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171 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 18:58:53 ID:qIbmIWvf0
「……元DQN、ですか。負けてしまうと困りますね」

三国志大戦の筐体が五対置かれており、壁には多くのモニターが映し出されている。
そのモニターの前に座っている男性が、何かの紙を見ながら呟いた。


「うおっ、まぶしっ」

目を開けてみたら、眩しい光が目に入ってしまったじゃないか。
思わず目を閉じ、目の痛みが治まるまで待った。

「おや、お目覚めですか? ギコ君」

ビルに入った時、聞こえてきたあの声が聞こえてくる。
目を瞑りながら立ち、問いかけた。

(,,-Д-)「……アンタは? ここはどこだ?」

「その質問は受け付けません。扉があるでしょう? それを開いて進んでください」

だが、それは空しく跳ね返されてしまった。
俺は断る、と言いかけたら選択肢は無い事に気付いたのでやめた。
目をゆっくりと開き、光に慣れようとした。

後になって気付いたのだが、あれはただ白い部屋だったらしい。

(,,゚Д゚)「…………」

ようやく慣れた頃、扉を見つけた。
赤くペンキで6と書かれている。
不気味だ、と思いつつ扉に手をかけ、開いた。

172 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:01:53 ID:qIbmIWvf0
三国志大戦の筐体があった。
若き獅子の鼓動、と書かれていないところを見ると恐らくバージョンは2.10以上ではないだろう。

( ━〇∀〇)「…………」

そして、そこには代山がいた。
今の俺では到底敵わない騎馬単使いだ。

「もう分かるでしょうが、ギコ君。あなたは代山君と戦って貰います」

(#,,゚Д゚)「な――ッ!? ふざけんな!」

思わず怒りの声を出す。
俺と代山を戦わせる意味は無いはずだ。

「おや、あなたがそんな事を言える立場でしょうか? 流石はDQN、と言った所ですね」

いかん、昔の癖はまだ直っていないようだ。
今の状況を冷静に考えろ。
催眠術で操られる可能性もある。

(,,゚Д゚)「……俺がこんな事を言える状況ではないな、すまん。
    だが、一言言っておく――俺はもうDQNじゃない」

そう言い放ち、三国志大戦の筐体の前にある席に座る。
恐らくICカードがあるはずだ。

筐体を良く見てみると、やはり赤いICカードがあった。
そのカードを差し込み、スタートボタンを押しながらポケットから4枚のカードを出した。

174 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:06:31 ID:qIbmIWvf0
――対戦相手が見つかりました――

ギコ軍 一州 勝率----
『SR張遼 SR関羽 R徐晃 SRカク』

代山軍 一州 勝率----
『R馬超 R華雄 SR呂姫 C候成 C蔡ヨウ』

やはり全突か。
右下にver.2.00と書かれているので最盛期の馬騰ではなく、呂姫なのが救いだ。

地形は平原。櫓も無い。
復活持ちの徐晃をいかに上手く扱うかが鍵だな……
最前線に並ばせ、カクは右側の徐晃の右下に配置をした。

兵法は――これだ。

朱雀と龍が書かれた扉が開かれていく。
相手の配置は城門前にいる蔡ヨウ以外俺と同じく最前線で、鉢合わせになってしまった。
――開戦――
三体と五体では分は悪い、と考えた俺はすぐ退いた。
相手も退いていき、突撃オーラが出た時に横一列で突撃してきた。

俺は右側にいる徐晃を前に出し、後ろから関羽と張遼で突撃する。

『撃破』「呂姫」
簡単には屈しないわ

突撃オーラが消えた所に突撃し、呂姫を撃破する。
すぐ全軍を退かせ、相手の突撃をくらわないようにした。

176 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:12:03 ID:qIbmIWvf0
ジャーンジャーンジャーン
『伏兵』「カク」
まずは奇襲成功
『撃破』「候成」
すぐ戻るぜ
『撤退』「カク」
まさか、これほどとは

カクの伏兵で候成を撃破するが、後ろから続いた突撃によってカクも撤退してしまう。

突撃 突撃 突撃 突撃 

画面に突撃の文字が埋め尽くされていく。

『撤退』「徐晃」
焦らず退くぞ
『撤退』「張遼」
ここが潮時か

流石は代山、ともいうべきだろう。
上手く突撃したのだが、見事な連突で徐晃と張遼が撤退する。

だが、関羽の兵力は全快のままだ。
逆に相手は蔡ヨウ以外が兵力2割ほど――三体対一体でも何とかなるだろう。
そう思った俺は関羽を前に進ませる。

『撃破』「華雄」
オノレ虫ケラドモガ
『撃破』「馬超」
まだだ、まだやれる

華雄と馬超が突撃してきたが、移動速度UPのお陰でトドメをさす事が出来た。

178 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:15:47 ID:qIbmIWvf0
そのまま城門に張り付き、攻城準備を開始する。
蔡ヨウが関羽に連続突撃を繰り出してくるものの、兵力は余り減っていない。

