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|BGCOLOR(AEEB9C):381 名前:グラサンの傷痕[sage] 投稿日:2007/09/19(水) 19:58:19 ID:0crOxYxQO| よーしパパ頑張っちゃうぞー 文字が多いから外伝という事で。 ―バーボンハウス― 休日の昼間。 この時間は平日の仕事に疲れた人々が多くなり、バーボンハウスも例外ではない。 そのバーボンハウスの三国志大戦コーナーにも多くの人がいたが、その中で話していた二人がいた。 (´・ω・`)「そういえば、グラサン君の右頬にある傷……何故あるんだい?」 一人はここの店長であるショボン。深夜では征巍覇王の天頂として活動している。 過去は五品だったが、負け続きで楽しむ心を忘れて覇王になった。 2になってからブーン達と出会い、再び楽しむ心を取り戻した。 (メ▼▼)「……これはいくら店長でも教えられないな」 そして、もう一人はここの常連であるグラサン。 過去は謎に満ちていて、ただ分かる事はランカー達に「ネタの猛虎」と恐れられている事。 さらに、元゙ランカー゙だったという事だけだ。 (´・ω・`)「しかし……」 もっと聞こうとしたが、向こうが何やら騒いでいる。 店長はすぐさま騒いでいる元へ向かう。 グラサンも店長についていく。 スキンヘッド「くそっ!」 スキンヘッドの男が台を叩きながら大声を出しているようだ。 店長が止めようとしたがグラサンが店長を手で制する。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):382 名前:グラサンの傷痕[sage] 投稿日:2007/09/19(水) 20:01:16 ID:0crOxYxQO| (´・ω・`)「何を……?」 (メ▼▼)「……あれは俺が止める。店長は引っ込んでくれ」 何故、と言おうとしたがグラサンの顔がかなり見たくないものを見てしまったのかように険しかった。 何かがある。そう思った店長は黙ってグラサンを見守った。 (メ▼▼)「…………」 スキンヘッドの肩を叩きつつ、耳元へ顔を近づけると何やらぼそぼそと呟いた。 スキンヘッドは何だ、とグラサンの方に顔を向けると顔が青ざめていった。 スキンヘッド「ま、まさかあんた……い、いえ、あなた様は……!」 (メ▼▼)「言うな。とりあえず、あっちで話そう」 青ざめた顔でグラサンについていくスキンヘッド。 皆は唖然としていた。グラサンは凄い男ではないのか、と話す者もいた。 誰もグラサンとスキンヘッドが行っていった所へ行こうとは思わなかったが、店長だけは足音を立てずに行った。 ――ここから店長の視点―― こちらからもグラサン君からも見えない所で耳を立てた。 「何年……でし………長……ここ…」 「……俺は……う組長……ない……ただ……だ」 組長……? 「しか……!」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):383 名前:グラサンの傷痕[sage] 投稿日:2007/09/19(水) 20:05:45 ID:0crOxYxQO| 「…………の評判……悪…ぞ」 「……ん……」 僅かしか聞き取れない。 しかし、これ以上踏み出してしまうと恐ろしい事が起きる。 そんな気がした僕は、すぐ三国志大戦コーナーの方へ戻っていった。 数分後、グラサン君が自動販売機で買ったのかコーヒーを片手に戻ってきた。 (´・ω・`)「やあ、おかえり。ところで……」 (メ▼▼)「まあ、待て。ある男の話をするが、いいか?」 ある男の話。それはどんなものだろうか? 興味を持った僕は、頷いた。 (メ▼▼)「……昔、ある男がいた。その男は、中退してまだ十六歳になったばかりで社会のしも分からない青二才だった」 (メ▼▼)「だが、腕っ節だけは並の男よりも強く、それでチンピラ共と喧嘩する毎日だった。     ある日、親しい友人から誘われた。二人で組を作らないかとな」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):385 名前:ゲームセンター名無し[] 投稿日:2007/09/19(水) 20:14:59 ID:0crOxYxQO| (メ▼▼)「その男は裏の世界へ入る、という事を分かっていながらもその友人と共に組を作った。     まずは仲間を募り、最初にお互いに情報や物と交換したりした。     それから規模が大きくなっていって、多くの金を手に入れた。     そして、ある日。その友人が多くの金と共に消えた。     噂ではある大きな組と絡んでいるという事だった。     そこでその男は一人で人知れずにその大きな組の事務所へ向かった」 (メ▼▼)「だが、そこで待っていたのば裏切り゙だった。     その友人がうまく多くの金を渡して幹部になったのを自慢している所を見てしまった。     その男は怒りに燃え、一人で突撃するが所詮は一人。     死にはしなかったものの、屈辱にもその友人――いや、裏切り者から大きな傷を負わされた」 ふう、とグラサン君が一息ついてコーヒーを飲んだ。 そして、再び語り始めた。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):386 名前:ゲームセンター名無し[] 投稿日:2007/09/19(水) 20:15:51 ID:0crOxYxQO| (メ▼▼)「その男は裏切り者を制裁――という名の復讐する事を決め、死に物狂いで自分の組を大きくさせた。     あらゆる手を使い、裏切り者がいる組をじわじわと蝕んだ。     最後に組がバラバラになり、弱った所を一気に潰し、その裏切り者を半殺しにした。 その後、その男は『これでケリをつけた。もう、この世界に帰ってくる事は無いだろう』と言い残して     姿を暗ました。組では組長がいない、と大騒ぎになったそうだ」 これで終わりだ、とグラサン君が締めくくる。 (´・ω・`)「……それで、何だい?」 グラサン君の右頬にある目に届いているのか届いていないのかサングラスが邪魔して分からない大きな傷跡とは関係無い話だ。 (メ▼▼)「ちなみに、大きな傷を負った所が右頬で――その男はサングラスを愛用していたそうだ」 まさか、そんな。 グラサン君が―― (´・ω・`)「まさか……」 (メ▼▼)「遠い、遠い……昔の話だ」 コーヒーを飲み干し、僅かにサングラス越しに見えたグラサン君の目はどこか悲しげだった。 それが意味するものは誰にも分からない。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):387 名前:ゲームセンター名無し[] 投稿日:2007/09/19(水) 20:18:48 ID:0crOxYxQO| (メ▼▼)「…………」 その後、グラサン君は「こんな話を聞かせてすまなかった」と言い残してここから出ていった。 僕はただ、見送るしか出来なかった。 ――End... ---- |BGCOLOR(FFFFC0):388 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/09/19(水) 20:21:45 ID:0crOxYxQO| アッー! 慌てすぎてあげてしまったorz 本当にごめん…… これでグラサンの傷痕は終わり。 まあ、ほぼ黒歴史でしょうが楽しんでいただければ幸いかなと。 ----

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