2ちゃんねる ギラヴァンツ北九州 @ Wiki

2012

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だれでも歓迎! 編集
第3回 ギラヴァンツ北九州サポーターズカンファレンス議事録
開催日時 : 2012年1月11日(日)10:00~12:00
開催場所 : AIMビル7階 会議室
出 席 者 : 代表取締役社長 横手 敏夫
常務取締役チーム統括 原 憲一
常務取締役業務統括 二村 弘志
広報部長 木内 岳夫
進 行 : 運営担当 福田 由美子
参 加 者 : 44名

横手社長
 ほとんどの方が、今年初めてお会いするので改めて新年のご挨拶を申し上げます。あけましておめでとう
ございます。旧年中は本当にありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。今日はせっかくのサポータ
ーズカンファレンスですから、忌憚のないご意見を頂戴したいと思います。有意義な意見交換をしましょう。
それでは、5分ほど時間を頂戴して、今年のスローガンや目標をお話したいと思います。
 昨年は、おかげさまでクラブとしては大きく飛躍をした年であったと思います。一昨年の最下位から昨年
は8位と大きく飛躍をしました。よく昨年聞かれました『なんでギラヴァンツ北九州、強くなったのか?』わたく
しは、いつも『一口で言えば監督です。』しかし、その影には市民・企業・行政の方々の大変心強いバックア
ップがございました。特に今日お集まりのサポーターの皆様のご支援、一昨年は1勝しかしていないのに辛
抱強く応援していただいて、そのおかげで昨年は強くなった。今年は、マスコミにも申しましたが「上昇」上に
上る、今年の干支は辰であります。上り龍のごとくギラヴァンツ北九州が昨年の飛躍をベースにさらに上昇
したいと思っております。「一心」のスローガンは今年もそのまま継続します。われわれクラブとしましても、
まだまだ心をひとつにしなければならない点が沢山ございまして、そういう意味で「一心」はそのまま続けま
す。話によりますと北橋市長がこの「一心」を非常に気に入っていると聞いております。いろいろな場で心を
ひとつに「一心」の言葉を使っているそうです。年末年始いろいろなスポーツニュースを見ましてもいろいろ
な(分野の)監督や選手が「こころをひとつ」という言葉を使っております。われわれもこころをひとつにして、
フロントとチームが一丸となって上昇していきますし、市民の皆様方とギラヴァンツが一緒になって前進して
いきたいと思っています。特にファン、サポーターの方々とはこころをひとつにしてホームゲームでもアウェイ
でも強く熱く応援しようではありませんか。よろしくお願いします。
 クラブの目標です。先日、監督はチーム目標を「勝ち点82、得点70以上、失点55以下」従って得失点
でプラス15、昨年はマイナス1でしたから、昨年に続きまして非常に高い途方もないような目標を掲げてい
ますが、昨年は「勝ち点56」を達成しましたから、今年もこれをクリアすべく三浦監督、選手、スタッフが頑張
ってくれるな、と思っております。クラブの目標は(わたくしが与えた目標は)6位以内と掲げておりますが、
監督は勝ち点82、4試合増えますので計算は難しいのですが2位か3位かそのくらいの数字かな、という気
がしております。入場者数は昨年チームが大躍進を遂げながら、1試合平均4,050名、一昨年の4,189名
を140名ほど下回る、非常に恥ずかしい数字だと思っております。いくら雨が降ったからといって、それは半
分言い訳であって雨が降ろうが槍が降ろうが、ああいう立派な試合をしてくれたチームに対して、あるいは
ファンに対して大変申し訳ないと思っております。今年は、1.5倍、6,000名平均の入場者に来て頂きた
い、それが新スタジアム建設に後押しをしますし我々クラブの経営にも必要な訳です。特に開幕試合は1
0,000人にしたい、つまり本城陸上競技場を満杯にしたい、これもひょっとしたら難しい数字かもしれませ
んが、チームだって82という高い勝ち点を掲げているので我々も知恵と汗をしぼって開幕10,000人以上、
平均6,000人という目標を掲げ、取り組みにかかっております。
 もうひとつ、ファンクラブですが一口年間3,000円のファンクラブが昨年3,000口弱。それを今年は10,000
人に持っていきたいと思っています。3,000円×10,000人でトータル30,000,000円でございますが、どう
考えましてもギラヴァンツ北九州は市民クラブですから、いろいろなスポンサー、行政の支援も受けています
が、将来的にはファンクラブ会員でクラブを支えていくことになろうかと思います。今年は10,000人、将来的
には100,000人、市民クラブとして多くのファンに支えられるクラブ運営をしていくために、今年は10,000人