『関羽』
『   ギコ軍   』

― 者共、かかれぃ ―

          『攻城』
     ―TARGET STRIKE―

城門に先が鋭い丸太をぶち込み、相手の城ケージが削れる。
しばらくして再び城ケージが削れた所で関羽を城に退かせた。

(,,゚Д゚)(よし、これでリードは取った……後はこいつで守りきるだけか)

もういいぜ!
今度こそ
出撃する

もう士気が9になっていた。
相手の城から土煙が横一列に上がってくる。
全突に抵抗しうる計略といえば――これしかないだろう。
俺も全軍を出撃し、神速号令の範囲内に全員を入れる。

『全体強化』―ALL POWER UP―

― 気合を見せよ ―

『        全軍突撃    [知力時間]
     味方の武力が上がり
     突撃ダメージも上がる       』

180 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:19:50 ID:qIbmIWvf0
水色のオーラが包まれ、相手の移動速度が上がる。
すぐ城の方に退き、計略ロックをしようとしたが――

(;,,゚Д゚)(そういや、ver2.00には計略ロックが無かったんだっけ)

気を取り直して、城内突撃の体制に入った時にすぐ徐晃とカクを前に出した。

『撤退』「徐晃」
焦らず退くぞ
『撤退』「カク」
まさか、これほどとは

徐晃とカクが突撃によって撤退する。
突撃オーラが消えた馬超と華雄にそれぞれ張遼と関羽で突撃して兵力を減らす。

(,,゚Д゚)(確か、3部隊以上で……)

俺はすぐ赤いボタンを押した。

『超絶強化』―SUPER POWER UP―

― もう俺を止められん ―


『         鬼神降臨     [知力時間]
         武力が上がる
 敵部隊の数が味方よりも多いほど効果大 』

関羽に雷が落ち、移動速度も上がる。
それを見て拙い、と考えたのだろうか相手が左端に張り付いていた呂姫と右端の蔡ヨウ以外を置いていき、退いていく。

182 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:25:11 ID:qIbmIWvf0
『撃破』「呂姫」
簡単には屈しないわ
『撃破』「蔡ヨウ」
あいやっ

そのまま二体を撃破し、城に戻らせる。

もういいぜ!
今度こそ

(,,゚Д゚)(さて、どうしたもんかな……相手の兵法と俺の兵法は恐らく同じだろうし)

睨み合い。
相手が出撃すれば俺も出撃するつもりだったが、士気が12になってしまった。
それでも俺は待ち続けた。


そして、20c。
相手の城から土煙が上がった。

恐らくこれが最後の攻防になるだろう。
俺も出撃し、自城前で突撃オーラを出し続ける。

『全体強化』―ALL POWER UP―

― 気合を見せよ ―


『        全軍突撃    [知力時間]
     味方の武力が上がり
     突撃ダメージも上がる       』

183 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:30:03 ID:qIbmIWvf0
水色のオーラが包まれる。
俺も張遼のカードを擦り赤いボタンを押す。

『神速号令』―HIGH SPEED―

― すすめぇー ―


『      神速の大号令   [知力時間]
  味方の武力と移動速度が上がる
                          』

再び水色のオーラが包まれ、城内突撃の体制に入ろうとした瞬間に――
画面が暗くなり緑色と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。
そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。
再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。

兵法マスタァァァー! プラス外伝!

神速の大攻勢MASTER
[速軍] [増援]

やはり神速の大攻勢か。
俺も青いボタンを押すとするか。

画面が暗くなり緑色と赤い色の玉が兵法の文字を中心に回転する。
そして、その二つの玉が重なり合って消えた瞬間に赤い眼が見える。
再び画面が暗くなったかと思うと、突如金色の龍が舞い吼える。

兵法マスタァァァー! プラス外伝!

※作者に優しい再生紙を使用しております

185 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:32:08 ID:qIbmIWvf0
神速の大攻勢MASTER
[速軍] [増援]

右端の蔡ヨウにはカクを、城門の華雄には徐晃を、左端の馬超には張遼で突撃する。

『撤退』「カク」
まさか、これほどとは
『撃破』「蔡ヨウ」
あいやっ

蔡ヨウとカクが同時に撤退する。
徐晃で連続突撃しようとするが、華雄が退いていったのでそのまま徐晃を進ませる。

『撤退』「徐晃」
焦らず退くぞ

だが、それは罠だった。
華雄が徐晃に突撃し、突撃オーラが消えた所に候成と呂姫の突撃によって徐晃が撤退した。
焦るといけないな。3倍速の世界はまだ慣れない。

そんな事を考えつつ、赤いボタンを押した。

『超絶強化』―SUPER POWER UP―

― もう俺を止められん ―


『         鬼神降臨     [知力時間]
         武力が上がる
 敵部隊の数が味方よりも多いほど効果大 』

187 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:34:49 ID:qIbmIWvf0
また関羽に雷が落ちる。
それに続くように、再びカットインが入る。

