「外伝グラサンNo008」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

外伝グラサンNo008」(2008/02/12 (火) 14:32:21) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

|908 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 19:47:07 ID:8bLQ1dnq0| さげ忘れてた… グラサン軍 十四州 英雄 勝率86.5% 『C張松 R諸葛亮 R趙雲 SR魏延 R関銀屏』 ヒート軍 覇王 徳17 勝率87.3% 『SR張遼 Rカク昭 UC曹仁 R楽進 C曹昂』 グラサンのデッキは知力10の落雷、自身には含まないが武力+6の全体強化という二つの計略が使える諸葛亮を主とした奥義デッキだ。 愛用する張松が入っている事以外はごく普通のテンプレデッキだ。 知力は低いが、趙雲の計略を無効化させる質実剛健が長い為、あまり気にならないというのが強みだろう。 一方、ヒートのデッキは1初期からずっとある張遼を主とした神速デッキ。 今では社預や曹皇后などが入っているタイプが多いのだが、何故か曹仁と楽進と曹昂が入っており総武力が高い。 ただの好みで入れているだけかもしれないのだろうが…… ('A`)「ヒートさんの勝率が異様に高いですね」 ノパ⊿゚)「あ、これ? 初心者の頃は全国でやってボコボコにされてからはずっとCOM戦でやってたからな。      そのお陰で総合勝率がかなり高くなっちゃったんだよ。対人勝率なら60%ぐらいだったかな」 ヒートは初心者の頃にボコボコにされた事を思い出したのか、困った顔をして髪を撫でながら言った。 ('A`)「ああ、なるほど。最新勝率はどうなんですか?」 ノパ⊿゚)「んー……70%ぐらいかね? やる機会は少ないけど、1と比べると随分楽だからね」 (;^ω^)「70%とか凄いお。とてもそれほど勝てないお……1はかなりレベルが高かったのかお」 出来れば1の時にやっておきたかった、と思うブーンだった。 グラサン側ではいつもどおりのしょぼくれた顔をしている店長と話していた。 |910 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 19:52:10 ID:8bLQ1dnq0| (´・ω・`)「奥義とは珍しいね。ネタの猛虎と呼ばれていたのにかい?」 (メ▼▼)「桃園が少々きつくなってきてな……そのあだ名は周りが勝手に作ったんだろう?     ただ気晴らしに色々なデッキをやったら連勝し続けただけで、こう呼ばれるとは思わなかったよ」 ははは、言われてみればその通りだ、と笑いながら店長は言った。 ('A`)「おい、どうしたんだ?」 もしや、ブーンがヒートと話しているのが嫌なのか? そう思いながらドクオは先ほどから黙っているツンに声をかけた。 ξ゚⊿゚)ξ「ネタデッキじゃあまり参考にならないけど、今はグラサンさんが奥義を使ってるのよ?       これを参考しない手は無いわ。僅かな動きでも見逃さずに見なければならないのよ、私は……」 ('A`)「そういえば、普通のデッキを使っているのって大会からずっと見た事が無いな。俺も参考にするか」 いつの間にか二人とも配置と兵法を選択し終えたようで、二つの画面が同時に朱雀と竜が書かれている青銅色の扉が開かれていく。 その先には櫓も柵も何もない平原があった。 ヒートの配置は最前線に張遼、カク昭、曹仁と並んでおりその後ろに楽進と曹昂が配置されている。 一方、グラサンの配置は城門前に槍3体と馬2体を重ねて配置している。 ( ΦωΦ)(兵法は……神速か。ヒートめ、俺と同じ事をやる気だな) ここで少し過去を振り返ろう。 |911 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 19:57:19 ID:8bLQ1dnq0| ―――― ( ΦωΦ)「よし、かかってくるがいい! 腕は上げたか?」 ノパ⊿゚)「へぇー……随分上から見るような態度だね?」 ヒートは腕を組みながら言った。 ( ΦωΦ)「先に俺の方から大戦を始めたしな。