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倉石がこちらの世界に漂着していたことから
四天魔と呼ばれた他の者達の結末が非常に気になりディーンに尋ねた。
真帝国と呼ばれる国の二十一番旗、通称黒の部隊という名で
隊長は黒機ヴォウド=ヴォルガー、奈落を取り込んだヴァルキリーだったそうだ。
黒機状態が定着したヴァルガーのことらしい。
その部下には四天魔と呼ばれる四人の化け物がいた。
甲殻を纏う半魔の剣豪、黒巌の倉石九雷。
光を蝕む半機の無法者、黒炎のマークス・マーク
滅びを撒く人魚の歌姫、黒渦のシュトローム・シュリー
空を閉ざす人狼の忍、黒雲のワン・クヮンワゥ
誰もが世界の閉塞と終局を望んで帝国の中で帝国ごと滅びかねない
後ろ暗い仕事をこなしていたそうだ。
元の世界でマークは死に、九雷は次元の彼方消えた。
シェリーは水晶となって滅びた世界に同化し、ワンはヴァルガーに反旗を翻して
滅びたということだ。
つまり、今ここに現われる可能性のある四天魔はあと一人だけということだろう。
まあその可能性にしても限りなく低いだろうし、少しだけ安心した。
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カテゴリ: [[[普通>業務日誌/カテゴリ/普通]]] - &trackback() - 2012年09月14日 00:28:24
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