731 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 09:40:47 ID:LkjrSYoe0
よ、よし、連環している今こそチャンス!

※時間軸は大会前。このプロローグは正史ではありません、既に手遅れな闇歴史。ただ連環を消す為に……

――バーボンハウス――
今日は休日だからか、バーボンハウスの中には多くの人がごったがえしている。
カウンターに立っている男性――そう、ここの店長であり、唯一の征魏覇王でもあるショボンだ。
本名で呼ばれる事は少なく、店長と呼ばれる事が多い。

(´・ω・`)「ふう、今日は大忙しだね。ここで一息を付くかな――おや?」

電話から音が聞こえる。店長は電話の方に歩いていって、手に取った。

(´・ω・`)「はい、もしもし。バーボンハウスです」
(´・ω・`)「…………本当ですか!? 今回の大会は大規模ですね」

驚きの声を出す店長。それを聞きつけたギコが駆けつけてくる。

(´・ω・`)「はい、はい……分かりました。それでは」

相打ちを打つと、電話を切って元の場所に戻した。ギコの目には店長の顔が何か嬉しげに写っていた。

(,,゚Д゚)「店長、どうかしたんですか?」
(´・ω・`)「ああ、ギコ君か――君は三国志大戦~若獅子の覚醒~を知っているかい?」

興奮しているのかが見て取れるほど早口でギコに話す。
ギコはやや戸惑ったようだが、顔を縦に頷いて

(,,゚Д゚)「ああ、今回の全国大会の事ですね。かなり大規模な大会だと聞きましたが」
(*´・ω・`)「その全国大会の店舗予選がここにも開かれる、と聞いたら?」

732 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 09:43:20 ID:LkjrSYoe0
ハッと気付いたように、ギコの顔が驚きを表した。
そして、その驚きは喜びに変わる。

(*,,゚Д゚)「本当ですか!? ああ、これは大ニュースだ。早く皆に知らせないと……!」
(*´・ω・`)「僕も皆に知らせてくるよ。大急ぎでよろしくね」

それを聞いたギコは勿論、と答えてから大急ぎで自動ドアから外に出た。

(;,,゚Д゚)「おい、ギコだ」
川゚-゚)「ギコか? お前が家に来るとは珍しい。どうしたんだ?」

――行った所は、最近怪しい関係になっているクーの所だ。
ブーン達を呼ぼうとしても、住所も知らないし電話番号も知らない。
クーの所に行くのが妥当だろう、とギコは考えたのだろう……アドレスは教えて貰っているのだが、忘れているのだろうか。

(;,,゚Д゚)「ああ。どうやらバーボンハウスで三国志大戦の全国大会の予選が開かれるみたいなんだ」

息切れはしていないものの、僅かながら汗が見えてくる。クーはそれを見て、大急ぎで駆けつけてきたという事をすぐ分かった。

川゚-゚)「大急ぎで駆けつけてきたんだろう? 少し休め。そして詳しく聞かせて貰うぞ」
(;,,゚Д゚)「分かった。ところで、妹さんはいるのかい?」

なんという冷静沈着……これは間違いなく……おっと、こんな事をしている場合ではない
玄関で靴を脱ぎながら問いかけてくるギコを見ながらクーは縦に頷き、そうだ、と答えた。

(,,゚Д゚)「それなら好都合だ。妹さんならブーンやドクオにも早く知らせる事が出来るだろうしな」

クーがギコをリビングに案内した所で、顔が何かを気付いたように変わる。

川;゚-゚)「ギコ、入るn……ξ>⊿<)ξ「キャ――!」

上はTシャツ、下はパンツだけのツンの鉄拳がギコに迫る――

734 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 09:47:02 ID:LkjrSYoe0
(;,,゚Д゚)「うおっ!?」

かわした。恐らく、今まででツンの鉄拳をかわした者はいなかったのだろう、クーの顔にははっきりと驚きの色を表していた。

(;,,゚Д゚)「突然何を……ごふっ」

突如ギコが倒れる。ギコを睨んでいるのは、ツン。
回し蹴りをしたのか、一つの足で後ろ向きに立って残り一つの足は倒れているギコの上にあった。

ξ#゚⊿゚)ξ「これが、二段構え! ……誰?」
川;゚-゚)「忘れているのか? 店長の店で働いているギコだ」

憤怒の表情のツンにそう答える。そして、これは誤解だ、と付け加えた。
それを聞いたツンはあっけに取られ、ギコの方に目にやった。

ξ;゚⊿゚)ξ「…………」

――――――――――

ギコが目覚めるまでは、まだ時間が掛かるのだから店の様子を見よう。

えー、聞こえますか?

