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346 :ジョルジュ伝 -とある一幕-:2008/03/08(土) 01:07:56 ID:BtFOaDrL0
筐体の モニター画面の中では、虐殺が行われていた。

それは三国志大戦の、幾度となく繰り広げられてきた戦い。そのほんの一幕。

敵はSR関羽をメインとした 忠義デックの軍勢。
先ほど、デッキの中核を成す関羽こそ落とされていたが、R魏延をはじめとする4人の武将が健在。
それに対し、彼に残された兵力は 舞状態の硬直した姫、そしてUC夏侯淵を残すのみである。

ただし ・・・ 武 力 1 8 の夏侯淵だが。

( ゚∀゚) 「ほい、淵の神速戦法発動っと」

 カチッ ギュイイイイインッ ・・・ ジャキンッ!! グゥヌゥ!?

城門に張り付いた魏延が大車輪を発動させる。
だが、無勢の舞の支援を受けた夏侯淵は、落ち着いたビタ止まりの後 おもむろに魏延に組み付き乱戦
さらに神速戦法を発動。その21の武力をもって魏延を磨り潰した。


347 :ジョルジュ伝 -とある一幕-:2008/03/08(土) 01:12:04 ID:BtFOaDrL0
頼みのR魏延を潰されたことで、慌てて敵の1コスト槍兵2人が城壁から離れようとするが
無敵槍発生による 迎撃体制を整える前に 神速の突撃により 撤退させられる。

( ゚∀゚) 「ん~・・・やっぱ呂布の無双と比べるとチョイ物足んねぇなぁ?(スッ、シュッシュッ)」

 ジャキンッ!! クッ、私ガ未熟ダカラ・・・ ジャキンッ!! グゥアァァァァ!

敵兵を1人倒すたびに、無勢効果が薄れ 夏侯淵の武力が減少していくが、問題ない。
最後の城壁に張り付いた廖化を無造作に轢き殺し 殲滅は完了。
神速の余勢を駆って夏侯淵は敵陣へ疾走。城壁に張り付く。

少しの、だが敵にとっては永遠に感じらられたであろうカウントの後・・・

 我に続けええええええっ!(・・・パリンッ)

勢いのある武将ボイスとは裏腹の、拍子抜けするような軽い音と共に、満タンの敵城ゲージに 軽いヒビが入る。

この時、ゲーム終了までの時間は、残り3カウント。

どうということのないと思える城壁への騎兵の攻撃。
その、たったの一発の城壁への攻城によって、勝敗は決した。


349 :ジョルジュ伝 -とある一幕-:2008/03/08(土) 01:16:24 ID:BtFOaDrL0
悠々と自城へ引き揚げていく夏侯淵の背中に 遅れて復活してきた関羽が無意味な計略を放つ。
それは、どう贔屓目に見ても リアル挑発だと判断せざるをえないものだ。

( ゚∀゚) 「・・・(カチッ)」

再び 神速を纏い 敵陣へUターンした夏侯淵が 城門前で棒立ちしている関羽を
ド突き倒したところで、試合は終了した。

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( ゚∀゚) 「ったく、関雲長にそんな事させんじゃねぇよ。もしクー姉ならこの程度では済まさないぜ?」
(´・ω・`)「お疲れ様だね ジョルジュ君。この黄巾おしぼりはサービスだから受け取ってほしい」
(;゚∀゚)「おう気が利くねぇ店長・・・って、抗菌じゃなくて黄巾おしぼりかよっ!?
     しかも本当にこのおしぼり黄色じゃねえか?!」

ジョルジュは軽い浮気をしていた
普段使っている群雄ケニアはカードケースの中に眠らせ
ブーンと話し合って作った 魏4枚デックで最近はプレイしている

そのデッキ内容はというと

GR郭嘉 {兵法:再起興軍 陣法:突撃闘陣}
SR曹操 {2.5コスト 伏 魅 武8 知10}
UC夏侯淵{2.5コスト 勇 武9 知5 }
UC夏侯惇{2.0コスト 勇 魅 武7 知7 } 
SR甄皇后{1.0コスト 柵 魅 武2 知6 }

一見、勝率の低そうなファンデックに見えるが
ジョルジュの手にかかると これが中々に勇猛なガチデックへと化ける。


350 :ジョルジュ伝 -とある一幕-:2008/03/08(土) 01:21:20 ID:BtFOaDrL0
ジョルジュが 3枚以上のカードを動かそうとすると、頭と手がこんがらがるのは相変わらずである。

