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「外伝グラサンNo006」(2007/11/21 (水) 19:15:02) の最新版変更点
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|BGCOLOR(AEEB9C):730 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 19:52:48 ID:fC2l/QE40|
よっしゃ、( ΦωΦ)vs(メ▼▼)の大戦内容完成
今から投下するゾイ!
注意書き
・全力で書いたので燃え尽きました
・大戦内容+αだけなのに、何故か超絶長文
・NGシーンなんてありませんよ、ハハハ
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|BGCOLOR(AEEB9C):731 名前:(メ▼▼)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 19:55:31 ID:fC2l/QE40|
グラサン軍 14州 勝率86.5%
『C張松 R趙雲 R黄忠 SR孫尚香 Rホウ統』
ロマネスク軍 14州 勝率68.3%
『SR曹操 SRホウ徳 R曹仁 R楽進 UC程昱』
求心。武力は高めで今バージョン向け、と言ったところか。
刹那号令は厄介だが、騎馬多めならば疾風大車輪、そして誘導は十分活躍出来る。
地形は――草原で右に小さな森がある。
俺は左端にホウ統、その右隣に黄忠を配置する。
柵はカードを逆にして黄忠の下に置く。
その後ろに趙雲、孫尚香、張松という風に配置してから赤いボタンを押した。
そうだな、兵法は――これにするか。
重そうな扉が開かれていく。
そして、相手の配置が見えた。
(メ▼▼)(……これでは程昱がどこにいるのか分からないな)
敵陣には城門の左右にある櫓以外何もなかった。
伏兵以外を城内配置させるとは。
( ΦωΦ)「ほお……」
ロマネスクが抜けた声を出している。
俺は気にせずにカードを動かした。
念のために黄忠をやや下げ、張松を自分の部隊の前に動かす。
敵城の近くに伏兵がいない事を確認してから趙雲を敵城へ向かい、動かした。
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|BGCOLOR(AEEB9C):732 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage ごめん、タイトル間違えたorz] 投稿日:2007/11/18(日) 19:57:26 ID:fC2l/QE40|
そして、念のために張松のカードをある場所に移動させた。
(メ▼▼)(さて、どうしたもんかな……)
趙雲を下手に張り付かせると、集団突撃ですぐ撤退してしまうだろう。
援軍も余り有効ではない。刹那の号令があるからだ。
ジャーンジャーンジャーン
『伏兵』「程昱」
>十面埋伏の計じゃて
張松が程昱の伏兵を踏む。
やはり右端の森で端攻城を狙っていたのか。
(;ΦωΦ)「く、流石……ッ!」
俺はすぐ張松を他の部隊と合流し、孫尚香をやや右に寄せて程昱へ弓を撃とうとするがそのまま程昱が城へ張り付いてくる。
それを見た俺は、孫尚香を右に移動して程昱に弓を撃ち、趙雲を張り付かせてマウント体制を取った。
(メ▼▼)(疾風大車輪か、誘導かを選べと言われたら……やはりこれだな)
相手の城から土煙が上がり、趙雲の城ケージが溜まりきろうという所でホウ徳が出撃して乱戦してくる。
その右端にも曹操と楽進が出撃しており、突撃をしてきそうだった。
それでも俺は焦らずに慎重に狙いを定め――赤いボタンを押した。
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|BGCOLOR(AEEB9C):733 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sag] 投稿日:2007/11/18(日) 20:01:55 ID:fC2l/QE40|
『挑発』―INTERRUPT―
― ほっほぅ~おねむの時間じゃてぇ~ ―
『 蜀への誘導 [知力時間]
敵が自身に向かってくる
』
見事に曹操、楽進、ホウ徳と三部隊に青いオーラが包まれる。
(;ΦωΦ)「しま――」
ジャーンジャーンジャーン
『伏兵』「ホウ統」
>まんまとかかったな
『撃破』「ホウ徳」
>燃え尽きたわ
誘導で伏兵の方まで誘い込み、伏兵を踏んだホウ徳は弓ダメージもあって撃破する。
『趙雲』
『 グラサン軍 』
『攻城』
―TARGET STRIKE―
ジュニアの城ケージが削れる。
張松を城の方まで移動させ、ホウ統で槍撃マウントを取る。
『撃破』「程昱」
>墜ちてゆく
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|BGCOLOR(AEEB9C):735 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:04:33 ID:fC2l/QE40|
パリン、と二度目の攻城をした後、程昱を撃破し相手の曹操にかかっていた誘導の効果が切れる。
孫尚香を中央ラインがやや超えた所に移動させて
ホウ統で曹操を威嚇するものの、ビタ止まりをしてホウ統と乱戦する。
城から曹仁も出撃してきて、カットインが入る。
『全体強化』―ALL POWER UP―
『 刹那の号令 [知力短時間]
味方の武力が上がる
』
曹操と曹仁の武力が上がる。
俺はすぐさま青いボタンを押した。
その時、画面が暗くなり緑と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。
そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。
再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。
兵法マスタァァァー! プラス外伝!
