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|315 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:16:18 ID:XFb0dWOG0| ( ・∀・)「…………」 雲もない青い空の下で、ある変態が立っていた。 その変態の視線の先には、知る人ぞ知るバーボンハウスがあった。 ( ・∀・)「変態とは酷いじゃあないか。まあ、否定はせんがね」 ナレーションと会話をするのはやめてくれませんか。 ( ・∀・)「だが断る――と言いたい所だが、色々な人達の視線が痛いのでやめておこう」 この不敵な人物はモララー。暑く、暑すぎる男である。 モララーはそう言うと、自動ドアからバーボンハウスの中へ入っていった。 (#´・ω・)「おや、モララー君……のこのこと(ry」 入ってくるモララーを見つけた店長は、鬼のような形相で側まで近づいてきた。 それもそうだ、このモララーは様々な問題をこの店で起こしているのだ。 例えば、18禁の言葉を簡単に発言したり、壁にカメラを仕込んだり…… そのせいで大変な目を遭ってしまった店長だ。 (;・∀・)「待て待て! 私も反省はしている! ある人のリクエストに答えてここへやってきたのだよ!」 (´・ω・`)「冗談だよ。本当に反省しているかは怪しいけど……話は聞いているよ。       ジエン君なら三国志大戦コーナーで全国をやっていてそろそろ終わる頃かな」 菊の穴に危険を感じたモララーは慌てて弁解するが、いらない心配だったようだ。 それにしても、この店長は実に心が広い方である。 ……甘い、と言われるとそれまでだが。 |316 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:19:12 ID:XFb0dWOG0| 『攻略』「孫権」 ―― これが勝利の味か、悪くねえ! ―― 攻略の文字と共に孫権の声が聞こえてくる。 ( ・∀・)っ>>205「やあ、ジエン君。説明するのも面倒だからこれを見てくれ」 モララーはそう言うと、何故か安価を持ってジエンに見せた。 (;・∀・)「エット……安価ハ同ジダケド、マッタク違ウ内容ダトオモウヨ? 作者サンカラ話ハ聞イテルヨ!」 今までに無かった出来事に動揺するジエンだったが、事前に話しておいたから大丈夫だろう。 二人とも席が空いている事を確認して、準備に取り掛かった。 その時、自動ドアが開く音が聞こえてきて続いて話し声が聞こえてきた。 (#゚∀゚)「だーかーらーよぉ! 3はケニアの時代だって!」 (,,゚Д゚)「はん、魏四の時代の違いじゃないか?」 その正体は、ジョルジュとギコだった。 二人とも「こんな奴なんて」と言い張っているものの、お互いに良き好敵手なのだろう。 (´・ω・`)「やあ、ようこそバーボンハウスへ……ジエン君とモララー君がいるから見てきたら?」 ジョルジュはジエンがいるという事に喜び、すぐ三国志大戦コーナーへ向かった。 だが、ギコは嫌そうな顔をしながらゆっくりとジョルジュの後を追うように歩いていった。 ( ・∀・)「おや、ギコ君ではないか!」 (;,,-Д-)=3「……あんたがこれをやっているとは予想外だった」 |317 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:22:43 ID:XFb0dWOG0| モララーが足音をする方に顔を向けたらそこに溜息をついているギコがいた。 どうやら知り合いのようだが…… (´・ω・`)「知り合いなのかい?」 (,,゚Д゚)「バイト先で知り合った先輩、だな。問題ばっかり起こしているんだが――      何故か相手が悪い事になっている上に、成績も優秀だから店長が随分悩んでいたな」 嫌な顔をしながら説明するギコ。 ( ・∀・)「ハハハ! つまり、私は天才であり問題児という訳だ!」 そのギコの気を知らないのか、言ってのけるモララー。 ……彼は結構大物かもしれない。 (・∀・)「用意出来タノ、イイ!」 ( ・∀・)「おっと、話をしている場合ではなかったな。        すまなかったね、ジエン君」 モララーは大袈裟に額に手を当て、首を振った。 そう言いながらポケットからカードケースを出し、少し悩んでからICカードを差し込んだ。 続いて三百円も入れ、5枚のカードを置いてから赤いボタンを押した。 ――対戦相手が見つかりました―― ( ・∀・)軍 十二州 勝率58.4% 『UC閻行 SR張飛 R趙雲 R成公英 Rホウ統』 (・∀・)軍 七州 勝率62.5% 『R太史慈 UC孫権 C丁奉 C金環三結(以下金環) C周倉 C張梁』 |319 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:28:07 ID:XFb0dWOG0| (;゚∀゚)「うわ、嫌らしいデッキだな」 ジョルジュがモララーのデッキを見て呻く。 ケニア使いにとって嫌な決着の刻。 士気4計略では最高の効果を持つ蚩尤の如く。 異常に長く、計略無効で士気3計略の質実剛健。 歩兵ではあるが、単体強化相手には無類の強さを誇る解除戦法。 そして、低知力キラーである連環の計。 まさに強計略のオンパレード、と言っても過言ではないデッキだ。 これを相手にすると「うわぁ……」と言いたくなる事間違いなしだろう。 (,,゚Д゚)「まあ、上手く計略を使わないと無駄遣いになるがな」 確かにその通りだ。 いかに計略が強くても、使いどころを間違えればただの士気の無駄遣いになる。 だが、モララーもこのデッキを使っているという事はそれを分かっているのだろう。 二人とも配置を終え、画面に朱雀と龍で書かれた扉が開かれていく。 開ききった先には、何も無い平原があった。 ジエンにとっては強力な計略を持つ騎馬が走り回れるという事で不利だろう。 モララーの配置は開幕乙に警戒したのだろうか、右下にホウ統、左上に成公英が配置されている。 閻行と張飛は城門前に配置されており、移動が遅い槍の趙雲は場内配置だ。 対するジエンの配置は、城門前に一つの部隊が収まるぐらいのスペースを残して孫権の向きを反対にして柵を配置している。 右端には太史慈、丁奉、金環三結という順で並んでおり、その後ろに張梁と周倉が配置されている。 ( ・∀・)(金環で踏む気か……その方が端攻城されないから助かるがね) |320 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:31:27 ID:XFb0dWOG0| ――開戦―― 開戦の音が鳴り響いた瞬間、二人の部隊が一気に動き出す。 ジエンの孫権が弓部隊と合流し、金環が騎馬の突撃を受けないように周倉の槍撃に援護されながら進んでくる。 それはまるで伏兵が配置されている所が見えているようだった。 (・∀・)(ホトンドノ人ハ伏兵ヲ端ニ配置スル……モララーサンモ同ジナハズ) 開幕乙を使っていた事で、相手が配置する伏兵の場所も少しずつではあるが分かってきたのだろう。 対するモララーは、趙雲を城から出撃させて金環と乱戦しようとした。 閻行と張飛は弓部隊へ突撃しようとしたが、周倉が槍撃を繰り出してきて突撃が出来ない。 ジャーンジャーンジャーン 『伏兵』「ホウ統」 >まんまとかかったな 『撃破』「金環三結」 >オノレェ ホウ統の伏兵によって金環を撃破する。その後、すぐホウ統を城へ戻した。 それを見たジエンは、すぐ金環を援護していた周倉を弓部隊と合流させるべく後退する。 武力6、9の騎馬がいるのだ。唯一の槍である周倉は死なせると拙い、と考えたのだろう。 (,,゚Д゚)「上手いな……」 ぼそり、とギコは呟いた。 七州とは思えない動きに思わず言葉に出してしまったのだろう。 ジエンの周倉が弓部隊と合流した所で、今度は張梁と共に進軍してくる―― と思いきや、太史慈も一緒に進軍してきたのではないか。 |321 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:36:02 ID:XFb0dWOG0| (・∀・)(金環ノオ陰デ、ホウ統以外ノ伏兵ハ右端ニイナイ事ガ分カッタ……      騎馬ノセイデ弓ガ活躍シナイノナラ、乱戦スレバイイジャナイ。武力差モ激シイカラネ!) (;・∀・)(七州とは思えないね、この動きは……やられると嫌な事を良く分かってらっしゃる) モララーは趙雲を戻らせようとするが、周倉に槍撃しようとして進みすぎた。 あえなく太史慈と乱戦され、孫権と丁奉の弓サーチが趙雲に移動してくる。 閻行と張飛で突撃しようと試みるものの、やはり周倉の槍撃によって阻止されてしまった。 『撤退』「趙雲」 >この俺が 張飛と閻行をビタ止めをさせ、突撃オーラを消して乱戦しようとするが趙雲が撤退してしまう。 何を思ったのかモララーはすぐ張飛と閻行を城へ戻した。 ( ・∀・)(……太史慈の残り兵力は5割か。十分に支援出来る兵力だな。        これ以上、無理に対応しようとすると、ジエン君の兵法が連環だった場合、落城だ。        再起だった場合でも、開幕を重視したデッキだ、攻城は確実に一発はくらってしまうだろう。        しかし、それならば士気を貯めて計略戦に持ち込めばこちらに分はある) モララーは画面の左上を見る。 成公英が伏兵状態で城壁の前で佇んでいた。 ――その刹那、モララーの頭に閃きが走った。 ( ・∀・)(金環が一番最初に撤退……復活持ちであり、端攻城に使いやすい象兵。        そして、こっちの兵法……計略……相手の兵法……少し遊んでみるかな、ふふふ) |322 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:40:37 ID:XFb0dWOG0| 『張梁』 『  ジエン軍  』 ― 我に続けぇ ― #asciiart(){          『攻城』      ―TARGET STRIKE― } 太史慈を戻し、後ろで弓を撃たせるようにしてきた。 ジエンの張梁の城壁攻城が入り、モララーの城ケージが削れる。 だが、モララーに部隊を出す気配が無い。 (・∀・)(リードヲ取レバ名君カ天衣無縫デ守リキレルケド……) 出てこない事を疑問に持ったジエンだが、そのままマウントを取り続ける。 その時、モララーが待ちわびていたものが画面に現れた。 ジャーンジャーンジャーン 『伏兵』「成公英」 >優しくしてあげます 『撃破』「金環三結」 >オノレェ (;・∀・)「ゲェッ、成公英!」 金環で端攻城させようと出撃してきた瞬間、成公英の伏兵を踏み金環を撃破する。 これで成公英の攻城を止める者はいなくなった。 その時、画面が暗くなり緑と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。 |323 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:45:05 ID:XFb0dWOG0| 兵法マスタァァァー! プラス外伝! -連環の法-MASTER [速軍][再建] ジエンの部隊には青いオーラが、モララーの部隊には赤いオーラが包まれる。 張梁の攻城によって再び城ケージが削られるが、モララーの城から土煙が上がっている。 (;゚∀゚)「これを読んで、あえて張梁の攻城を止めなかったって事なのか?」 (´・ω・`)「金環を使う人は大体、端攻城を向かわせる癖があるからね。       それを読んだモララー君は流石と言うべきかな」 『神速』―HIGH SPEED― #asciiart(){『        蚩尤の如く    [知力時間]       武力と移動速度が上がり、     加速するほど、武力が上がる    』} 出撃した瞬間に赤いボタンを押し、蚩尤の如くを使用する。 それを見たジエンは弓部隊を退かせ、周倉で張梁に突撃されないように閻行に槍オーラを向けた。 そう、場内突撃をされない為に周倉は張梁に近づいた。 だが、近づきすぎた。 『撃破』「周倉」 >覚えてやがれ 周倉が撤退してしまう。 さっきまで、槍オーラが出ていたのに。 |324 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:49:19 ID:XFb0dWOG0| (,,゚Д゚)「……張飛が出撃して乱戦していたか」 そう、張飛が出撃しており周倉と乱戦していたのだ。 槍オーラが無くなり、無防備になった周倉に閻行の突撃をくらわせて撃破する。 『成公英』 『  モララー軍  』 ― 突破せよ ― #asciiart(){          『攻城』      ―TARGET STRIKE― } 成公英の城壁攻城が入り、今度はジエンの城ケージが削れる。 