中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

異なる理由

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shion-atori

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今まで動いていないヴァルキリーは精神構造に欠陥があるため
中州にいる誰かが捨ててしまった、あるいはどこかにおいてきてしまった
性格を模倣することでのみ起動すると思っていたが
メリクリウスの姉妹に関してはまったく事情が違ったようで
特定の誰かということはないようだ。

製作責任者が非常に好戦的な人物だったらしくメリクリウスに関しては
性格設定を最小限しか入力せず、残りの容量はすべて戦闘データの
蓄積にまわしていたのだという。

シェルは合理性、シィルは順応性に特化されているらしい。
たしかにそういったふうではある。

シリルには普遍性、シズルには変異性を取り入れているということだった。
それぞれ遠距離戦、乱戦を意識して設計されたらしい。
だが、元の世界ではそれに適応するエネルギーが存在しなかったため
結局この二機は起動しなかったそうだ。

嫌な予感がして流馬を問い詰めると
シリルにはエンジェルシード
シズルには黄金の林檎が使用されていると白状した。

箒から直接エネルギーを取り込むとか、ノアの力を使うとか
流馬の禁忌に対する感覚は本当におかしい。
しかも比較的早い段階から始めており、
先日やっと起動に必要なエネルギーが確保できたと言いやがった。
とりあえず殴っておいた。


カテゴリ: [普通] - &trackback() - 2012年04月09日 02:12:38

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