佐々木満男のドント・ウォリー③


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ヨハン早稲田キリスト教会 文書宣教部

佐々木満男のドント・ウォリー③


弁護士 佐々木 満男

■本稿は月刊誌"Sight21"連載記事2000年2月号の原稿です。



1.心配の的中率

私たちのいろいろな心配事の的中する確率は一%だと言われている。百の心配事のうち九九は無用なのである。そうすると私たちは、ほとんど無用のことを心配して生きていることになる。いろいろな電話法律相談の事例からもそうである。相手方から訴えられるのではないか、財産をとられるのではないか、家族関係が崩壊するのではないか、と心配して電話がかかってくる。だが、安心して生活していれば、心配する最悪事態が本当に実現する可能性は一%くらいではないかと思う。だから多くの場合、「心配ないと思いますよ」と言って電話を切ることになる。


2.十二指腸潰瘍

私は生来胃腸が弱かった。弱い胃腸を守るためにありとあらゆる健康法を実行した。しかし、司法試験合格後、司法研修所の修習で宇都宮の裁判所、検察庁、弁護士会で実務を学んだときに、ついに悪性の十二指腸潰瘍を患ってしまった。宇都宮の有名な病院の優秀な医師のもとで最新鋭の医療機器による検査を受けた。大きなレントゲン写真に素人でもはっきり潰瘍が確認できた。医師の指示に従って、毎日薬を飲み、徹底的な食事療法を行い、極力運動を避けて安静を守った。けれども悪くなる一方である。

ついに医師は、「すぐに手術をして十二指腸を切除しなければ大変なことになる。潰瘍が胃の下部にも及んでいるので、胃の一部か、もしかしたら全部を切り取らなければならない。放っておいて腹膜炎を起こしたら命取りになるかも知れない」と言う。いや応なしに手術の日程を打ち合わさせられた。

ところが、日程が合わず、宇都宮の研修を終わって東京に戻ってきた。宇都宮の病院からカルテとレントゲン写真をもらって自宅近くの小さな医院で見てもらった。医師は聴診器で検診しただけで、「ああ、これ心配ないよ。ストレスからきたものだと思う。どんどん運動して、何でも食べた方がいいよ。放っときゃなおるよ」と言って、薬もくれない。宇都宮の医師とは全く逆の治療法だ。
「これから弁護士になろうというのに、胃と十二指腸を失ったら激務に耐えられないのではないか」と思って、半分疑いつつも東京の医師の指示に従った。何でも食べて、毎日プールで千メートル以上泳いだりした。そうしたらいつの間にか完全に治ってしまった。あの時、心配して手術していたらと考えると、ぞっとする。


3.心配をやめたら

それ以後、健康に関する心配をやめることにした。健康のことを心配することによって、かえって病気になったり、病状を悪化させていたように思う。逆に「私は健康だ」と疑わないで信じることにした。今は定期健康診断もいっさい受けない。診断結果を見て一喜一憂するのは、時間の無駄だと思っている。

超多忙状態にあり、徹夜をしたりして、ひどく疲れることがあるが、そんな時は早く家に帰って寝てしまう。疲れがとれるまで寝る。これが私の唯一の健康法である。あとはいっさい身体のことは心配しない。「放っときゃなおるよ」という医師の言いつけを後生大事に守っている。人を造った神は、人のあらゆる病気をいやすことができると聖書にあるが、私はこれを信じている。幸い、病院のお世話になることもなく、三、四年に一回歯科医に歯石を取ってもらうだけで済んでいる。

日曜日に教会で心を静めて聖書の話を聞き、大きな声で賛美歌を唱っているうちに、心のもやもやが消えていく。同時に体もいやされているにちがいない。アメリカの統計では、毎週日曜日に教会行っている人々は、そうでない人々よりも十年長生きしているそうだ。天地万物の創造主を信じるか否かは、人の健康と寿命にまで大いに関係している。


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