蜀軍の大攻勢MASTER
[増援] [増援]
部隊が赤いオーラに包まれ、武力が上がり兵力も回復する。
黄忠と孫尚香の弓サーチを曹仁に向け、撃破しようと試みるが
兵力がみるみる減っていくのを見るやすぐ城へ戻っていった。
(メ▼▼)(兵法を使わずに凌ぐ気か。ここで落城させなければ少々きついな……
槍兵の城壁攻城は16%だから後五――いや、四回か)
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|BGCOLOR(AEEB9C):736 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:09:53 ID:fC2l/QE40|
パリン、と割れる音と共に相手の城ケージが削られる。
誘導の効果が切れたようで、相手の楽進が城の方向へ戻っていく。
俺はカードをせわしなく動かし、ちらりとカウントを見た。
もう65cで俺の士気は6.5だから……相手の士気は6か。
『撤退』「ホウ統」
>あの矢さえくらわなければ
そんな事を思っている内に、ホウ統が撤退する。
どうやらいつの間にか城から曹操が出撃している事から見て、曹操がホウ統と乱戦して後ろから楽進が突撃した――そんな所だろう。
曹操を撃破しようとしても、絶妙な兵力で城に戻っていったので撃破は出来なかった。
音と共に再び城ケージが削れた後、復活していたホウ徳が出撃して趙雲の兵力が減り――
『撤退』「趙雲」
>退け時、というやつだ
遂に趙雲が撤退する。ホウ徳はすぐ城へ戻っていったので、こちらも城の方へ戻っていく。
あっけないな、と思った。だが、あっけなさすぎる。
撃破は出来なかったものの、槍の城壁攻城を四回した。
趙雲とホウ統は撤退したが、相手も大打撃をうけ……て……?
いや、大打撃は与えていない。ホウ徳と程昱は撃破したが、それは開幕の話だ。
今はもう復活しているのだろう。
こうして、俺は嵌められたという事に気付いた。
ノパ⊿゚)「あーあ……」
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|BGCOLOR(AEEB9C):737 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:14:17 ID:fC2l/QE40|
あきれたような声が聞こえてくる。
それも仕方ない事だ、俺は調子に乗って“初期的なミス”をしてしまったのだから。
(;メ▼▼)(……俺は兵法を使用して城ケージを半分まで削った。
だが、騎馬中心でも半分ならば逆転は十分に出来る。
今のカウントは58cで相手は全部隊生存している――か)
さらに、守りの要である疾風趙雲とホウ統が撤退している。
この先に待っているのは求心からの刹那か、二連続求心の攻勢だ。
相手の城から土煙が上がっている。
過ぎた事を悔やんでも仕方ない。
ホウ統と趙雲が復活するまで20秒ぐらいか。2.5秒で1cだから、8c経つまで凌がなければならない。
(メ▼▼)「チッ……」
思わず舌打ちをする。
城から曹操と程昱を中心に出撃してきたので、俺もカードを城内から外へ出す。
柵があっという間に壊れ、自城前までに来た時に右端に孫尚香と張松を出撃させた。
『英傑号令』―HEROIC COMMAND―
― 一分の隙もない用兵を見よ ―
『 覇者の求心 [知力時間]
味方の武力が上がる
』
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|BGCOLOR(AEEB9C):738 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:20:30 ID:fC2l/QE40|
相手の部隊に赤いオーラが包まれ、武力が上がる。
城門に程昱が張り付き、その左右にホウ徳と曹操が張り付いている。
楽進と曹仁は後ろで騎馬マウントをとっており、非常に辛い状況になった。
