中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

認識できる成果

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shion-atori

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ここ数日の小野瀬やリンケの提案について
終業後レヒトさん、佐渡山と話したところ面白い考察が聞けた。
もともと十分な信頼を勝ち得ているレヒトさんや
前の職場の実績があり、またあまり他者を気にしない佐渡山と違い
小野瀬もリンケも自分が店にとって役に立っているかどうかが不透明で
不安になっているのではないかという意見だった。
俺が特に何も言わないのは期待されていないからではないかという
疑心暗鬼に陥っているのかもしれないとまで言われた。

佐渡山からは一ヶ月に一度くらいは終業後に
全員で慰労会でも開いたらどうかと提案された。
アルバイトの連中も暇な奴は自由参加という形にすれば
無理なく好きな人間だけが集まり、俺も声をかけやすいのではないかということだ。

そう言われれば中州でもアースガルドでも
できる人間はやって当然という感覚で任務をこなしており
失敗を慰めることや妙手を褒めることはあっても
当然のことを当然のようにこなすことに労いをかけたことはほとんどなかった。
中州では命のやり取りが常であり、当然のことを怠れば死につながるためそんな余裕はなく
アースガルドでの俺は大きな組織の歯車の一つでしかなくそんなことを考える必要がなかった。

彼女達には悪いことをしているのかもしれないな。
慰労会については一考の価値はある。そのうちやってみよう。


カテゴリ: [普通] - &trackback() - 2013年06月01日 00:20:12

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