という目標を掲げております。これも簡単ではございません。確か、アビスパ福岡が5,500人くらいだったか
と思います。名古屋でも11,000人くらい。簡単な数字ではないが、これも挑戦していきたいと思っております。
 いずれにしましても、今日お集まりのサポーターの皆様と我々クラブは、チームを強くする、そういう意味
では全く同じ目標を持っておりますので、今日はいい意見交換をしたいと思っておりますので、よろしくお
願いいたします。以上です。
質疑応答
Q.昨年チームの成績は上がったが、残念ながらクラブとして運営面・広報面でJ1レベルに上がるという
ところまで行ってない。まず、アカデミーについて広報がなされていない、育成面についてのニュースが上
がってこない。現状、どういう選手がいて、試合はどうなっているのか、という話が全く上がってこない、そ
れを踏まえてどういう活動をしているのか説明してほしい。
A.原
 育成についてクラブ広報からもニュースが出ていない、ご指摘のとおりだと思います。アカデミーにつ
きましては、わたくしどもがJ2に昇格したタイミングでジュニアユース年代、U-13をまず立ち上げて2
011シーズンは2年目ということでU-14の世代、それに地域リーグ時代から(形だけではあるが学校
部活の補間的な意味で)保有していたU-18の3つのチームを動かしている、というのが2011年の
活動の実態。その中でいわゆるトップに選手を供給するベースとなるU-14をどう構築していくかがク
ラブにとって大きな課題。現状、この北九州においても、福岡県、九州においても高等学校サッカーの
ブランド力は非常に強固なもの、その中でジュニアユースの年代から選手を育ててユースに上げていく、
そういう意味では2012シーズンはジュニアユース世代の3学年が始めて形的には出来上がる。そこ
をU-18のユース世代に上げていく途中には、他のクラブや高等学校からのスカウトなどの横からの
勧誘があるケースもあるが、我々自身がユースの活動を魅力的なものに高めつつ子供たちの進路を
広げていく、親御さんにも期待していただけるものを作りながら認めていただけるアカデミーの組織を
完成していく。形だけの完成形ではなくトップに選手を送り出していくクォリティの部分でも完成を目指し
ていかなければならない、これが一番根本的な目標だろうと思う。今季は三浦監督の協力も得て、わ
たしもこれが望ましい形であると信じている「トップのサッカーを育成のレベルにも伝えていく」いわゆる
「三浦サッカー」ボールのポゼッションを大事にしながら簡単にボールを蹴らない、チームとしてボール
を保有して得点を狙っていく、あるいはボールを奪われれば早く奪い返す今の世界のサッカーのトレン
ドを日本の風土、サッカーの土壌に合った形で落とし込ませる監督のサッカーに敬服する。このエッセ
ンスをアカデミーの指導にもつなげていく。そういう仕組みを監督から提案してもらい学校部活にないJ
クラブとしての育成づくりをやっていこうと考えている。
 質問いただいた部分について出来ているかと問われると、出来ていない部分が沢山あるが目指して
いるところは道筋をひとつずつ具体化しながらやっている、という現状であるとご理解いただきたい。
Q.広報面、特にホームページの更新が非常に遅い。そこをどう改正していくかを説明してほしい。
また、広報ブログを開設など非常にありがたいが、そのほかにもホームページ内で例えばYouTube
は8月以降更新されていない、またその他にもほったらかしのコンテンツがある、それをどうしていくの
か説明してほしい。
A.二村
 まず、ホームページについては大変申し訳なく思っています。現実問題として、財政的な面もあり随
分安く上げるということで、この1月末までそういうところ(業者)と組んでやってきた。更新についてもク
ラブで出来る部分が非常に制約されており、業者でないと出来ない部分について先方に連絡しても1
週間たっても更新されないなど大変苦しい思いをしてきた。今季から(業者の)契約を切り替えて、クラ
ブでスピードを持って更新できる仕組みにする。この部分は今季から随分修正できると思う、またデザ
イン的にもかなり入れ替えなど作業更新中。2月1日に間に合わせたかったが、交渉などの経緯があり
2月中旬には完璧な形に仕上げていきたいと思う。YouTubeについても、言い訳だけさせてもらうと社
内的に9月で広報体制が取れなくなり(部長不在)作業自体ができなくなり、この部分は後回しにさせ
てもらった。新体制では新たに組みなおす予定。内容的にも画像として良いものを取るには機材が不
足していたり、それも含めて更新する作業をしている最中。
A.木内
 ホームページについては、新しく契約する会社と更新の準備を進めている。二村から2 月中旬とあっ
