グラフィックボード
グラフィックボードは3D処理や,2D処理をして,ディスプレイにビデオ情報を出力するものである.
また,メインボードの中には,チップセット(とよばれるメインボード上のICチップ)の機能の中に,ビデオ機能を搭載しているものがある.
この場合はメインメモリの一部領域をビデオ用に割りあえてる(メモリ共有).最近のチップセットの機能では簡単な3D処理もこなせるレベルにあるが,ゲーマーには物足りないだろう.
しかし,1万円未満のクラスの安価なビデオカードと同等のレベルの処理を実現することも可能になっている.
世代の古い安価なビデオカードよりも,最新のチップセットの機能の方が処理が早やかったりもする.
最新の3Dゲームをやる場合には3D処理能力,DirectX対応,などの点で選択をすることになる.
3DのCGデザイナーの場合は自分の使うCGモデラー,CGレンダラーに適したものを選択することになる.
最近のものは一般向けでもOpenGL1.2には大抵対応しているので問題はあまりないかもしれないですが,ボードによって動作にクセがあったりがバグがあったりするので気をつけましょう.
高性能なものはとても高いが,3Dゲームをやらないよ,という人は安いものや,メインボードのチップの機能程度で十分である.
また,ボードを取り付ける部分の規格は現行のAGPの8倍速タイプから,PCI
Expressの16倍速タイプに移行する.
そこそこの性能でいいならば1~2万円クラスを狙おう.
もしくは,性能的なラインナップの上から二番目あたりを狙う.一番上は異様に高価であり,価格対効果を考えれば二番目がいい場合が多い.
特にビデオカードを二枚同時に利用したSLIなどの技術を利用する場合も,二倍の価格帯のカードがある場合はそちらのほうが効果が高い場合が多い.
SLI利用時は最高ランクを2枚使用する場合か,あとで資金ができるまで1枚で我慢する,などの利用方法が有効だと思われる.
最終更新:2005年07月30日 19:00