故に、ジョルジュはSR甄皇后を 端攻め「放置」するという運用を行う。
つまり 隅の敵城壁に甄皇后のカードを置きっぱなしにするという
ほとんどオートパイロットな状態である。

だがそれにより、端攻めを警戒する敵への陽動となる上
ジョルジュ自身は ほぼケニアと変わらぬカード運用を行うことができる。

中盤以降は 撤退から復帰した甄皇后を 自作の柵内で躍らせ
無勢の舞による 少数対多数の不利を覆す形に持っていく。
そうやってジョルジュは このデックで数多くの戦いを勝利してきていた。


(´・ω・`)「そういえば、ジョルジュ君の持っているSR呂布は、まだ大戦2の時のものなんだね?」
( ゚∀゚) 「ああ・・・それが中々出てくれませんでねぇ。張遼や高順とか
他の高コスト武将は揃ってきてるんですが」
(´・ω・`)「そうなのかい。もし手に入っていれば、特訓や奥義ゲージの面で 色々有利なのにねぇ」
( ゚∀゚) 「そうなんですけどねぇ。まあSRには元より縁がないですからねぇ俺。ハハッ」
(´・ω+`)「SRはともかく、君と呂布には、数奇な縁があると思うんだけどねぇ?僕は」
( ゚∀゚) 「ハハ・・・・・・は?」
(´+ω・`)「三国志大戦が始まってから、多くの君主を見てきたけど
     君ほど呂布を御す事のできる人間は、そうはいないよ」


352 :ジョルジュ伝 -とある一幕-:2008/03/08(土) 01:23:42 ID:BtFOaDrL0
( ゚∀゚) 「はぁ・・・そうなんですかねぇ?」
(´+ω+`)「君が操る呂布は まさに天下無双だ。強いて言うならば鬼に金棒
     呂布に赤兎馬ってところかな?」
( ゚∀゚) 「・・・どうも・・・」
(´+ω+`)「そんな君のもとに、新たなる呂布が姿を現す日も、そう遠くはないと思うんだけどねぇ 僕は」
( ゚∀゚) 「・・・・・・」
(´・ω・`)「おっと、そろそろ深夜の12時だし閉店しないと。その黄巾おしぼりは
     適当にカウンターにでも置いていてもらえるかい」

そういって、店長はカウンターの奥へと消えていった。


( ゚∀゚) 「・・・何か 妙なこと言ってたよなぁ店長」
( ゚∀゚) 「でも、何だか いつもと違って妙に威圧感があったような・・・?
     ・・・あっ、やべもうこんな時間か!?」

そして、ジョルジュはゲームセンターを去る。少し急がないと、終電の列車を逃しそうだ。


353 :ジョルジュ伝 -とある一幕-:2008/03/08(土) 01:27:38 ID:BtFOaDrL0
ジョルジュが バーボンハウスから去った後。

 ・ ・ ・ ド ク ン ッ ・ ・ ・ ど ク ん ッ

(´・ω・`)「そうかい。彼を試してみるのかい」

賑わしかったBGMも効果音も、全てが消え去り、暗く静まりかえった店内

(´・ω・`)「これからも君を御し続けられるかどうか、見極めてみるかい。それも良いだろう」

唯一残る光源は、何故かそこだけ電源が灯されたままの
一台の三国志大戦の筐体。そのモニターの明かりのみ

(´・ω・`)「言っておくけど、大戦2では14州止まりだったけど、彼の実力は本来ならば上級覇者クラスだ。
     あんな事があって、初心者狩りさえしてなければね」

そして、その筐体のモニターに話しかける、普段の姿からは想像もつかぬ雰囲気を纏う男が 一人たたずむのみ

(´・ω・`)「『君のお友達』にもよく伝えておくといい」

 ・ ・ ・ ド ク ン ッ ・ ・ ・ ど く ん っ ・ ・ ・

(´●ω●`)「ドラマティックな戦いになるといいねぇ」

 ザ ザ 、 ザッ ・ ・ ・ ブ ツ ッ ・ ・ ・ ・ ・ ・

そして最後に残っていたモニターの明かりも消え、バーボンハウスは真の眠りにつく。



 ~~~終劇(?)~~~