続いてジエンの張梁に突撃を仕掛け、張飛を弓部隊の方に向かわせる。 『撃破』「張梁」 >どぅわあぁぁぁ 張梁を撃破した後、ホウ統が張梁のいた所に出撃する。 (;・∀・)(ドウショウ……張梁ト周倉ト金環ダケニ再起ハ使エナイシ……) >殿、ご命令を 趙雲が復活する。それを見たモララーはすぐ趙雲を出撃させるべく、カードを前に動かす。 ジエンの孫権に張飛と閻行が突撃しようとするが、それを丁奉が孫権の前に進んできて突撃を受けた。 『撃破』「丁奉」 >ん~んん |326 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:04:04 ID:XFb0dWOG0| ( ゚∀゚)「これを聞くと下唇を噛んでる某神官を思い出すな」 (;,,゚Д゚)「ジェットパンチの人かよ」 丁奉を撃破する。だが、モララーにとっては守成の名君が厄介な孫権を倒しておきたかった。 そんなモララーを尻目に、孫権が名君の範囲内に戻ってしまった。 倒そうとすれば、成公英だけではなく他の部隊も名君にかかってしまうだろう。 ( ・∀・)(仕方あるまい、兵法を使わせるとするか) モララーは少し悩んだが、閻行を筆頭に孫権に突撃を繰り出す。 その時、剣を持った若者の姿が現れた。 『妨害』―INTERRUPT― ― 攻めにも守りは必要だ ― #asciiart(){『        守成の名君      [知力時間]        城攻撃力が下がる                             』} 成公英だけではなく張飛、閻行にも名君がかかってしまった。 すぐ成公英の攻城が入るが、頼りない音と共に城ケージが僅かに削れただけだった。 だが、それを気にせずに張飛と閻行で孫権に突撃をする。 『撃破』「孫権」 >こりゃやべぇ 閻行の武力がもう15になっている。 武力差が激しいこのバージョンでは耐えられる訳も無く、撃破する。 そのまま太史慈に突撃を繰り出すと思いきや、張飛と乱戦させただけで閻行は城門に張り付いていく。 |327 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:08:15 ID:XFb0dWOG0| (;・∀・)(再起ズラシ……ホウ統モ攻城ニ来テルシ、使ウシカナイカ) ジエンは仕方なく、青いボタンを押した。 その時、画面が暗くなり緑と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。 兵法マスタァァァー! プラス外伝! ※このページには作者に優しいコピー紙を使用しています -再起の法-MASTER [速軍」[士気] 太史慈に赤いオーラが包まれたのをモララーは見て、すぐ閻行を退かせて太史慈へ突撃する。 『撃破』「太史慈」 >相手が悪かったか 張飛の突撃もあって兵力が減っていた太史慈は閻行の突撃と張飛の乱戦で撃破する。 これでジエンの主力はいなくなった。 天衣無縫で守られる心配も無い。 ( ゚∀゚)「こりゃ痛いな……撤退している間に攻められたらひとたまりもねぇぜ?」 (,,゚Д゚)「質実もいる事だし……少々きついな」 太史慈を撃破したのを見て、モララーは趙雲を城門に、右端にホウ統を貼り付ける。 張飛と閻行はその後ろで突撃オーラを出しながらマウントの体制を取った。 『撤退』「成公英」 >申し訳ありません |328 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:10:19 ID:XFb0dWOG0| 『撃破』「金環三結」 >オノレェ 閻行と張飛の突撃によって、趙雲と乱戦させるべく出撃してきた金環を撃破する。 突撃オーラを消えたのを待ちわびていたのかように、続いて張梁が趙雲と乱戦する。 右端のホウ統には周倉が出撃しており、乱戦されている。 閻行と張飛を退かせ、突撃オーラを出して突撃する…… と思いきや、趙雲を左に移動して城門に閻行と張飛を無理やりねじりこんだではないか。 ( ・∀・)(武力差があれば、突撃より乱戦の方が良いという事もあるからな) 張梁の兵力がみるみると減っていく。 『撃破』「張梁」 >どぅわあぁぁぁ モララーはすぐ兵力3割の閻行を丁奉へ向かって突撃をし、趙雲を城門に戻らせてその後ろで兵力4割の張飛が募兵をし始めている。 ジエンは丁奉を場内乱戦と同じような状態をし、閻行の突撃をかわす。 閻行をすぐ戻らせ、再び趙雲の後ろでマウントを取る。 城から土煙が上がったのを見て、モララーは赤いボタンを押した。 『強化』―POWER UP― #asciiart(){『         質実剛健     [知力時間]          武力が上がり    敵の計略の対象にならなくなる     』 } 城門に張り付いている趙雲に赤いオーラが包まれ、武力が10になる。 その後、すぐジエンの城から孫権が出てきた。 |329 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:12:53 ID:XFb0dWOG0| 名君対策と武力の底上げが目的なのだろう。 『趙雲』 『  モララー軍  』 ― 突き進め ― #asciiart(){          『攻城』      ―TARGET STRIKE― } 『撤退』「ホウ統」 >あの矢さえ喰らわなければ ホウ統が周倉の乱戦によって撤退してしまう。 周倉は減った兵力を回復させるべく、城へ戻っていった。 (´・ω・`)(開幕乙にこれはきついね……太史慈は再起ずらしのせいでまだ復活できないし) 場内乱戦と同じ状態で閻行の突撃を免れた丁奉が趙雲めがけて弓を撃っている。 さらに、逆側の右側で出撃した孫権も趙雲に弓を撃っており、攻城ケージを遅らせている。 これでマウントを取っている騎兵を分散させる事が出来、突撃されそうになったら場内に戻ればよい。 弓が2~3体いるデッキを使っている人にとっては、重要なスキルの一つである。 しかし、モララーはいい意味で変態である。 様々なデッキを使っており、弓、馬、槍、象、攻城兵、歩兵……これもまた様々な兵種を使ってきている。 故に、兵種の弱点を熟知している。 (;・∀・)(連続乱戦……!?) |330 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:20:52 ID:XFb0dWOG0| そう、モララーは無理やり張飛で丁奉と、閻行で孫権と連続乱戦して弓を撃たせないようにしたのだ。 下手すればモララーの武将が先に撤退してしまう。 だが、武力差が激しいverなのは皆さんもご承知だろう。 さらに、弓という兵種は乱戦に、それも守備面が弱い。 上手く行けば早く撃破出来、城に逃げられる心配もない。 それをモララーは狙った――落城させる為に。 大きな音と共にジエンの城ケージが削れ、4割ほどになった。 恐らく、次に再び城門に槍兵の攻城が2発入れば落城するだろう。 『撤退』「閻行」 >甘かったのは私か 元々、兵力が3割だった閻行が撤退する。 しかし…… 『撃破』「孫権」 >こりゃやべぇ 再起で復活した後、すぐ出撃してきた為、兵力が満足ではなかった。 その孫権も撃破する。 これに慌ててしまったのか、ジエンは城に戻らせるはずの丁奉のカードを動かしてしまった。 ――城の外に。 『撃破』「丁奉」 >ん~んん 丁奉も撃破する。 これで、ジエンの城を守る武将が周倉しかいなくなってしまった。 |331 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:34:56 ID:XFb0dWOG0| モララーの武将は二体しかいない。 だが、質実剛健で武力10になってる趙雲。 武力9騎馬、そして募兵持ちで兵力を回復出来る張飛。 皆はこれを見て、悟ってしまった。 もう、ジエンに勝ち目は無いという事を。 『攻略』「趙雲」 ――  勝どきをあげよ!  ―― #asciiart(){     勝   利               _              |モ|                ̄ } 画面が割れるようなエフェクト、そして勝利という文字。 (;・∀・)「負ケチャッタ……」 (;・∀・)「いやいや、今回は上手く行っただけだよ。        もしも、周倉が撤退してなかったら? もしも、こっちの兵法が連環じゃなかったら?        ……結果論だが、いくらでも私が負ける可能性はあった。運が味方しただけさ――」 |332 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:38:13 ID:XFb0dWOG0| ショックを受けないように、と優しく言葉をかけるモララー。 だが、ジエンは意外とショックは受けておらず、敗北という二文字をしっかりと受け止めていた。 ( ・∀・)(ほう……これで中学生とは思えないね) (´・ω・`)「うん、その意気だよ。それにしても、モララー君も結構いい発想をしてるね」 (メ▼▼)「……金環を使っている奴の癖、相手の兵法を読みきる洞察力、そしてあの思い切りのよさ……」 Σ(;゚∀゚)「うおおっ!? グ、グラサン、いつの間に……?」 (メ▼▼)「面白そうだからな、始まった時から見てたぞ。モララー、と言ったか?     結構いい素質を持っているな。どうだ、少々付き合わないか?」 神出鬼没、とはまさにグラサンの為にあるような言葉だろう。 ……おっと、ジエンも神出鬼没だった。 (;・∀・)(おっと、『ネタの猛虎』と名高いグラサンだったかな?        あれは少々、遊ぼうとしてやったものなんだがね) ( ・∀・)(しかし……実力、腕はトップレベルか、それ以上とも聞く。        ふむ、店内でグラサンの実力を見てみるのも面白いかな……?) この間、実に3秒。 ( ・∀・)「ハハハ! そう言われると嬉しいですね! 勿論、付き合いましょう!」 (;,,゚Д゚)(なんでまた突然、敬語になるんだ……) ( ・∀・)(あの顔を見たまえ。幾多の修羅場を潜り抜けていそう……いや、抜けてきてる顔だ。        いくら喧嘩で強いギコ君でも、一瞬で倒されてしまうだろう? 非力な私だと殺されてしまうよ!) |333 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:41:21 ID:XFb0dWOG0| (;,,゚Д゚)(ちょwwwおまwwwテレパシーかよwww……まあ、癪だが確かに俺じゃ一瞬だろうな。      でも、ジョルジュがタメ口でも大丈夫だったんだし、いいんじゃないのか……?) ( ・∀・)(まあ、念に念を押すという事さ) うむ、とグラサンは頷いてジエンと入れ替わる形で三国志大戦の筐体にICカードを差し込んだ。 モララーは店内対戦の一戦目に勝利した為、二戦目でCPU相手と戦っていた。 (・∀・)「店長サン、コレドウ思イマスカ?」 (´・ω・`)「うん……モララー君には悪いけど、開幕で落城されるだろうね」 (;゚∀゚)「あん? こいつ(ジエン)を倒したぐらいの実力があるのにか?」 一方、三人は小さな声で話し合っていた。 (´・ω・`)「悪いけど、僕はグラサン君の事をよく知ってると思うよ。      今では少し衰えているけど、グラサン君のスキル、戦術眼……全てにおいて僕を超えてる」 二人は驚いた。 だが、前に「グラサンに一回しか勝った事が無い」という事を聞かされた事がある。 あの時は信じられなかったが、店長から直接言われると……というような表情だった。 ――3分後―― 『落城』「張松」 ――  この程度、蜀の子供でも戦えるぞ  ―― (;・∀・)「おおう……あれはまさに予想GUYと言わざるをえないね……」 (メ▼▼)「ふむ……だが、筋はいいと思うぞ」 |334 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:42:38 ID:XFb0dWOG0| (,,゚Д゚)「……グラサンさん、今度は俺とやってくれますか?」 グラサンは勿論だ、と頷いた。 モララーが「私の仇を討ってくれるとは、何とも優しいね!」と言ったがギコはそれをスルーした。 (,,゚Д゚)(確かに実力は本物だ。俺の腕……こいつにどこまで通用するか、見てみたい) この対決を見に集まった皆から、グラサンは店内を挑まれたという。 結果はどうなったのか。 それは読者の皆さんの想像にお任せするとしよう――