たが、システムを全面的に入れ替えるので、2 月中旬にリニューアルが完成するのはクラブ広報から
皆様へ発信するものとなるニュース欄になる。3 月4 日の開幕前には選手ページの情報量不足につい
ても改善し、。デザイン的にも全面的に変えていく。更新頻度もユースの部分はアカデミーで更新でき
る仕組みにはなっていたが、どうしてもスタッフは指導者というグランドレベルでの仕事がメインであっ
たので今までは少なかった。広報としても管理しきれていなかったので今後はトップチーム同様にアカ
デミー、普及のスタッフと話して広報部が確実にアップしていく。リリースが遅いという問題は、市、企業
などの広報課とミーティングをして同じタイミングでリリースしていくので改善する話をしたところ。
選手の移籍のリリースが、J‘s goal のほうが早かったりすることの質問に対して
 それについては、契約の問題があり双方で成立したときに先方(移籍先、移籍元クラブ)広報と同
時にリリースをするようにしている。1月からは確実にそうなっている。
12月の初めまで、そういうことが非常に目立ったというご意見
 今後は遅れることのないように、クラブとして気を使っていく。
 広報ブログについては、今まで皆様にお伝えできなかったクラブの魅力を公式ホームページでの
硬い文章ではなく、皆様に親しみを持って知っていただきたいという願いをこめて柔らかい文章にして
いるのでご理解いただきたい。更新は365日毎日行う。
Q.サポーターズミーティングを定期的にやってはどうか。
A.二村
 われわれとしても、年2回はやらないといけないと思っている。普段から皆さんからご意見をいただ
いているので大変ありがたく思っている。そういった意味でも、あらたまったミーティングの形だけでな
く、普段みなさんからご提案された事をクラブで具現化していくことも効果的と思っている。間隔をどう
するかはサポーターの皆さんと話さなければならないが、回数を増やすばかりでも皆さんに負担をか
けるので、公式な部分では年2回でいいのかなと思う。(個人的な意見ではあるが)
Q.ファンクラブ会員10,000人というが、その会員に対して特別なイベントをするのか、そういうものが
ないのでおそらくこのままでは会員は増えない。運営面でイベントなど、どう考えるのか。
A.二村
 イベントについては非常に難しいところ。夏にファン感謝デーを催したかったが、現実は震災の影響も
あり日程が非常に詰まっていて、監督とも相談したが実現しなかった。今年のスケジュールについても
検討しているが、少なくとも年2回は行いたいと思っている。試合会場でのイベントで、ファンクラブ会員
の特典としてのイベントは増やしていきたい。
 ファンクラブの10,000人というのは非常に高いハードル、ただし今までのファンクラブ特典自体がTシ
ャツやポンチョなどグッズでの還元で、イベントらしいイベントでの特典はなかったのに対し、今季はJ
クラブで初めての取り組みであるポイント(これまでは2,000ポイントで商品券に還元など)端末ができ、
1ポイントからでも使える仕組みになる。(ファンクラブの年会費は)継続で3,000円であるが試合会場
に来場しさえすれば、3,000円を上回るポイントが必ず得られる仕組みにしている。クラブとしてはフ
ァンクラブで利益を上げるのではなく、ファンクラブの特典を利用して試合会場に来ていただくのが最大
の目的。ゆえに10,000人という目標を掲げ、会場に来ていただいて特典を味わっていただきたい。
ワンタッチパスも同時になっており、入会ポイント、メルマガポイント、自動引き落としポイントに加え来
場ポイントを50に設定し、対戦カードや雨の日にポイントをアップさせるなど告知をどんどんして来場促
進のためにこのカードを使う。ポイントの使えるところが分かりづらかったし実際使えるところがあまり
なかったが、今季から(試合会場)ギラヴァンツビレッジのお店(アウェイが連れてきたものは除く)では
1円からでもポイントが使える。ビレッジでお弁当を買う時でもカードのポイントだけで買える。差額(不
足分)は現金をいただくが、買えばまたポイントがついてくる。このような仕組みで、ファンクラブ会員に
なって試合会場に来場しさえすれば、絶対プラスになる。またクラブとしての狙いは、このカードを使う
ことによりお客様の動向など分析データを作成し、観客動員、ファンサービスにつなげていく。そのため
のベース中のベースがこのカードであるという認識を持っている。
 イベントという部分では、1月28日(土)に美萩野のメディアドームで開催する「キックオフフェスタ」が
ファンクラブ会員だけの特典イベントがある初めての形で開催される。一般の方々も参加できるが選手
と一緒のイベントに出られるのはファンクラブ会員のみ、という仕組みになっている。広い会場で、いろ
