中には金銀に輝くカードが様々。前日、インターネットでみたカードだ。 J(; 'ー`)しo0(どのカードがいいのかしら・・・?) そんな母の目に入ったのは一枚の青いカード。 J(. 'ー`)しo0(これなんてどうかしら?) それは直感だった。 ガラス越しの一枚のカード。それはどこか自分に通じるものがあった。 J(. 'ー`)し「すみません、このカードが欲しいんですが・・・」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):917 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:34:51 ID:BIGlkWxt| ~~ドクオの誕生日~~ ('A`)「ただいま」 J(. 'ー`)し「おかえりなさい。ドクオ、あの・・・」 ('A`;)「ごめん、ちょい疲れてるから寝るわ」 J(; 'ー`)し「そ、そう・・・わかったわ、おやすみなさい」 J(. 'ー`)しo0(ドクオ・・・) 母の背に隠れた手には、小さな封筒が握られていた。 プレゼント用に飾られているそれに入っているのは、もちろん三国志のカード。 ドクオは自分の部屋に入ってしまった。 J(. 'ー`)しo0(明日にしようかしら・・・。でも、今日じゃないと・・・) 母はドクオの部屋の前まで来た。 ノックをし、ドア越しに話しかける。 J(. 'ー`)し「ドクオ、渡すものがあるから、部屋の前においておくわね」 ドクオの部屋から返事はなかった。 母は封筒を部屋の前におくと、リビングへと戻っていった。 J(. 'ー`)しo0(・・・おやすみなさい、誕生日おめでとう、ドクオ) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):919 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:35:21 ID:BIGlkWxt| ~~ドクオ自室~~ ('A`)o0(そういや、渡すものってなんだ?) ('A`)o0(誕生日プレゼントか・・・?くだらなそうだな) ('A`)o0(・・・・・・一応見ておくか) 部屋のドアを開けたドクオの目に入ったのは、小さな封筒だった。 ('A`)o0(・・・・・・手紙か?) ドクオは封筒を丁寧にあけた。そこに入っていたのは、小さな紙と一枚の梱包されたカードだった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):922 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:36:04 ID:BIGlkWxt| 『ドクオへ。 誕生日おめでとう。 手紙なんて水臭いけど、ドクオはいつも忙しそうなので、許してください。 少し前まではあんなに小さかったのに、 こんなに大きくなってくれて、母さんは嬉しいです。 いつしか、母さんの身長を超えていましたね。 いつしか、母さんと出かけることがなくなりましたね。 いつからか、母さんと話すことが少なくなりましたね。 けど、私はそれでかまいません。 ドクオが立派な大人になってくれれば、母さんは幸せです。 ドクオのお友達からお話を聞いて、一枚のカードをプレゼントします。 喜んでくれたら嬉しいです。 母さんもドクオが一人前になるまで、影から護り続けますよ。 母より。』 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):926 名前: 905 [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 23:37:54 ID:BIGlkWxt| ('A`)o0(・・・・・・母さん) ('A`)o0(・・・・・・ありがとうな) ドクオは手紙の後ろにあったカードを取り出した。 プレゼント用の包装をはがすと、そこには金色に輝く、一枚のカードが入っていた。 ―――呉夫人 若い孫策、孫権の二人の息子が一人前になるまで、影から護り続けた、孫呉の母である。 ('A`)o0(・・・・・・息子達を陰から守り続けた・・・) ('A`)o0(・・・・・・ありがとう、母さん。ありがとう) ドクオは呉夫人をケースに丁寧にしまった後、眠りについた。 こんな穏やかな眠りを、ドクオは久方ぶりに感じた。

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