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|BGCOLOR(AEEB9C):753 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 15:39:37 ID:RPwdNc4d0| 大波乱だったこの予選も、遂に決勝にまで来た。 観客達に疲れの色が見えているがその盛り上がりは衰える事を知らない。 決勝に駒を進めたのは―― (メ▼▼)「…………」 ――英雄、グラサン。 征覇王の双璧を打ち破り、現時点では優勝候補だろう。 ( ゚゚∀゚゚)「…………」 ――そして、砕馬。 覇者だが、様々な強敵と戦っており経験ではグラサンを勝るとも劣らない。 店員「――何か一言はありますか?」 (メ▼▼)「このまま優勝を目指したい」 ごく普通の答え方をする。 しかし、砕馬にとっては自分は眼中に無いのかような言い方に見えた。 ( ゚゚∀゚゚)「征魏覇王、征涼覇王――皇帝間近の二人を倒した方が今、目の前にいる。      そして、この決勝の舞台で決着を付けるというので私はとても嬉しく思いますよ」 なにやら含みが見える言い方だったが、グラサンは気にしないで次の店員の声を待った。 店員「それでは、両者席に座って準備して下さい」 言われたとおりに二人とも席に座る。 観客達はこれから起こる戦いが待ちきれないのか、絶えずに歓声を二人に送り続ける。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):755 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 15:43:02 ID:RPwdNc4d0| ―― [英雄] [グラサン] ―― ―― [覇者] [砕馬] ―― 二人とも5枚のカードを筐体の上に置くと赤いボタンを押し続ける。 ――対戦相手が見つかりました―― 店員「決勝戦――開始!」 店員の声と共にさらに大きな歓声が観客達から沸きあがる。 (メ▼▼)軍 英雄 勝率86.3% 『R馬超 R黄忠 SR孫尚香 Rホウ統 C諸葛セン』 ( ゚゚∀゚゚)軍 覇者 徳9 勝率56.9% 『UC木鹿大王 R鮑三娘 C金環三結 R姜維 C帯来洞主』 ξ゚⊿゚)ξ「決勝では流石に象鮑かぁ……」 (´・ω・`)「グラサン君のデッキは諸葛セン以外に戦器があるからメインデッキみたいだね。流石に決勝ではお互いにメインデッキを出してきたようだ」 / ,' 3「確か、張松を愛用しているんだよね? それならば恐らく諸葛センを張松にしたものをメインにしているだろうね」 上位勢はグラサンのデッキに疑問を持つ事は無かったが、ブーンやドクオ等は狙いが分からずに眉間に皺を寄せて考えていた。  _, ,_ ( ^ω^)「全体強化無しデッキでも大丈夫なのかお? 変なデッキだお」 ( ━〇∀〇)「あれは多分、開幕乙の一種でしょうね。開幕から馬超を張り付かせて後ろから的確な援軍で回復しつつ弓マウントを取り続けるのを頂上対決で見ましたし」 (´・ω・`)「しかし……砕馬君のデッキは象鮑だからね。開幕に攻城を取るのは難しいだろう」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):757 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 15:46:35 ID:RPwdNc4d0| 色々と話している内に、いつの間にか扉が開かれていく。 その扉が開ききった先には、何も無い平原があった。 グラサンの配置はグラサンから見て右側の最前線の端に黄忠、そのすぐ左に諸葛セン、そしてその左に孫尚香が配置されている。 黄忠は後ろ向きで柵を後ろに配置しており、その後ろに馬超と左にホウ統が配置されている。 対する砕馬は城門前に姜維、その前に帯来洞主、木鹿大王、金環三結と配置されており鮑三娘は城内でいない。 ――開戦―― 開戦の音が鳴り響く。 今から始まろうとしている決勝を祝うのかように―― (メ▼▼)(……やはり象鮑か。事前にCOM相手に象鮑で確かめておいて良かったな。       開幕が重要だが、復活持ちを生かして弓サーチさせてくれないだろうな) (`・ω・´)「しかし……キツイな。弓は象に強いとはいえ、鮑が加わると弓はほぼ無力になってしまうだろう」 (´・ω・`)「しかも剛槍も挑発がいるしね。