いろなことが出来るし是非成功させたい。夏にはできるだけ本城で開催したい。コストがあるのでお金
を沢山はかけられないが、皆さんから意見をいただいてできるだけいろいろなイベントをやりたい。
Q.予算について昨年、今年の収支について伺いたい。スポンサー獲得の状況を教えてほしい。
A.横手
 予算関係はわたくし(横手)が回答いたします。数字自体はまだ確定していない。募金活動も現在行
っているが、正直なところ2011年は赤字は免れない。当初よりクラブは身の丈経営をする、収入に見
合ったお金の使い方をする、入ってきた以上のお金は使いません、と言ってきた。2010年は若干の利
益が出たが昨年(2011年)の赤字金額は確定していない。言い訳をすると2011年は将来を考え普
及・育成にかなり費用をかけた。もちろんトップチームにもお金をかけた。うれしい悲鳴で予想外に試合
に勝ち勝利給が多く発生した。増えたコストに対し収入があまり増えていない。言い訳ですが、雨により
入場者数が伸びず入場収入が伸びなかった。東日本大震災により春先の2ヶ月スポンサー営業活動
が殆どできなかった。よって赤字となり、現在メインスポンサーに支援や募金をお願いしている。債務超
過は免れるが赤字だけは免れない。期が終わるまでにまだ時間があるので募金をお願いしていく。ビ
ックリするような赤字にはならない。
 新年度のスポンサーについては、早めに動き出していて広告スポンサーを含め2012年のスポンサ
ー収入は確実に増える。今はリーマンショックに近い経済界の不況であるが地元の企業を中心に熱い
支援をしていただく。あとは平均6,000名の入場者を目標にしっかり入場料収入を増やす。2012年
度トップチームの補強にもお金は使ったが決して赤字を出さないようにしていく。わたくしも責任を感じ
ている。2012年はしっかり予算管理をし、チームを強くし、入場者を増やすという良い循環にしていく。
Q.本城陸上競技場のトイレについて、バックスタンドの外のトイレが一昨年に比べ綺麗なものになっ
たが数が足りない。観客の多い試合ではハーフタイムが終わり後半になっても列が出来ている。
A.二村
 トイレについては、バックスタンド側が問題であろうと思う。あの場所に本当にトイレの施設(貯水槽を
掘って作り建設する)を作ろうと思えば、公園施設管理の条例により半径100m以内の近隣住民全員
の承認が必要などの問題があり、現状の仮設トイレしか設置できない。2011年に新設した仮設トイレ
にもかなりの金額を投じた。また、承認をとり建設をするとなると多大な費用と時間がかかる。試合に
応じて入場者の多い試合については、仮設の形で増やしていくことは可能だと思う。財政的にも厳しい
ので、それでしのがせていただきたい。主要な株主からも、赤字にだけはするなと言われている。昨年
はトイレだけでなくスタンドに放送ブースを作ったり、カメラが濡れないための工事を行ったりと現実的
にはかなりの金額を投じている。今年はその辺の投資はしないが、そのかわりファンサービスに力を入
れる。トイレに関しては、見栄えは良くないが簡易トイレを増設する方向で考えたい。その点に気づいて
いなくて申し訳なかった、ご意見ありがとうございました。
Q.クラブライセンス制度について、現時点のクラブの状況(クリアしていない箇所など)を教えてほしい。
A.二村
 全56項目、その中にも例えばスタジアムだけで80数項目、今Jリーグから指摘を受けている項目は
沢山あるがクリアしていない項目はない。新スタジアムが出来る前提でスタジアム基準については北
九州は特例で今の本城に手を加えなくても基準を満たすとみなす、ということでスタジアム内の(DJの
いる)放送ブースに囲いを作るなどが引っかかっていたが、それも今年度はクリアできる。
 2月1日からクラブライセンス制度が実施される。本音のところで一番厳しいのは財務状況。(3年く
らいの猶予期間があり最終的には2014年度まで見て判断)今年から指摘は受ける。債務超過があ
り来年の4月までに改善されなければライセンス剥奪ということもあり得るが、少なくとも2014年まで
はそれはしない、という説明を受けている。ライセンス制度で一番厳しいのは財務。ヨーロッパの制度
でわかるようにドイツなどは1部から4部に降格することもある。日本の場合はそこまではいかないが
最終的にペナルティをどうするかの決定はなされていない。ライセンス剥奪という一番厳しい裁定の
前に勝ち点を減らすペナルティを与えるなどの形が先になる。
 クラブとしては、チームがぐいぐいと上昇している状況で債務超過だけは避けたい。新スタジアムが
できていない、入場料収入が増やせない状況で2014年までは本当にもがき苦しみながらになる。そ
れだけに一人でも多くの市民にチケットを買っていただき来場していただきたい。そういうムーブメントに
