中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

月の鎧始末

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shion-atori

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古代神の力に汚染され、聖姫を冥界の力に染める魔のアイテムと化した鎧。
姫さんが着けたら間違いなく世界が滅ぶだろうものを巡って戦いが起きている。
しかも第三世界の住人達は月の鎧がそんなことになっているという事実を
知らなかった。前の俺も第四世界でその情報を得ていなければそんな面倒に
首を突っ込まなかったと思う。

前回と同じようにダンジョンで聖嵐姫と遭遇し、成り行きで仲間となった。
俺達は助け合いながらなんとか月の鎧に憑いていた冥器王ベリオン=ケイルを
倒し、月の鎧を封印することに成功した。

別れ際、聖嵐姫が何かを言っていたがよく聞こえなかった。
ルセリアが「聖嵐姫さん、追いかけてくるかな?」と聞いてきたが
そんなことはありえないと思う。これ以上トラブルの種はいらない。

帰り際本土に寄り、兄貴と会食した。ルセリアを紹介すると兄貴は微笑みながら
「複雑な生い立ちのようだから養子縁組はできないけれど、
紫音の妹は私の妹だよ。また今度、時間を見つけてどこかに旅行にでも行こう」
と言ってくれた。本当に時間のない兄貴なのに無理して俺達に会ってくれる。
養子縁組も本気で手段がないか考えてくれていたようだった。

本当に俺とは似ていない素晴らしい人物だと思う。見習っていきたい。


カテゴリ: [追記] - &trackback() - 2010年03月07日 00:29:50

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