|315 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:16:18 ID:XFb0dWOG0| ( ・∀・)「…………」 雲もない青い空の下で、ある変態が立っていた。 その変態の視線の先には、知る人ぞ知るバーボンハウスがあった。 ( ・∀・)「変態とは酷いじゃあないか。まあ、否定はせんがね」 ナレーションと会話をするのはやめてくれませんか。 ( ・∀・)「だが断る――と言いたい所だが、色々な人達の視線が痛いのでやめておこう」 この不敵な人物はモララー。暑く、暑すぎる男である。 モララーはそう言うと、自動ドアからバーボンハウスの中へ入っていった。 (#´・ω・)「おや、モララー君……のこのこと(ry」 入ってくるモララーを見つけた店長は、鬼のような形相で側まで近づいてきた。 それもそうだ、このモララーは様々な問題をこの店で起こしているのだ。 例えば、18禁の言葉を簡単に発言したり、壁にカメラを仕込んだり…… そのせいで大変な目を遭ってしまった店長だ。 (;・∀・)「待て待て! 私も反省はしている! ある人のリクエストに答えてここへやってきたのだよ!」 (´・ω・`)「冗談だよ。本当に反省しているかは怪しいけど……話は聞いているよ。       ジエン君なら三国志大戦コーナーで全国をやっていてそろそろ終わる頃かな」 菊の穴に危険を感じたモララーは慌てて弁解するが、いらない心配だったようだ。 それにしても、この店長は実に心が広い方である。 ……甘い、と言われるとそれまでだが。 |316 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:19:12 ID:XFb0dWOG0| 『攻略』「孫権」 ―― これが勝利の味か、悪くねえ! ―― 攻略の文字と共に孫権の声が聞こえてくる。 ( ・∀・)っ>>205「やあ、ジエン君。説明するのも面倒だからこれを見てくれ」 モララーはそう言うと、何故か安価を持ってジエンに見せた。 (;・∀・)「エット……安価ハ同ジダケド、マッタク違ウ内容ダトオモウヨ? 作者サンカラ話ハ聞イテルヨ!」 今までに無かった出来事に動揺するジエンだったが、事前に話しておいたから大丈夫だろう。 二人とも席が空いている事を確認して、準備に取り掛かった。 その時、自動ドアが開く音が聞こえてきて続いて話し声が聞こえてきた。 (#゚∀゚)「だーかーらーよぉ! 3はケニアの時代だって!」 (,,゚Д゚)「はん、魏四の時代の違いじゃないか?」 その正体は、ジョルジュとギコだった。 二人とも「こんな奴なんて」と言い張っているものの、お互いに良き好敵手なのだろう。 (´・ω・`)「やあ、ようこそバーボンハウスへ……ジエン君とモララー君がいるから見てきたら?」 ジョルジュはジエンがいるという事に喜び、すぐ三国志大戦コーナーへ向かった。 だが、ギコは嫌そうな顔をしながらゆっくりとジョルジュの後を追うように歩いていった。 ( ・∀・)「おや、ギコ君ではないか!」 (;,,-Д-)=3「……あんたがこれをやっているとは予想外だった」 |317 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:22:43 ID:XFb0dWOG0| モララーが足音をする方に顔を向けたらそこに溜息をついているギコがいた。 どうやら知り合いのようだが…… (´・ω・`)「知り合いなのかい?」 (,,゚Д゚)「バイト先で知り合った先輩、だな。問題ばっかり起こしているんだが――      何故か相手が悪い事になっている上に、成績も優秀だから店長が随分悩んでいたな」 嫌な顔をしながら説明するギコ。 ( ・∀・)「ハハハ! つまり、私は天才であり問題児という訳だ!」 そのギコの気を知らないのか、言ってのけるモララー。 ……彼は結構大物かもしれない。 (・∀・)「用意出来タノ、イイ!」 ( ・∀・)「おっと、話をしている場合ではなかったな。        すまなかったね、ジエン君」 モララーは大袈裟に額に手を当て、首を振った。 そう言いながらポケットからカードケースを出し、少し悩んでからICカードを差し込んだ。 続いて三百円も入れ、5枚のカードを置いてから赤いボタンを押した。 ――対戦相手が見つかりました―― ( ・∀・)軍 十二州 勝率58.4% 『UC閻行 SR張飛 R趙雲 R成公英 Rホウ統』 (・∀・)軍 七州 勝率62.5% 『R太史慈 UC孫権 C丁奉 C金環三結(以下金環) C周倉 C張梁』 |319 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:28:07 ID:XFb0dWOG0| (;゚∀゚)「うわ、嫌らしいデッキだな」 ジョルジュがモララーのデッキを見て呻く。 ケニア使いにとって嫌な決着の刻。 士気4計略では最高の効果を持つ蚩尤の如く。 異常に長く、計略無効で士気3計略の質実剛健。 歩兵ではあるが、単体強化相手には無類の強さを誇る解除戦法。 そして、低知力キラーである連環の計。 まさに強計略のオンパレード、と言っても過言ではないデッキだ。 これを相手にすると「うわぁ……」と言いたくなる事間違いなしだろう。 (,,゚Д゚)「まあ、上手く計略を使わないと無駄遣いになるがな」 確かにその通りだ。 いかに計略が強くても、使いどころを間違えればただの士気の無駄遣いになる。 だが、モララーもこのデッキを使っているという事はそれを分かっているのだろう。 二人とも配置を終え、画面に朱雀と龍で書かれた扉が開かれていく。 開ききった先には、何も無い平原があった。 ジエンにとっては強力な計略を持つ騎馬が走り回れるという事で不利だろう。 モララーの配置は開幕乙に警戒したのだろうか、右下にホウ統、左上に成公英が配置されている。 閻行と張飛は城門前に配置されており、移動が遅い槍の趙雲は場内配置だ。 対するジエンの配置は、城門前に一つの部隊が収まるぐらいのスペースを残して孫権の向きを反対にして柵を配置している。 右端には太史慈、丁奉、金環三結という順で並んでおり、その後ろに張梁と周倉が配置されている。 ( ・∀・)(金環で踏む気か……その方が端攻城されないから助かるがね) |320 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:31:27 ID:XFb0dWOG0| ――開戦―― 開戦の音が鳴り響いた瞬間、二人の部隊が一気に動き出す。 