ざわめく客達。どうやら店長はアナウンスを使って皆に知らせるようだ。

大ニュースがあります。僕が天頂だったレベルじゃないほどの。

さらにざわめく三国志大戦コーナーの客達。近くの人に話しかける人もいる。

735 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 09:48:57 ID:LkjrSYoe0
なんと、このバーボンハウスが三国志大戦~若獅子の覚醒~の店舗予選がここにも開かれます。

店長が言い終えた時、突如静かになりゲームから鳴り響く音が大きく聞こえてくる。
十秒ほど経った後に、三国志大戦コーナーからワッと歓喜の声が上がる。

客A「これは大ニュースだな! これで天頂さんのプレイが存分に見れる!」
客B「いや、代山とかいう店内頂上の常連のプレイも生で見れるのが楽しみだ!」

騒ぐ客達。しかし、いずれも『参加する』とは言っていない。
ここで、少し聞いてみる事にした。客達、何故参加しない?

客達「「「「そりゃ、出る度胸が無いからだよ」」」」

なんというヘタレ……

客C「店長さんに勝てないだろ……常識的に……」
客D「代山とかいう奴にも勝てないだろうな。それでも、俺は参加したいんだが」

なにやら事情があるようだ。AAも無い客Dは顔を顰め(しかめ)

客D「ただ、暇が無い。予選の日が大事な仕事の日と被っているからな」

客達「「「「俺も俺も」」」」

お前達は黙っていなさい。先程出る度胸が無い、と言ったばかりじゃないか
という事らしいので、今いる客達は参加しないようだ。

(;´・ω・`)(うーん……この調子だと、足りなくなってしまうね)
(;´・ω・`)(僕とギコ君でまず二人。後三十人か――大丈夫かな)

不安な表情になる店長――おっと、ギコが目覚めたようなのでギコの様子を見よう


737 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 09:50:50 ID:LkjrSYoe0
――――――――――

(,, Д )「ゴ、ゴルァ……」

うめき声を漏らすギコ。それを聞きつけたクーとツン(着替え済)はギコに声を掛ける。

川;゚-゚)「大丈夫か?」
ξ;゚⊿゚)ξ「本気でやっちゃったからね……跡が残らなければ良いけど」

ギコが起き上がる。後遺症は特に無いようだった。そして、クー達に向かって

(;,,゚Д゚)「ああ、お陰様でな。ところで、何故俺は寝ていたんだ?」

と、クー達に問いかけた。ツンは焦ったようだが、クーは慌てる様子も無く

川゚-゚)「ここに入るなり寝てしまったぞ。多分、疲れているのだろう」
(,,゚Д゚)「そうか……そうだ、大会について詳しく説明しよう」

納得した様子で、クー達に大会についてを説明した。
聞き終えると、ツンはすぐさま携帯を取り出して「ブーン、早くバーボンハウスに来なさい! ドクオにも伝えておいて!」
と、捲し立てた。

(,,゚Д゚)「そうだ、確かフサギコ屋とかいうカード屋に大戦プレイヤーがいたんだったな」
(,,゚Д゚)「来て早々ですまないが、俺は皆に知らせなければならない。じゃあな」

そう言うと、慌ただしく玄関から出て行った。ツンもバーボンハウスに行くと言い残して、行ってしまった。

川゚-゚)「……私もバーボンハウスに行くか」

残されたクーは、そう呟きながら身支度を整えて玄関からバーボンハウスへ向かって行った。

――――――――――

739 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 09:56:49 ID:LkjrSYoe0
(;^ω^)「な、なんだったんだお? ツンから言われてきたけど」
(;'A`)「どうみてもツンがいません、本当にありがとうございました」

