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|BGCOLOR(AEEB9C):21 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 04:46:16 ID:c+RYGfuS0| バーボンハウスにて (,,゚Д゚)(ふぅ……、こんなもんかな?) ギコは飛天求心というデッキで戦っていた。 …と言っても、兄者のように飛天を使いこなせているわけではない。 (,,゚Д゚)(ランキング上位に来ていたから楽進の変わりに蔡文姫を入れたが…。 舞うとピーキー過ぎて扱いづらいぜ…。) それでも、本日の勝率は8割程度だ。 (,,゚Д゚)(…疲れたから、今日はこの辺で良いかな?) ギコは自分の戦歴に満足しながら、三国志大戦の席を立った。 刹那だった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):22 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 04:53:27 ID:c+RYGfuS0| DQN「はぁ!? ナンだこのデッキ? お前、三国志大戦やる気あんのかぁ!?」 (´;д;)「そ…そんな事言ったって…!」 DQN「ふん!ならば俺が腕って物を見せてやるぜ! ああ!授業料はこのSR諸葛亮で勘弁していてやるよ!」 DQN2「へへ!いつものお兄ちゃんはいないぜ…? まぁ、俺達は紳士だから、お前のSRとLE全部出したら、殴り一発で勘弁してやるけどな…。 ひぃはははあ!!」 (´;д;)(うう……! ジョルジュおにいちゃんがいない時を狙ってたな…。) (,,゚Д゚)(……。) ……まるで、自分の昔の生き写しのような存在と、出会ったのは。 (,,゚Д゚)(店長は……、いないか? それに店員も、DQNに絡まれるのが嫌で見て見ぬ振りだ…。 他の奴らもいない……。 くそっ。) 人がいない所を狙ったのだろう。 言動の時点で既に終わってはいるが、それくらいの頭はあるのだろう。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):23 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 04:59:01 ID:c+RYGfuS0| 仕方が無い…。 (,,゚Д゚)「…おい。」 DQN「…!? 何だてめぇ?」 (,,゚Д゚)「静かにゲームをしてくれないか? 集中力が乱れる。」 ギコがここまで言うと、突如二人のDQNは壊れたように笑い出した。 DQN2「あはははははは!!!なんだコイツ? 「しゅーちゅーりょくがみだれる~。」だぁ? そんなオタクカード使っておいてよぉ!」 何がおかしいのかはわからないが、彼の言っているオタクカードとは蔡文姫の事らしい。 ……どうやらこいつらは、思っていた以上に「酷い」らしい。 DQN「…まぁ良いんじゃねぇか? 集中しないと駄目な身分さんらしいし。 ……ああ、だったら、そこのボウズが大好きなカードと、そのオタクカードをデッキに組み込んで俺と勝負しろよ? もしお前が勝ったら今回のことはチャラだ。 …ただし負けたら、お前とボウズの有り金全部貰うからな!」 (´;д;)「ご…ごめんなさい……。」 (,,゚Д゚)「いいや、気にしなくて良い……。 それより、お前のお気に入りカードってのは何だ?」 (´;д;)「うん、これ…。」 彼はそういうと、一枚のカードを取り出した。 R孫策だ。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):24 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 05:10:41 ID:c+RYGfuS0| (´;д;)「僕のお兄ちゃんみたいで……強いんだ。 諸葛亮と組んで知力の低さをカバーしていたんだけど…、飛天って、魏だよね?」 (,,゚Д゚)「ああ、知力の低さはカバーできないな。」 ギコはそういうと、チラッとDQN二人を見る。 彼らは笑いながら、UC法正やC夏侯月姫をデッキに入れている。 ……なるほど、完全にメタっているわけだ。 (´;д;)「御免ねお兄ちゃん……。」 ギコは申し訳無さそうに謝る少年の頭を撫でてやった。 