ジエンの孫権が弓部隊と合流し、金環が騎馬の突撃を受けないように周倉の槍撃に援護されながら進んでくる。 それはまるで伏兵が配置されている所が見えているようだった。 (・∀・)(ホトンドノ人ハ伏兵ヲ端ニ配置スル……モララーサンモ同ジナハズ) 開幕乙を使っていた事で、相手が配置する伏兵の場所も少しずつではあるが分かってきたのだろう。 対するモララーは、趙雲を城から出撃させて金環と乱戦しようとした。 閻行と張飛は弓部隊へ突撃しようとしたが、周倉が槍撃を繰り出してきて突撃が出来ない。 ジャーンジャーンジャーン 『伏兵』「ホウ統」 <まんまとかかったな> 『撃破』「金環三結」 <オノレェ> ホウ統の伏兵によって金環を撃破する。その後、すぐホウ統を城へ戻した。 それを見たジエンは、すぐ金環を援護していた周倉を弓部隊と合流させるべく後退する。 武力6、9の騎馬がいるのだ。唯一の槍である周倉は死なせると拙い、と考えたのだろう。 (,,゚Д゚)「上手いな……」 ぼそり、とギコは呟いた。 七州とは思えない動きに思わず言葉に出してしまったのだろう。 ジエンの周倉が弓部隊と合流した所で、今度は張梁と共に進軍してくる―― と思いきや、太史慈も一緒に進軍してきたのではないか。 |321 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:36:02 ID:XFb0dWOG0| (・∀・)(金環ノオ陰デ、ホウ統以外ノ伏兵ハ右端ニイナイ事ガ分カッタ……      騎馬ノセイデ弓ガ活躍シナイノナラ、乱戦スレバイイジャナイ。武力差モ激シイカラネ!) (;・∀・)(七州とは思えないね、この動きは……やられると嫌な事を良く分かってらっしゃる) モララーは趙雲を戻らせようとするが、周倉に槍撃しようとして進みすぎた。 あえなく太史慈と乱戦され、孫権と丁奉の弓サーチが趙雲に移動してくる。 閻行と張飛で突撃しようと試みるものの、やはり周倉の槍撃によって阻止されてしまった。 『撤退』「趙雲」 <この俺が> 張飛と閻行をビタ止めをさせ、突撃オーラを消して乱戦しようとするが趙雲が撤退してしまう。 何を思ったのかモララーはすぐ張飛と閻行を城へ戻した。 ( ・∀・)(……太史慈の残り兵力は5割か。十分に支援出来る兵力だな。        これ以上、無理に対応しようとすると、ジエン君の兵法が連環だった場合、落城だ。        再起だった場合でも、開幕を重視したデッキだ、攻城は確実に一発はくらってしまうだろう。        しかし、それならば士気を貯めて計略戦に持ち込めばこちらに分はある) モララーは画面の左上を見る。 成公英が伏兵状態で城壁の前で佇んでいた。 ――その刹那、モララーの頭に閃きが走った。 ( ・∀・)(金環が一番最初に撤退……復活持ちであり、端攻城に使いやすい象兵。        そして、こっちの兵法……計略……相手の兵法……少し遊んでみるかな、ふふふ) |322 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:40:37 ID:XFb0dWOG0| 『張梁』 『  ジエン軍  』 ― 我に続けぇ ― #asciiart(){          『攻城』      ―TARGET STRIKE― } 太史慈を戻し、後ろで弓を撃たせるようにしてきた。 ジエンの張梁の城壁攻城が入り、モララーの城ケージが削れる。 だが、モララーに部隊を出す気配が無い。 (・∀・)(リードヲ取レバ名君カ天衣無縫デ守リキレルケド……) 出てこない事を疑問に持ったジエンだが、そのままマウントを取り続ける。 その時、モララーが待ちわびていたものが画面に現れた。 ジャーンジャーンジャーン 『伏兵』「成公英」 <優しくしてあげます> 『撃破』「金環三結」 <オノレェ> (;・∀・)「ゲェッ、成公英!」 金環で端攻城させようと出撃してきた瞬間、成公英の伏兵を踏み金環を撃破する。 これで成公英の攻城を止める者はいなくなった。 その時、画面が暗くなり緑と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。 |323 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:45:05 ID:XFb0dWOG0| 兵法マスタァァァー! プラス外伝! -連環の法-MASTER [速軍][再建] ジエンの部隊には青いオーラが、モララーの部隊には赤いオーラが包まれる。 張梁の攻城によって再び城ケージが削られるが、モララーの城から土煙が上がっている。 (;゚∀゚)「これを読んで、あえて張梁の攻城を止めなかったって事なのか?」 (´・ω・`)「金環を使う人は大体、端攻城を向かわせる癖があるからね。       それを読んだモララー君は流石と言うべきかな」 『神速』―HIGH SPEED― #asciiart(){『        蚩尤の如く    [知力時間]       武力と移動速度が上がり、     加速するほど、武力が上がる    』} 出撃した瞬間に赤いボタンを押し、蚩尤の如くを使用する。 それを見たジエンは弓部隊を退かせ、周倉で張梁に突撃されないように閻行に槍オーラを向けた。 そう、場内突撃をされない為に周倉は張梁に近づいた。 だが、近づきすぎた。 『撃破』「周倉」 <覚えてやがれ> 周倉が撤退してしまう。 さっきまで、槍オーラが出ていたのに。 |324 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 18:49:19 ID:XFb0dWOG0| (,,゚Д゚)「……張飛が出撃して乱戦していたか」 そう、張飛が出撃しており周倉と乱戦していたのだ。 槍オーラが無くなり、無防備になった周倉に閻行の突撃をくらわせて撃破する。 『成公英』 『  モララー軍  』 ― 突破せよ ― #asciiart(){          『攻城』      ―TARGET STRIKE― } 成公英の城壁攻城が入り、今度はジエンの城ケージが削れる。 続いてジエンの張梁に突撃を仕掛け、張飛を弓部隊の方に向かわせる。 『撃破』「張梁」 <どぅわあぁぁぁ> 張梁を撃破した後、ホウ統が張梁のいた所に出撃する。 (;・∀・)(ドウショウ……張梁ト周倉ト金環ダケニ再起ハ使エナイシ……) <殿、ご命令を> 趙雲が復活する。それを見たモララーはすぐ趙雲を出撃させるべく、カードを前に動かす。 ジエンの孫権に張飛と閻行が突撃しようとするが、それを丁奉が孫権の前に進んできて突撃を受けた。 『撃破』「丁奉」 <ん~んん> |326 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:04:04 ID:XFb0dWOG0| ( ゚∀゚)「これを聞くと下唇を噛んでる某神官を思い出すな」 (;,,゚Д゚)「ジェットパンチの人かよ」 丁奉を撃破する。だが、モララーにとっては守成の名君が厄介な孫権を倒しておきたかった。 そんなモララーを尻目に、孫権が名君の範囲内に戻ってしまった。 倒そうとすれば、成公英だけではなく他の部隊も名君にかかってしまうだろう。 ( ・∀・)(仕方あるまい、兵法を使わせるとするか) モララーは少し悩んだが、閻行を筆頭に孫権に突撃を繰り出す。 その時、剣を持った若者の姿が現れた。 『妨害』―INTERRUPT― ― 攻めにも守りは必要だ ― #asciiart(){『        守成の名君      [知力時間]        城攻撃力が下がる                             』} 成公英だけではなく張飛、閻行にも名君がかかってしまった。 すぐ成公英の攻城が入るが、頼りない音と共に城ケージが僅かに削れただけだった。 だが、それを気にせずに張飛と閻行で孫権に突撃をする。 『撃破』「孫権」 <こりゃやべぇ> 閻行の武力がもう15になっている。 武力差が激しいこのバージョンでは耐えられる訳も無く、撃破する。 そのまま太史慈に突撃を繰り出すと思いきや、張飛と乱戦させただけで閻行は城門に張り付いていく。 |327 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:08:15 ID:XFb0dWOG0| (;・∀・)(再起ズラシ……ホウ統モ攻城ニ来テルシ、使ウシカナイカ) ジエンは仕方なく、青いボタンを押した。 その時、画面が暗くなり緑と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。 そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。 再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。 兵法マスタァァァー! プラス外伝! ※このページには作者に優しいコピー紙を使用しています -再起の法-MASTER [速軍」[士気] 太史慈に赤いオーラが包まれたのをモララーは見て、すぐ閻行を退かせて太史慈へ突撃する。 『撃破』「太史慈」 <相手が悪かったか> 張飛の突撃もあって兵力が減っていた太史慈は閻行の突撃と張飛の乱戦で撃破する。 これでジエンの主力はいなくなった。 天衣無縫で守られる心配も無い。 ( ゚∀゚)「こりゃ痛いな……撤退している間に攻められたらひとたまりもねぇぜ?」 (,,゚Д゚)「質実もいる事だし……少々きついな」 太史慈を撃破したのを見て、モララーは趙雲を城門に、右端にホウ統を貼り付ける。 張飛と閻行はその後ろで突撃オーラを出しながらマウントの体制を取った。 『撤退』「成公英」 <申し訳ありません> |328 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:10:19 ID:XFb0dWOG0| 『撃破』「金環三結」 <オノレェ> 閻行と張飛の突撃によって、趙雲と乱戦させるべく出撃してきた金環を撃破する。 突撃オーラを消えたのを待ちわびていたのかように、続いて張梁が趙雲と乱戦する。 右端のホウ統には周倉が出撃しており、乱戦されている。 閻行と張飛を退かせ、突撃オーラを出して突撃する…… と思いきや、趙雲を左に移動して城門に閻行と張飛を無理やりねじりこんだではないか。 ( ・∀・)(武力差があれば、突撃より乱戦の方が良いという事もあるからな) 張梁の兵力がみるみると減っていく。 『撃破』「張梁」 <どぅわあぁぁぁ> モララーはすぐ兵力3割の閻行を丁奉へ向かって突撃をし、趙雲を城門に戻らせてその後ろで兵力4割の張飛が募兵をし始めている。 ジエンは丁奉を場内乱戦と同じような状態をし、閻行の突撃をかわす。 閻行をすぐ戻らせ、再び趙雲の後ろでマウントを取る。 城から土煙が上がったのを見て、モララーは赤いボタンを押した。 『強化』―POWER UP― #asciiart(){『         質実剛健     [知力時間]          武力が上がり    敵の計略の対象にならなくなる     』 } 城門に張り付いている趙雲に赤いオーラが包まれ、武力が10になる。 その後、すぐジエンの城から孫権が出てきた。 |329 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:12:53 ID:XFb0dWOG0| 名君対策と武力の底上げが目的なのだろう。 『趙雲』 『  モララー軍  』 ― 突き進め ― #asciiart(){          『攻城』      ―TARGET STRIKE― } 『撤退』「ホウ統」 <あの矢さえ喰らわなければ> ホウ統が周倉の乱戦によって撤退してしまう。 周倉は減った兵力を回復させるべく、城へ戻っていった。 (´・ω・`)(開幕乙にこれはきついね……太史慈は再起ずらしのせいでまだ復活できないし) 場内乱戦と同じ状態で閻行の突撃を免れた丁奉が趙雲めがけて弓を撃っている。 さらに、逆側の右側で出撃した孫権も趙雲に弓を撃っており、攻城ケージを遅らせている。 これでマウントを取っている騎兵を分散させる事が出来、突撃されそうになったら場内に戻ればよい。 弓が2~3体いるデッキを使っている人にとっては、重要なスキルの一つである。 しかし、モララーはいい意味で変態である。 様々なデッキを使っており、弓、馬、槍、象、攻城兵、歩兵……これもまた様々な兵種を使ってきている。 故に、兵種の弱点を熟知している。 (;・∀・)(連続乱戦……!?) |330 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:20:52 ID:XFb0dWOG0| そう、モララーは無理やり張飛で丁奉と、閻行で孫権と連続乱戦して弓を撃たせないようにしたのだ。 下手すればモララーの武将が先に撤退してしまう。 だが、武力差が激しいverなのは皆さんもご承知だろう。 さらに、弓という兵種は乱戦に、それも守備面が弱い。 上手く行けば早く撃破出来、城に逃げられる心配もない。 それをモララーは狙った――落城させる為に。 大きな音と共にジエンの城ケージが削れ、4割ほどになった。 恐らく、次に再び城門に槍兵の攻城が2発入れば落城するだろう。 『撤退』「閻行」 <甘かったのは私か> 元々、兵力が3割だった閻行が撤退する。 しかし…… 『撃破』「孫権」 <こりゃやべぇ> 再起で復活した後、すぐ出撃してきた為、兵力が満足ではなかった。 その孫権も撃破する。 これに慌ててしまったのか、ジエンは城に戻らせるはずの丁奉のカードを動かしてしまった。 ――城の外に。 『撃破』「丁奉」 <ん~んん> 丁奉も撃破する。 これで、ジエンの城を守る武将が周倉しかいなくなってしまった。 |331 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:34:56 ID:XFb0dWOG0| モララーの武将は二体しかいない。 だが、質実剛健で武力10になってる趙雲。 武力9騎馬、そして募兵持ちで兵力を回復出来る張飛。 皆はこれを見て、悟ってしまった。 もう、ジエンに勝ち目は無いという事を。 『攻略』「趙雲」 ――  勝どきをあげよ!  ―― #asciiart(){     勝   利               _              |モ|                ̄ } 画面が割れるようなエフェクト、そして勝利という文字。 (;・∀・)「負ケチャッタ……」 (;・∀・)「いやいや、今回は上手く行っただけだよ。        もしも、周倉が撤退してなかったら? もしも、こっちの兵法が連環じゃなかったら?        ……結果論だが、いくらでも私が負ける可能性はあった。運が味方しただけさ――」 |332 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:38:13 ID:XFb0dWOG0| ショックを受けないように、と優しく言葉をかけるモララー。 だが、ジエンは意外とショックは受けておらず、敗北という二文字をしっかりと受け止めていた。 ( ・∀・)(ほう……これで中学生とは思えないね) (´・ω・`)「うん、その意気だよ。それにしても、モララー君も結構いい発想をしてるね」 (メ▼▼)「……金環を使っている奴の癖、相手の兵法を読みきる洞察力、そしてあの思い切りのよさ……」 Σ(;゚∀゚)「うおおっ!? グ、グラサン、いつの間に……?」 (メ▼▼)「面白そうだからな、始まった時から見てたぞ。モララー、と言ったか?     結構いい素質を持っているな。どうだ、少々付き合わないか?」 神出鬼没、とはまさにグラサンの為にあるような言葉だろう。 ……おっと、ジエンも神出鬼没だった。 (;・∀・)(おっと、『ネタの猛虎』と名高いグラサンだったかな?        あれは少々、遊ぼうとしてやったものなんだがね) ( ・∀・)(しかし……実力、腕はトップレベルか、それ以上とも聞く。        ふむ、店内でグラサンの実力を見てみるのも面白いかな……?) この間、実に3秒。 ( ・∀・)「ハハハ! そう言われると嬉しいですね! 勿論、付き合いましょう!」 (;,,゚Д゚)(なんでまた突然、敬語になるんだ……) ( ・∀・)(あの顔を見たまえ。幾多の修羅場を潜り抜けていそう……いや、抜けてきてる顔だ。        いくら喧嘩で強いギコ君でも、一瞬で倒されてしまうだろう? 非力な私だと殺されてしまうよ!) |333 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:41:21 ID:XFb0dWOG0| (;,,゚Д゚)(ちょwwwおまwwwテレパシーかよwww……まあ、癪だが確かに俺じゃ一瞬だろうな。      でも、ジョルジュがタメ口でも大丈夫だったんだし、いいんじゃないのか……?) ( ・∀・)(まあ、念に念を押すという事さ) うむ、とグラサンは頷いてジエンと入れ替わる形で三国志大戦の筐体にICカードを差し込んだ。 モララーは店内対戦の一戦目に勝利した為、二戦目でCPU相手と戦っていた。 (・∀・)「店長サン、コレドウ思イマスカ?」 (´・ω・`)「うん……モララー君には悪いけど、開幕で落城されるだろうね」 (;゚∀゚)「あん? こいつ(ジエン)を倒したぐらいの実力があるのにか?」 一方、三人は小さな声で話し合っていた。 (´・ω・`)「悪いけど、僕はグラサン君の事をよく知ってると思うよ。      今では少し衰えているけど、グラサン君のスキル、戦術眼……全てにおいて僕を超えてる」 二人は驚いた。 だが、前に「グラサンに一回しか勝った事が無い」という事を聞かされた事がある。 あの時は信じられなかったが、店長から直接言われると……というような表情だった。 ――3分後―― 『落城』「張松」 ――  この程度、蜀の子供でも戦えるぞ  ―― (;・∀・)「おおう……あれはまさに予想GUYと言わざるをえないね……」 (メ▼▼)「ふむ……だが、筋はいいと思うぞ」 |334 :三国志大戦2、ジエンvsモララー:2008/07/15(火) 19:42:38 ID:XFb0dWOG0| (,,゚Д゚)「……グラサンさん、今度は俺とやってくれますか?」 グラサンは勿論だ、と頷いた。 モララーが「私の仇を討ってくれるとは、何とも優しいね!」と言ったがギコはそれをスルーした。 (,,゚Д゚)(確かに実力は本物だ。俺の腕……こいつにどこまで通用するか、見てみたい) この対決を見に集まった皆から、グラサンは店内を挑まれたという。 結果はどうなったのか。 それは読者の皆さんの想像にお任せするとしよう――

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