どうするのかな……ホウ統がいるけど、砕馬君は対応に慣れているだろうし」 グラサンの弓部隊が動き、グラサンから見て右側にいた帯来洞主に弓を集中して撃つ。 そして、馬超を右端で攻城に向かわせる。 それを見た砕馬は、城から鮑三娘を出し象部隊を少し下げて弓を鮑三娘に集めてくる。 そして、金環三結と帯来洞主が並び、そのやや後ろに木鹿大王という風に進軍してきたのでグラサンは黄忠と孫尚香を少し下げて再び弓サーチをしようとしたが象と弓の移動速度は同じに等しい。 その為に弓部隊が止まり諸葛センが突撃したものの結局弾かれてしまった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):758 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 15:47:47 ID:RPwdNc4d0| ジャーンジャーンジャーン 『伏兵』「ホウ統」 >まんまとかかったな 『撃破』「帯来洞主」 >す、すみませんでした ( ━〇∀〇)「やっぱり復活象は嫌らしいですね。伏兵も易々と探せるし」 ( ゚∀゚)「しかし……金環じゃなくて帯来で踏んだのが痛いんじゃねぇの?」 帯来洞主でホウ統を踏んだのを確認した後、引いていくが黄忠と孫尚香が弾かれた場所で止まって金環三結に弓サーチをし、諸葛センで左側に攻城を向かわせる。 馬超が城に張り付いた時に姜維の槍撃と鮑三娘の突撃が馬超に襲い掛かる。 『撃破』「金環三結」 >オノレェ 金環三結を撃破する。 続いて木鹿大王に弓サーチをする――と思いきや、鮑三娘に弓サーチをする。 『回復』―RECOVERY― ― 立て直すのよ ― 『        的確な援軍  [知力時間]         兵力を回復する       』 馬超の兵力が4割から9割ほどに回復する。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):760 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 15:50:34 ID:RPwdNc4d0| (;^ω^)「速いお。諸葛センと孫尚香と馬超で魅力三人で初期士気1.5かお」 ('A`)「武力9に的確は前にやられたな。ワラワラにとってはかなり辛かった……あれ?     地味にグラサンさん、他単をメタってね? ホウ統もいるし」 ξ゚⊿゚)ξ「そりゃ当たり前じゃない……対策はするものよ。特に自分より経験が多い相手にとってはね」 『攻城』「諸葛セン」 >攻め落とせ 諸葛センの攻城が入った後に、すぐ攻城ケージを無くして再び攻城準備を開始する。 ( ´∀`)「あれは何だモナ?」 (`・ω・´)「ああ、あれはね攻城キャンセルと言うんだけど攻城すると二度目の攻城が遅くなるんだ。       で、攻城ケージを無くす事によって一回目に元に戻るんだ」 (´・ω・`)「だから、攻城する速さがじっとしているよりもこうした方が速いんだよ。       騎兵とか弓兵とかの移動速度が速い兵種ぐらいしか出来ないけどね」 鮑三娘が諸葛センに向かって突撃し、木鹿大王が城内にもぐり馬超を攻城ケージから弾き出しつつ姜維で槍撃を繰り出す。 グラサンも黙ってそれを見ている訳でもなく、槍撃を繰り出しつつ黄忠と孫尚香をやや前に進軍させて姜維に弓サーチを集める。 『撤退』「諸葛セン」 >やはり僕じゃ無理なのか 鮑三娘の連突により、諸葛センが撤退する。 しかし、時間稼ぎは十分だったのだろう、弓やホウ統の槍撃によって姜維の兵力がみるみる減っていく。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):762 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 15:53:40 ID:RPwdNc4d0| 『撃破』「姜維」 >撤退する それに気付いた砕馬は、城に戻らせようとするがもう既に遅し。そのまま姜維を撃破する。 続いても木鹿大王に弓サーチをするが、馬超を攻城ラインから離れさせたからか城に戻っていく。 / ,' 3「象の利点は戦器とその特性の相性。守りが強い上に回復速度UPだから城前の攻防では強い……     それを砕馬君は良く分かっている。カウンターも狙えるね、これは」 (メ▼▼)(確かにその通りだ。このままではカウンターされて落城KOされるだろう。      だが、息吹を使ってこないようにすれば良い話だ。