張松を楽進と曹仁の方に向かわせ、突撃を受ける。
『撤退』「張松」
>しまったか
張松が撤退するが、突撃オーラを消しただけでも十分だ。
『白兵』―UNARMED―
『 零距離戦法 [知力時間]
武力が大幅に上がり
弓の射程範囲が下がる 』
左側から出撃し、程昱の反計範囲に入らないギリギリの所で零距離戦法を使う。
そのまま城内乱戦の体制でホウ徳と乱戦し、程昱まで向かう。
『全体強化』―ALL POWER UP―
『 刹那の号令 [知力短時間]
味方の武力が上がる
』
それを見た相手は、刹那の号令を使い武力の底上げをしてくる。
楽進が孫尚香に突撃しようとしてきたので、一旦城内まで戻らせるがそのまま張り付いた。
曹仁も同様で逆の左端で攻城準備を開始しており、ホウ徳と曹操も程昱とやや離れるように移動してきた。
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|BGCOLOR(AEEB9C):739 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:25:50 ID:fC2l/QE40|
『曹操』
『ロマネスク軍』
『攻城』
―TARGET STRIKE―
(メ▼▼)(普通の十四州ならば躍起になって黄忠を倒しに来るんだが……
上手い。それしか思い浮かばんな――騎馬城壁は9%。
64%削ったから、6回までは許せる。最悪でも7回まで被害は抑えたいな)
孫尚香を出撃させ、楽進と乱戦させる。
『撃破』「程昱」
>墜ちてゆく
程昱を撃破するが、ホウ徳と曹仁の攻城で再び城ケージが削られてしまった。
黄忠で特攻戦法の危険性があるホウ徳と乱戦し、兵力が減った所に赤いボタンを押す。
『回復』―RECOVERY―
― 立て直すのよ ―
『 的確な援軍
最も武力の大きい味方の兵力を回復する
』
黄忠の兵力が2割から7割まで回復する。
孫尚香の兵力が2割ほどになったので城に戻らせるが、次々と城ケージが削れる。
いくらか粘っていた時に零距離戦法が切れ、黄忠の武力が7に戻る。
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|BGCOLOR(AEEB9C):740 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:30:16 ID:fC2l/QE40|
>お使いくだされ
>動けはしそうだ
相手の部隊も元の武力に戻り、待ちわびていた二人が復活する。
すぐさま趙雲とホウ統を出撃しようとするが、俺が恐れていた音が聞こえた。
パリン パリン
『撃破』「ホウ徳」
>燃え尽きたわ
(;メ▼▼)「ッ……!」
間に合わなかった。
ホウ徳を撃破したものの、逆転された事は事実だ。
退く、と思いきやまだ張り付いていた。
――兵法は再起、か。
『撃破』「曹操」
>俺の負けだと
『撃破』「楽進」
>この程度で
『撃破』「曹仁」
>化け物か
冷静に弓サーチをしつつ、乱戦させてゆっくりと撃破していった。
そのままカウンターとして攻城に向かおうとしたが――
画面が暗くなり緑と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。
そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。
再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。
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|BGCOLOR(AEEB9C):742 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:34:15 ID:fC2l/QE40|
兵法マスタァァァー! プラス外伝!