そして視線を逸らせて (,,゚Д゚)「ふん。デッキ構成のみで勝負が決まるのなら、俺は既に大戦をやめているさ。」 DQN「おいおい、金の準備をしておきな!」 DQN2「逃げようたってそうはいかないぜ~?」 (,,゚Д゚)「ふん、お前達こそ、この勝負を後悔する準備をしておいた方が良いぞ。」 DQN「何だコイツ? 変な事抜かしているんじゃねぇ!? どうして俺たちが海を行かなければならないんだ。」 後悔を航海と勘違いしているらしい。 しかし、三国志大戦をする程度の頭はあるらしく、デッキは完全に、飛天とR孫策のメタデッキだ。 UC法正、C夏侯月姫、UC張飛、R姜維、UC関平 対するギコのデッキは UC蔡文姫、R夏侯淵、R孫策、R徐晃、軍師は郭嘉だ。 それを横から徐に見つめるDQN。 DQN(へ、郭嘉か、突撃陣は無いだろう。つまり再起狙いだな?) 対するギコは、相手の軍師を見もしない。 相手は完全に飛天をメタっているから、連環系列だとは予測できるが…。 DQN(へへ、ボウズや気の弱そうな奴を脅して対戦させ、負けたら有り金全部頂く。 良い金儲けだぜ! 今月タバコ代使いすぎたんだよなぁ…。アイツにも貢がなくちゃならないし……。) (´;д;)(お兄ちゃん……。) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):26 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 05:52:30 ID:c+RYGfuS0| そして、戦いの火蓋が切って落とされた! 扉が開いた先に現れたのは、中央付近が荒地になっている雪原だ。 (,,゚Д゚)(ちっ、動きにくい…。) 飛天ゆえに突っ切ることは可能だが…、スピードは活かせなくなる。 敵はその荒地を利用して、抜け道に槍を構える。 DQN2「言っとくが、相打ちでも俺達の勝ちだからな!」 (,,゚Д゚)(くそ、俺ルールか…。) ここは夏侯淵で様子を見る事にした。 だが、気になるのはもうひとりのDQNだ。 ここまでの外道だ、恐らく何かしてかす事は間違いは無いだろう。 (´;д;)「お兄ちゃん。僕は大丈夫だよ。 …気にしないでプレイをして。」 そんなギコの気持ちを察してか、坊やが突如そういう。 (,,゚Д゚)(俺を察してのことか? とにかく今は戦いに集中しよう。」 ギコは、姜維を夏侯淵で狙撃する。 刹那。 ―はい、そこまで!― (,,゚Д゚)(ちっ! その程度の知恵はあったか…。) 姜維が挑発し、そのまま敵陣に突っ込み、相手の槍撃ですぐに撤退してしまう。 なるほど、腕は確かなようだ。 こうなったら動くことは出来ない。 (,,゚Д゚)(……さて、どうなるか。) ---- |BGCOLOR(AEEB9C):27 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 05:56:21 ID:c+RYGfuS0| DQN2「おっと! 失礼!!」 突然DQN2が後ろから走りだす。 彼はギコの台の……赤いボタンめがけて走り出すが、それに辿り付く事は出来なかった。 何故なら、彼はその大きな身体で、思いっきりスッコロンでしまったからだ。 これには見て見ぬ振りをしていた客や店員も笑わずにはいられない。 小さな嘲笑が店内にこだました。 DQN「何をしている!馬鹿が!」 (,,゚Д゚)(…今だ!! …俺、夏侯惇乙。) DQNが台から目を逸らした刹那、ギコは…なんと飛天を発動させる。 そして徐晃が悪路を突っ切り、相手の城門へ一直線に突撃する。 DQN「く…くそ!」 槍が全員徐晃を狙って動き出し……それを、後ろから孫策が突く。 最初のターゲットは…姜維だ! ―撤退する!― ギコの槍撃に、姜維は振り向く間もなく撤退する。 その後迎撃を貰うが…夏侯月姫を同時に倒す事に成功。 そして羊コの攻城が、城門に炸裂する。 DQN「くそ!! 何でオタクごときに一発を取られなければならねぇんだ!?」 奇声に近い叫び声を上げるDQN。 彼は狼狽しながらDQN2の方を睨みつけるが…、既に彼の姿はそこに無かった。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):28 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 06:02:44 ID:c+RYGfuS0| (´・ω・`)「勝負事は、正々堂々しないとね……。」 