諸葛センが張松だったら楽勝だっただろうが……いや、これは考えないでおこう) 馬超の城ケージが溜まりきろうというところで復活した帯来洞主が出撃してくる。 そのまま城の方向へ向かい、ほぼ城内乱戦と同じ状態になった。 それを見たグラサンは、馬超をやや左に移動させて馬超がいた所にホウ統の槍撃を繰り出す。 兵力がみるみる減っていくが、上手く城に戻る。 『攻城』「馬超」 >やっちまえ 何を思ったのか、砕馬から土煙が全く出てこず馬超の攻城を許す。 しかし、グラサンの額には冷や汗が見えていた。 ( ^Д^)「あれは……」 観客「知っているのか雷電!?」 (;^Д^)「何やら聞いた事があるような気がしますが、突っ込まないとして……       栄光隙無きや王者などの爆発力が凄まじいデッキで相手の攻城をわざと許し、足並みを揃えて逆転。       それが袁家の戦い方である事が多いんですが、砕馬さんはそれと似た――いや、同じ事をしています」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):765 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage すみません、ミスりましたorz] 投稿日:2007/09/30(日) 15:59:25 ID:RPwdNc4d0| (´・ω・`)「良く気付いたね。象鮑は武力上昇が無いものの、城を使った防衛では大徳を使ってきても撤退せずに凌げる事が出来る。       グラサン君のデッキには号令持ちが居ない。しかも、連環も息吹の範囲が大きいので余り効果が望めない……       それを分かっているからこそ、わざと攻城を見逃して足並みを揃えているね」 馬超の攻城が入った後、今度こそ城から土煙が上がると思いきや何も出てこない。 そのまま二度目、そして三度目の攻城をし、パリンと二つの音を立てて削れた後に城から土煙が上がってくる。 それを見たグラサンは、すぐさま馬超とホウ統を退かせるが弓部隊はそのままの位置で留まっている。 槍撃! 槍撃! 槍撃! 大打撃 『回復』―RECOVERY― ―優しくしてあげるわ― 『       戦女の息吹   [知力時間]      兵力が徐々に回復する                          』 凄まじい槍撃と弓によって、先に出撃してきた金環三結の兵力を大幅に減らす。 そして、鮑三娘とその他もすぐ出撃してきて息吹を使用する。 この時73c。 『撃破』「金環三結」 >オノレェ >進発します しかし、息吹を使用する前に兵力が減っていた為そのまま撃破する。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):767 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:03:07 ID:RPwdNc4d0| ξ゚⊿゚)ξ「よし、これで攻城部隊の一つが減った! でも、対応策はあるのかしら……」 それを見届けた後、ホウ統を右端に移動させて攻城準備させる。 その他は右端に配置した柵の中に入る為、一旦後退する。 そして復活して兵力が全快した諸葛センを出撃させる。 (メ▼▼)(足並みを揃われるとは不覚だった。どうやら予想以上に熟練しているようだ。      何故覇者なのか――荒削りだがあれだけの腕だ、店内を多くやっているのだろう) ホウ統には鮑三娘が向かい、他は自部隊へ向かってくる。 それを見たグラサンはホウ統を攻城ラインから離し、鮑三娘を迎撃する。 ('A`)「あー……わざと攻城ラインを浅くしていたのか。上手いなぁ」 黄忠、孫尚香の弓部隊は全て帯来洞主に弓を撃っているが、兵力が減るペースがかなり遅い。 馬超も帯来洞主に槍撃を繰り出している。 しかし、象による弾きと姜維の槍撃、そして息吹の回復量に押されている。 『撤退』「ホウ統」 >あの矢さえくらわなければ 諸葛センが出撃して端攻城に向かおうとした瞬間にホウ統が撤退する。 その場にいた鮑三娘の減っているはずの兵力が満タンになっている。 これを拙いと判断したグラサンはすぐ黄忠と孫尚香、そして馬超を城へ戻らせる。 対する諸葛センはそのまま左側で敵城へ向かい、攻城を狙う。 ( ━〇∀〇)「端攻城によって突撃が嫌な鮑三娘を引き付けていますね」 それを見た砕馬は柵を放置し、城へ攻城に向かう。 鮑三娘も諸葛センの方に向かわせてきたので諸葛センを一旦戻す。