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業務日誌/2013年03月30日/最終調整

    

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昨晩はアースガルドでの最後の接客業務だった。
何人かの常連客に別れを惜しむ声をかけてもらった。
出会えたことに感謝をしたい。

夜勤明けの徹夜状態で店に出勤。
生馬以外もそれなりにしっかりはしてきていた。
今日は指導する人間を換えてさらに問題点を改善する。
明日は教員相手にほぼ実際の業務と同じことをこなしてもらうので
実質今日が練習の最終日のようなものだ。

矢吹と真夏はレヒトさんが指導する。
矢吹は佐渡山から解放されてほっとしたような顔をしていたが
理詰めで責められる苦しさを理解する頃には雑さも少しはとれただろうな。
真夏はリンケに教えられた動きをどれくらい忠実に再現できるか、それが
できればレヒトさんも何も言わないとは思うがたぶん無理だったのではないだろうか。
指導されず自分の判断で最適な動きをする難しさを肌で感じて
もらうことが今日の目的だったのだろうな。

刹那は小野瀬とビラ配りに行かせた。
刹那は基本的な動作は合格点なので、弱点となる
できるだけ不特定多数の人間と触れ合うという時間を作り
慣れさせようという判断だった。

生馬には佐渡山がついた。
俺にはできない上司からの無茶を叩き込んだのだろう。
彼は今日も厨房とレジを死んだような目で行ったり来たりする一日になったようだ。

山田はリンケについて基本動作から復習していたようだ。
同姓で年下の上司に対して二日間で叩き込まれた言葉遣いを
どの程度出せるかそれとなく、だが厳しく審査されたのだろう。

そして坂上を俺が受け持った。
小野瀬からの話で坂上は名前で呼ばれることに
かなりストレスを感じるということだったので
店の掃除などをしながらただひたすらに雑談をしていた。
ただし、俺はことあるごと、呼びかける度に
わざと名前で呼ぶようにしていたが。
次第に坂上の口数が減っていったが気にせず呼び続けると
ついには止めてくれと泣きが入った。
どうやら小野瀬はここまで徹底はしなかったようだ。

理由を聞くと自分の名前が好きではないことが原因のようだった。
子供の頃随分と馬鹿にされたそうだ。両親を恨んだことすらあったのだという。
だが俺は止めることを了解はしなかった。
どうしても呼ばれたくないなら、自分の気持ちを変えたくないなら
店を辞めていいとまで言い放ち、突き放した。
俺にとっては当たり前の話なのだが、自分を形作る名前を恥だなどと
思うほうがおかしい。馬鹿にするほうが間違っている。
誇るべきもの、祝福を持って授けられたものを使って何が悪い。
キララのどこが悪い、いい名前だと俺は思う。

そんな俺の話に坂上は、では俺なら自分の子供にその名前を付けるかと
聞いてきたので、その時にならないとわからないと答えた。
正直考えたこともない。自分のセンスのなさも知っている。
だが、もし俺の子供を生んでくれる人がその名前が良いと言えば
俺は喜んでその名前を付けるだろう。

言葉とは風のようなものだ、悪意ある言葉は逆風くらいに思っておけと
アドバイスすると、本格的に泣き出されたので非常に困った。

泣き止んで大丈夫ですと言った後の坂上は本当に名前を呼ばれることへの
抵抗が薄れていたようだった。たぶんもう心配ないだろう。

明日が楽しみだ。


カテゴリ: [普通] - &trackback- 2013年03月30日 00:12:40

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