肩で息をしながら、バーボンハウスに入ってくる。
それを見つけた店長は、すぐ二人に近づいて

(´・ω・`)「おお、これは好都合だ。ブーン君、ドクオ君。少し聞いて欲しい」

―中略―

(*^ω^)「お、勿論参加するお! 優勝すれば一躍有名人だお!」
(*'A`)「俺も参加します! 大規模な大会は参加した事が無いけど、やってみたいです」

興奮するブーン達。それもそうだ、こんなに大規模な大会に自分が参加出来るのだ。
しかも、優勝すれば一躍有名人になる。4州で全国大会に出場した人は今までに無いのだから

(´・ω・`)「よし、これでまずは4人目――おや? あれはツンちゃんじゃないか」

店長が見ている方向に振り向くブーン達。そこには確かに駆けつけてくるツンの姿があった。

ξ;゚⊿゚)ξ「はぁ……はぁ……私も大会に出場させてもらうわよ」
川゚-゚)「私も出場させてもらう。一応知り合いの皆にはツンが知らせたようだぞ」

肩で息をしながら、参加するという事を表明するツン。
その後ろからクーがひょっこりと出てきて、参加するという事を表明してきた。

ξ;゚⊿゚)ξ「って、いつの間に!?」
川゚-゚)「なんだ? ツンの足が遅いだけだろう」

そうこうしている間に、兄者と弟者やグラサンなどが集まってきた。

740 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 09:58:52 ID:LkjrSYoe0
(メ▼▼)「なんだ、この騒ぎは? 大会でもあるのか?」
(´・ω・`)「グラサン君、あそこの張り紙を見てくれば分かると思うよ。他の皆もね」

店長が大きな声を張り上げると、皆はあっちこっちにある張り紙を見に行った。
しばらく経つと、戻ってきた皆の顔には驚きがはっきりと表れていた。

一同「勿論、参加します(ょぅ)!」
(メ▼▼)「……俺でよければ、参加しよう」
ヽ(`Д´)ノ「フン、それならば俺も参加しよう」

皆揃って参加の表明を出した。しかし、店長の顔には不安があった。

( ^ω^)「お? まさか、これでも足りないとかお……?」
(´・ω・`)「うん、そうなんだ。すまない。後3人足りないんだよね――」

仕方ない、と呟いてポケットから携帯電話を出し

(´・ω・`)「もしもし、今すぐバーボンハウスに来て下さい。いいから早く」

と言って、電話を切り、再び電話を掛ける。

(´・ω・`)「もしもし、用件を言っている暇はないから早くバーボンハウスに来てね」

と言い、最後に

(´・ω・`)「もしもし? 今日は休みだよね? それならば丁度良い、今すぐバーボンハウスに来て」

と言いつつ、電話を切ってそれをポケットにしまった。

(;'A`)「すげぇ……早すぎるぜ……」
(´・ω・`)「まあ、慣れているからね。兎に角、これで大丈夫だと思うよ」

741 名前:もう一つのプロローグ(闇歴史)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 10:01:18 ID:LkjrSYoe0
―5分後―

自動ドアが開く。その自動ドアから、三人の人影が見える。

ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あの人は……」
(´・ω・`)「うん、かなりの実力を持っている三人だよ」

皆の視線の先には――

/;,' 3「やれやれ、どうしたんだい?」
――荒巻。現在は覇王だが、腕は征覇王に勝るとも劣らない。

(;━〇∀〇)「おや、荒巻さんも来ていたんですか」
――代山。全突使いで、その腕はへんた……もとい、変態の域。

(`・ω・´)「弟よ、大会には俺も参加するぞ」

――そして、シャキン。天頂と同じ征覇王で、こちらは征涼覇王である。征魏覇王、征涼覇王の厚い双璧だ。

(´・ω・`)「それでは、揃ったことだし――今から説明するよ」

―中略―

(´・ω・`)「……という訳さ。さあ、トーナメント表を決めようじゃないか」

店長が言い終えた時に、一同から応! と気合が入った声が上がった。
どんな大会になるのか、どんな結末になるのか――

それは、誰にも分からない。

               ―続―

742 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 10:03:51 ID:LkjrSYoe0
こんな駄作品に、支援をしてくださって有り難う御座います。

色々とgdgdでしたね。申し訳ありません(´・ω・`)
連環を浄化する事すらも出来なさそうです。

とりあえず、今日から大阪へ高飛びだ……

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最終更新:2007年05月02日 19:48