負ける訳にはいかんだろ」 ノパ⊿゚)「そりゃ偏見だよ。負けたらどうすんのさ?」 ロマネスクは自信に溢れているヒートを見て、怪訝そうな表情をした。 その時は何も言わなかったが、この先の悲劇をロマネスクは知らなかったのだ。 ロマネスク軍 覇王 証38 勝率72.4% 『SR呂布 C周倉 C刑道栄 C張梁 C張宝 C劉表』 ヒート軍 四品 勝率84.7% 『SR張遼 SRホウ徳 UC曹仁 R楽進 C曹昂』 ( ΦωΦ)(……? カクではなく曹昂だと……?) ここで曹昂である理由に気付けば、この先にある悲劇は無かったかもしれない。 ――開戦―― お互いに最前線で、すぐぶつかり合いロマネスクの周倉が張遼と乱戦するとヒートはすぐ青いボタンを押した。 兵法マスタァァァー! 神速の大攻勢MASTER |912 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:00:55 ID:8bLQ1dnq0| (;ΦωΦ)「んなっ……」 『撤退』「周倉」 >覚えてやがれ いきなりの開幕神速。 ロマネスクもこれは予想外だったようで、思わず驚きの声を上げてしまった。 兵法マスタァァァー! 他勢の大攻勢MASTER すぐロマネスクも青いボタンを押し、他勢の大攻勢を使用した。 だが―― 『撤退』「張梁」 >どぅわあぁぁぁ 『撤退』「刑道栄」 >覚えてやがれ 『撤退』「劉表」 >おのれ二流が 『撤退』「張宝」 >ぐおぉぉぉ 呂布ワラだったロマネスクにとって、頼みの綱である周倉がいなければ神速状態の騎馬の前では無力なのだ。 次々と武将が撤退していく中、突撃オーラをまとった騎兵隊――まるで青い閃光が呂布にも襲い掛かる。 『撤退』「呂布」 >ギギギギ あっけなく呂布も撤退し、ヒートの全部隊が城に張り付いていく。 |913 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:10:25 ID:8bLQ1dnq0| 『落城』「ホウ徳」 ――我が覚悟は、簡単に破れぬぞ―― ノハ;-⊿-)「あんたねぇ……あっけなさすぎるよ。開幕神速は予想外ってのは分かるけどさ……       呂布ワラの呂布に次ぐ主力である周倉を簡単に撤退させるとかないわ」 (;ΦωΦ)「む、むう……!」 思わず唸るロマネスク。 ロマネスクは今までヒートの事を初心者だと思っていたが、いつの間にかロマネスクも倒すほどの実力に成長したようだ。 その成長を素直に認められないロマネスクには、ただ悔しさだけが残っていた。 ―――― ( ΦωΦ)(グラサンと戦って分かった。グラサンの腕は本物だ。        しかし、気付くだろうか? 洞察力もあったが……どうなんだろうな) ここでふと、グラサンに教えるという事を思いついたがやめた。 開幕神速も戦略なのだ。それをグラサンに教えてしまっては意味がないではないか。 それに、ロマネスクはグラサンがどんな反応をし、どう凌ぐのか――それに興味があった。 グラサンはそんなロマネスクの心境を知ってか知らずか槍部隊が張遼とホウ徳にあっさりと乱戦され、槍オーラが消える。 それを見たヒートは微笑み、こう言いながら青いボタンを押した。 ノハ*゚⊿゚)「簡単に槍は乱戦させちゃ駄目、ってね」 兵法マスタァァァー! プラス外伝! 神速の大攻勢MASTER [速軍][増援] |914 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:13:31 ID:8bLQ1dnq0| (;^ω^)「おっ、開幕に神速かお!?」 ξ゚⊿゚)ξ「槍兵は乱戦されているから迎撃が出来ない。連環以外の兵法なら全滅コース……グラサンさんらしくないわね」 ( ΦωΦ)(……やはりグラサンもひっかかったか) これでグラサンの敗北は決定的だ。 そう、皆は思っていた。 だが、皆は忘れていたのだ。開幕神速に抵抗しうる兵法がある事を―― (メ▼▼)「相手が勝ち誇った時、そいつは既に敗北している……やはり性格は昔のままらしい」 (´・ω・`)「……なるほどね、“その兵法”はこれのためだったのか」 グラサンも微笑み返すと、青いボタンを押した。 兵法マスタァァァー! プラス外伝! 車輪の大攻勢MASTER [士気][増援] ノハ;゚⊿゚)「うぇっ!?」   (;ΦωΦ)「何っ!?」 驚きの声がヒート、ロマネスクだけではなく周りからも上がった。 確かに神速デッキ相手には兵法車輪も有効だろう。 だが、それは蜀軍の大攻勢、増援、連環、再起などのシンプルな兵法を使えない事を意味する。 さらに、相手が魏軍の大攻勢や連環だったら逃げられたり、逆に返り討ちにされたりする事もあるのだ。 その為、神速デッキなどの騎馬単相手でも車輪の大攻勢を使う人は少ない。 グラサンの槍部隊が車輪状態になり、突撃を受け付けなくなった。 乱戦している張遼とカク昭に馬超と張松が突撃しようとしたが、相手も神速状態だ。 ヒートの部隊は奇跡的にも撤退した武将もいなく、すぐ城へ退いていった。 |916 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:19:09 ID:8bLQ1dnq0| (;'A`)「まさか、開幕神速をしてくる事を分かっていて……?」 (メ▼▼)「魏武の強兵の上位計略である大強のカク昭がいるならば、楽進ではなく計略の選択肢として曹皇后やカクを入れるはずだ。     曹仁も社預かは好みによって分かれるだろうが、全体的に武力が高く全て強化計略だ。     ……こういう武将ばかり入っているデッキといえば、開幕に勝負するデッキだろう?」 (´・ω・`)「しかし、開幕で使えて場を制圧しうる計略が無い。あれば神速戦法か大強だろうけど、それは相手も計略を使ってきたら凌がれてしまう。       そこで神速の大号令と同等の効果を持つ兵法――そう、神速の大攻勢だ。魏軍の大攻勢もあるだろうけど、神速と読んだグラサン君は流石、というべきだろうね」 なるほど、という風に皆は感嘆の溜息を漏らしながら頷いた。 ノハ;-⊿-)「ちぇっ、ロマネスクには引っかかったのに……」 (メ▼▼)「……まあ、俺も半信半疑で兵法車輪を選んだからな。ロマネスクが引っかかるのは無理も無いだろう」 (;ΦωΦ)「むう……しかし、納得がいかん……」 ξ;゚⊿゚)ξ「まさか、そこまで考えていたなんて……私もまだまだね」 ( ^ω^)「開幕神速は参考になるお。チャンスがあればやってみようかお」 様々な会話が繰り広げられ、ヒートの士気が7になろうという所でヒートの城から部隊が出てきた。 それを見たグラサンも部隊を出撃させ、城の前で迎え撃つ体制を取った。 開幕にも見せた見事なビタ止まりで突撃オーラを消し、カク昭と張遼で槍部隊と乱戦しようとしてきたが、グラサンも槍オーラを消してはいけないという事を承知している。 グラサンはすぐ退かせ、場内槍撃を繰り出しつつ突撃を阻止する。 だが、ヒートはひるむ事も無く城門にカク昭を張り付かせ、その左右に楽進と曹仁と張り付いてくる。 |918 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:21:37 ID:8bLQ1dnq0| 『神速号令』―HIGH SPEED― ― 進めぇー ― 『      神速の大号令   [知力時間]    味方の武力と移動速度が上がる                          』 ヒートの騎兵全てに青いオーラが包まれ、武力と移動速度が上がる。 何故ヒートはこんな無茶攻めをするのか。 この奥義デッキの真髄はスバリ『武力+6』に尽きる。 範囲が諸葛亮自身に含まない為、1の後方指揮のように重ね掛けも可能だ。 たださえ英傑号令以上の武力上昇値なのに、二度掛けすれば+12――超絶号令の天啓、桃園をも超える武力だ。 しかも、知力10なので効果時間も中々長い。 曹皇后、カクなどの妨害計略やダメージ計略などがあれば何とか凌げるだろうが、ヒートにはそれが入っていない。 兵法の連環があれば凌げる。だが、開幕に神速の大攻勢を使ってしまった。 もしもだ。その二度掛けを自城前でされたら――? そう、落城だけが待っている。 だが、それは完璧な体制で、士気12で、自城まで押し込められた場合の話だ。 主力の魏延や趙雲、目覚めで回ってしまう関銀屏のどれかを撤退させ、時間を稼げればいい。士気を溜めさせなければいい。自城前で奥義を使わせなければいい。 それで神速の大号令で攻め上がり、どれかの武将を撤退させ、士気も使わせよう…… そうヒートは考えたのだが、グラサンの腕までは考慮していなかった。 |920 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:24:32 ID:8bLQ1dnq0| 『カク昭』 『  ヒート軍  』 ― 叩き潰せ ―           『攻城』      ―TARGET STRIKE― ノハ;゚⊿゚)「ほぇ?」 何とも情けない声がヒートから聞こえてきた。 かつて名を轟かせた「ネタの猛虎」が隣にいるグラサンだという事を最近知ったのだ。 それでどんなに堅い守りなのか。 密かに楽しみにしていたのだが、ヒートが予想しているよりも遥かに呆気なく攻城が入ってしまった。 だが、すぐ冷静になりこの攻城について考えてみた。 ヒートとしては士気を減らしたいだけではなく、足並みも崩したい。 攻城はそのついでだ――となると、グラサンは士気を使わずに、武将を撤退させずに城ケージを犠牲して二度掛けを狙っているという事になる。 (´・ω・`)(グラサン君の恐ろしい所は相手が何をするのか、何が狙いなのかをすぐ見抜く所。       ……大会の代山君と新巻さんの試合でも、毒の連計+兵法連環のコンボをグラサン君だけが見抜いていたみたいだしね) ノハ;゚⊿゚)(むー、何でもお見通しという訳か! ならば落城させるしかないな!) 続いて曹仁と楽進の攻城も入り、グラサンの城ケージが次々と削られていく。 張遼と曹昂は後ろで突撃オーラを纏いつつ、出てきた武将を倒すようにマウントを取っている。 だが、グラサンは乱戦しないように楽進と曹仁の隣に趙雲、諸葛亮と出して槍撃を繰り出してきた。 槍オーラも出ているので、下手に突撃しようとすれば二倍迎撃を受けて撤退してしまう。 楽進と曹仁を移動させ、乱戦して槍オーラを消すが今度は場内乱戦で突撃が出来ない。 |922 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:27:12 ID:8bLQ1dnq0| (;^ω^)(;'A`)「うおぉ……」 ブーン、ドクオから驚嘆の声が漏れる。 ヒートも覇王クラスで最新勝率を70%ほど維持している実力者だ。 恐らく、この調子で行けば征覇王にもなれただろうが、3が間近になっているのでそれは不可能だろう。 だが、グラサンがそれを軽くあしらっているように二人は見えたのだ。 カク昭の攻城で再びグラサンの城ケージが削れる。 しかし、グラサンはそれを気にする事も無く黙々とカードを動かしている。 三度目のカク昭の攻城が入った時、神速の大号令の効果が切れてしまう。 ノハ;゚⊿゚)「あ」 ヒートは慌てて退かせようとしたが、ふとある考えが思いついた。 このまま攻め続け、奥義を使われたら騎馬単である機動力を生かし、退けば良い。 一度目の奥義が切れ、二度目の奥義を自城前で使われても大強で何とかなるだろう―― その、考えが思いついたのだ。 兵力が減った楽進と曹仁を城から離れさせ、代わりにマウントを取っていた張遼と曹昂が張り付く。 そして、楽進と曹仁で騎兵マウントを取る。 ξ゚⊿゚)ξ(これ、グラサンさんはどうするのかしら。奥義を使えば退かれ、使わなければ押し込められてしまう……) グラサンはフン、と鼻で笑いながら諸葛亮と趙雲を城に戻す。 少し経って、兵力が回復してから全部隊を出撃させようとカードを全部城から出す。 確かにヒートの考えは正しい。 正しいのだが、奥義には2種類の効果があるという事を忘れていたのだ。 |924 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:29:14 ID:8bLQ1dnq0| 『英傑号令』―HEROIC COMMAND― ― これで終わりにしましょう ― ノパ⊿゚)(よし……って、あれ?) ヒートはしてやった、という顔になったがすぐ怪訝そうな顔になった。 相手の部隊が、諸葛亮しか出ていない。 『       八掛陣の奥義    雷を3回落としてダメージを与える                           』 ξ;゚⊿゚)ξ「あ……落雷……」 画面が暗くなり、雷が一部隊に落ちる。 その部隊は―― 『撃破』「カク昭」 >ここまでか カク昭だった。 (;ΦωΦ)(出撃した瞬間に使った所から見て、範囲を完璧に把握している。        カク昭さえ落とせば、大強で粘られる心配も無い……流石だな) |926 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:31:26 ID:8bLQ1dnq0| この後、グラサンの部隊が次々と出撃してくる。 ヒートはすぐ全軍を退かせるが、それに構わずグラサンの部隊はヒートの城へ突き進んでいく。 グラサンの城ケージは僅か2割ぐらいしか無く、赤を帯びた橙色になっている。 そのリードさえ守れば、何とかなるのだが…… 『英傑号令』―HEROIC COMMAND― ― これで終わりにしましょう ― 『       八掛陣の奥義    雷を3回落としてダメージを与える                           』 『撃破』「張遼」 >ここが潮時か ノハ;゚⊿゚)「うわ、最悪……」 城門に張り付いた趙雲と乱戦しようとして、出てきた張遼がピンポイントで落雷が落ちた。 これでもはやこの勝負は決まったも当然だった。 『攻略』『諸葛亮』 ―― 見えます……蜀の天下が ―― 画面が割れ、ヒートの画面には落城、グラサンの画面には攻略という文字が表示される。 ノハ;-⊿-)「あー……大戦でも勝てないと気分が悪いな」 |928 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:33:11 ID:8bLQ1dnq0| (メ▼▼)「デッキ相性が良かっただけだ。奥義を使っていなかったら、俺の負けだろうしな」 悔しそうに溜息を吐いたヒートにグラサンは言った。 (´・ω・`)「おや、“大戦でも”って他にも何か勝負をしているんですか?」 ノパ⊿゚)「ああ、ロマネスクと同じでこいつとは古い友人……悪友とも言うのかな?     それで、昔はいつも色々な事で勝負を仕掛けたんだが、結局勝てなかったんだよなぁ。     大戦なら勝てる! と思ったんだけど、やっぱり流石は「ネタの猛虎」ってとこか! 全然ネタデッキじゃなかったけどな!」 最後のネタデッキじゃなかった、という事を強調したが、グラサンはただ鼻で笑っているだけだった。 それを見た店長は苦笑いしながら「僕もグラサン君に一度しか勝った事が無いんですよ」と言った。 ( ΦωΦ)「ほう、グラサンに勝った事があるのか。一度手合わせしてみたいものだ」 ノパ⊿゚)「あたしも店長さんとやってみたいな。皇帝になったんだから、さぞかし強いんだろうなー」 (;´・ω・)「いやぁ……あの時のグラサン君はネタデッキだったし、今やっても負けると思いますよ。       手合わせならいつでも構いませんよ。仕事があるので、勝負出来るのは深夜だけですが」 (;^ω^)「……グラサンさんって恐ろしいお。ヒートさんも上手かったけど、撤退させずに落城勝利とかへんt(ry」 (;'A`)「ハイレベルというか何と言うか……訳が分からなかったな」 ブーン達はセンモニで「店内対戦」と流れている先ほどの戦いを見直し、会話をしていた。 ツンはというと…… |932 :(メ▼▼)vsノパ⊿゚):2008/02/09(土) 20:44:05 ID:8bLQ1dnq0| ξ゚⊿゚)ξ「そういえば、気になっていたんですがヒートさんとロマネスクさんはどんな関係で……?」 ノハ*゚⊿゚)「お、何に見える?」 ロマネスクの腕を掴み、自分の方に引き寄せた。 そして、恥ずかしかるロマネスクの首に腕を回し、ヒートは言った。 ξ;゚⊿゚)ξ「えーと……二十代の彼女と彼氏、でしょうか?」 (;*ΦωΦ)「む、むう!? ヒ、ヒート! やめんか!」 ノハ*゚⊿゚)「いいじゃん、これぐらいは。彼女じゃなくて妻だけどね」 (メ▼▼)「……三十路のな」 ぼそり、とグラサンが呟いた。 ツンは信じられない、というような顔でヒートとロマネスクの顔を見比べた。 二人は体を鍛えているからか、年より若く見られる事が多いのだ。 ヒートは顔を赤くして「言うなあああああああ!」という大声と共に、グラサンに襲い掛かったが逆に返り討ちされたのはまた、別の話。 ――The End...

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: