中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

心は冷たき炎のように

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shion-atori

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事務所裏の竹林で久々に師匠に修行を見てもらっていると、
見ていた神室木が上辺だけの修行で意味が無い、
夜叉の剣気も使えない者が形だけ真似をするなど見苦しいだけだと笑った。
何か汚いものを嘲るかのように笑った。

怒りはない、悔しさもない。できないものを求めることはもうやめた。
ただ、俺のできる全てを使って、上辺だけの剣で夜叉の剣気を超える。
その覚悟と思考が一層鮮やかに研ぎ澄まされただけだ。

戦うイメージはある。それだけの経験を俺は師匠やトモエから貰ってきた。
今、全てを表に出すのは愚かなことだ。
全ては、明日本人に返せばいい。

それだけだ。


カテゴリ: [来訪] - &trackback() - 2012年08月26日 01:01:00

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