※作者に優しい再生紙を使用しております
-再起の法-MASTER
[速軍][士気]
再起の法、という文字を見届けてから俺は部隊を全て城内に戻らした。
俺は睨み合いをしている間に様々な思考を張り巡らしていた。
まず、リードされたとはいえ城壁攻城を二回すれば逆転は出来る。
兵法を使わずに退いていったら敗北は必至だろう……
明らかにミスだった。そのお陰で俺は助かったが、な。
カウントが20cになろうという時に、俺はカードを前に出す。
(メ▼▼)(こうなれば……最終手段しかない、か)
中央に趙雲、左端に黄忠、その間にその他という布陣で突き進んでいくが相手の城から土煙は上がらない。
下手に出て連環をまとめてくらってしまう事を避けたい。
そう思っているのならその判断は正しいが――
俺の狙いはそれじゃない。
城門に趙雲が、左端に黄忠が張り付こうとした時に城から土煙が上がる。
『車輪』―SLASH SPEAR―
『 疾風大車輪 [知力時間]
武力と移動速度が上がり
全方向に槍を出す 』
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|BGCOLOR(AEEB9C):743 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 20:38:37 ID:fC2l/QE40|
趙雲にホウ徳が、黄忠に曹操が出撃した瞬間に疾風大車輪を使い、武力を上げる。
孫尚香を止まらせ、ホウ徳に弓を撃ち始める。
相手も曹操とホウ徳の間に曹仁と程昱が出撃してきてカットインが入る。
『全体強化』―ALL POWER UP―
『 刹那の号令 [知力短時間]
味方の武力が上がる
』
俺は相手の部隊が動き始めない内に赤いボタンを押す。
『挑発』―INTERRUPT―
― ほっほぅ~おねむの時間じゃてぇ~ ―
『 蜀への誘導 [知力時間]
敵が自身に向かってくる
』
ホウ徳に青いオーラが包まれ、張松に引き寄せられる。
続いて孫尚香を移動させ、黄忠と趙雲の間に張り付かせる。
カードの方向を変え、再び赤いボタンを押した。
『挑発』―INTERRUPT―
― ほっほぅ~おねむの時間じゃてぇ~ ―
『 蜀への誘導 [知力時間]
敵が自身に向かってくる
』
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|BGCOLOR(AEEB9C):744 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 21:01:32 ID:fC2l/QE40|
程昱と曹仁に青いオーラが包まれる。
趙雲のカードを右端に移動させ、攻城を狙う。
カウントは――5cか。
楽進がこいつに乱戦しようとしてきたら俺の勝ちだが――
城から楽進が出てきた。
楽進が乱戦している武将を見ずに、趙雲を城門に移動させる。
『趙雲』
『 グラサン軍 』
『攻城』
―TARGET STRIKE―
城門に先が鋭い丸太で叩く兵士達の姿が見えた。
そして、続いてパリンという音が聞こえて俺は勝利を確信した。
―― 時間切れ ――
― 勝 利 ―
(;メ▼▼)「ふう……」
勝利という文字が映し出されたのを見て、俺は思わず一息をつく。
強かった。甘い所はあったが、これならば上へ上り詰めるのも時間の問題だろう。
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|BGCOLOR(AEEB9C):745 名前:(メ▼▼)vs( ΦωΦ)[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 21:03:04 ID:fC2l/QE40|
(;ΦωΦ)「ぬう、負けましたか……兵法を温存する事も大切ですね」
(メ▼▼)「そうだな。あの時、兵法を使ってこなければ俺は負けていた。
この分ならお前の父、ロマネスクを超える日は遠くないな」
( ΦωΦ)「ガハハハ! 確かに腕は上がった。だが、俺を超えるにはまだまだ踏んだ場が足りぬわ!」
ロマネスクが豪快な笑い声を出しながらジュニアの背中を叩く。
ジュニアは痛いですよ、と言いながらも褒められた事で顔は嬉しそうだった。
ノパ⊿゚)「細かい所とか本当に上手いな、グラサンは」
親父と息子が話しているのを眺めていた俺に、ヒートが話しかけてきた。
(メ▼▼)「ああ、塵も積もれば山になるということわざもあるからな」
ノパ⊿゚)「そっか。いつかやる時が楽しみになってきたぞ!」
そういえば、ヒートもこれをやっているんだったな。
その“いつか”を俺も楽しみに待とう、と答えて俺は自動ドアを抜けて帰路についた。
肌寒い夜だ。
家に帰ったら、ゆっくりと暖まる事にするかな――
――This story is the end...