より広告スポンサーの露出の対価が増える。来場促進が最大のクラブ経営の強化。
Q.スタジアム問題について、いくら頑張って結果を出してもそれがネックでJ1に上がれないとなると、
選手のモチベーションに大きく係わってくるのではないか。そのあたりを説明願いたい。
A.横手
 スタジアムについては長いいきさつになるが、プレーオフ制度が北九州の現状から非常に困った問
題。スタジアムは1年2年で出来るものではないので、Jリーグの実行委員会で(38名の中)只一人こ
の制度に反対した。その意味はサッカーのような意外性のあるスポーツで年間36試合の重みはどうな
るのか、おかしいではないか、というもの。北九州に今この制度によりスタジアム問題が起こることは非
常に悩ましい。しかし昨年8月にこの制度が決まった時点で、すぐに市へ説明をし2012年に6位以内
は十分あり得る、その場合どうするのか、100万都市として非常に恥ずかしいことではないか、と言っ
た。J2のクラブすべてにこの問題がある訳ではなく22クラブのうち4クラブくらいがこの問題にひっかか
る。そういうことで新スタジアム問題がプレーオフ制度と同時に浮上してきた。市としては、粛々と20
15年度末に完成、2016年シーズンに使用できるという計画で進んでいる。いずれにしても、北九州
市では50億円以上の投資については第3者委員会で2回(基本計画、基本設計)の承認が必要。当
然その分だけ建設期間が遅れる。100億の血税を使って作るわけで一市民としては当然。ただ1年で
も早く作っていただきたい、というのがクラブとしての実情。昨年8月のプレーオフ制度決定の時点で市
とも話をし、監督とも話しをした。つい先日も監督と2位以内あるいはプレーオフ参戦になった場合どう
するか、という話をした。これについてはクラブとして作戦を練ることが必要。正攻法としては堂々と正
面からJリーグに掛け合う、折衝するしかないと思っている。本城に仮設スタンドを作り、いつまでに必
ず新スタジアムを作ります、という約束をしてJリーグの特別許可をもらうことが一番の得策かな、と思
っている。チームがあれだけ頑張っているのに非常に難しい問題ではあるし、サポーターの皆さんが心
配しているのもよく分かるが、常に監督とは話をして、監督が理解をし選手のモチベが落ちないように
監督が選手に話しをしチームをしっかり管理している。そこだけは、今年はご心配なくと申し上げたい。
Q.仮設スタンドを作ることを社長が市に要請した、と記者会見で言っていたがそれに対して市は具
体的にどうすると答えているのか。
A.横手
 市は何とも答えていないが、我々としてはそれをお願いするしかない。監督とも話したが、いろいろあ
るがとにかく2012年はJ1に昇格しよう、そうすれば逆に道が拓けるのではないか、と。2011年もギ
ラヴァンツ北九州が強くなったので、それまでスタジアム問題に反対していた人たちが(市民の3分の
2)今は賛成している。その裏にはチームが大躍進した、ということがある。それと同じように2012年も
チームがしっかり勝って結果を出せば、いろいろなところから「早くスタジアムを作りなさい」「何とかしな
さい」という声から本城仮設問題も浮上してくる。今すぐ市がイエスともノーとも言わないが、今はそれし
かない。
Q.ホームページについての要望。選手ページについて、もっと詳しい情報を載せてもらえないか。
昨年までは、選手について何も情報がないに等しい、これでは新しくファンになる人が楽しくない。
クラブは知られるようになったが、そのチームで戦う選手ひとりひとりについて沢山の情報が欲しい。
A.木内
 選手ページについては、サッカーマガジン、サッカーダイジェスト、西日本新聞社等から開幕前に実
施するアンケートに加えクラブ独自のものも含め新しいホームページには掲載する。J1 の川崎フロンタ
ーレのホームページとまではいかないが選手のJリーグでの成績の経歴などを含め、趣味などにも及
ぶ情報を盛り込んでリニューアルする。デザインも変え、ファンゾーンからオフィシャルブログへ飛べるよ
うにし、まだ始めたばかりですが広報ブログが出発しましたが、アカデミー、ホームタウンのブログも開
設します。
 さらに選手リンクのページも作る。選手のブログへもリンクする。フェイスブック、ツイッターについても
ダイレクトで飛ぶようにしているので、随分見やすくなると思う。
Q.ポスターについて、各所で見るがインパクトがない。日程なども下のほうで小さい。検索クリックや
QRコードを入れて分かりやすく親しみやすい表示を入れてはどうか。
A.木内
 ポスターにはQRコードを入れている。これまで開幕シーズンと後半と年2回ポスターを作製してきた
が、今年は3回くらい作りたいが予算との兼ね合いがあるので検討する。今、言って頂いた「クリックし
て検索」など分かりやすいものを取り入れ、北九州市の人口や年齢(高齢の方にも分かりやすく)など
