開口部の改良 - pario2 @Wiki

国が示している標準管理規約では、・・・

（窓ガラス等の改良）第２２条
　共用部分のうち各住戸に附属する窓枠、窓ガラス、玄関扉その他の開口部に係る改良工事であって、防犯、防音又は断熱等の住宅の性能の向上等に資するものについては、管理組合がその責任と負担において、計画修繕としてこれを実施するものとする。

２　管理組合は、前項の工事を速やかに実施できない場合には、当該工事を各区分所有者の責任と負担において実施することについて、細則を定めるものとする。

　そもそも、「専用使用部分」とは「共有部分」であり、通常の用法については当該専有部分の所有者が管理することになっている（規約第？条）。

　具体的な「専用使用部分」には、窓ガラス、窓枠、玄関扉、住戸内の共同視聴設備、インターホン・警報設備などがある。

　昨年、国から示された新しい標準管理規約では、「マンションを取り巻く情勢の変化を踏まえた改正」の一つとして、「環境問題、防犯問題への対応の充実」を掲げ、条項が新設されました。その条文の見出しが（窓ガラス等の改良）となっています。これは、環境性能・防犯性能にもっとも関わる特徴的な部位として取り上げられているのではないかと理解しています。具体的な性能とは

　① 防犯フィルム、クレセントの増設などによる「防犯性能」
　② ２重ガラス、２重サッシなどによる「防音(騒音)対策」、「断熱(結露)対策」および「省エネ対策」
　③ その他、シックハウス問題

先程の追加条文には第２項があり、管理組合が実施しない場合は、・・・
「治安上の問題を踏まえた防犯性能の向上や、結露から発生したカビやダニによるいわゆるシックハウス問題を改善するための断熱性の向上等、一棟全戸ではなく一部の住戸において緊急かつ重大な必要性が生じる場合もあり得ることにかんがみ、計画修繕によりただちに開口部の改良を行うことが困難な場合には、各区分所有者の責任と負担において工事を行うことができるよう、細則をあらかじめ定めるべきこと」が規定されています。

　具体的な、実施方法については、今回の検討では、第２回目の大規模修繕で実施することと答申を受けています。ただし、住民の要望が大きいのであれば、中期的な計画として検討すべきとも考えます。

• 断熱効果だけでなく躯体の延命にもなる「外断熱」化は相当大きな費用となるため検討から外しています。
• 開口部についても、「外窓工法」が居住性に優れているのですが、修繕積立金の負担が大きくならないよう、１／３～１／２程度の費用で実施可能な「内窓工法」とし

今回の委員会の長期修繕計画案は開口部に対しては最低限の改良工事の費用として計画に加えていただいたものと受け止めています。ただし、今後、技術革新が進み「外窓工法」の費用が廉価に可能になる、または新たなより合理的な工法が開発されるかもしれません。また、２重窓化より、より優先順位の高い改良工事が必要となることも考えられます。その場合は実施段階において、その内容を総会で決議し、実施していくこととなります。

• マンション全体で取り組む事の効果

　個別に２重ロックにしても、無防備な住戸から進入し、
　バルコニー伝いにより脆弱なサッシが攻撃されるケースが多いようです。

　マンション全体で対処していることをアピールすることにより、
　犯人に対しての心理効果があると考えました。
　より安全に犯行におよぶことが出来る、他のマンションを狙うこととなるでしょう

　一戸でも被害にあえば、その風評がたち、資産価値を下げることにも繋がるでしょう。

http://www.security-joho.com/topics/2002/mansyon.htm
バルコニー伝いの空き巣が多い
屋上からバルコニー伝いの居室への侵入対策

http://www5a.biglobe.ne.jp/~plan/file023.htm
１４．　ベランダの窓、他の窓 　
　　　　ガラスは何？ ⇒　窓はカギ付きクレセント、
　　　　　　　　　　　　　他に補助錠付きガラスは合わせガラス

http://www.tokyu-com.co.jp/mansion/management/prevent/
●ガラス破壊
ドアの対策が進んだ最近では、窓ガラスからの侵入が増える傾向にあります。
１階の住戸に限らず駐車場、駐輪場の屋根や配管などをつたわって、2階以上の住戸に侵入したり、
最上階の場合は屋上からベランダに侵入するケースなどもあり、上階だからといって油断はできません。
窓ガラスのクレセント錠付近のガラスを割って解錠し、侵入します。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~sgs/sub12.htm
断熱・遮音・防犯　３つのキーワードを兼ね備えた便利内窓「インプラス」。
結露軽減・断熱タイプ
防犯タイプ
遮音タイプ