『超絶強化』―SUPER POWER UP―

― 愚か者が、消えよ ―


『        天下無双・改    [知力時間]
   武力と移動速度が大幅に上がり
        兵力も回復する          』

『撃破』「馬超」
まだだ、まだやれる
『撃破』「候成」
すぐ戻るぜ

天下無双・改によって呂姫の武力が大幅に上がるが、構わずに関羽で馬超と候成を撃破する。
続いて華雄に突撃した瞬間、画面が明るくなる。

『関羽』               『華雄』
『   ギコ軍   』対『   代山軍   』

(,,゚Д゚)ノシΩ「よし……!」


― 無双 無双 激 激 無双 ―

激が二つも出してしまったが、武力差(武力24対武力11)がこれだけあるのなら大丈夫だろう。

188 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:37:04 ID:qIbmIWvf0






×



×




          ! ?


          『敗北』
        ―DEFEAT―

『関羽』               『華雄』
『   ギコ軍   』対『   代山軍   』
―― 虫ケラメ、土に還ルガイイ ――

(;,,゚Д゚)「“化けモン”かようっ……!?」

――ごめんなさい、特攻の拓全巻を読んでいるんです――

193 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:51:09 ID:qIbmIWvf0
これは予想外だった。
だが、全突の効果はもう切れている。

俺は張遼を上手く動かし――

『呂姫』
『   代山軍   』

― 叩き潰せ ―

          『攻城』
     ―TARGET STRIKE―

『撃破』「華雄」
オノレ虫ケラドモガ
『撃破』「呂姫」
簡単には屈しないわ

呂姫に攻城されるものの、全員撃破した。
これで、終わりだ。

― 時 間 切 れ ―

―   勝   利   ―

勝利という文字が表示された時、今までに無かった疲れが一気に押し寄せてくる。
これが代山のプレッシャーなのか。

(;,,゚Д゚)「はぁ……」

思わず溜息が漏れてくる。
だが、休む暇は無かった。

195 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:53:32 ID:qIbmIWvf0
代山が三国志大戦の筐体の上に音を立てて倒れたからだ。

(;,,゚Д゚)「代山!」

(;━〇∀〇)「ああ……大丈夫です。あなたが覇者なのが不思議でなりませんよ」

意識はある。
さらに、先ほどの戦いを覚えているようだ。
催眠術をかけられたのならば、記憶は無くなるはずだが……

「私がかけた催眠術は特別でしてね。体が勝手に動くものの、意識や記憶は残りますよ」

なんという都合主義……と言いたいものだが、実際に俺の目で見たのだ。
とにかく、まぐれかもしれないが俺は代山という厚く、高い壁を乗り越えられた。
まるで騎馬が俺の思い通りに動いてくれる――この感触を忘れないようにしよう。

(,,゚Д゚)「……扉に書かれていたのは6という数字だ。
    俺らが集まった時の人数は20人。10番まであるだろう?
    次の奴は誰なのかを教えてくれないか?」

「いいでしょう。次の方は>>196ですよ」

196
(o゚ω゚) (メ▼▼) (・∀・) (´・ω・`)
選んでくだしあ><

196 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 19:59:07 ID:4hOsxhEh0
(o゚ω゚)de!

支援に遅れたスミマセン

198 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 20:11:46 ID:qIbmIWvf0
プニプニか。
変なデッキを使って負けなければいいんだが……

(;━〇∀〇)「プニプニさんは変なデッキを使っているお陰か腕はかなりのものです。
       そんなに心配しなくても……大丈夫……だと思いますよ」

お前もかなり心配しているんじゃないか、と思った。

(,,゚Д゚)「では、対戦相手は誰だ?」

「山田君、ですね。ちなみに、プニプニ君は多色が得意そうなので封印の色は特別にしときましたよ」

( ━〇∀〇)「山田先輩ですか……空気を読んでくれるといいなぁ」

特別?
確か、最初に封印の色を言い合ったな。

~回想~

(o゚ω゚)「僕は……赤と黄色と緑と紫と黒だね。本当に変な封印だな」

~終了~

(;,,゚Д゚)「Noooooooooooo!」

俺の悲痛な叫びが響き回った。




――to be continued...

202 名前:『俺はもうDQNじゃない』[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 20:19:39 ID:qIbmIWvf0
これで長編の第六戦目、『もう俺はDQNじゃない』は終了です。
騎馬単対決は書いてて一番つまらないです……(´・ω・`)

次は第七戦目、『ネタでガチ、ガチでネタ』。
果たしてプニプニはどんなデッキを組んで山田に挑むのか!?
皆の運命はプニプニにかかっている!!


あ、最後になりましたが多くの支援有難う御座いました。

MVP:たった一人で序盤~中盤を支援してくれたOT/tJl4vO氏
スペシャルサンクスです!
お礼として何かリクエストがあれば作品を一つ書いてみます。