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|BGCOLOR(FFFFC0):746 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 21:06:31 ID:fC2l/QE40|
さるさんとか……さるさんとか……
これが大戦内容です。
設定をしなおすのなら出来ればまとめの討論ページに書き込んで欲しいなーと。
時間があるんで、ここまでで(´・ω・`)
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|BGCOLOR(AEEB9C):639 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 19:34:55 ID:JO2cC05u0|
注意事項
大戦内容はありません。
グラサンの過去も関係するのでいらなければ親子という設定だけを拾って後は捨てておkです
――バーボンハウス――
( ΦωΦ)「おっと、すまん。電話だ」
ロマネスクと他愛無い事を話していた時、ポケットから着メロが流れてくる。
俺はああ、と答えつつ無意識に耳を少々すました。
だが、その必要も無かった。
( ΦωΦ)「もしもし……おお、お前か。何? せがれがここに向かってくる?」
(メ▼▼)「――あいつか? 息子も確か、16歳ぐらいになったらしいな」
( ΦωΦ)「ふふふ、良く覚えておるな」
当然だ、と俺は答えた。
あの子供がもう16歳か。時の流れは早いものだな。
(メ▼▼)「しかし、まあ……どうやら上手くいっているようだな。てっきり別れたかと思っていたんだが」
( ΦωΦ)「――だそうだ」
気が付くと、いつの間にかロマネスクは携帯電話をこちらに向けていた。
そして、ポケットから“何か”を取り出し、耳につけた。
昔にもこんな事があった事を思い出し――嫌な予感がよぎった。
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|BGCOLOR(AEEB9C):640 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 19:37:58 ID:JO2cC05u0|
とっさに耳を塞ごうとするが、もう遅かった。
「こおおおおらあああああああ! その言い草はなんだああああああ!」
(;メ▼▼)「――ッ……」
テレビの音量を最大にしたような声――いや、音が耳を通り抜けた。
耳鳴りがガンガンと鳴っている。
まったく、こいつは昔から変わらないな。
( ΦωΦ)「ガハハハ! 唯一の“弱点”はまだまだ現在のようだな!」
ロマネスクが豪快に笑いながら、言った。
(メ▼▼)「相変わらずの……馬鹿でかい声だな、ヒート」
「あんたも相変わらず愛想の無い喋り方じゃないのっ、グラサン!」
携帯電話から女性の声が聞こえてくる。
ヒートはロマネスクと同じく昔の悪友だ。
女の癖に男勝りで喧嘩もロマネスクより強かった。下手すれば俺より強かっただろう。
(メ▼▼)「いや、さっきのは冗談だ。元気そうで何よりだ」
「冗談なのか本音なのか……まあ、幸せに暮らしているぞ」
( ΦωΦ)「家族とはいいものだ。グラサンよ、お前も持てば分かる」
家族、か。
俺にとって無縁のものだ。
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|BGCOLOR(AEEB9C):641 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 19:43:19 ID:JO2cC05u0|
「やっぱり私もそこに行くぞ! グラサンの顔も見たいしなっ」
(;メ▼▼)「それは勘弁してくれ……と言っても無駄か」
―20分後―
( ΦωΦ)「父上――おや、あなたは?」
ロマネスクの息子らしき男性が俺達に話しかけてきた。
顔はそっくりだが、身長は俺と同じく170cmぐらいで赤い髪だった。
体格も平凡で、服がはちきれそうなロマネスクとは顔以外ほとんど違うと言ってもいいだろう。
( ΦωΦ)「おお、来たか! こいつはグラサン。いつも話してやっただろう?」
(メ▼▼)「よろしくな」
( ΦωΦ)「――! 貴方がグラサンですか。噂は父上からかねがね聞いております。
申し遅れましたが、私の名前はロマネスクJr.と申します。ジュニアとお呼び下さい」
非常に礼儀正しい。
恐らく冷静な性格だろう……ここまで正反対だと、親子なのかを疑うほどだ。