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):768 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:04:02 ID:RPwdNc4d0| 城に戻り、すぐ黄忠を城門に張り付いた木鹿大王の場所に出撃させようとカードを出す。 孫尚香も右端で横弓を狙って、馬超は左端から出撃させようとする。 この時点で早65c。 グラサンの士気――7 砕馬の士気――5 (メ▼▼)(…………) グラサンは考えた。 どうすればこの状況を突破するのか、どうすればこの攻勢を防げるのか。 一つ、零距離で挑発を誘い、士気が1貯まる前に剛槍で象を撃破する。 これは士気を使いすぎる。 士気差を付けられて再起カウンターで息吹を使われてしまうだろう。 二つ、白兵でずっと耐える。 これは不可能だろう。 息吹の回復量は半端じゃない。 三つ、あえて息吹を使わせて剛槍でカウンターする。 砕馬が剛槍の存在を忘れているかどうかの賭けになる。 成功すれば良いのだが―― この時間僅か1秒。 黄忠が出撃し、木鹿大王と乱戦する。 孫尚香は右端で帯来洞主に弓を撃ち、攻城を遅らせる。 馬超も左から出撃し、挑発の範囲に黄忠と一緒に入らない絶妙な位置で木鹿大王に槍撃を繰り出す。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):769 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:07:14 ID:RPwdNc4d0| ('A`)「うめぇ……」 ξ゚⊿゚)ξ「あれは挑発の範囲を完璧に把握しているわね。       出来るのは代山君かランカーの人ぐらいじゃない?」 諸葛センも城に戻り、右端に出撃させようとしてカードを右端に進ませる。 姜維が槍撃を繰り出してくるので、黄忠を城内乱戦させて槍撃が届きにくいようにさせる。 帯来洞主も孫尚香と乱戦しようと右に移動し出したので、孫尚香を城に戻らせるのかと思いきや―― 右上に移動した。 (;^ω^)「鮑三娘に突撃され……お?」 鮑三娘が孫尚香に突撃しようとしたが、柵が邪魔して突撃出来ない。 その後諸葛センが出撃し、息吹の効果が切れる。 『回復』―RECOVERY― ―優しくしてあげるわ― 『       戦女の息吹   [知力時間]      兵力が徐々に回復する                          』 (,,゚Д゚)「なるほど、柵を斜めに置いたのはこれの為か。先を見ているな」 諸葛センが出撃し、攻城しようとしたのを見ても鮑三娘は戻らすに柵を壊している。 『攻城』「木鹿大王」 >はかいせよ ---- |BGCOLOR(AEEB9C):771 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:12:57 ID:RPwdNc4d0| その時、兵力が減った黄忠が城に戻った時に木鹿大王の城門攻城が入ってしまう。 孫尚香も帯来洞主に弓を撃っているが、攻城の文字と共に象が城壁に突撃していく。 『攻城』「帯来洞主」 >いただくでおじゃる (メ▼▼)(……まさか、こんなにもはまるとは思わなかった。      遠慮なく使わせてもらう――) グラサンは少し口の端を吊り上げ、赤いボタンを押す。 『超絶強化』―SUPER POWER UP― ― どぉぉりゃあぁぁぁぁ ― 『       獅子の剛槍  [知力時間]     自身の武力と移動速度と      槍撃ダメージが上がる     』 (;゚゚∀゚゚)「げぇっ!」 砕馬は思わず驚いた声を出す。 それはまるで馬超の計略を知らなかったのかように。 木鹿大王が馬超と乱戦しようとするが、移動速度が上がっている為追いつけない。 『撃破』「木鹿大王」 >うおおおお それどころか槍撃も繰り出され、撤退してしまう始末だ。 その剛槍が帯来洞主に向けられ―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):773 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:15:54 ID:RPwdNc4d0| 『撃破』「帯来洞主」 >す、すみませんでした 端攻城していた諸葛センを見ていると、復活した金環三結と乱戦している。 諸葛センを左に移動させ、攻城しようとしたら柵を壊し終えた鮑三娘が戻っていく。 『撃破』「姜維」 >撤退する 逃げていた姜維にも追いつき、撃破する。 