を考慮して作成するのは良い意見だと思う。親しみやすく感じていただくことは広報としても重要と考え
る。今いただいたご意見は非常に分かりやすいので、できるだけ実現できるようにする。
Q.背番号の割り当てのない選手の去就について。
A.木内
 3名の選手についてリリース発信しておりません。理由については色々とありますが、契約情報が全
て整った段階や移籍先クラブとの問題がお互い整った時点でのリリースとなるので、必ずしも分かった
段階で伝えればいいというわけではないのでご了承いただきたい。お互いのクラブが合意できた時点
や、去就が決まった時点で早いタイミングで、というのは今シーズン心がけていきますので、皆さまには
正確な情報をお伝えすることをお約束いたします。ただ現時点ではお答えできません。
Q.公式HP に選手ブログのリンクを貼るとのことだったが、世間ではツイッターやブログで不謹慎な発言
をして色々な問題が起こっている。公式HP に選手ブログのリンクを貼るということは選手の発言が公式的
なものになると思うが、ツイッターやブログを利用するにあたって選手に指導、講習などは行うのか。
A.木内
 今、選手に指導をしている。常にチェックをして指導もしていく。
Q.目標平均入場者数をクリアするために具体的な取組は。
A.横手
 入場者の総数が増えればいいというわけではない。経営なので当然、有料でなければ意味がないし、
そういう中で新スタジアム建設を後押しする、長い目で見てギラヴァンツ北九州のファンを増やす、スポ
ンサーを増やす、ということについても入場者数は大きなポイント。総数を増やすことは意味がある。入
場者が増えればスポンサーさんもメリットを感じるし、スポンサーさんも増えるという意味でも入場者を
増やしたいと思っている。昨年はクラブからみて無料券は発行していない。経済界のKPEC さんや市か
ら招待券を作ってもらって、また子ども夢チケットがあってと、一番の悩みはシーズンシートが売れない、
前売り券、当日券が少ない。雨が降ったら見に行かない、天気がよければ見に行くというのと同じでな
かなか前売り券が売れない。クラブからみた有料チケットの比率を増やさないとただ単に入場者を増や
すだけでは経営的には意味がない。かたや、とにかく入場者全体を増やさないといけないということを
二つ同時に求めていきたいと思っている。クラブ内でもプロジェクトを作って各セクション全員で観客数
を増やしていこうという取組を行っている。全セクションが色々な所をターゲットにやらなければならない、
色々なことの合せ技だと思っている。時間もかかるし、毎年の積み上げであるし、クラブだけでなく、行
政・企業・地域と連携してやっていかないと到達できないと思っている。ファン・サポーターの方にもご支
援をお願いしたいと思っている。
A.二村
 クラブが出す無料招待はないが、お客様からみれば無料招待に変わりない。お客様に少しでもいい
からお金を払って観てくださいというのは、「チームがいい試合を行っている」これこそが価値があるの
だというクラブの中での統一見解をさせてもらっている。観客を集めるのにまた更に厳しい条件として、
今回全席種500円アップをする。全J2クラブの中でも価格が低すぎたのでJ リーグからも指導を受け
ていた。今回から上げてクラブがチャレンジしようということで、これで他のクラブの最低ラインと並ん
だ。
 観客を呼ぶのに昨年は有料招待をA席にしていたのを全てバック側のみにして、一番よく観える席
は有料にする。
 集客に関しては大きく分けて4つ。1つは、ホームタウン活動、つまり普及の活動を商店街などで地
道に行っている。スクール生の親御さんをホームゲームの固定のお客様として来ていただく。
 2つ目はメインスポンサーさんで集める数を1,000名以上確保する対策をしている。
 もう1つは、地域振興のかたちで、各区のまちづくり推進課と組んで各自治区会さんとの集まりに出
さしてもらいながらPR させてもらって1回だけ招待を使って誘導させていただく。2回目からは当日で
も前売り価格で販売して推進する、といった地域と組んだもの。
 4つ目は選手。選手が自分で呼んでくる。今までは招待が多かったが、監督が選手がお客さんを呼
ぶというのは大切なことだ、と一人50人ずつファンを作るようファンクラブ用紙を配った。一人ひとりで
は無理だから、ボーリングに例えてヘッドピンを見つけてこの人に頼んで広げていく、というようにして
自分でファンを作るよう話があった。
 ホームタウンや営業を含めてクラブ総力で目標達成を目指したいと思っている。
Q.設備面で、スコアボードなど改善できないのか。電光掲示板などお金がかかり無理だとは思うが、
現状でいくならば今後の何か構想はあるのか。移動式電光掲示版があると思うがレンタルするのに
