中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

世界の敵経験者を集めたかったわけではない

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shion-atori

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部隊を細かく分けた。
A:金執事・ジン・琴・刹那
B:師匠・ポン刀メイド・李刻・王崎
C:ライラック・ライラ・テスラ
D:律華・決斗・弾輝・暁
E:ディーン・ルーシィ・俺
F:アイラ・シェル・リン
Aは正直もう少しなんとかばらしたかったが、なぜか彼女らは結束してしまっていたため
そのままの形で部隊編制となった。決斗が各チームに名前を付けたほうが
まとまりがでるというので今日中に考えて後で再度集まることとなった。
俺の入ったE班の名前は服役中となった。世界を滅ぼしたというディーン、
ダイダロスを落としたというルーシィ、そしてアバドンとなった俺のチーム、
三人とも適当でいいという話から、自分が本来倒される側の人間だという話、
そして過去の罪の話となり、結果適当にこの名前にしようと俺が言った。
その後、俺はこの二人が笑うのをはじめて見た。そしてわかった。
ディーンは絶望に心を砕ききっていないし、ルーシィも心を失いきっていない。
こいつらも、ゆっくり再生への道を探している途中なのだと。
このチームはうまくやっていけると思う。

追記:博士から大学のほうがおかしいと言われ偵察に行くと結界に細かいヒビの
ような文様ができていた。ネコバスに入っていた手紙によると
鋼先生に侵魔病原菌とかいう超小型のエミュレイターが巣食っており、
それに侵入され大学のほうで多数のウィザードが病に臥せっているとのことだ。
中の仲間達が原因を取り除くため戦っているらしい。今日は敵が出ないことに安堵していたが、
こんなことになっているとは思わなかった。いたずらに不安を煽ってもしかたないので
とりあえず他の班には知らせない。すぐにでも救援に向かいたかったが、
入れば出れない。俺はここで無事を信じることくらいしかできない。

こんなもどかしい思いをするために俺はこの作戦を立てたのか。
何もしないことも戦いだとディーンは言った。
それもわかっている。だが、この戦いは自分が傷つくよりも、きつい。

追記二:ネコバス定期便で真夏から駆逐完了の報告を受けた。
怪我した者もいるがみんな無事だったということだ。本当によかった。

追記三:他の班のチーム名が決まった。
チームアトリ:金執事・ジン・琴・刹那
緋剣:師匠・ポン刀メイド・李刻・王崎
月影:ライラック・ライラ・テスラ
天唐連合:律華・決斗・弾輝・暁
服役中:ディーン・ルーシィ・俺
アインス:アイラ・シェル・リン
かなりのヤツからおまえらE班のセンスはおかしいと言われた。なぜだ。
あとA班、勝手に俺の名字をチーム名にするんじゃない。


カテゴリ: [終末] - &trackback() - 2010年02月13日 23:48:04

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