川;゚-゚)「夢にも出てきそうな槍撃だな。回復する間も無かったぞ」 (;゚゚∀゚゚)(これで逆転する事はほぼ不可能……か) その時、画面が暗くなり緑と赤色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったと思うと、突如金色の龍が舞う。 兵法マスタァァァー! プラス外伝! ―再 起 の 法―MASTER  [速軍][増援] 『撤退』「諸葛セン」 >やはり僕じゃ無理なのか 砕馬が兵法再起を使用してカウンターを防ぐ。 それを見たグラサンはすぐ城へ戻り、回復を図る。 しかし、これでグラサンはリードを取っている上に兵法もまだ使用していない。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):775 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:20:17 ID:RPwdNc4d0| ――ここから砕馬視点(大戦も)―― どうする。 今、私は絶望的な状況に立たされている。 相手はグラサン。ランカー達に「ネタの猛虎」と恐れられているほどの腕を持つ。 経験では間違いなくこちらの方が上だろうが、腕などでは圧倒的にグラサンの方が上だろう。 今までは強い奴と戦う事を生きがいとしてきた。 そのおかげで大幅にリードされていても、負けるという恐怖は無かった――今までは。 だが、今は違う。経験の差はあっても、他の要素が多すぎる。 初めて、”負ける”という恐怖が襲い掛かってくる。 (メ▼▼)「…………」 横目でグラサンの顔を見る。 その時、不思議に闘志が湧き上がってきた。 九十九%負けるだろう、という絶望。だが、九十九%負けると言ってもその一%を実力でもぎ取ればいい。 今だけでも、グラサンの全てを超えらればいい話だ―― 今は50c。 グラサンは兵法を使用していない上に、城ケージは象の城壁攻城と城門攻城で54% こちらの城ケージは槍城壁3発で52%。僅か騎馬の攻城一発で逆転出来る範囲だ。 グラサンの兵法は恐らく、保険の再起か蜀軍の大攻勢。 主力は黄忠と馬超だろうが、一番注意すべきなのは獅子の剛槍で全滅される可能性がある馬超。 出来れば息吹を使って攻めつつ挑発で無効化したいものだが……そうなると、士気が貯まるまで待つしかない。 現在の士気は5。8c待つ事にするかな―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):778 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:24:26 ID:RPwdNc4d0| 観客A「なあ、どっちが勝つと思う?」 観客B「そりゃお前、グラサンに決まっているだろう。征魏覇王と征涼覇王の兄弟を倒しちまったんだからよ」 観客C「――いや、まだ分からんぞ? 今、思い出した。      あの砕馬はな……ランカーがいる時間帯に必ず現れ、店内を挑むって話だ」 観客D「へえ……でも、負けるんだろう? ランカーってのは別格だからな」 観客C「それが、勝つんだよな……ほとんど”逆転勝ち”でな」 観客B「ちょっと待て、ランカー相手に逆転勝ち――今、この勝負がまさにそれじゃないか!?」 観客E「おい、動き始めたぞ」 ……そういえば、いつも逆転勝ちだったな。 この勝負も、そうなる事も――いや、きっと勝ってみせる。 連環に警戒しなければならない。 だが、息吹の範囲と効果時間ならば軽くかわせるだろう。 柵は壊した。後は馬超を無効化させれば、逆転は出来る。 左には木鹿大王、金環三結。中央には姜維で、右には鮑三娘、帯来洞主で出撃する。 グラサンも城門前にホウ統、その右には馬超――だけ? となると、まさか左端には―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):780 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:27:37 ID:RPwdNc4d0| (;^ω^)「おっ、黄忠と孫尚香だけではなく諸葛センもかお!?」 (;━〇∀〇)「これは……なんとも大胆な……」 これでは馬超しか挑発出来ない。 だが、一気に三部隊も撃破出来るチャンスだ。 どうする…… いや、ここで迷ってはいけない。 馬超。馬超さえ倒せば―― 『挑発』―INTERRUPT― ― はい、そこまで ― 『         挑発     [知力時間]      範囲内の敵は自分に向かう                         』 馬超を挑発し、引き寄せる。 