どれ位かかるかも説明してほしい。
A.二村
 見積もりを取ったり、現物を探したりしている。移動式のものの現物がなかなかないということもある
が大体6,000万位。スクリーンについても格安の出物を探していてお台場で使う予定だったものが使
えなくなったので使わないかという話もきているが、台を含めて1億位なので今の状況では手が出ない。
トラックに乗せてというのも設計含め考えたが安全上どうしても無理だった。私どもが目指しているもの
だと1回が500万位だったので他のことを考えたいと思った。諦めているわけではなく、一番厳しい財
政をみながらの話をしているので、要請があれば実現はしていきたいと思って行動はしているので信じ
ていただきたい。
 一番の優先順位は、練習場の整備。新門司と本城と練習をしているが仮のかたちなので本当にチ
ームを強くしたい、アカデミーを含めて一緒の場所でさせたいというのもあってお金がもし揃えば先にそ
っちをしたいというのが本音のところ思っている。
 出物的なものの情報を得て見に行ってはいるが、価格とオペレーション自体にもお金がかかるので、
ただ作るだけでは難しい部分もあって維持する経費も含め考えてはいる。
Q.S席のシーズンシートを買っているが、席ががらがらなので選手がボールを投げるとき無視されて
いる。もっとシーズンシートを大事にしてほしい、というのと一人でもいいので選手にボールを投げてほし
い。
A.二村
 私からも選手に言っておきます。
Q.C席で応援しているが、駐車場を確保したいため PS席のシーズンシートを買っている。他の席でも
駐車場を付けてほしい。
A.二村
 全部で第一駐車場が450台位、第二駐車場が530台位合わせて900台位は私どもの借りていると
ころで何とかなる。実際のところタクシーを入れたり、バスを入れたり団体バスを停めさせたり、報道関
係のスペースを取ったりと実質有効に使えるのは、250台位。そのなかでPS席として売り出しているの
は、約130席。残りの160台分位をメインスポンサーさんに2台ずつお分けして、身障者用のスペースも
取るとすると、今でも券を出している人が全員来ると溢れてしまう。スポンサーさんは半分位しか来ない
とみなして何とか発行しているのが現実。駐車場代を取ることができないので、席種で駐車場付き席を
用意するということは今考えていない。
Q.PS席を駐車場確保の為に購入していて、その日C席で観戦するのであれば事前に座らないS席
を他の人に売るというのはどうか。
A.二村
 仕組み上難しいと思う。
Q.座席が固いので、高齢者のお客様に座布団を貸し出すのはどうか。
A.二村
 見極めも難しいので検討させてください。
Q.身障者の方がC席に来たが、入場時に率先して車椅子で移動できるスロープがある負担の少な
いA席に誘導をしてあげるといいのではないか。
A.福田
 お客様のなかにはC 席の方で一緒に応援をしたいという車椅子の方もいらっしゃる、こちらではトイ
レに関してもA席でご案内はさせて頂いているが、なかにはC席で応援したいという方もいらっしゃる
ので、そこはご了承いただきたい。車椅子の方には出来るだけご負担を掛けないように我々も努力し
ていきたいと思っている。
A.二村
 リフトで上がれるA席の観やすい席を用意しているのと、B席にも自力で上れるスペースもあるので
どちらかをご案内しているのは事実。熱い声援をされたかったのではないだろうか。
Q.サッカーの中身について。去年の課題を克服していかなければいけないと思うが、現状のサッカ
ーの課題をどのように考えているか。
A.原
 出てきた結果そのものは、私自身の想定をはるかに超えていた。「ここまでやれたか。」という結果
だったことは事実。その中で全てが出来たか、出来なかったかというところで言えば、勝ち点で3チー
ムが並んで結果的にその3チームの中で後塵を拝すというかたちの8位ということでしたね。何がそれ
を分けたかというところで言えば、得失点差のところだと。サッカーのリーグ戦というものがそういったと
ころで最後の差を分けるというところはご存知かと思うので。今回の2012年に向けて得点をもう少し
取れるチームにしていくという部分でFW の補強が成されていったというふうにご理解いただきたい。だ
から数も多いですね。そういう中で、我々のクラブはボールを支配して細かく繋ぎながら全体が監督の
言葉で言えばcollective(コレクティブ)、つまり連動性という中でサッカーを組み立てていって、横パス
は縦パスの準備だと昔からサッカーの世界では言いますよね。つまり横パスを繋いでいれば取られない
サッカーはできますね。相手を崩すサッカーをやるところでそのFW の特徴であったり、あるいはボール
を持っている我々側の中盤から下の後ろの選手たちのいわゆる前の動きをみる目であったりタイミング