変わりに、店長がそこに立っていた。 (´・ω・`)「目立たないこともたまには良いことだね。」 (´;д;)「お兄ちゃん…、こういう事だから、集中してね。」 (,,゚Д゚)「いたのか店長…。」 しかしこれで戦いに集中できる。 敵は冷静さを失ったお陰で、徐晃はもう一発城門に攻撃することが出来、更に帰還までさせてもらえた。 DQN「くっ!くそ!」 DQNは慌てて車輪の指揮を打つが…、復活した夏侯淵の乱れうちの前に、近づくことなくその効果時間を終えた。 (,,゚Д゚)(後は守りきれば…だが……。) (´・ω・`)「これは……、だいぶメタられたようだね。 でもギコ君、もし君が負けてもお金を払う必要は無いからね。 これは明らかな脅迫だ。」 (,,゚Д゚)「でも、出来ればで良いですので…、最後までやらせてください。 大丈夫です。すぐ終わりますから」 ギコはそういうと、R孫策の計略を発動させる。 先ほどの行動から、相手はまず弓を消そうと考える筈だ。 その方法は、本来なら落雷が合理的だろう。 しかし、相手はそんな合理的な判断が出来る状況ではない。 策士策に溺れる。いや、彼の場合は策士と呼ぶには余りにも浅はか過ぎるだろう。 DQN「へ!!言ってろ!!最後に勝つのは俺様だぁああああ!!!」 奇声を上げて、赤ボタンを叩きつける。 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):29 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 06:05:47 ID:c+RYGfuS0| ―はい、そこまで!― しかし……、姜維が向いていた先は、何も無い場所だ。 その姜維に夏侯淵が迎撃覚悟で突っ込み、しかし迎撃を受けること無く張り付くことが出来た。 その後。 (´;д;)「お兄ちゃん!」 (,,゚Д゚)「確かに孫策は、知力が低く、3コスにしては使いづらいだろう…。 だが坊や、お前の兄に似ているんだ。 そんなカードが弱い筈は無かろう。」 後は正直、蹂躙と言って良い内容だった。 武力が大量に上がった孫策を、迎撃できるとはいえ止めるのは難しい。 敵は全滅、後は孫策と夏侯淵がじっくりと城を攻め……落城させた。 DQN「キィィィィィィィィィ!!! 何で俺が負ける!!俺の金儲けがぁ!! ……貴様!!」 DQNが席から立ち上がり、ギコを殴ろうとするが……その行為は画策に終わった。 店長が後ろから、彼を羽交い絞めにしたからだ。 (´・ω・`)「僕の店で暴れないで欲しいな。」 DQN「く……くそぉう!!」 (´;д;)「御免ね、お兄ちゃん…。 アイツら、この辺じゃ有名な窃盗犯だから……、僕が、囮になってたんだ。」 (,,゚Д゚)「なんだ、俺は全部、店長とお前の手のひらの上だったのか。」 (´;д;)「うん… 対戦に集中しているところを捕らえようって作戦だったんだけど。 お兄ちゃんが意外と善戦してて…。 けど、僕のお兄ちゃんが孫策に似ているのは、嘘じゃないよ?」 ギコはその言葉を聞いて、再び坊やの頭を撫でる。 (,,゚Д゚)「お前の兄貴、強かったぜ。」 ---- |BGCOLOR(AEEB9C):30 :ゲームセンター名無し:2008/06/08(日) 06:16:44 ID:c+RYGfuS0| その後ギコは、店長からお礼として「2000円分フリーパス」と…実は持っていなかった、3のR孫策を貰った。 (,,゚Д゚)「ふぅ…。」 平和が戻った三国志大戦。その傍らにある机で、ギコは寛いでいた。 (,,゚Д゚)(たまには、こういうのも良いかもな……。) 余談: その後、…何と、そのギコの店内対戦がセンターモニターに晒される事となった。 それを見てあるものは、ニヤニヤとギコをおちょくり、 あるものは「おぱんちゅ孫策も良いなぁ。」とわけのわからない事を言っていた。 しかし…あの時のDQN二人がどうなったかは、店長以外の誰も知らない。 だが、あの後当分の間、店長と…何故かBUTI.さんの肌がつやつやしていた事から……まぁ、それなりの行為をされたと考えるのが妥当な所だろう。 ----

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