その後、私は再び赤いボタンを押す。 『回復』―RECOVERY― ―優しくしてあげるわ― 『       戦女の息吹   [知力時間]      兵力が徐々に回復する                          』 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):782 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:29:18 ID:RPwdNc4d0| 全ての部隊に緑色のオーラがまとう。 これで、勝負を決める。 だが、次に出てきたカットインを見て、私は思わず声を出してしまった。 (;゚゚∀゚゚)「何だと――!?」 『超絶強化』―SUPER POWER UP― ― どぉぉりゃあぁぁぁぁ ― 『       獅子の剛槍   [知力時間]      自身の武力と移動速度と       槍撃ダメージが上がる      』 まさか、そんな。そんな馬鹿な。 ξ;゚⊿゚)ξ「え――!?」 手が震えてくる。 ありえない。そんな事ばかり頭に襲い掛かってくる。 震える手で、カードを動かす。 まず、馬超の槍撃を止めなければならない。 鮑三娘で乱戦して―― ---- |BGCOLOR(AEEB9C):784 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:32:33 ID:RPwdNc4d0| 迎撃 槍撃 槍撃 大打撃 『撤退』「鮑三娘」 >私より、強い しまった、突撃オーラが出ているという事に気がつかなかった。 どうする―― その時、画面が暗くなり緑と赤色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったと思うと、突如金色の龍が舞う。 兵法マスタァァァー! プラス外伝! 蜀軍の大攻勢。それならば、逃げるだけ――ッ!? ― 連 環 の 法 ―MASTER   [再建][速軍] 部隊に青いオーラ、そしてグラサンの部隊に赤いオーラが包まれた。 『撤退』「姜維」 >撤退する 『撤退』「帯来洞主」 >す、すみませんでした 次々と撤退していく。 このグラサンの壁は、こんなにも厚かったのか。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):788 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:40:57 ID:RPwdNc4d0| 『撤退』「木鹿大王」 >うおおおお 『撤退』「金環三結」 >オノレェ もはや、抵抗する手段は無い。 城ケージが削られていく。 そして―― 『落城』「馬超」 ―― 俺が勝つ、最後の最後までなっ! ―― 落城した。 ――to be continued... ---- |BGCOLOR(FFFFC0):791 名前:若き獅子の覚醒、決勝[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 16:51:11 ID:RPwdNc4d0| おや……? さるさんのようすが……? おめでとう! さるさんは消えた! という訳で決勝は完了です。 大会編(単発や幕間等は除く。あの黒歴史のプロローグは含む)の7作を支援や乙をしてくださって…… 本当に有難う御座いました! ---- |BGCOLOR(FFFFC0):792 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/09/30(日) 17:20:34 ID:d2u2nz+t0| 代行だった者だ。 決勝は完了したが、みんなの気持ちはひとつなはずだ。 「あれ?これで終わり?w」 決勝作者との協議の結果、エピローグを漏れが担当させてもらうことになった。 現在執筆中だ。完成次第投下。おそらく遅くても3日後ぐらいかと。 とりあえず>>791こと決勝作者、乙ルキアディア! そして、エピローグだが…まぁ、期待しないでくれ。 絶望的なくらい期待しないでおけば「お、ちょっとはマシじゃないか」ってなるから。 では、エピローグ投下まで時を止めさせてもらおう(´・ω・`)っ[錦支援の一喝] ----

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