だが、僅かに驚いたような表情をしていた。
何故驚いた表情をしたのか? ロマネスクの声によってそれを考える余地は無かった。
( ΦωΦ)「む、どうやら来たようだぞ」
ロマネスクの声に反応し、慌てて自動ドアの方へ振り向く。
そこには男性がいた、と思ったが顔を見てその思考はかき消された。
赤く長い髪、整った顔立ち――それは遠い記憶にある顔と似ていた。
服は男が好んで着るデザインで赤色だったが、違和感はまったく無かった。
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|BGCOLOR(AEEB9C):642 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 19:49:40 ID:JO2cC05u0|
(メ▼▼)「……ヒートか」
ノハ*゚⊿゚)「おー、グラサン! 一段といい男になったな!」
あれからもう約十年以上経つというのに、老けている様子は無い。
それどころか、魅力的な女性になっていたようだ。
(メ▼▼)「ロマネスクがいるのにそんな事を言っていいのか?」
(*ΦωΦ)「ガハハハ! そんな細かい事を気にするのは男、いや漢ではないわ!」
ノハ*゚⊿゚)「それでこそ私の旦那だよ! 気にしない! 気にしない!」
( ΦωΦ)「……とまあ、これがいつもの日常です」
ヒートがロマネスクの背中をバンバンと叩きながら笑い合っている。
確かにうるさい家族だ。ジュニアも大変だろう。
だが、会話をしているとどこか和む……昔にも、こんな事が良くあったな。
(メ▼▼)「それにしても――二人とも変わったな」
( ΦωΦ)「ヒート、そしてジュニアのお陰よ。家族の温かみは人を変えるものだ」
ノパ⊿゚)「やっぱり昔のままじゃ駄目だからな! グラサンも結構変わったんじゃないの?」
変わった。その言葉を聞いた時、俺は俄かに信じられなかった。
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|BGCOLOR(AEEB9C):643 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 20:03:07 ID:JO2cC05u0|
(メ▼▼)「……そうか?」
ノパ⊿゚)「うん、昔は何か人間ではない青い血が通っているのかと疑うぐらい冷酷だったぞ。
今は何か違う。そのひねくれた性格は変わらないけど、人間味が出てきたと思う」
この女性――ヒートは昔から思った事をスバスバと言ってのける。
恐らく、いや間違いなく偽りの言葉は無いだろう。
その所は確かに俺も薄々感じてはいたが、人からそれをすばり言われるとかえって実感がわかない。
( ΦωΦ)「そういえば、グラサンはどんな事情を持つ者でも敵ならば容赦無く打ち倒す。
たとえ、それが子供であっても……などと父上から話を聞いておりました。
私はどんなに冷酷であり残酷な男なのだろうか、とは思っていましたが――」
( ΦωΦ)「貴方を見た時、私の眼を疑いました。あれは父上が仰っていた男なのか、と。
冷酷で残酷な男ならば、非常に冷たい眼をしているはずですが貴方は違った。
とても暖かい眼をしていました。本当に人は変わるものかと思いましたよ」
( ΦωΦ)「ふっ、もっともらしい事を言いおって……
だが、グラサンよ。お前は本当に変わった。
昔のように悪い方ではなく、良い方にな」
今まで俺は変わったと思っていない。いや、思えない、というのが正しいか。
だが、三人からこうも言われると、その考えも薄れた。
そこでふと、疑問が出てきた。
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|BGCOLOR(AEEB9C):645 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 20:05:43 ID:JO2cC05u0|
(メ▼▼)「話は変わるが、ジュニアは何をしに来たんだ?」
( ΦωΦ)「おお、危うく忘れる所でした。父上、勝負をしてもらいたいのです」
( ΦωΦ)「ふむ、良いだろう。お前の腕、どれほど上がったのかを見せてもらおう」
親子で大戦をしているとは珍しい。
二人は空いている三国志大戦の筐体に座り、店内対戦の準備を始めていた。
俺は三国志大戦コーナーにあるベンチに腰をかけ、ふうっ、と一息をつく。
>流石は父上……と言いたいのですが今回は違いますよ
兵法マスタァァァァー! プラス外伝!
>ちょwwwwその発想は無かったわwwww
ノパ⊿゚)「そうそう、グラサンは“これ”をやっているのか?」
ヒートが隣に座り、三国志大戦の筐体を指差してそう言ってきた。
俺はああ、と頷いた。
ノパ⊿゚)「へぇ……意外だな。称号は?」
(メ▼▼)「一回引退しているけどな。称号は英雄だが、使わんな」
ノパ⊿゚)「ほー、英雄かぁ。さぞかし強いんだろうな」
>甘い! 考えうるとこ全てが甘い!
>そんな、弾き戦法状態の木鹿大王が アッー
>ガハハハ! まだまだ甘いな!
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|BGCOLOR(AEEB9C):646 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 20:10:23 ID:JO2cC05u0|
俺よりやり込んでいるロマネスクの方が強いだろう、と言おうとした。
だが、少し気付いた事がある。
(メ▼▼)「お前もやっているのか?」
俺は訝しげに聞いてみた。
ノパ⊿゚)「やっているぞ。今日はやらないけどな!」
>また私と打ち合える者はいなかったか
(メ▼▼)「……ロマネスクより強そうだな、お前なら」
「うむ、今まで勝った事は無い。お前より強いと思うぞ?」
声がした方に振り向く。
一方には煙が上がっている城と落ちていく兵、一方は男性が剣舞を舞っていた。
(;ΦωΦ)「むう、無念……しかし、この父上より強い方が母上以外にいる事が俄かに信じられませんな」
(メ▼▼)「ほう、そうか。いつかまた機会があればやってみたいものだ」
ノパ⊿゚)「たまにここに来るから、また会ったらやってみるか?」
俺はああ、よろしく頼むぞ、と答えながらジュニアの方に顔を向けた。
(メ▼▼)「俺と戦いたそうな眼だな。一回やってみるか?」
(*ΦωΦ)「勿論、喜んで」
ロマネスクと入れ替わる形で三国志大戦の筐体に座り、ICカードを差し込む。
三百円を入れて店内対戦を選んで待つ。
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|BGCOLOR(AEEB9C):647 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 20:17:10 ID:JO2cC05u0|
――対戦相手が見つかりました――
グラサン軍 14州 勝率86.5%
『C張松 R趙雲 R黄忠 SR孫尚香 Rホウ統』
ロマネスク軍 14州 勝率68.3%
『SR曹操 SRホウ徳 R曹仁 R楽進 UC程昱』
この戦いの内容については、いつかまた語るかも知れない。
――to be continued...
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|BGCOLOR(FFFFC0):648 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 20:44:49 ID:JO2cC05u0|
と、まあ。終わっていませんが一応終わりという事で。
とりあえずグラサン自重wwwwwwww
……はい、書いた本人が言っても説得力がありませんねorz
二人のロマネスクが出来てしまったので話し合った末に決まった設定
・十四州のロマネスクは息子で名前はロマネスクjr. この作品ではジュニアと呼んでいます
・英雄のロマネスクは普通で父親。
・見分け方は父は全角( ΦωΦ)、息子は半角( ΦωΦ)
以下勝手な設定
・嫁さんは新キャラになっちゃうけどヒート(一応言っておいたんだけど、反応が無かった)
・そのヒートも大戦をしている事を匂わせている
父親の( ΦωΦ)
大柄で、体格もガチムチ。
性格は某正義ヒーローの影響で豪胆
良き親父キャラ? 喧嘩は滅法強いらしいが、ヒートには勝てないとか
息子の( ΦωΦ)
170cmで髪は赤い(ここらへんは皆の判断に任せます)
性格は某アルファベットの影響で冷静(?)
歳は決めていない。成人だとグラサンが30代後半ぐらいという事になっちゃうから……
母親のノパ⊿゚)
この作品内では書かれていないけど脳内設定では160cmぐらい。髪は赤い
性格は他の作品(というか正義ry)と同じく女らしくない。ボーイッシュとも言う?
グラサン曰くロマネスクより強いらしいから、喧嘩は相当強い……?
タイトルは思いつかなかった。反省はしていない
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