であったり、状況の判断であったり、そういうものができる選手たちをただボールが持てるだけではなく
て、攻撃にタイミングよく繋げていけるそういう目をもった選手たちをこれまで他のクラブでチャンスを与え
られていなかったけれど、かなりいいものを持っているのではないかと思われる選手を今回連れてきて
いるとご理解いただきたい。昨年J1クラブあるいはJ2クラブでも出場機会がなかった選手が、うちのク
ラブにきて、また新しいサッカーの目を持つことができたというそういう指導を三浦監督がやっているの
だと、これまで練習からゲームまでべったり張り付いていたが、非常に分かりすぎるくらいによく分かる。
 何がしたいのか、何を伝えたいのか、ゲームパフォーマンスをどうもっていきたいのか、そのための準
備がどう成されているのか、トータルに考えてチームのマネジメントという部分で言えば、これだけ論理
的に、そして基本を大事にしながらやっていけばマジックも起こる。これは昔オフトが言った言葉ですね。
いわゆるlogic(ロジック)とbasic(ベーシック)とそこがきちっとしていればマジックは起こると。きっとオ
フトの言葉だったと記憶しているが、まさに三浦監督の昨シーズンの成績は本当にbasic(ベーシック)
なものとlogic(ロジック)がきちっとトレーニングからゲームまで一貫して出来ていた、その流れのなか
で出てきた結果なのでそういう意味ではマジックではないのかもしれない。そこを今シーズンも新しい
選手が入ることで昨シーズン得点が少し少なかったのではないか、あるいは失点をもう少し抑えるため
にということで。なかなか人材的にはセンターバックという人材が難しいですね。経験値も要りますし、
人材を探すのがどこのクラブも大変難しいポジションなのですけど、やはり競い合いの中で本当にうまく
なっていく、そういう人材が今年も若手の中からきっと出てくると私ども考えております。そういう意味
では簡単に言えば失点を減らしつつ得点を伸ばしましょう、とそれが監督の掲げている数値に近付いて
いくことに繋がるのではないかとそういう理解として考えている。
Q.将来有望な若手が入団していると思うが、入団の敬意など教えていただきたい。また今年のセレ
クションがどのような状況だったのか教えていただきたい。
A.原
 若い選手と話す機会があったが、3日間位しかまだ練習していないが「どうですか。」と聞くと、「楽し
いっすね。」と4人ともから同じ言葉が返ってきた。選手からこういうかたちで3日、4日でこういうことは
言えないかもしれないが、「楽しいっすね。」という彼らの言い方の中にまさに仕事としてのサッカーがピ
ッチの上でも自分の可能性を本当にこのクラブで高められそうだ、まだ外に出しきれていない部分を依
存しているという意味ではなく、引っ張り出してもらえそうだと、この監督にはそういう力があるのではな
いかと、そういう期待を彼ら自身がこの3日位の間に感じた中での「楽しいっすよ。」という言葉だと理解
している。それが昨年から今シーズンと続いていくことが若い選手が「ギラヴァンツでやってみたいな」
という入団のモチベーションに繋がっていく、その積み重ねが更にクラブのヒストリーを作っていくのだ
とそういう風に思っている。
 セレクションについて、残念ながらセレクション参加者の中からこの段階で入団が決まりました、とい
う選手はいない。多くの若いフットボールをもっとやりたいと思っている選手たちがたくさんいることも事
実なので、クラブとしては地元の選手たちも含めそういうチャレンジをする機会を作っていくことが、また
ひとつの考え方なのかなと思ってここまで続けてきている。もう一方でセレクションという限られた時間
の中で自分のパフォーマンスをみせきることによって、それがすかさず契約にまで繋がっていくというよ
うな、こういうレベルでチームが動いていないということも事実。セレクションに参加された選手の中か
ら可能性を我々が感じた選手については、キャンプまで通じて、そこで呼んでパフォーマンスを見せて
もらうという機会が昨年もありましたし、また今年もそういったことを考えてはいる。
Q.雨の日でも来ていただけるよう、雨対策を検討してほしい。
A.二村
 屋根を作るとなると構造を変えないといけないので、それで十数億、簡単な屋根を作るのでもかかっ
てしまうので、それより仮設の席作ってくれた方がいいよね、とそういう風に考えている。
女性の方は、荷物をかなりお持ちになっているので、出来るだけそれを濡れないように昨年終盤に雨
降り袋として作った黄色い袋を雨降りの日は必ずお配りするというかたちで荷物が濡れないようするよ
うにしていく。ポンチョの推進と濡れないような荷物袋対応で今季は考えていきたいと思う。

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